合格体験記
あなたの合格法が見つかるのは、Wセミナー!
合格者の“本音”をご覧ください!

合格者インタビュー動画
オンライン合格祝賀会&インタビューを実施しました。
合格者の皆様との乾杯・インタビュー映像より、合格の喜びや合格までの道のりをご体感ください。
次の合格の喜びを手にするのはあなたです!!
2022年合格目標 Wセミナー司法書士講座を受講された方で、2022年度司法書士試験に合格された方をご招待しております。
<目次>
00:00 乾杯
00:17 講師が良かった!
01:38 教材が良かった!
04:06 カリキュラムが良かった!
06:44 フォロー制度が良かった!
08:05 答練・模試が良かった!
09:30 合格の決め手
11:00 司法書士試験合格を目指す方に一言
一発合格者座談会

2022年合格目標の初学者向けコースを受講され見事一発合格された2名の方に、司法書士を目指したきっかけからWセミナーの受講、学習法、今後の目標までをインタビューしました。一発合格のヒントが満載の記事をぜひご覧ください!
【ご参加いただいた合格者】
・坂田 美和(さかた みわ)さん(中央) 2022年度合格(一発合格)
<入門総合本科生>8ヵ月速修本科生 Web通信講座
・藤掛 大也(ふじかけ だいや)さん(右) 2022年度合格(一発合格)
<入門総合本科生>20ヵ月本科生 DVD通信講座
一発合格者 合格体験記
例年「一握り」と言われる一発合格者。
難関試験として知られる司法書士試験に、なぜ一発合格できたのか。
2回目以降の受験生と比べて、勉強に充てた時間は決して長くはありません。
そのような状況下で、どのように一発合格を掴み取ったのでしょうか?
一発合格者とは、2022年度司法書士試験対策用Wセミナー初学者向けまたは中上級者向けコースを受講し、その後初回の試験(2022年度司法書士試験)に合格された方です(一般的に言う「お試し受験」は受験回数に含めておりません)。
受験回数、学習時間等の内容は、体験記ご提出時にご本人様に申告いただいた内容をもとに記載しております。また、受講講座名は原則として最新年度の名称で表記しています。
各種コースや講座のカリキュラムは、受講生を対象に実施しているアンケートをもとに、毎年見直しを行っております。そのため、体験記に記載されているものから名称・内容等が変更される場合や販売を終了する場合もございます。最新情報は案内書等をご確認ください。
藤掛 大也 さん 姫野講師は最適な師だった
2022年合格目標:20ヵ月本科生<入門総合本科生>

【主な受講講座】
●「20ヵ月本科生<入門総合本科生>」DVD通信講座
【受験回数】1回(※お試し受験含めず)
【学習開始時の職業】自営 【合格時(合格年の直前期)の職業】村のコミュニティーセンターの日直
【得意科目】民法 【不得意科目】商業登記法
【1日平均学習時間】入門・基礎期:約11時間 直前期:約11時間 【総学習時間】約6000時間
■司法書士受験のきっかけ・動機・学習時の環境
<きっかけ・動機>
2020年4月に行政書士試験受験を決心し、1日7~8時間の猛勉強を開始しました。ところが肝心の本試験終了時抱いた感想は「苦手の一般知識が基準点に届かなかった…」でした。折角頑張って勉強してきたのに非常に不本意で、ならばと試験翌日から「一般知識」が無い司法書士試験に鞍替えし、さらなる猛勉強を始めました。
<学習時の環境>
当初は自営でしたがコロナの影響などで行き詰ってしまい、非常に厳しい状況でした。2021年4月からは村のコミュニティーセンターの日直の仕事をいただけたので,低額ながらも定収入が確保できる様になり助かりました。勤務は平日17:00~21:00、土日祝8:30~17:15で2日行って1日休み、2日行って1日休み、の繰り返しでした。『居るのが仕事』的な職だったので、テキストと携帯用DVDプレーヤーを持ち込んで勉強三昧、何とも恵まれていたと思います。
■独学でなく受験指導校を、またその中からWセミナーを選んだ理由
<予備校を利用する事にした理由>
自分の頭では独学での合格は到底不可能と判断したためです。
<Wセミナーを選んだ決め手>
行政書士試験受験勉強中に「オートマ民法1・2・3」を使用してすっかりハマり、どうせ習うなら山本先生に、と思っていました。実際にはTAC仙台校で体験講義を視聴させて頂いて、姫野寛之先生の語り口、精緻さ、熱意に圧倒され、この先生こそ…と直感し、入門総合本科生(20ヵ月)を受講する事にしました。
■学習スタイル・スケジュール、科目別勉強法、重視したポイント
<学習スタイル・スケジュール>
僕はスマホも持っておらずネット環境も皆無で、会員登録も不可、オンライン教材も使えない、という状況でした。ですから送られて来るDVDとテキストのみを頼りに学習を進める以外にありませんでした。具体的には1回あたり約3時間の講義を4時間半位かけて視聴し、テキストに板書やポイント、受験テクニック等書き込んでいくというものでした。DVDは多い時には一度に12枚送られて来る事もあり、こなしていくのに精一杯でした。そして次のDVDが送られて来るまでに、今度は2倍速でDVDを視聴し直す、余った時間で問題集にチャレンジする、という事をひたすら繰り返しました。それだけの事でいっぱいいっぱいで、スケジュールなんて立てている暇もありませんでした。
<科目別勉強法>
特別な戦略は何もありませんでした。ただ不動産と商業の登記の記述式だけは僕にとって鬼門となりそうだったので、勉強を始めた初期の段階からオートマテキストを購入して、何も分かっていないにもかかわらず強引に「丸暗記」方式で取組み始めました。何でもいいから、兎に角書いて書いて覚えるという昭和根性モノの世界でした。
<重視したポイント>
学習の初期の頃質問カードを提出したところ、姫野先生が直接回答してきて下さり、その中で次のようなアドバイスをいただきました。「ここがとても重要ですが合格するという目標の下で勉強するに当たって、そのような疑問は不要です。結論をしっかり覚えておいてください。」これは僕にとってはその後の受験勉強の方向性を決定づけた、非常に重要な師の言葉となりました。信じられないような合格を手にすることが出来たのは、まさにこのポイントにかかっていたに違いない。と今にして思います。己の知的好奇心を満たしたいだけの質問をしがちだった僕は、ここで態度を改めていなければ限りなく広がる「論点スパイラル」に陥り、泥沼にはまっていっていたに違いありません。
■受験時代の苦労・困難・失敗談、それを乗り越えた方法
<苦労・困難・失敗談>
質問を極力控える、となると何とも心許ない、大丈夫なのかな…という心も頭をもたげて来ました。が、直きにそれは杞憂だったと気付く事になりました。しばらくぶりにかつて学習したところをテキストに戻ってやり直していた時のことです。確かにそこには自分自身の文字であれこれと書き込みがしてあったり、線が引いてあったりしました。ですが僕には全く心当たりがないのです。「ああ、忘れていたけれど確かにそうだった。そんな事やったよなあ。」ではないのです。本当に「一切記憶に御座いません」世界の話になっていました。愕然としました。俺の頭は大丈夫なのか?と…学生を終えて以降、もっぱら54歳迄肉体労働専門で暮らして来たので脳細胞の再起動は困難で、記憶力や理解力もさび付き、その劣化は著しいものがありました。にしてもこれほどまでにか…でもそれが今の自分の現実でした。受け入れるしかありません。これじゃあ質問をしてその時は分かった気になっても結局同じことだ!と得心が行きました。莫迦になったつもりでひたすら小さい小さい1歩・半歩・4分の1歩を積み重ねる以外に道はないと覚悟しました。理解できなくても、覚えられなくても、記憶からこぼれ落ちてしまっても、とにかく無心にひたすらに、一歩一歩を踏み出し続けるのみ。泥臭く地をはって行ってみようと決めました。
■Wセミナーの良かった点【講師】
姫野先生は緻密で情熱的な講義を展開してくださる、僕にとっては最適な師でした。全部で13問提出した質問カードにも、全てご自身で回答してくださり、必ず激励のお言葉を添えてもくださいました。姫野先生のお人柄が偲ばれる御回答書は宝の御守りとなり、実際に本試験の当日・会場でも無類の力を発揮してくれました。感謝しても到底仕切れるものではないと感じています。姫野先生、本当にありがとうございました。
■Wセミナーの良かった点【教材】
姫野先生のテキストは内容は高度で詳細で、文体もかなり堅苦しく、正直なところ自分一人では勉強する気力も起きないほどとっつきにくいものでした。にもかかわらず、ひとたびDVDが届き、先生の講義を視聴しながら紐解くと、これ以上はないほど完璧な教材に一瞬にして変身してしまう、魔法のようなテキストでした。高い受講料を納めて学んでいる身としては、どちらか一方ではなくテキストと講義DVDがあいまって初めて最大の効果が発揮されるというのは、大変説得力があり、予備校を利用したかいを感じられて有意義でした。
■Wセミナーの良かった点【カリキュラム】
秀逸だったの一言に尽きます。先述の様に僕はひたすら莫迦になって、ビジョンも何もないまま足元だけを見つめて小さな小さな一歩ずつを踏み出し続けただけでした。五里霧中の深い森の中で、ひょっとしたらゴールとは全く異なる見当違いの方向に進み続けていた可能性もありました。曲がりくねった迂回路を遠く遠く回り道していたかもしれませんでした。ですが結果は出来過ぎをはるかに通り越したものでした。自分自身が一番仰天しています。最短ルートで最適解に向かって直進したとしか言いようがない思いです。『合格への最大公約方法論』、凄いです!
■フォロー制度の活用方法や良かった点
僕が使用できたフォロー制度は質問カードだけでした。能力が低い人間には、手が広がり過ぎてしまうことを防止できてかえって良かったのかもしれません。全ての質問カードにお忙しい合間を縫って、迅速に、温かい御心で回答してくださった姫野先生に深謝あるのみです。心の張り裂ける,はらわたの煮えくり返る事件が本試験の10日前に起こり、以後全く勉強も手につかなくなり、本試験中も地に足つかず、集中力0、注意力0で臨まざるを得なかったにもかかわらず、奇跡の合格を果たせたのは、姫野先生からの御回答書が神通力を発揮してくださったおかげです。
■勉強以外の部分
鉄道も通わない辺ぴな村に住んで、ネットにもつながれず、受験仲間も何もあったもんではありませんでした。息抜きは犬との散歩くらい、周囲は自然がいっぱいなのでその辺は良かったのですが…
家族は妻しかおらず、しかも全面的に協力してくれていたのでそのことに甘え何も考えていませんでした。大いに反省しなければなりません。これから取り返すよう心掛けます。
■各種答練・模試、単科講座の活用方法や良かった点
午後を3時間でどうやったら解き終えるのか、僕にとっては人間業とも思えないくらい難しい課題でした。その程度のレベルにしか達していませんでした。その為答練を受けてその練習を積むことが是非とも必要でしたが、TACの答練はネットがないと採点結果なども見ることが出来ない…という事で、他社の答練を受けることにしました。
模試については、やはりTACのそれは難しく、非常に鍛えられました。個人的には本試験と同程度の難易度で練習を積んでもそれでは足りないような気がします。TACの模試を受けていてよかったと思います。難解な問題文に頭を慣れさせておく訓練にも、読解力を高めるためにも効果があったと思います。又、TACの模試はインターバルが2週間あるので、次の回までに復習し、再チャレンジする余裕も持てるところがよかったです。
■これから勉強をはじめる方へのアドバイス
『合格への最大公約方法論』と異なり、僕は僕自身の小さな体験から得られた事柄についてしか述べることができません。ですからこんな手記は正直、あまりあてにはならないと思います。ただ、こんな程度のオヤジでも合格することができたという事は知っておいて下さっても損はないかもしれません。頭も悪けりゃセンスもなく、要領も決していいとは言えない人間にも十分にチャンスはある!という事です。自分自身としては、人生においてこんなに勉強した事はない、と胸を張って言えるほど頑張ってはみましたが、僕より遥かに多く勉強した方もいらっしゃることでしょうし、どんな側面をとっても常に上には上があるものだと思います。
どうかこれから勉強をはじめる皆様も頑張られて下さい。「頑張って」なんて古臭い、中身のない、抽象的で精神主義的、非科学的な時代遅れな言葉に過ぎないかもしれません。でも僕が口にできるのはこの言葉位です。もっと実のある言葉は他の方々のコメントを参考にしてください。貴重な時間を費やしてお読み頂き有難うございました。皆様のご健闘を心よりお祈り申し上げます。
坂田 美和 さん 3 Phase systemでスムーズに学習できた
2022年合格目標:8ヵ月速修本科生<入門総合本科生>

