司法書士試験に向けた心構え・勉強方法

合格者の心構え・勉強方法を参考にしよう

司法書士試験の勉強方法は十人十色ですが、いくつかの共通点を見い出すことができます。ここではTACの講座を受講されて合格された方々の心構え・勉強方法の共通点をご紹介します。

心構え・学習環境を整える

1

最初に司法書士を目指す目的・信念を持つ

司法書士を目指す目的意識が弱いと、勉強がつらくなったり、孤独や焦りを感じた時に勉強を断念しかねません。長期戦となる資格勉強でモチベーションを保つためにも、まずは「なぜ司法書士になりたいのか」を考え、それをなんとしても達成しようという気持ちで勉強に臨みましょう。

合格者の声

  • この資格は本当に自分に必要なものなのか、自分に相応の覚悟はあるのか、ということを真剣に考えることが大切だと思います。そのことが、躓きそうになったときに自身を奮い立たせてくれる最大のモチベーションになります。
  • 「合格する」という目的意識をはっきりさせておくことが重要だと思います。強い思いがあれば、長い時間を自分自身に投資することも、とても価値のあることだと感じられます。
  • 私も勉強が嫌になったときはありましたが、そんなときは司法書士を目指した動機を思い出してがんばってください。

2

周囲の理解を得る

自分自身の決意が固まっても、家族や職場の理解を得られないと勉強の継続がつらくなります。家族や職場に、難関試験に挑むことについての理解と協力・応援を得られるよう、自身の力を最大限に発揮できる環境を整えましょう。

合格者の声

  • 資格試験の勉強について家族の理解が得られたのがとても有難かったです。直前期の4回の模試も、夫が子どもを見ていてくれたことで会場受験できました。
  • 支えとなったのは、やはり家族や友人の存在だったと思います。難しい試験に挑戦するという事で、心配をかけたことも多々あったと思いますが、最後まで温かく応援してくれて、とても感謝しています。
  • 受験することを周囲に公言することで、自分に程よいプレッシャーをかけることができました。職場の士業の先生方のアドバイスは的を得ていて、大変為になりましたし、周囲の応援や家族のさりげないサポートは、とても嬉しく試験勉強中も試験当日も、自分の力になりました。

3

勉強習慣を作り上げ、リズムを保つ

司法書士試験に向けての勉強は長期戦です。勉強を習慣化し、長距離走のように一定のリズムを保つことを心がけ、着々と勉強を進めましょう。

合格者の声

  • 人が空気を吸うように、時間があれば机に向かってテキストを開く、電車に乗ったらテキストを開くなど意識せずに勉強をする習慣を作りあげてください。
  • 仕事が休みの日も生活リズムを変えないように早朝勉強し、子供が昼に寝ている時間などを利用して毎日平均5時間くらい学習しました。
  • 何より規則正しい生活(勉強リズム)を保つのが一番だと思います。毎日毎日ある程度のペースを保って勉強するのがいいと思います。

4

隙間時間の活用、ながら学習を取り入れる

仕事・家事・育児等との両立で受験される方は勉強時間の確保が難しいですが、それを言い訳にするとこの資格の勉強は始められません。移動時間や待ち時間等の隙間時間を見つけて活用したり、家事をしながら講義を聴く復習などを取り入れてみましょう。

合格者の声

  • キッチンカウンターに問題集を置き、合間に1、2問だけ解いたり、一人で外出時は必ず問題集を1冊持っていき、待ち時間に解いたりするなど、隙間時間を活用していました。
  • 車通勤だったので朝に視聴した講義を、音声だけですが車内で聞き復習しました。
  • 家事をしながら講義音声をイヤホンで繰り返し何度も聴講しました。この家事をしながらの聴講は、昼間勉強できないと焦ることがなくなりとても助かったなと思います。

5

睡眠時間、リラックスタイムを確保する

司法書士試験は勉強漬けのイメージがあると思いますが、睡眠時間や息抜きの時間を削っていては、長期戦を走り抜けられません。オン・オフの切り替えを大切にし、体力面・精神面の健康を保ちながら勉強を進めましょう。

合格者の声

  • 睡眠は学習と同じくらい重要視していました。健康管理も学習計画の一つと考えて、1日最低8時間は睡眠を取るようにしていました。
  • 気分転換や運動も取り入れたおかげで、精神的にも、ほとんど波を感じず過ごすことができました。オンとオフを切り替えることでより効率的に勉強が進みました。
  • 仕事が休みのときはなるべく子供と一緒に遊びました。限られた時間しか勉強できない環境だったことで、より集中して勉強ができたのだと思います。