【主な受講講座】
●「8ヵ月速修本科生<入門総合本科生>」Web通信講座
【受験回数】1回
【学習開始時の職業】受験専念 【合格時(合格年の直前期)の職業】受験専念
【得意科目】民法、不動産登記法 【不得意科目】民事執行法
【1日平均学習時間】入門・基礎期:約8時間 直前期:約10時間 【総学習時間】約1800時間
■司法書士受験のきっかけ・動機・学習時の環境
大学卒業後、数年間社会人として働いていましたが、転職をきっかけに将来のビジョンと自分が本当にやりたいことはなんなのかを今一度真剣に考えるようになりました。その結果たどり着いたのが、司法書士という職業でした。短期間での合格を目指していたため、働かずに勉強に専念することを決めました。オンライン受講であったため、勉強は主に自宅で行いました。気分を変えたいときや模試の際は、TACの校舎を利用することもありました。
■独学でなく受験指導校を、またその中からWセミナーを選んだ理由
受験を決めたときにはすでに本試験まで1年を切っており、どうしても一発合格を狙いたかったため、受験指導校を利用することに迷いはありませんでした。初学者がより最短ルートで合格するには、必須であると考えていました。はじめに大手受験指導校のパンフレットをいくつか取り寄せてみて、スケジュール、講師の方や使用テキストの雰囲気を比べてみて、一番自分に合ってそうなWセミナーの体験講義を受講し、決めました。
■学習スタイル・スケジュール、科目別勉強法、重視したポイント
私は8ヶ月速習本科生コースを受講していたため、受講開始時にはすでに多くの講義が公開されていました。そこで、3フェーズある中の2フェーズ目くらいまでは、倍速視聴を取り入れたりして、とにかく毎日講義を消化していくことに必死でした。
学習スタイルとしては、全科目予習は一切行わず、講義の受講後に講義を自分の頭の中で再現しながらテキストを読み直し、その後すぐに問題演習を行っていました。3フェーズ目に関しては、1周に時間をかけすぎないように注意しながら、とにかく何回もテキストを回しました。全体として、なんとなくのスケジュールは組み立てていましたが、どこにどのくらいの時間がかかるかは予測不能なところがあったため、その場その場での優先順位をしっかり決めて、スケジュールは細かく決めすぎないようにしていました。主要科目はとにかく繰り返し学習することを大切にしました。マイナー科目においてもそれはある程度同じですが、私は時間に余裕がなかったため、よりポイントだけを抑えて学習することを心がけました。
記述式対策は、講義を受講し、その後すぐにテキストの問題を自分で解き直してみて、その場でその解答を覚えていく方式をとりました。そのため、雛形集を中心に覚えるといったことは行いませんでしたが、結果的にこれが自分にすごく合っていたと感じています。また、記述式の解法は、完全に姫野先生のやり方に習いましたが、これもまた自分にとても合っていたなと思います。
■受験時代の苦労・困難・失敗談、それを乗り越えた方法
一番不安だったのは、オンライン受講のため他の受験生と顔を合わせる機会が模試くらいしかなく、自分の勉強方法やペースがこんなもので良いのか確かめる機会がなかったことです。そういった時は、誰だって自分と全く同じ環境で勉強している人なんかそもそもいないわけだから、自分のやり方を信じて進むしかないと自分に言い聞かせて、割り切ることにしていました。
■Wセミナーの良かった点【講師】
私は姫野先生のコースでしたが、姫野先生の講義はとにかく頭に入ってきやすくて、さらに頭に残りやすいです。強弱をつけたお話しぶりや、折々でお話しされる学習方法のポイントやモチベーションに関するお話にすごく助けられました。
■Wセミナーの良かった点【教材】
始めは文章量に圧倒されましたが、講義と合わせて読み進めていくと、全く抵抗感は感じなくなりました。とにかくここに書いてあることを習得すれば合格できるんだ!という安心感があります。
■Wセミナーの良かった点【カリキュラム】
3フェーズの仕組みがとても良かったです。最低限の知識を備えたうえで、理解度を深めつつ、知識の肉付けをしていくという流れのおかげで、立ち止まることなくスムーズに学習を続けられました。
■フォロー制度の活用方法や良かった点
講義内容でわからなかったところに加えて、学習の進め方までも、いつでも先生に直接質問できて、先生方のアドバイスにはもちろん救われましたし、何よりいつでも相談できる安心感が持てました。
■勉強以外の部分
オンライン受講のため、受験仲間はいませんでした。自宅での学習が少し煮詰まったときは、いくつかの校舎の自習室や近所の図書館を利用しました。あまりに気分が乗らないような日は、思い切って休息に当てたりしてリフレッシュしていました。
■各種答練・模試、単科講座の活用方法や良かった点
コースに含まれていた模試は全4回、校舎にて受験しました。普段自宅という慣れた環境で一人で勉強していたこともあり、本試験の環境を少しでも体感できるように、同じ校舎ではなく複数の校舎に分けて受験しました。
■これから勉強をはじめる方へのアドバイス
年に1回の試験に向けてひたすらに勉強を続けることは心身ともに辛い時もありますが、私は合格したときのイメージを強くもつことで踏ん張れました。そして自分の機嫌は自分でとりながら、信じて取り組むことが大切だと感じました。お体に気を付けて頑張ってください、応援しております!
初学者向けコース出身者 合格体験記
「難関試験」のひとつと言われる司法書士試験。
しかし、初学者からのスタートで合格している人も少なくありません。
中には、法律知識ゼロから始めて短期で合格する人もいます。
合格者は、どのようなことに気を付けて自分の学習スタイルを見つけたのでしょうか?
「初学者向けコース出身」、「中上級者向けコース出身」は過去3年分(2020年合格目標以降)の受講講座につき分類しています。
受験回数、学習時間等の内容は、体験記ご提出時にご本人様に申告いただいた内容をもとに記載しております。また、受講講座名は原則として過去3年分の受講講座について、最新年度の名称(現在同一講座がない場合は当時の名称)で表記しています。
各種コースや講座のカリキュラムは、受講生を対象に実施しているアンケートをもとに、毎年見直しを行っております。そのため、体験記に記載されているものから名称・内容等が変更される場合や販売を終了する場合もございます。最新情報は案内書等をご確認ください。
濱本 尚宏 さん 法律用語も分かりやすく解説されていた
初学者向けコース:20ヵ月総合本科生プラス<山本オートマチック>

【主な受講講座】
●「20ヵ月総合本科生プラス<山本オートマチック>」教室講座
●「山本プレミアム上級本科生」Web通信講座
【受験回数】2回
【学習開始時の職業】受験専念 【合格時(合格年の直前期)の職業】受験専念
【得意科目】不動産登記法 【不得意科目】会社法
【【1日平均学習時間】入門・基礎期:約8時間 直前期:約10時間 【総学習時間】約2000時間
■司法書士受験のきっかけ・動機・学習時の環境
私は以前ミュージシャンを目指していましたが、現実の厳しさを知り諦めることにしました。お世話になったミュージシャンの先輩方に何か恩返しがしたくて、司法書士を目指すことにしました。
私は学習当初から勉強に専念していました。
■独学でなく受験指導校を、またその中からWセミナーを選んだ理由
司法書士試験は難関資格で独学では無理だと考え、受験指導校を利用しました。講座を申し込む前に先生に相談したところ、オートマという教材を知り、興味を持ちWセミナーにしました。
■学習スタイル・スケジュール、科目別勉強法、重視したポイント
学習スタイルは、とにかく問題を解くときは正誤を問わず根拠を言えるようにしていました。その根拠はテキストに書いてある言葉通りにだいたいいえるようにしていました。条文を丸暗記したわけではありません。
記述式は、速く解答をするために答案構成用紙を自分なりにどう使うのかを工夫していました。不動産登記法であれば、時間軸を用紙の縦半分書き、左半分は甲区、右半分は乙区として申請する登記、しない登記問わず、権利者義務者までの小さな申請書を書いて、登記できないものは不可と書いて、整理をして最後に書き写すだけにしました。商業登記では役員図を書かなくても回答できるように工夫をしました。会社登記簿に書いている役員を構成用紙に書いて、権利義務なら△をつけて本来退任する日付も書き、権利義務がなくなると△を消して退任の登記をしていました。
■受験時代の苦労・困難・失敗談、それを乗り越えた方法
勉強がうまくいかず泣き崩れることもありました。もう勉強したくないというときもありました。しかし、それでも合格したいという気持ちだけは忘れないようにしていました。
■Wセミナーの良かった点【講師】
あまり難しい言葉を使わずに授業が進んでいきましたので、とてもわかりやすかったです。
■Wセミナーの良かった点【教材】
専門用語を丁寧に解説されていましたし、書いてある量もとても少なかったので勉強しやすかったです。
■Wセミナーの良かった点【カリキュラム】
ゆっくり進むカリキュラムでしたので、無理なく勉強できました。
■フォロー制度の活用方法や良かった点
自分が本当にわからないところをわかりやすく教えてくださいましたので、とても良かったです。
■勉強以外の部分
息抜きの方法は、外に散歩に出かけることです。散歩しながら司法書士になったらこんなことをしたい、と合格後のことを考えてすごしていました。
■各種答練・模試、単科講座の活用方法や良かった点
答練では、今の自分の状況を把握することができました。現時点で自分のどこに知識の穴あるのか知ることができ、あとはそこの部分についてテキストを読みインプットしていました。答練の成績はあまり気にしませんでした。
■これから勉強をはじめる方へのアドバイス
司法書士試験は合格という目標を達成するために何が必要なのかを明確にすることが大切だと思います。私は場合は、択一の点数をあげるため、過去問を解く際に必ず解答の根拠を言えるようにしていました。そして、その根拠が言えなかったらとにかくテキストに戻り根拠を言えるようにしていました。これは解答の正誤問わずやっていました。
また記述式では、早く解くために答案構成用紙をどう使うのか、商業登記では役員図を使わずどうやって役員変更するのかなど記述式の講義を使って工夫していました。
みなさんも、今自分に何が足りないのかを答練や模試あるいは講義を受けいる中で、少しでも思い当たることがありましたら、すぐに確認していくことをお勧めします。また、記述式で『私ならこうするかな』というのが浮かびましたら、それを実行して自分なりの解答の方法を見つけて自分なり工夫してみてください。きっといまより確かな解答と速い解答ができるようになると思います。
西尾 美鈴 さん 読めばすぐに理解できるオートマテキスト
初学者向けコース:1年総合本科生プラス<山本オートマチック>

【主な受講講座】
●「1年総合本科生プラス<山本オートマチック>」Web通信講座
●「全国模試フルセット」会場受験
【受験回数】2回
【学習開始時の職業】自営 【合格時(合格年の直前期)の職業】自営
【得意科目】記述式 【不得意科目】民事訴訟法
【1日平均学習時間】入門・基礎期:約4時間 直前期:約6時間 【総学習時間】約3000時間
■司法書士受験のきっかけ・動機・学習時の環境
前職の不動産会社で働いていた時に、売買決済で司法書士の先生にお会いする機会がありました。決済時に活き活きと主体的にお仕事をされている姿を見て、大学が法学部出身だったこともあり、司法書士という職業に興味を持ちました。また、売買案件に関してわからないことを電話で問い合わせた際に、すぐに丁寧に答えてくださり助かった経験があったので、このような専門性をもった仕事をこなせる司法書士という職業に憧れを抱くようになりました。
■独学でなく受験指導校を、またその中からWセミナーを選んだ理由
司法書士試験は難関資格と捉えていたことと、どんなテキストを買ってどのように勉強を進めるべきかわからなかったことから、自分で考えるより予備校のカリキュラムに沿って行う方が効率的だと考え、予備校を利用しようと思いました。
Wセミナーに受講相談に行った際に、スタッフの方が親切に教えてくださったこと、行ったその日にビデオブースで授業を体験させてくれたこと、テキスト(オートマテキスト)を見せてもらった際にこのテキストなら頑張れそうと思ったこと、受講料金がテキスト・講義・自習室代込みの値段でわかりやすかったことから、Wセミナーを選びました。
■学習スタイル・スケジュール、科目別勉強法、重視したポイント
私は、テキストを読んでわからないところがあれば動画で補完する、という学習スタイルで勉強しました。オートマテキストは読めば理解できるように作られていたため、結果として動画を見る機会はほとんどありませんでした。しかしながら、どうしてもわからなくて動画を見た際は、先生がテキストに書いていない事例を話してくれたので、理解することができました。また、読むとわからないけど、聞くと意味がわかる場合もあったので、動画は非常に理解の助けになりました。学習スケジュールは講座のカリキュラム通りにやって、直前期は答練・模試で問題演習を重点的に行なっていく段取りでやっていました。
勉強法は、どの科目もオートマテキストを読んでインプット→でるトコを演習してアウトプットという形でやっていきました。この形は本試験まで数えきれないほど繰り返しました。どうしても覚えられないところは、まとめノートを作って本試験会場に持って見直せるようにしました。また、2年目は、1年目に使った答練・模試を、時間を測りながら問題を解く練習として使用しました。これも2年目の話ですが、竹下先生の「竹下流過去問攻略分析&演習」という過去5年分の本試験問題が収録されているテキストを購入し、時間を測って解く練習にプラスして本試験の問題に慣れるという練習も行いました。
学習時に重視したポイントは、司法書士試験は午後の部が択一に時間をとることが難しいため、午後の科目に関しては「早く正確に解く」ということを意識して勉強しました。具体的には、時間を測って解くこと、テキストを読み込んで正確な知識を記憶することです。
記述式対策は、オートマ記述式を不登法・商登法各1問ずつ計2問を毎日解くことしかやっていないのですが、この方法で模試でも常に基準点以上の点数が採れていました。
■受験時代の苦労・困難・失敗談、それを乗り越えた方法
1年目の本試験は、基準点は全て超えたにも関わらず、総合落ちしてしまいました。後日届いた成績表を見ると、合格まであと17.5点足りずに落ちていました。17.5点も足りないと見ると合格まで大きな差を感じますが、たった6問足りなかったと考え方を変えることによって、2年目は「あと6問を如何にして正解するか?」という明確な目標に向かって邁進することができ、勉強を乗り切ることができました。成績表を踏まえ自分が感じた課題は、①午前・午後・記述すべてバランス良く点をとること、②午後の部の時間配分に気を付けること、③基本的な知識を正確に記憶すること、でした。したがって、2年目はその3つを常に意識して勉強をし続けました。課題が明確であったため、2年目のスケジュールは手探りだった1年目よりも細かく立てることができました。
■Wセミナーの良かった点【講師】
山本先生の講義は、テキストに書いていない事例をおっしゃってくださるので、論点を理解するのに苦労しませんでした。また、問題解説の際に激励の言葉をかけてくださったので頑張ろうという気持ちを持たせてくれました。また、先生の過去のブログをよく拝見していたのですが、歴史上の偉人の言葉が載っていて、試験勉強中はその言葉に励まされました。
■Wセミナーの良かった点【教材】
オートマテキストは、私のような勉強を何年もしていない人でもわかりやすい用語で解説してあるので、読めばすぐに理解できました。過去問も収録されているので、私は特段過去問集を買わず、オートマテキストに載ってある過去問のみで対策しておりましたが、十分本試験に対応できました。
■Wセミナーの良かった点【カリキュラム】
1年本科生は4月から来年の3月まで講義、来年の2月ごろから答練、来年の4月からの直前期に模試というカリキュラムでした。2月ごろから問題演習量が徐々に増えたことによって、自分の苦手分野を確認することができ、本試験までに苦手分野を克服することができた点が良かったです。
■フォロー制度の活用方法や良かった点
フォロー制度を実際に活用する場面はなかったのですが、対面で授業を受けることができない地方の受験生にとって質問メールなどができる制度は勉強をするうえで心強いと思います。
■勉強以外の部分
私は、毎週日曜日を何も課題を入れない予備日としました。そうすることで月~土でできなかった課題を日曜にまとめてすることができ、反対に全て課題を終わらすことができれば、日曜は1日休みになり、ショッピングなど自由時間に充てることができました。
■各種答練・模試、単科講座の活用方法や良かった点
1年目は答練・模試、2年目は模試のみ受講しましたが、いずれも現状の自分の苦手分野を知ることができたので、今後の勉強方針を決める際に役立ちました。また、答練・模試の記述式に関しては本試験で同じような論点の問題が出ていたので非常に助かりました。
■これから勉強をはじめる方へのアドバイス
司法書士試験は範囲が膨大で、合格できるか不安になるかと思いますが、講師の方がおっしゃること、使用しているテキスト・問題集を信じてやりきることが1番の合格への近道ではないかと考えます。身体を壊さないよう試験勉強を頑張って、最後に合格を勝ち取ってください。
T.T さん 山本講師の頭に残る講義で未出問題にも対応できた
初学者向けコース:8ヵ月速修本科生<山本オートマチック>

【主な受講講座】
●「8ヵ月速修本科生<山本オートマチック>」DVD通信講座
●「記述式対策講座」DVD通信講座
【受験回数】4回
【学習開始時の職業】受験専念 【合格時(合格年の直前期)の職業】受験専念
【得意科目】民法、憲法、刑法、民事訴訟法【不得意科目】商業登記法
【1日平均学習時間】入門・基礎期:約7時間 直前期:約5時間 【総学習時間】約7000時間
■司法書士受験のきっかけ・動機・学習時の環境
たまたまネットで山本浩司先生の司法書士試験がいかなるものか、司法書士という職業が前職や法律知識など全くゼロから始められるという話にとても興味がわきました。かなりの年齢で無職の私には他の仕事はかなり厳しくすがるような思いだったのかもしれません。
無職でしたので学習時の環境は勉強に専念してできました。地方都市在住なのでDVD視聴をメインにオートマ新でるトコとオートマ過去問を揃え、わからない事はネットで質問メールなどを送るといった状況でした。
■独学でなく受験指導校を、またその中からWセミナーを選んだ理由
独学という選択肢はありませんでした。法律の知識が皆無な私にとって、法律の本を読んでも無機質な文字の羅列にしか思えなくて、独学でやっても太刀打ちできないと実感していたからです。
前述したに、志望のきっかけが山本浩司先生だったので、Wセミナー以外も考えられませんでした、というより他に予備校があるのも知りませんでしたし、最近やっとこんなに予備校あるのかと驚いた次第でして。後、最初の受講相談を電話でしたのですが、その時に対応した方がとても感じがよかったのもあります。きっかけとはこんな取るに足らない部分からなのかもしれません。
■学習スタイル・スケジュール、科目別勉強法、重視したポイント
元来地頭が悪いのと年齢的な衰えで一度や二度学習したくらいでは理解・記憶できないと思っていたので、とにかく反復して講義を聴きまくりました。講義はほぼ倍速で聴いていたのでたまに普通の速度にすると非常に違和感を感じたくらいです。山本先生の講義はオートマテキストを使用していたので、適度のアウトプットができました。もちろんそれだけではアウトプットが足りないので、オートマ新でるトコやオートマ過去問を繰り返し解いて知識の定着をはかりました。
どの科目に限らず上記の学習方法を取っていましたが、民訴、民執、民保がいくら繰り返しても理解できず苦労しました。この分野だけ講義、でるトコ、過去問だけでなく六法を丁寧に引いていく作業(普通法律の勉強はこれが基本ですが、、、)を行いました。すると一定の原理があることに気づきました。作業は大変ですが一度この原理を見つけると知らない事項でも応用が効いて問題が解けるので有効です。記述式対策は講義を聴いてテキストを復習するというオーソドックスなやり方をしていましたが、本番に弱い私は知識は足りているはずなのに実力が出せないという迷路にはまってしまいました。後述しますが単科講座で姫野先生の記述式対策講座を別途に受講しました。かなり有益でもっと早く受講していたらと今更ながら後悔しています。
■受験時代の苦労・困難・失敗談、それを乗り越えた方法
受験年数を長引かせた最大の原因はやり方に固執する性格でした。インプットをしっかり確実にしようと思うあまり不必要に講義視聴の反復を繰り返し過ぎました。初受験から択一は上乗せ点も含めて十分過ぎる点を取っていたため、このまま講義を聴いて過去問を解いていたら記述式も普通に出来るようになるだろうという根拠のない希望を持っていたのです。結局、記述を別途対策しなければと下記の単科講義を取るに至りました。
■Wセミナーの良かった点【講師】
山本先生の講義は一定の調子で適度の笑いを含んでいるので飽きずに聴けました。とにかくわかりやすかったです。法律制度の裏側・背景もわかりやすく解説してくれるので興味もわきました。必要以上に反復しすぎて長時間かけてしまいましたが山本先生の独特の講義口調での説明が完全に頭に焼き付いていて、未出の問題にも不思議と対応出来たのでよかったです。また記述式対策講座で姫野先生の分析的で実践的な講義にふれ、記述式が10点台から30点近く上乗せでき合格しました。悔やまれるのはもっと早く受けておけばよかったという事です。
■Wセミナーの良かった点【教材】
私はWセミナーとオートマの各書籍しか使用したことがないので単純に比較は出来ませんが、初学者でも取っつきやすく作られているので十分すぎる内容だったと思っています。自分のやり方にこだわらずにもっと素直に読み込んでいたら、もっと早く合格したと思っています。
■Wセミナーの良かった点【カリキュラム】
無理のないテンポで学習を進められるよう様々な部分で配慮されているので、安心して受講できる点が良かったと思いました。様々なサポート体制もとられていたので、何かあったら頼れるという安心感がすごかったです。
■フォロー制度の活用方法や良かった点
講座受講中に何回も質問をしたのですが、直前期に入り何かと忙しい時期にもかかわらず、講師の先生ご本人が回答してくれて嬉しかったです。質問の内容も取るに足らないものや重箱の隅をつつくようなものだったのにもかかわらず、丁寧に回答して頂けました。
■勉強以外の部分
息抜きしすぎてた感もありますが学習する時間を何時から何時までというようにきっちり決めてその時間以外は一切やりませんでした。年齢のためか集中力が続かないので決めた時間以上にやると一気に効率が悪くなり翌日まで悪い影響を及ぼしたからです。
■各種答練・模試、単科講座の活用方法や良かった点
模試は3年連続で受けていました。自宅受験で冊子が届いて満足するというまずい感じでしたが、合格年度はこれらを一気に解いて本番の望みました。特に単科講座で記述式対策講座を受講して記述式の実際的なやり方、解き方を習得したので良質な本番向け問題として大変有効でした。ストップウォッチで時間を測り、かなり短時間で解くような特訓をしたので、本番ではわりと余裕を持てたのですが、その余裕が災いして後半時間がなくなり、商業登記がギリギリ書けたという感じになりました。
■これから勉強をはじめる方へのアドバイス
インプットは択一式にはかなり有効で、オートマと山本先生の講義だけで十分上乗せで合格点に届くと思います。しかし、記述式はやはり答練などアウトプットメインにした方がいいと思います。記述式を分析的にわかりやすく教えてくれる姫野先生の記述式対策講座はかなり有効です。
中上級者向けコース出身者 合格体験記
司法書士試験の最大の特徴でもある「基準点」。
この基準点を突破し、さらにプラスアルファの点数を上積みするためには、
苦手分野を克服するのと同時に、全科目をバランス良く学習することが必要です。
合格者は、どんな学習方法でこの課題をクリアしたのでしょうか?
「初学者向けコース出身」、「中上級者向けコース出身」は過去3年分(2020年合格目標以降)の受講講座につき分類しています。
受験回数、学習時間等の内容は、体験記ご提出時にご本人様に申告いただいた内容をもとに記載しております。また、受講講座名は原則として過去3年分の受講講座について、最新年度の名称(現在同一講座がない場合は当時の名称)で表記しています。
各種コースや講座のカリキュラムは、受講生を対象に実施しているアンケートをもとに、毎年見直しを行っております。そのため、体験記に記載されているものから名称・内容等が変更される場合や販売を終了する場合もございます。最新情報は案内書等をご確認ください。
福嶋 英俊 さん 姫野講師の記述式の解法を習得して点数大幅アップ
2022年合格目標:上級総合本科生