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正しい方法で勉強する

1

全体を俯瞰し、各科目バランスよく勉強する

司法書士試験は科目数が多く、1科目に集中しすぎると他の科目の知識が抜けてしまいます。全体を俯瞰し、科目の繋がりを意識しながら、各科目バランスよく勉強しましょう。

合格者の声

  • テキストの目次を印刷して地図のような形にし、合格のために必要な外枠を明確にして、今自分がどの部分を勉強しているのか、常に管理しながら学習しました。
  • 各科目バランスよく勉強時間を確保できるよう、計画はざっくりと立て、各科目の勉強の進行度に応じて取り組む科目を決めて学習するようにしていました。
  • 登記法は択一式対策のテキストを読んでいる時に記述式対策の雛形(登記申請パターン)を思い浮かべられるように意識し、記述式対策の雛形(登記申請パターン)を見ているときは近隣の択一式対策の知識を思い出すようにしていました。

2

信頼できる教材で基礎論点に絞って勉強し、手を広げない

司法書士試験の学習範囲は膨大であり、点数が伸びないとつい多くの教材に手を広げたくなります。しかし実際には、あやふやな知識を増やすよりも、絞り込んだ知識を習得して確実に点を取る方が合格点を確保しやすいです。「これさえ覚えれば大丈夫」と信頼できる教材を選んで、基礎論点を徹底的に勉強しましょう。

合格者の声

  • オートマシステムは、合格に必要不可欠な基礎的論点を厳選しているため、オートマシリーズを何度も深く学習することで短期合格を可能にしていると思います。
  • 姫野講師の講義で使用したテキストは、「このテキストの内容さえしっかり理解すれば大丈夫」という安心感がありました。
  • 他の問題集等を購入しようとも思いましたが、合格できたということはその必要はなく、一つの本を何度も復習して基礎を完成させることが合格への一番の近道だと思いました。

3

法律の背景や実務を意識して、楽しく、理解中心に勉強する

膨大な法律を、正しく理解せずに暗記のみで乗り切るのは不可能であり、また楽しさを感じることができないままでは勉強を続けられません。それぞれの法律の成り立ちの背景や実務での扱い等を理解し、勉強を楽しみましょう。

合格者の声

  • この条文はどのような思想のもと作られたのか、この判例はどういった背景があって出されたか等「なるほど、そういうことだったんだ!」と何度も納得しながら楽しく勉強できました。
  • TACの講義では、考え方を丁寧に教えてくださるので、あまり暗記する部分が多くなかったのも、短期合格に繋がったと思っています。
  • オートマシステムは、「覚える」のではなく、「理解する」ことにフォーカスされており、会社法等の複雑な分野についても、それぞれがストーリーのようにも感じられて、楽しく理解することができました。
  • 登記法上の制度趣旨から判断するなどの対応ができ、「基礎にこだわったからこその応用力」を実感することができました。
  • TACの講義は実務の体験談も織り交ぜられ、司法書士の仕事にとても魅力を感じ、責任もやりがいもある実務をしてみたいと、常にモチベーションを高く持つことができました。

4

記述式は択一式の勉強時にも意識し、反復して体得する

択一式の勉強の延長戦上に記述式がありますので、択一式の勉強時に記述式も意識して深く理解することが大切であり、それは択一式の理解にも繋がります。また、記述式は体で覚えることも必要ですので、問題演習や雛形(登記申請パターン)を書くことを繰り返して記述式を体得しましょう。

合格者の声

  • 記述式の対策としては、択一式の学習をしながら、「この論点は記述式で出題されるならどのように問われるか?」を常に意識していました。
  • 記述式の対策は、基本的には毎日同じ問題集、雛形(登記申請パターン)の繰り返しでした。記述式については「毎日触れる」ことが非常に重要だと感じていました。
  • 記述式レベルで深く理解するために、民法と不動産登記法のテキストの一文一文を丁寧に読むことで、以前よりも深く内容が頭に入っていきました。

5

途中で諦めず、とにかく勉強を続ける

司法書士試験の合格の秘訣は「勉強を続けること」とよく言われます。初期は分からない論点が出てきたり、中期は覚えたはずの知識が抜けているなど、挫折のタイミングは幾度となく訪れます。そこで諦めるか、勉強をし続けるかで合否が分かれます。最後には理解して覚えられると自分に言い聞かせ、勉強を継続しましょう。

合格者の声

  • 最初は意味が分からず勉強することが苦痛に感じるときもありましたが、何度も何度も繰り返すと少しずつ理解ができるようになりました。
  • 序盤に学習した知識が思ったように定着せず不安に襲われましたが、開き直って、ひたすら反復学習に徹した結果、ある水準まで基礎が定着したのと同時に一気に成長を実感できるようになりました。
  • 学習初期のうちに知識の定着に固執しすぎず、2周、3周、4周…と繰り返すうちに、自分の中での常識を増やしていくことが、回り道のようで一番の近道だと考えたことが功を奏しました。

勉強を始めたら、自分に合った勉強方法を模索しよう

ここまで一般的な心構え・勉強方法についてご紹介しましたが、もちろん環境や性格は人それぞれであり、絶対に合格できる唯一無二の勉強方法は存在しません。実際に勉強を始めたら、合格された成功者の体験記などを参考に、自分に合った勉強方法を模索していきましょう。

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