【主な受講講座】
●「上級総合本科生」Web通信講座
●「記述式対策講座」Web通信講座
【受験回数】2回
【学習開始時の職業】会社員 【合格時(合格年の直前期)の職業】受験専念
【得意科目】不動産登記法、商業登記法 【不得意科目】民事執行法
【1日平均学習時間】入門・基礎期:約8時間 直前期:約8時間 【総学習時間】約4500時間
■司法書士受験のきっかけ・動機・学習時の環境
司法書士を目指した理由は、法律(特に民法)の勉強をしてみたかったこと、相続の手続きについて関心があったこと、個人事業主として働きたかったことの3つです。特に親族を亡くした際に手続きの大変さを知り、相続で困っている人の役に立つ仕事がしたいと考えました。
司法書士試験受験を決意して3ヵ月後に会社を辞めたため受験生活のほとんどが専業受験生でした。当時4歳と1歳の子供がいて子育てが大変な時期でしたが、妻の頑張りと近くに住む義父母、義姉家族のサポートのおかげで十分に勉強時間を確保することができました。
■独学でなく受験指導校を、またその中からWセミナーを選んだ理由
1回目の受験は独学で勉強していました。しかし、4月末時点で記述式の勉強がほとんどできておらず、5月初旬の模試で0.5点を取り絶望しました。さすがにこれでは間に合わないと思い、独学を諦めて記述式のみ予備校を利用することにしました。
ネットの口コミで姫野先生の記述式対策講座の存在を知り、すぐに申し込みました。2ヵ月間死に物狂いで講義を受けました。結果は不合格でしたが、合格まで11.5点の総合落ちまで実力を伸ばすことができました。上級総合本科生の講座を受講する前に個別相談を利用して姫野先生と面談しました。苦手だった不動産登記法と記述式の勉強方法について直接相談することにより不安を取り除くことができたのでとても良かったです。これらのことから姫野先生について行けば間違いないと確信し、2年目は上級総合本科生として勉強しました。
■学習スタイル・スケジュール、科目別勉強法、重視したポイント
1日の勉強時間は8時間、睡眠時間は7時間でした。本当は12時間くらい勉強したかったのですが、8時間以上勉強すると疲労が蓄積してパフォーマンスが落ちるという問題が生じたため割り切って8時間だけ勉強することにしました。上級総合本科生になってからは2日に1回講義を受け、復習を6回(1日後、3日後、7日後、14日後、21日後、49日後)するというスタイルで勉強していました。この方法だと雪だるま式に復習する量が増えていきます。そのため1日のうち3~4時間は復習にあてていました。講義を受けない日は過去問、記述式雛形の勉強などをしていました。講義の配信スケジュールに合わせて学習計画を立てたので無理なく講義を消化することができました。
令和3年度の試験が不合格だった時に、曖昧な知識はいくらあっても役に立たないと痛感しました。また本試験、特に午後は知識を思い出している時間がありません。そのため知識を早く正確にアウトプットすることが重要であると考え、テキストの中で知識が曖昧な部分をピックアップして各項目に語呂合わせ、替え歌、五七五等の覚え方を決めました。その覚え方を一問一答形式でノートに纏め、スマートフォンで録音して4倍速で何度も聴いて記憶しました。散歩の時、子供と公園で遊んでいる時、子供の寝かしつけをしている時など、片耳だけワイヤレスイヤホンをして聴いていました。最終的に覚え方は800個以上になりました。これを覚え切ったことが本試験での択一逃げ切り点の確保につながったと思っています。
■受験時代の苦労・困難・失敗談、それを乗り越えた方法
最初の受験は試験まで7ヵ月しかなかったため、本当に間に合うのかという不安と焦りとの戦いでした。テキストを何度読んでも忘れ、どんなに頑張っても模試の成績は伸びないという苦しい日々が続きました。会社を辞めて司法書士を目指すという決断が正しかったのかと自問自答することもありました。本当につらかったですが、敵前逃亡だけはしたくないと思い諦めずに受験しました。その結果、不合格でしたが各基準点を超え、成績を伸ばすことができました。この時に合格までの距離感をつかむことができたことが翌年の合格につながったと思います。つらく苦しい時でも一歩一歩地道に勉強していくことが大事だと感じました。
■Wセミナーの良かった点【講師】
姫野先生の説明は丁寧でとても分かり易かったです。倍速再生しても違和感なく聴きとることができ、勉強時間を短縮することができました。常に明るくたまに面白いことを言って笑わせてくれるので、いつも楽しみに講義を聴いていました。
■Wセミナーの良かった点【教材】
パンフレットに本試験の肢別の網羅率が高いと書かれており、このテキストをしっかりやれば合格点を取れるという安心感がありました。特に実践編の会社法・商業登記法の肢別問題はとても充実していて、過去問が少ない同科目の対策に役立ちました。
■Wセミナーの良かった点【カリキュラム】
択一式は理論編と実践編に分かれており、理論編で勉強した内容を3~4ヵ月後に実践編で復習できる点がとても良かったです。これとは別に記述式の講義があるので不動産登記法と商業登記法はさらに重ねて勉強することができました。
■勉強以外の部分
本番で実力を出し切るには睡眠が重要と考え、試験前日に何をしたらよく眠れるかを考えた結果、サウナに入ることにしました。サウナ付きのホテルを予約して早めに夕食を済ませ温泉とサウナに入りました。リラックスして早く眠ることができました。あと六法を読むと眠くなるので寝る前は六法を読んでいました。
■各種答練・模試、単科講座の活用方法や良かった点
模試はスケジュールが許す限り会場で受験しました。試験本番を想定して朝起きてから試験当日と同じ行動をするようにしました。特に午後の試験中にトイレに行かなくてすむように朝から摂る水分の量を制限していました。TACの模試は他校の模試よりも解きづらく時間がかかりました。時間がないというプレッシャーの中で記述式を解くという練習に適していました。
令和3年度の受験の際に単科として記述式対策講座を受講しました。内容が充実していてこれをやれば記述式に関しては合格点を取れる講座になっていると思います。記述式を最初に勉強した時は何をやったらいいのか分からないという感じでしたが、姫野先生の解法を学んだことで悩みを解決することができました。試験2ヵ月前に受講したのでもっと早く受講していればもっと点数を伸ばすことができたのではないかと今でも思います。
■これから勉強をはじめる方へのアドバイス
最初の受験は7ヵ月しか時間がなかったので予備校の講座を取っても間に合わないと思い独学で勉強を始めました。勉強をしていて不動産登記法と記述式につまずいたため苦戦しました。この二つを短期間に独学で勉強するのはとてもハードルが高かったので最初から単科講座を取れば良かったと今振り返れば思います。独学で取り組んでいる理由は人様々だと思いますが、経済的に可能であれば記述式対策講座等の単科講座の受講を検討する価値はあるのではないかと思います。
佐藤 幹彦 さん 惹きつけられる姫野講師の講義
2022年合格目標:上級総合本科生

【主な受講講座】
●「上級総合本科生」Web通信講座
【受験回数】2回
【学習開始時の職業】地方公務員 【合格時(合格年の直前期)の職業】受験専念
【得意科目】民法、不動産登記法 【不得意科目】商法、会社法
【1日平均学習時間】入門・基礎期:約8時間 直前期:約11時間 【総学習時間】約5,000時間(2年間合計)
■司法書士受験のきっかけ・動機・学習時の環境
【きっかけ】40代半ばを迎えて残りの人生のあり方について考える中で、これまでの職業経験を活かして法律専門職としての仕事をしたいという漠然とした思いを抱いていたところ、たまたまYouTubeで拝見した竹下貴浩先生のガイダンス動画に強く背中を押され、司法書士試験の受験を決意しました。
【環境】地方公務員在職中の2020年7月に学習を開始。2021年3月末の退職まではスキマ時間での学習中心でしたが、短期合格を期して学習時間を確保するため2021年3月末で退職。退職後は、2022年の本試験まで勉強に専念しました。
■独学でなく受験指導校を、またその中からWセミナーを選んだ理由
【受験指導校】学習開始前の検討段階から、膨大な試験範囲を独学でこなすのは困難と判断し、初年度はオンライン専門の受験指導校の基礎講座を利用しました。2年目の受験勉強の開始に当たり「次で確実に合格するための手段」を考えたときに、信頼と実績のある受験指導校・講師のやり方に付いて行く以外の方法は選択肢となり得ませんでした。
【Wセミナー】姫野先生が講座ガイダンスやYouTubeライブ講義などを通じて提示されていた方法論・解法に触れる中で、「姫野先生の提示するやり方でみっちり勉強すれば、確実に次の本試験を合格レベルで戦える」という確信を持つに至ったことが、TAC/Wセミナーを選んだ最大の決め手です。
■学習スタイル・スケジュール、科目別勉強法、重視したポイント
【学習スタイル・学習スケジュール】
上級総合本科生の受講中は、専業かつWeb通信受講でした。自分の性格上、専業で通信だとつい怠けがちになるため、講義配信日程を軸として1週間ごとに組んだ時間割をとにかく厳守すると決めていました。
時間割の組み方としては、理論編では復習のタイミングを重視し、例えば択一理論編で週3コマ講義の場合は、①月曜から水曜までの各午前中に講義動画を視聴、②その日の午後に講義範囲のテキスト復習、③②の3日後に再度テキスト復習、といった内容で、残りの時間は過去問演習などに充てるイメージです。なお、講義の予習は行いませんでした。また、直前期の時間割は、2日で全科目に触れる内容とし、択一実践編テキストをひたすら回転させるとともに、記述式のフルサイズ問題(実践総合編など)を不動産登記法・商業登記法それぞれ週に2~3問ずつ解くようにしていました。
【科目別勉強法、学習時に重視したポイント、記述式対策】
とにかく講師の指導を守る。他の教材にむやみに手を出さない。重視したポイントは、この2点に尽きます。
・直前期の民法・不動産登記法は、実践編の回転のほか、苦手分野に絞った過去問演習を行いました。
・会社法・商業登記法にはやや苦手意識があったので、理論編学習時に市販のまとめ本を併用して要点を押さえつつ、年明けから本試験直前まで毎日欠かさず学習するよう時間割を組みました。
・記述式対策は、姫野式の解法を身につけて実践することを最優先にしました。
不動産登記法記述は択一理論編の理解が記述式の実力底上げにつながり、商業登記法記述は、逆に記述式の問題演習を通じて択一知識の理解が深まっていったように思います。
■受験時代の苦労・困難・失敗談、それを乗り越えた方法
科目数が多く出題範囲も広く、覚えるべき知識の量が膨大なのが司法書士試験です。初受験時にはさまざまな後ろ向きの不安に襲われる場面もありました。しかし、上級総合本科生の受講中は(自分が腹を括ったせいか姫野先生のキャラクターのおかげか)そうした不安を抱くこともほとんどなく、合格した本試験の直前は「この講座内容を最後までやり切ったのだから必ず合格レベルで勝負できる。もしもこれだけやって合格に届かなかったなら、もう自分にはどうしようもない」という心境に達していました。
■Wセミナーの良かった点【講師】
説明の分かりやすさはもちろんですが、姫野先生の声のトーン、話すスピード、緩急の付け方、話の聞き取りやすさなどは、他の名だたる有名講師と比較してもトップクラスに素晴らしいと思います。
■Wセミナーの良かった点【教材】
理論編テキストに過去問番号が最初から載っているのがとても便利で、また、デジタル教材の検索機能が関連項目を調べる際の時間短縮にとても役立ちました。また、会社法の条文・判例以外の根拠出典がきちんと書いてあるのがすごく丁寧だと思いました。
■Wセミナーの良かった点【カリキュラム】
択一実践編の全講義終了が5月半ばというスケジュールを見て、当初は「さすがに講義終了時期が遅すぎるのでは?」と若干不安に感じていましたが、実際は、むしろ5月半ばまで講義があることで安心感が得られ、学習の方向性をブレさせずに済みました。受験生心理までも織り込んだ、よく練られたカリキュラムだと思います。
■フォロー制度の活用方法や良かった点
メールでの質問は数回の利用にとどまりましたが、講師からのメールが返ってくるのはとてもありがたかったです。
■勉強以外の部分
受験仲間とまではいかないまでも、Twitterや姫野先生のYouTubeライブ講義を通じて他の受験生との交流があったので、孤独を感じずに済みました。また、勉強に疲れたときは、無理せず短時間の仮眠をとってリフレッシュしていました。
■各種答練・模試、単科講座の活用方法や良かった点
模試は自宅受験でしたが、「本試験のテスト環境」として本試験と同じ時間割で実施し、処理手順や時間配分の確認・修正や、その他の問題点・課題を抽出する機会としての活用に主眼を置きました。また、自己採点・解説講義を含め、復習はその日のうちに終わらせるようにしていました。
模試の成績自体はあまり気にせず(悪すぎなければよいというスタンス)、受験者中での自分のランクを推測する材料として見る程度でした。
■これから勉強をはじめる方へのアドバイス
私は、司法書士試験への挑戦を「本試験当日の会場に、合格レベルの力を発揮できる自分を届ける」のを目的とするプロジェクトとして捉えています。試験勉強期間は、長期間にわたる総合的なセルフマネジメント力が試されます。目標を見失わず、講師の言うことを素直にきいて愚直に教材を反復し、長い道のりを最後まで走り抜けることができれば、必ず勝機はつかめると信じます。
庄司 千津子 さん 「おかん」を題材にした説明が記憶に残った
2022年合格目標:上級総合本科生

【主な受講講座】
●「上級総合本科生」Web通信講座
【受験回数】5回
【学習開始時の職業】公務員 【合格時(合格年の直前期)の職業】公務員
【得意科目】民法 【不得意科目】民事執行法
【1日平均学習時間】入門・基礎期:約3時間 直前期:約5時間 【総学習時間】約3800時間
■司法書士受験のきっかけ・動機・学習時の環境
・司法書士受験のきっかけ
宅建の勉強を機会に始めました。初めは宅建の勉強が活かせればという軽い気持ちから始まりました。
・学習時の環境
学習開始時からずっと兼業受験生でした。残業がない仕事であったため、平日も比較的学習時間は取れたと思います。通勤時間帯や昼休み時間は、会社法や民事訴訟法の条文を読んだり聞いたりして、スキマ時間を活用しました。自宅では、トイレに苦手な雛形を書いた紙を貼ったり、冷蔵庫に張り付けてあるホワイトボードに募集株式の発行手順を書いたりして、苦手な分野に関する事柄について、視覚に入るようにしていました。
■独学でなく受験指導校を、またその中からWセミナーを選んだ理由
・独学でなく受験指導校を利用することに決めた理由
他資格の勉強をしていたときに予備校を利用しており、最短ルートは予備校を活用するしかない!と思っていました。基礎学習の際には他校を利用し、その後、TACさんの上級総合本科生に切り替えました。上級総合本科生に切り替え後、一発で受かりました。姫野講師の上級総合本科生講座の案内の中で、「記述は解法です!」と聞き、他校からの切り替えを決断しました。
・数ある受験指導校からWセミナーを選んだ決め手
記述式問題の点数が伸び悩んでいたため記述式の解法が学びたいと思ったこと、講義の数の多さと講義の内容の割には費用が安かったことが決め手となりました。
■学習スタイル・スケジュール、科目別勉強法、重視したポイント
・学習スタイル、学習スケジュール
直近1年間の日々の学習時間は、平日は朝2時間、夜5時間程度、休日は1日8時間(直前期10時間)程度でした。上級総合本科生のWEBスクールの配信日を自分のスケジュール表に記入し、配信日当日と翌日に必ず受講し、復習は受講した翌日に終わらせるようにしていました。講義開始時は時間的に余裕がありますが、民法から不登法と次々と科目が増えると時間が足りなくなっていくため、講義を聞き復習する時間をいかに短くして、主要科目のテキストに触れる機会を作るようにしていました。また、私の場合、会社法の抜けが早いため、会社法の講義が始まれば他の科目の勉強時間を確保することは難しいと感じ、会社法が始まる前の科目である、民法と不登法の理論編テキストの読み込みをできるだけ行い頭から抜けないようにしていました。実践編が始まれば理論編のテキストを見る時間も取れなくなってくるため、理論編のテキストの読み込みは実践編の講義についていくためにも重要なものとなりました。
・科目別勉強法、学習時に重視したポイント
主要4科目のインプットは年内、憲法・刑法・民訴・供託・マイナー科目のインプットは年明け、保全法・執行法・書士法は直前期でした。ただし、会社法の条文と民訴の条文は日々の通勤時やランチタイムに目を通していました。科目別に重視したことは以下の内容になり、重視すべき内容は常に見えるところに書いて学習内容がぶれないようにしました。
憲法:判例・答練模試で出た問題の復習
民法:判例・改正内容
刑法:判例・過去問
会社法:条文・改正内容・答練模試で出た問題の復習
民訴等:判例・過去問
供託:過去問・規則の改正内容
書士法:過去問(平成10年前も含む)
不登法択一:過去問・総論・答練模試で出た問題の復習
商登法択一:総論・答練模試で出た問題
不登法記述:過去問・実践編で間違えた部分の復習・解法手順の暗記
商登法記述:実践編で間違えた部分の復習・解法手順の暗記
■受験時代の苦労・困難・失敗談、それを乗り越えた方法
私の場合、会社法の抜けが早かったため、知識が定着するにはどうしたらよいのかと悩んでいました。そこで、条文はスキマ時間を使うなどして視覚的に覚え、寝る前などに、例えば株式分割と無償割り当ての違いは何?と口に出して自分に質問し回答するなどして覚えるようにしました。
■Wセミナーの良かった点【講師】
姫野先生は1コマ3時間の講義をフル活用して、どの科目も細かく教えてくれます。また、記憶に残るように身近な事を題材とした話もしてくれました。遺産分割協議について、厳格な手続きがいるのではないかと思っていたところ、父親(おとん)が死亡し、おかんと息子が食事中に、息子「おとんのあの土地おかんもらっとき。」おかん「あんたがいいならもらっとくわ。」これで協議成立です。と話していただき遺産分割協議が身近になりました。この遺産分割の話し以外にも、「おかん」を題材にお話ししてくださったので頭に入りやすかったです。
■Wセミナーの良かった点【教材】
択一も記述も理論編と実践編に分かれているのですが、理論編で徹底的にインプットをした後、実践編の一問一答などでアウトプットができ、過去問集などあれこれ他の教材に移らなくて済んだので気持ちが楽でした。
■Wセミナーの良かった点【カリキュラム】
民法や会社法の知識の抜けが始まりそうな頃に記述式理論編が始まり、民法や会社法の再確認ができたのが良かったです。実践編では、講義時間内で一斉に問題を解かされ、記述式問題を解くにあたってのあせりを覚えます。このあせりを覚えたことが本試験で活かされたと思います。また、記述式の解法をじっくり教えてくれます。この解法を学んだ後は記述式問題を解くことが怖くならなくなりました。
■フォロー制度の活用方法や良かった点
私は通信でしたのでメールでの質問等となりましたが、大した質問内容ではなくても毎回姫野先生より回答がきました。
■勉強以外の部分
職場に以前受験して断念した同僚がいたので、愚痴を聞いてもらったり、姫野先生のYouTube動画を見たりして息をついていました。
■これから勉強をはじめる方へのアドバイス
広い学習範囲をカバーできるよう姫野先生が復習方法、覚えなくてはいけないこと、やらなくていいこと、解法等合格するための武器を全て教えてくれます。その武器を1つ1つ自分の物にすれば不安が減り戦えるようになります。
T.T さん 未出問題もカバーしている網羅率の高いテキストで安心できた
2022年合格目標:上級総合本科生

【主な受講講座】
●「上級総合本科生」Web通信講座
【受験回数】10回以上
【学習開始時の職業】アルバイト 【合格時(合格年の直前期)の職業】受験専念
【得意科目】民法 【不得意科目】憲法、不動産登記法
【1日平均学習時間】入門・基礎期:約2時間 直前期:約5時間 【総学習時間】約7000時間
■司法書士受験のきっかけ・動機・学習時の環境
会社員として漠然と働く中、このまま年を重ねていくことに疑問を感じ、大学生のときに興味を持っていた司法書士になりたいという気持ちが強くなったため受験を決めました。
学習当初に退職し、合格した年の前年まではアルバイトをしながら時間に余裕があるときに勉強していました。合格した年は年明けから勉強に専念し、ほぼ毎日勉強していました。
■独学でなく受験指導校を、またその中からWセミナーを選んだ理由
当初は独学での合格を目指していましたが、試しに過去問を見てみたところ民法でさえ解くのに苦労し、不動産登記や会社法などに至っては全くと言っていいほど理解できず、自分に独学は向いていないと思い、受験指導校を利用しようと決めました。
各受験指導校の体験講座動画を見たり、ガイダンスを受けたりする中で、良い意味でクセがなくシンプルで分かりやすいと自分には感じられたWセミナーに決めました。
■学習スタイル・スケジュール、科目別勉強法、重視したポイント
当初は自宅で勉強していました。自宅だと机に向かう時間は長くなるものの集中して勉強することが自分には難しく、いつの間にやら勉強以外のことを考えたりネットサーフィンをしてしまったりして不効率だったので、合格の数年前から図書館やカフェで勉強するようにしました。その方が自宅よりは集中できました。
年明けまでは特に明確な目標やスケジュールは立てず、受験回数が重なってきてからは本試験で得点が伸びなかった科目を勉強できるときに勉強する、といった形でした。年明けからは全科目を勉強しながら平行して記述の問題をなるべく解くようにしていました。
択一については正確な解答よりもスピードを重視して、分からなかったとしても立ち止まって調べるのではなく、とにかくたくさんの問題に触れることを意識して問題を回すことを意識していました。記述については慣れてくると問題文を読んで頭の中でどの登記をするか考えたら解答を見てしまいがちになっていたので、実際の模試や本試験のように解答を書く事を意識していました。
■受験時代の苦労・困難・失敗談、それを乗り越えた方法
長くて3年程度での合格を想像していたので、受験回数が重なるたびに周りの目が気になったり自分自身への落胆といった精神面での苦労があったように思います。結局それは合格しないと解決しないわけで、合格するまで勉強し続けることが乗り越えられる方法なのかなと思います。
■Wセミナーの良かった点【講師】
姫野先生の講座を受講したのですが、ハキハキとした話し方と初学者でも理解できるような丁寧な解説、時折ユーモアのある体験談なども織り交ぜ説明してくださり、初歩的な問題から難解な問題まで分かりやすく、自分には合っていたかなと思います。また、択一・記述の解法は、本試験の時間配分にとても有用でした。
■Wセミナーの良かった点【教材】
姫野先生の講座は教材のボリュームがあるものの、網羅率が高いため、重要な過去問や本試験で未出な部分も全て教材に入っていて、「これだけをやれば良い」と思える安心感がありました。
■Wセミナーの良かった点【カリキュラム】
理論編で基礎的な知識を確認し、実践編で本試験に必要な知識を確認する、この理論編と実践編に教材が分かれているのは知識の定着に役立ちました。また、記述用に別個、記述対策講座があり、解法を含め各問題の論点など詳しく解説してくれていました。
■フォロー制度の活用方法や良かった点
講義で使われていない教室を自習室として開放しているので使用したり、Webフォローで理解が不十分な講座を繰り返し視聴しました。
■勉強以外の部分
勉強しない日を決めていなかったので、プライベートなどで日程調整が必要なときは、その日を勉強しない日と思い割り切って勉強はしませんでした。その代わり私用がない期間は1日1時間でも2時間でも毎日勉強するようにしていました。
■各種答練・模試、単科講座の活用方法や良かった点
上級総合本科生には、全国実力Check模試1回と全国公開模試3回が含まれていました。模試は得点もある程度大切だと思うのですが、本試験と似た環境で受験できるのが良い点だと思うので、自分の解答速度の把握や時間配分、解法手順の確認に活用していました。
■これから勉強をはじめる方へのアドバイス
短期合格を夢見ていました。しかし現実は長期受験となってしまいました。毎日それなりに勉強しても合格に必要な質量の勉強でなければ延々と合格できないレベルの資格だと気付いたのは何年も経ってからでした。とはいえ、本試験に向けてじわじわと勉強量を増やし直前期に最大瞬間風速が出るように調整できれば短期合格は夢ではなく目標になる、と合格して思います。受験前に試験や受験指導校についてよく調べ、自分に合った道を選べると良いなと思います。
Y.K さん 「そういうことだったのか」が何度もあった姫野講師の講義
2022年合格目標:上級総合パック

【主な受講講座】
●「上級総合パック」教室講座
【受験回数】5回
【職業】会社員
【得意科目】不動産登記法、供託法 【不得意科目】刑法、憲法
【1日平均学習時間】平日3時間、休日10時間
■司法書士受験のきっかけ・動機・学習時の環境
法律事務の仕事をしており、その法律事務をより専門性を持って対応できる資格が司法書士であることを知り、資格をもって責任のある専門性の高い仕事がしたいと思ったのがきっかけです。
職場で資格を活かしたいと思い勉強を始めたので、仕事を続けながら勉強することを選択しました。仕事で扱う知識が試験勉強の内容と重複する部分があり、その知識は学習に一部役立ちました。ただ実務と受験勉強上で取り扱いが違うものがあり、その点は気を付けました。
■独学でなく受験指導校を、またその中からWセミナーを選んだ理由
法学部でないので、法律の勉強の仕方のよく分からず、自分で計画を立てテキストを理解するのは無理だと判断し、基礎から勉強の仕方などを教えてくれる予備校利用を決めました。私は数回受験者で基礎講座と改正民法講座は他校で受講しました。本試験で択一の基準点は突破できるようになりましたが、記述式がどうしても点数がとれず(どうやって解けばよいか)途方にくれていたところ、姫野先生の記述式対策講座という講座がWセミナーで受講できることを知り、過去の講座を視聴し、一から記述を学ぶつもりで受講を決めました。
■学習スタイル・スケジュール、科目別勉強法、重視したポイント
学習スタイルは、講義が週2回程あったので、それをペースメーカとして講義で指導してくださる復習方法や学習範囲をこなしました。テキストや問題集は講座で使用したもの以外は使っていません。スケジュールは、講座のスケジュールがびっしりと決まっていたので自分では何も考えることなく、そのスケジュールについていきました。
勉強法は、択一については講義後テキストで復習、分からない箇所の基礎テキストや条文での確認、それでも分からなければ質問し、教えていただくことで解消していました。復習後はその項目の問題演習をすぐにやりました。主要4科目は、触れていない期間をつくるのが不安だったので、講義がない期間も項目を決めキーワードなど語句に触れるようにしていました。マイナー科目は、憲法・刑法は苦手だったので、講義の内容とテキスト、過去問を詰め込んだ感じです。民訴等3科目と供託法については講義がとても分かりやすく理解でき、知識の定着がよく、択一式対策講座【実践編】の問題を繰り返し解きました。重視したポイントは、やはりテキストを読み、内容を覚えることの繰り返しと問題をすぐにやったことです。記述式については理論編で全体を把握したうえで、解法など暗記が必要な箇所は覚える努力をし、その知識を使って、どれくらい問題が解けるのか試すという形でした。商登法記述は最後の模試まであまり点につながらず、とりあえず機関・役員変更の箇所だけは完璧にし、本試験に臨んだところ、運よくその箇所が出たのである程度点数を取ることができました。組織再編は苦手意識が大きかったので何度もテキストを読んで問題演習をしました。
■受験時代の苦労・困難・失敗談、それを乗り越えた方法
仕事しながら勉強をしていたので、平日の講義スケジュールの調整や勉強時間の確保に苦労しました。勉強時間については平日出勤前と退勤後の時間を勉強時間にあて、土日は自習室の空いている時間はなるべく行くようにしたところ、確保できました。また直前期はマイナー科目の勉強が進んでおらす、主要科目・記述式の勉強をしながら、どの程度時間をかければよいか計画を立てることに苦慮していましたが、先生に勉強計画を相談しました。その際にいただいたアドバイスに沿った学習をすることで不安が払拭できました。
■Wセミナーの良かった点【講師】
記述式については一から理論・解法を学べ、記述式問題への怖さがなくなりました。択一式については難しい論点は黒板を使った説明で目と耳から理解でき、講義を聞き「そういうことだったのか」という瞬間が何度もあり、知識の定着を実感できました。すべての科目で同じだったので、嫌いな科目なく受験勉強できたのは、姫野先生の講義のおかげだと思います。
■Wセミナーの良かった点【教材】
受験に必要な知識が網羅されていました。整理に必要な図表もあり、本文も条文に即した内容になっており、項目建ても分かりやすかったので、知識を整理整頓しながら、覚えていくことができました。基礎の知識を補充・肉付け・強化してくれる内容で講義テキスト以外不要でした。
■Wセミナーの良かった点【カリキュラム】
5月頃まで講義があり、講義終了後から本試験まで勉強している時間も、不安を感じることなく、学習を進めることができました。記述式対策講座についてはいきなり問題を解くのではなく、理論編である程度記述式について理解した上で問題を解く形なので、理解なくとりあえずやってみるということが苦手な私には向いていたと思います。
■フォロー制度の活用方法や良かった点
質問メールは頻繁に使用させていただき、毎回丁寧に適切に答えてくださったおかげで質問した部分の理解が進み、得意な箇所になりました。WEBでも講義が見れるので、再度必要な箇所を確認できるところがよかったです。筆記合格後、口述試験のため、司法書士法の勉強が必要でしたが、その際も音声とテキストで司法書士法をやり直すことができ役立ちました
■勉強以外の部分
人に左右されやすいのであまり仲間は作りませんでしたが、講義と講義の間に他の受講生の方から挨拶や声をかけていただくことがあり、その際は同じようなことを思って勉強頑張っておられるのだなと思い、励みになりました。
■各種答練・模試、単科講座の活用方法や良かった点
模試を4回受けました。択一は、過去問をベースに初めて触れる知識などバランスよく出題されており、解説も詳しく、復習教材としてよかったです。記述式については、私の場合できる問題とできない問題の差が大きく、商登法記述は最後の模試でかなり悪い点をとり、本試験受験をやめようかと思ったほどでしたが、解きなおしなどをして復習しました。模試でいい点がとれなくても合格できることがあるということが分かりました。成績に左右されず諦めず勉強を続けることが重要だと実感しました。
■これから勉強をはじめる方へのアドバイス
勉強がつらい時もあると思いますが、スケジュールや内容は講座・講師に任せて、目の前の勉強に興味を持ち、これを制覇してやるという気持ちで取り組めばいい状態で本試験を迎えることができると思います。覚えること、難しい内容がたくさんあるので、簡単には言えないですが、暗い気持ちはなるべく持たず日々小さな達成感を積み重ねて合格という大きい達成感を手に入れてください。
森田 耕平 さん 法律を勉強してきた中でダントツ分かりやすいオートマテキスト
2022年合格目標:山本プレミアム上級本科生・答練3種パック

【主な受講講座】
●「山本プレミアム上級本科生」ビデオブース講座
●「答練3種パック」ビデオブース講座
【受験回数】3回
【学習開始時の職業】アルバイト 【合格時(合格年の直前期)の職業】アルバイト
【得意科目】民訴等、商業登記法 【不得意科目】民法(債権)
【1日平均学習時間】入門・基礎期:約5時間 直前期:約10時間【総学習時間】約3000時間
■司法書士受験のきっかけ・動機・学習時の環境
大学時代には法学部に在籍しており、法律家に対する憧れがありました。その後、身近な法律トラブルや相続などを経験し、転職を希望していたこともあり一念発起して司法書士試験を受けようと思いました。
勉強中は塾講師などのアルバイトをしながら実家で暮らしておりました。コロナ禍ということもあり生活は苦しかったですが、家族の支えもあり、また職場にも応援してもらい直前期にはお休みをいただいて勉強に専念できました。
■独学でなく受験指導校を、またその中からWセミナーを選んだ理由
独学で勉強していたのですが、特に記述式問題の解き方が分からず苦戦していました。合格するには力が足りないと感じていたところ、今年こそは必ず合格しようと考え受験予備校を利用しようと思いました。
独学の際に山本浩司先生のテキストを利用していましたが、今まで法律を勉強している中でもダントツに分かりやすいテキストであり、先生のエピソード等も興味深かったので、山本先生の講義を受けられるWセミナーの受講を希望しました。
■学習スタイル・スケジュール、科目別勉強法、重視したポイント
平日はTAC京都校の自習室で夕方ごろまで勉強をして、夕方ごろからは塾講師の仕事をする生活をしていました。休日は少し遅めの時間に自習室に行き、自習室が閉まる9時ごろまで勉強をするという生活でした。
映像授業を受講するスタイルでしたが、自宅より教室のビデオブースで受講する方が集中できたので、京都校のビデオブースをよく利用していました。通勤の際には苦手な範囲の授業映像をタブレットにダウンロードして何度も見返すという学習もしていました。授業とテキストを中心に、重要な条文を六法でチェックして赤線を引き、あとはひたすら過去問集を解きまくるというスタイルでした。
直前期は仕事先にお休みをもらい勉強に集中していました。最後の時期に集中してマイナー科目や記述式など不安があった部分を復習できたことが合格につながったと思います。
民法・不動産登記法では、文字だけでは分かりにくい法律要素を山本先生のテキストや講義で出てくる図表を用いて理解することに努めました。山本先生独特の言い換えや記憶法が非常にわかりやすかったので本番でも役立ちました。
会社法・商業登記法ではとにかく問題文が長くて時間が足りないことが多かったので、山本先生の過去問テキストを何度も読み返しました。条文の用語や問題文に独特な表現に慣れることで安定した点数を稼ぐことができるようになりました。
記述式対策としては、答練講座を受講していたのでほぼ毎週本番形式の問題に取り組めていました。それを通して、時間配分や書き方を自分の中で構築できたことが大きかったと思います。
マイナー科目に関しても山本先生の講義が端的でわかりやすかったので、講義・過去問・条文をひたすら回すことで充分対応可能でした。得意分野を作れたことで精神的に落ち着いて試験を受けることができました。
■受験時代の苦労・困難・失敗談、それを乗り越えた方法
どうしても夜ふかしをしてしまい、朝の勉強時間が確保できず勉強が遅れ気味になってしまったことが失敗でした。自習室での学習だと良くも悪くも自分のペースで勉強ができてしまうので自己管理をしっかりすることが大事だと思いました。自分は映像ブースの利用予約をなるべく早い時間にすることで、ある程度強制的に午前中~昼の勉強時間を確保していました。また、気分がどうしても乗らないときはカフェなどを利用したり、好きな科目や記述式を解いて気分転換するようにしていました。
■Wセミナーの良かった点【講師】
山本先生の講義はわかりやすい言葉や図表を用いてくれたのでとても理解しやすく、記憶の助けになりました。また実務の話や先生の経験談も非常に面白く、勉強以外の普段の生活での考え方にも良い影響を受けたと思います。
■Wセミナーの良かった点【教材】
オートマシリーズは文章の書き方も日常の言葉遣いに近いような形で、他の法律書やテキストにはない分かりやすさがありました。
答練の問題はとにかくボリュームが多く、問題文の表現や記述式の解き方に慣れるという意味で非常に役に立ちました。
■Wセミナーの良かった点【カリキュラム】
映像授業だったのでどれくらいのペースで受講すればいいか迷っていたのですが、答練や模試があったことでそのペースに合わせて受講することでより講義の効果が高まったと思います。全国実力Check模試が少し早めの時期にあったのですが、エンジンを入れるタイミングとして最適でした。
■フォロー制度の活用方法や良かった点
答練の記述式を毎回赤ペンで採点してもらえたことが良かったです。最初のころは満足に書き切れることの方が少なくくじけそうでしたが、次第に「〇〇の点について復習しておきましょう。あとはよくできています」というような内容のコメントを頂けて励みになりました。
■勉強以外の部分
ビデオブースでの受講ということもありなかなか受験仲間はできませんでしたが、先生方の受験生時代の話を聞いて励みにしていました。
ときどき勉強のことを全く考えないリフレッシュ日を作って遠出したりしていました。良い気分転換になったと個人的には思います。
■各種答練・模試、単科講座の活用方法や良かった点
答練は毎週あるのに毎回解説冊子が非常に充実しており、ポイントごとのまとめや過去の出題傾向が参考になりました。
模試は大阪校まで受けに行ったのですが、起きる時間や移動時間・休憩時間などのルーティンを実際に体験できたことが本番の安心感につながりました。
■これから勉強をはじめる方へのアドバイス
学習初期は科目の膨大さに圧倒されると思いますが、まずは目の前の小さな単元から一つ一つ理解し問題を解けるようになることで自信がついてくると思います。自分は実務経験もなかったので勉強中常に不安と闘っていましたが、勉強して得意分野を増やすことがなにより自信につながりました。得意な科目・興味のある科目からでもぜひ勉強に取り組んでみてください!
H.T さん 「基礎の完成」で合格できた
2022年合格目標:山本プレミアム上級本科生

【主な受講講座】
●「山本プレミアム上級本科生」Web通信講座
【受験回数】2回
【職業】主夫
【得意科目】民法 【不得意科目】刑法、憲法
【1日平均学習時間】入門・基礎期:約7時間 直前期:約7時間 【総学習時間】約2700時間
■司法書士受験のきっかけ・動機・学習時の環境
一昨年秋に前職を離職した後、家事をしながら、一般企業に再就職をする気もなく、何か資格を取ろうと考えていた時に、書店で出会ったのが山本先生の『こんなにおもしろい司法書士の仕事』とオートマシステムのテキストでした。義父がこの仕事をしていることもあり、試しにオートマシステムの『民法』のテキストを購入したところ、実に分かりやすく、すらすらと読み進むことができ、勉強を開始することができました。
平日は日中7時間前後の学習時間をとれたので、環境は恵まれていました。
■独学でなく受験指導校を、またその中からWセミナーを選んだ理由
学習開始から1回目の受験(令和3年度)までの約半年間は、オートマシステムのテキスト(全冊)と、オートマ過去問、不動産登記法と商業登記法の記述式のテキストのみを使用した独学でした。学習時間不足で、過去問はマイナー科目まで手が回らない状態で受験しました(総学習時間約1100時間)。
受験終了後すぐに、Wセミナーの「山本プレミアム上級本科生」コースを申し込みました。特に、記述式について、講座を受講しておいた方が回答のコツがつかめてよいかなと思ったからです。
■学習スタイル・スケジュール、科目別勉強法、重視したポイント
とにかく、山本先生がオートマのテキストに書かれている内容、これをすべて覚えれば合格できるという非常に分かりやすい目標があったので、学習の進め方に迷いはありませんでした。結果的にこの考え方に間違いはありませんでした。
具体的な私の学習スタイルは、まずオートマテキスト全科目の全内容を自分でサブノートにまとめました。学習の前半(約1300時間くらい)はこれに費やされましたので、時間のかかるこのやり方が良いかは人それぞれだと思います。その後、択一対策としてひたすらオートマ過去問(過去問が肢別に分解され、〇×で答えていくもの)を繰り返しました。全科目の全選択肢を3回繰り返し、1回でも誤答した問題だけを3回は繰り返したと思います。私の場合、最初は問題を解きながらサブノートを参照し、誤答した問題をサブノートに書き足していくことで記憶の定着が図れたことから、この方法があっていました。
記述対策は、やはりオートマシステムのテキストでしたが、山本先生の講義を実際に受講したことで、不動産登記法・商業登記法とも、答案構成用紙にどのようなメモを書いたらよいかを学ぶことができ、大変有益でした。
■受験時代の苦労・困難・失敗談、それを乗り越えた方法
とにかく、オートマのテキストが分かりやすく面白かったこと、どこまで覚えれば良いかを山本先生が明確にしてくださっていたことから、受験勉強に苦労したことはほとんどありませんでした。「基礎を完成させれば合格できる」という山本先生の教えを信じた結果、本番でも成績上位で合格することができました。
私が使用した教材は、オートマシリーズ以外では、本試験の過去5年分の過去問とTACの模試だけです。ただし、不動産登記法と商業登記法の記述式だけは、問題形式に慣れておく必要があることから、より多くの過去問や模試などで、本試験形式の問題を解いておく方が良かったかもしれません。
■Wセミナーの良かった点【講師】
山本先生のプレミアの講義は、教科の内容よりもトークタイムや授業の最後の雑談を楽しみにしていました。私も歴史が好きなので、山本先生の雑談を、毎回興味深く聞いていました。
■Wセミナーの良かった点【教材】
プレミアの教材は、オートマシステムのテキストと切り口が少し変わっており、気軽に楽しく読むことができます。また、『短期合格のツボ』は、山本先生の真骨頂といえる歴史話から司法書士試験の本質を的確に記されており、司法書士試験のバイブルともいえる一冊です。本書のとおりの戦略で臨めば、本試験に必ず合格できます。
■Wセミナーの良かった点【カリキュラム】
オンラインクラスでしたので、自分のペースで受講することができたのが、とても便利でした。
■フォロー制度の活用方法や良かった点
テキスト等の内容について数回質問をさせていただきましたが、西垣先生がお忙しいなか大変丁寧な回答をしてくださり、とても嬉しく励みになりました。
■勉強以外の部分
私の場合、平日学習時間を十分確保できたので、土日祝日は家族とのの時間を確保でき、大変恵まれていました。
■各種答練・模試、単科講座の活用方法や良かった点
5月、6月の全国実力Check模試、全国公開模試は、午後の部の時間配分の難しさと、記述式試験の形態に慣れておくために、必須であると思います。私は全4回とも会場で受験し、本番への大きな自信となりました。
■これから勉強をはじめる方へのアドバイス
とにかく山本先生が言われる「基礎の完成」、これが合格の秘訣の90%、残りの10%は本試験の午後の部の時間の厳しさと記述式試験の形態に慣れておくことです。司法書士試験は、基本的な良問だけを自信を持って回答できる力があれば、合格可能な試験です。ぜひ、頑張ってください。
M.O さん 出題予想の精度が高かった
2022年合格目標:答練本科生記述対策プラス

【主な受講講座】
●「答練本科生記述対策プラス」教室講座
【受験回数】2回
【学習開始時の職業】会社員 【合格時(合格年の直前期)の職業】主婦
【得意科目】不動産登記法、民法 【不得意科目】会社法
【1日平均学習時間】入門・基礎期:約6時間 直前期:約11時間 【総学習時間】約2600時間
■司法書士受験のきっかけ・動機・学習時の環境
受験のきっかけは公務員試験を勉強していた際に法律に興味を持ち、一般企業に就職した後も法律を使う仕事をしたいと考えていたことです。
学習時の環境は最初の半年間は営業職と両立し、その後は勉強に専念していました。
■独学でなく受験指導校を、またその中からWセミナーを選んだ理由
予備校は試験の傾向や勉強の仕方のプロであると思ったので、自分で模索するよりもそれらに従って勉強するほうが私にとっては合格への近道になると考えたからです。
令和3年の試験時は別の予備校に通っていたのですが、記述に課題を感じていました。本試験後姫野先生と個別面談した際に、解法のお話や成績がちゃんと伸びる旨を伺ったからです。
■学習スタイル・スケジュール、科目別勉強法、重視したポイント
学習スケジュールは、月に1回は必ず質問メールを使用して姫野先生に相談していました。そのため、この時期にはしっかりと過去問をする、この時期にはインプットを確実に行うなどやるべきことを整理し不安を持たずに勉強を進めることができました。
勉強法や重視ポイントは、自分流のアレンジをせずに、また情報が多くある中で先生のアドバイス1つに絞って忠実に従うようにしました。
記述式対策は姫野先生の対策講座を受講し、授業で習ったことを復習⇒演習と繰り返しました。理論編実践編実践総合編とすごいボリュームなので、演習を繰り返すうちに模試や答練で自然と点数が取れるようになりました。
■受験時代の苦労・困難・失敗談、それを乗り越えた方法
模試が悪かった時や、点数が伸び悩んだ科目があったときです。そのような時は一人で悩むのではなく、合格者をたくさん見てらっしゃる先生に質問したり、落ち込まずに淡々と勉強を進めていました。
■Wセミナーの良かった点【講師】
とにかく授業がわかりやすく、1年目ではよく理解できないままだったことがちゃんと理解して次に進めたことです。受講前は記述式について解法など全く知らず成績が上下していたのですが、姫野先生の解法を身に付けたことで、安心して本試験当日を迎えることができました。また、授業内でお話される出題予想の精度が高く、メリハリをつけて勉強でき、絶対に出るところは確実に取れました。択一だけでなく、記述の出題予想もすごく、当日は力を入れてやった部分が多く出たので安定して解くことができました。
■Wセミナーの良かった点【教材】
答練や模試の難易度が高く、油断せずに本試験を受けることができたことです。また、記述式対策講座のテキストは、理論編と実践編において記述式で出題される論点が網羅されているので、完璧にすれば、当日は解き方のわかる論点から出るという安心感がありました。
■Wセミナーの良かった点【カリキュラム】
答練では、予習⇒答練⇒復習という流れでテキストをマスターしつつ多くの答練でアウトプットできたことと、記述式ではカリキュラムにのっとって学習すれば成績が上がるという点です。
■フォロー制度の活用方法や良かった点
質問制度を活用していました。科目の具体的な内容だけでなく、学習計画についてもアドバイスいただけました。
■勉強以外の部分
美味しいご飯や友人や家族と過ごす時間を作って、リラックスしていました。直前期は毎日勉強でしたが、睡眠時間はしっかりと確保していました。
■各種答練・模試、単科講座の活用方法や良かった点
答練本科生だったので、答練と模試を活用して、苦手部分のあぶりだし、克服をスムーズに行えていました。
■これから勉強をはじめる方へのアドバイス
TACの姫野先生の講座でとても成績が伸びました!自分流のアレンジや一人で長々悩むのではなく、プロである先生のアドバイスに従い、進めていくことが良いかなと思います。
大村 淳輔 さん 答練が勉強のペースメーカーに
2022年合格目標:答練本科生

【主な受講講座】
●「答練本科生」教室講座
●「上級総合本科生」Web通信講座
【受験回数】4回
【学習開始時の職業】公務員 【合格時(合格年の直前期)の職業】会社員
【得意科目】不動産登記法 【不得意科目】会社法、商業登記法
【1日平均学習時間】入門・基礎期:約4時間 直前期:約3時間 【総学習時間】約3600時間
■司法書士受験のきっかけ・動機・学習時の環境
司法書士試験を受験したきっかけは2点あります。1つ目は、税理士事務所に勤めている友人から、将来、法律専門職の総合事務所を一緒に経営しないかと誘われ、当時自分たちの周囲にはいなかった司法書士資格の取得を勧められたことです。2つ目は、兼ねてから会社員を辞めてゆくゆくは独立をしたいと考えていたところ、司法書士は試験自体が実務家養成を目的とするものであって、試験に合格した後すぐに独立をする人も多数いると耳にしたことです。
■独学でなく受験指導校を、またその中からWセミナーを選んだ理由
独学ではなく受験志望校を利用することに決めたのは、1回目の受験を半年間の独学で挑戦したところ記述式の点数が足切りとなってしまい、独学では記述式を時間内に正確に解くことが難しいと判断したためです。
Wセミナーを選んだ理由は、大学の頃公務員試験を受験する際にWセミナーの講座を受講しており、そのときのWセミナーの模試の問題の難易度が他の予備校のものや本試験問題よりも高く、Wセミナーの講座を受講することで、高難易度の問題や発展的な論点に触れることができると考えたためです。
■学習スタイル・スケジュール、科目別勉強法、重視したポイント
私は司法書士試験の受験期間を通して公務員や会社員として働いていたため、学習スタイルとしては、平日は仕事が終わった後2~3時間程度(講義の受講時間を含む)、土日祝日は午前10時頃から午後9時頃までの間で適宜休憩を入れながら勉強するというものでした。学習スケジュールとしては、10月の半ば頃から翌年2月頃までは民法、会社法、不動産登記法、商業登記法に力を入れ、3月頃から憲法、刑法、商法を除く非主要科目の学習を始めるというものでした。
科目別の勉強法としては、民法、不動産登記法、商業登記法については、テキストを読む際に覚えていないところに下線を引き、その箇所を読むときに問題化して思い出しながら読み込むということを行っていました。会社法については、テキストや過去問はほとんど使わず、条文を何度も読み込みました。また、非主要科目については、基本的には過去問を繰り返し解き、弱点の単元があればその箇所をテキストで確認するというやり方でした。
記述式対策としては、不動産登記法、商業登記法共に毎週1問ずつ答練の問題を解くことで、とにかく問題に慣れることを重視し、特に不動産登記法に関しては枠ずれを起こさないよう実態判断を正確に行うことを意識しました。
■受験時代の苦労・困難・失敗談、それを乗り越えた方法
私は、働きながら司法書士試験の合格を目指していたため、とにかく日々の勉強時間を確保することに苦労しました。また、仕事が終わった後勉強をしようと思うと、椅子に座って少し時間がたつとその日の疲れが出て眠くなるなど、勉強に集中することにも苦労しました。そこで私は、毎日の勉強時間を長時間確保することは諦め、その代わり、勉強を全くしない日は作らないと決め、どれだけ疲れていても、どれだけ時間がなくても、毎日必ずテキストを読んだり問題を解くなどして日々の学習を積み上げていきました。
■Wセミナーの良かった点【講師】
私は、Wセミナーでは基本的に姫野講師の講座を受講していました。姫野講師は、条文をただ条文の知識として教えるのではなく、なぜそのような制度になっているのか、なぜそのような判例が出されたのかなどといった物事の本質から教えてくださったため、深く理解することができました。
■Wセミナーの良かった点【教材】
Wセミナーの教材は、とにかく網羅性が高く、極端ではありますが、過去問やその他の問題集を使わずとも、とにかくWセミナーの教材を完璧に覚えこめば確実に合格ができると確信できるほどの知識量でした。
■Wセミナーの良かった点【カリキュラム】
Wセミナーの答練は、総合力底上げ編、科目別全潰し編、合格力完成編と、徐々に実力を上げていける形式となっており、勉強のペースをつかむのに最適なものでした。また、重要な知識や過去問が答練の中でも繰り返し問われることや、解説講義において答練では出題されていないものの重要と思われる周辺知識を含めて解説してもらえる点も良かったです。
■フォロー制度の活用方法や良かった点
Wセミナーでは、随時、マイページ上から学習スケジュールや分からない論点などについて質問を送るができ、それに対する回答も素早く頂くことができるため、安心感をもって学習を進めることができました。
■勉強以外の部分
私は、毎日勉強時間を長時間確保することよりも、全く勉強しない日を作らないという方針で学習を進めていたため、合格をした今年度においても、年末には妻と旅行をしたり週末にはランチに出かけたりと、勉強がストレスにならないように自由な時間も確保するようにしていました。
■各種答練・模試、単科講座の活用方法や良かった点
Wセミナーの答練や模試では毎回成績表を閲覧することができ、その中で他の受験生の多くは正解しているにも関わらず自分は間違ってしまった問題などが一目で分かるため、自分の弱点を把握し克服するのにとても役立ちました。
■これから勉強をはじめる方へのアドバイス
司法書士試験は、短期間で膨大な量の知識を覚え、それを本試験当日の短い試験時間に出し切ることが求められる試験であることから、自分の知識量のピークを本試験当日に持ってくることが重要となります。そのためには、私個人としては、年内の学習は根を詰めすぎることなく、直前期に知識量を指数関数的に増加させるようなイメージを持つことも大切なのではないかと考えています。
皆様が、それぞれご自分の学習方法、学習ペース・スケジュールを確立し、司法書士試験に合格できることを祈っております。
S.M さん 答練・模試の解説講義で記述式の解法を習得
2022年合格目標:答練本科生

【主な受講講座】
●「答練本科生」Web通信講座
【受験回数】4回
【学習開始時の職業】会社員 【合格時(合格年の直前期)の職業】補助者
【得意科目】不動産登記法記述式 【不得意科目】会社法
【1日平均学習時間】入門・基礎期:約2時間 直前期:約5時間 【総学習時間】約3000時間
■司法書士受験のきっかけ・動機・学習時の環境
【司法書士受験のきっかけ・動機】
「何か難しい資格を取ったらかっこいいかな」程度の気持ちで司法書士について調べ始めましたが、調べてみると、その業務の多様さに魅力を感じ、また自分で取り組みたい分野もでき、本格的に勉強を始めました。
【学習時の環境】
全く違う業種(食品系)で働いていましたが、勉強を始めてしばらくしてから司法書士事務所に転職して補助者となり、そこで働きながら受験しました。
■独学でなく受験指導校を、またその中からWセミナーを選んだ理由
【独学でなく受験指導校を利用することに決めた理由】
法律初学者で試験科目も多く、市販のテキストなどを見ても到底ひとりで理解できるとは思えなかったので、講義を受ける形で体系的に学習したいと思いました。
【数ある受験指導校からWセミナーを選んだ決め手】
テキスト(オートマ)が読みやすく使いやすそうだったことと、本科生は通信生でも無料で自習室を利用できるのが魅力的に感じました。実際、合格した年は平日夜も休日もほぼ毎日自習を利用させていただきました。
■学習スタイル・スケジュール、科目別勉強法、重視したポイント
【学習スタイル、学習スケジュール】
平日の仕事終わりに毎日自習室に通い、休日はなるべく本試験のスケジュールに合わせて、試験時間にあたる時間には集中して勉強するようにしました。休日は答練を解き、解説講義動画を視聴して、解説で特に重要だと指摘され、かつ、苦手意識があると感じる分野があれば、少しまとまった時間を確保してテキストや条文にあたるようにしていました。また、移動中や家事をしながら、ダウンロードしておいた初学者向けコースの講義音声の中から「この分野、最近勉強してないかも」というものを選んで聴き、なるべく同時並行で多くの科目や論点に触れられるよう工夫しました。
【科目別勉強法、学習時に重視したポイント、記述式対策】
択一式の過去問は、間違えた肢と確答できなかった肢に印を付けてそれだけを何度も回す時間を作り、いつも間違えて判断してしまう思考のクセのようなものを見つけては潰すことを意識して取り組みました。民法や会社法の「〇年以内」のような数字を覚えるのが苦手なため、数字だけ抜き出した単語カードを作っていました。
記述式は問題演習後、解説講義を聴きながら、自分の回答用紙のコピーにミスをした理由、注意すべきポイント、解法テクニック、関連する条文や先例等をびっしりと書き込み、それを持ち歩いて時間のある時に見返していました。記述式は1問解くのに時間がかかるので、せっかく問題を解いたらその1問からなるべく多くを得るよう心掛けました。
■受験時代の苦労・困難・失敗談、それを乗り越えた方法
初学者向けの講座を受けたものの、当時は仕事も忙しくてまったくついていけず、何年も勉強したりやめたりを繰り返す最悪の状態でした。過去問を解く際、1回で全て理解しようとして時間をかけ過ぎてしまうなど、完璧主義なところも良くなかったと思います。最後の年はとにかく答練を受けてその都度足りない知識を補うようにし、過去問は1問の深い理解よりも多くの問題に触れ、1つの論点を様々な角度から見ることを重視しました。
■Wセミナーの良かった点【講師】
姫野講師の記述式の解説講義が大変実践的で、どうやっても時間内に書ききることができなかった答案が書けるようなり、(択一式はあまり振るわなかったものの)記述式の高得点のおかげで合格することができました。
■Wセミナーの良かった点【教材】
答練や模試の解説が非常に詳しく、特に記述式の解説は、例えば「募集株式の発行とは何か」のようなごく基本的なところから書いてあるため、答練を受けながら基礎的な知識の抜け漏れも補うことができました。
■Wセミナーの良かった点【カリキュラム】
初学者向けのコースも、全くの初学者から本試験に対応できるレベルまで必要な知識が網羅されていたと、合格した今、感じています。最初に受講したコースの講義音声を最後まで何度も聞き返しながら勉強しました。
■フォロー制度の活用方法や良かった点
地方在住のため通信講座での受講でしたが、近くのTACの自習室をほぼ毎日利用させていただきました。自習室に行くことで勉強モードに切り替わる感じがあり、メリハリをつけて受験生活を送ることができました。
■勉強以外の部分
イライラや注意散漫などのPMS(月経前症候群)の症状と月経痛で月に10日以上不調の日がありましたが、低用量ピルの服用を始めたことで劇的に学習時間の質が上がりました。女性受験生でつらい症状のある方はぜひ婦人科の受診をおすすめします。
■各種答練・模試、単科講座の活用方法や良かった点
記述式の学習について、答練・模試と解説講義を受講して本当に良かったです。解説講義では実践的なテクニックを習得することができ、冊子の詳しい解説では抜けていた基礎的な知識も補うことができ、択一式の学習にも役立ちました。正直、記述式の過去問にはあまり手が回らなかったのですが、答練・模試をシリーズで受講することで頻出論点や本試験の出題形式を一通り網羅することができ、高得点につながりました。
■これから勉強をはじめる方へのアドバイス
最初から細かい部分まで理解しようとせず、ざっくり把握して、インプット(講義やテキスト)とアウトプット(過去問や答練)を繰り返しながら徐々に理解の精度を上げていくのが早道だったな…と今振り返ると思います。
鈴木 駿也 さん 答練でインプットした知識を使えるものに
2022年合格目標:答練本科生

【主な受講講座】
●「答練本科生」教室講座
【受験回数】3回
【学習開始時の職業】受験専念 【合格時(合格年の直前期)の職業】受験専念
【得意科目】不動産登記法、会社法【不得意科目】商業登記法(択一)、民事執行法
【1日平均学習時間】入門・基礎期:約10時間 直前期:約12時間 【総学習時間】約8000時間
■司法書士受験のきっかけ・動機・学習時の環境
私は、高校生のとき、英語が大の苦手でした。自分なりに英語に力を入れて頑張って勉強していましたが、全く成績は上がらず、赤点で坊主になってしまうほどでした。英語が出来なければ、いい大学に入ることができないので、別の道で頑張ろうと思いました。そこで、両親が司法書士ということもあり、目指すことにしました。
■独学でなく受験指導校を、またその中からWセミナーを選んだ理由
独学で司法書士試験に合格できるわけないと思っていたので、受験指導校を利用することに決めました。もうすでに2年間受験していた私は、他の受験指導校で学習していたテキストが自分に合っていたので、テキストは変えずにより実践に近い学習をしたいと思っていました。そこで、答練や模試ができる会場がある受験指導校を探していたところ、名古屋にはTACしかなかったので、Wセミナーの答練本科生を選びました。
■学習スタイル・スケジュール、科目別勉強法、重視したポイント
毎日の学習スタイルは、自宅で行っていました。着替える時間、外出する準備の時間、移動時間がもったいないと思ったからです。朝が弱い私は、すぐに眠気から覚めず、特に寒い季節は集中できるまで時間がかかっていました。そのため、直前期前の3月までは、昼過ぎに起きてご飯を食べ、14時から19時まで学習。ご飯を食べ0時ぐらいまで学習。休憩もかねてお風呂に入り、寝る準備ができてから学習。朝の7時頃就寝していました。直前期である4月からは、本試験に合わせるために、7時に起き、2時に寝ていました。
私は、テキストを軸に2年間勉強していたので、テキストの知識はある程度入っていました。しかし、問題では問われ方が変わると出てこない時が多かったので、Wセミナーの答練や模試で間違えた問題とテキストをつなげることを重視して行っていました。
■受験時代の苦労・困難・失敗談、それを乗り越えた方法
ずっと家にこもって勉強していた私は、友人がSNSなどで楽しそうに遊んでいる様子や旅行に行っている写真を投稿しているのを見て、辛くなってしまっていました。そのため、受験勉強している間はSNSを見ないようにしました。
■Wセミナーの良かった点【教材】
答練・模試の回数が多く、たくさんの問題にあたることができた点です。また、校舎が東京以外にもあり、試験官の方もいたので、しっかり本番を意識した答練・模試にすることができた点です。
■Wセミナーの良かった点【カリキュラム】
本番を意識した答練を毎週することができたので、自分なりの解く順番や時間配分を固めていくことができ、試験本番も緊張しすぎることなく受験できた点です。また、毎週記述の採点をしていただけたのはすごく力が付きました。
■フォロー制度の活用方法や良かった点
記述で、減点された理由がわからなかったときや、他の書き方で良いのかわからないときに質問をして活用していました。わかりやすく回答をして頂いて助かりました。
■勉強以外の部分
息抜きに、好きなラジオを聴きながらランニングをしていました。
■各種答練・模試、単科講座の活用方法や良かった点
成績表が毎週出るので、自分の現在地を知ることができてよかったです。
■これから勉強をはじめる方へのアドバイス
宅建、行政書士を取得してから、司法書士試験の受験を始めた私でも3年かかってしましました。法律資格の学習経験のない方ならさらに大変だと思います。甘くない試験です。自分に合う勉強方を見つけて、最後まで頑張ってください。
櫨田 正治 さん 解説冊子を読み込んで記憶を定着
主な受講歴:答練本科生

【主な受講講座】
●「答練本科生」資料通信講座
●「法改正対策講座」Web通信講座
【受験回数】4回
【学習開始時の職業】会社員 【合格時(合格年の直前期)の職業】会社員
【得意科目】民法、不動産登記法【不得意科目】会社法、商業登記法、憲法
【1日平均学習時間】入門・基礎期:約3時間 直前期:約3時間 【総学習時間】約4000時間(4年間)
■司法書士受験のきっかけ・動機・学習時の環境
【司法書士受験のきっかけ・動機】
私は、企業の中で長く税務に携わってきましたが、そこでは民法や会社法に関する知識のほか、不動産登記や社会保険労務などの周辺知識が必要となるため、これまでも資格取得を意識することなくこれらの勉強を行ってきました。50代も半ばを迎え、定年退職後に税理士として独立した際のキャリアアップにもつながると考え、本格的に司法書士の資格取得のための勉強に取り組むことにしました。
【学習時の環境】
まずはテキストと過去問集を買い込み完全な独学としてスタートするも、すぐに勉強範囲の広さや必要とされる知識の深さに呆然とする始末。しかし、生活を支えていく必要があるため職を捨てて勉強に専念することもできず、複数年をかけて勉強を進めて合格までたどり着こうと決意、結果として4年かけてようやく合格をつかみ取ることができました。
■独学でなく受験指導校を、またその中からWセミナーを選んだ理由
【独学でなく受験指導校を利用することに決めた理由】
当初は完全独学でスタートしました。テキストや過去問集を何回も繰り返し学習して頭にたたき込みましたが、初回の受験で足切りラインにも届かず惨敗。やはり巷で言われているとおり、司法書士試験は過去問対策だけでは、できても7割程度しか得点できず、新問対策が不可欠であると実感し、受験指導校に頼ることにしました。
【数ある受験指導校からWセミナーを選んだ決め手】
独学を始める際に、専門書店で基本テキストを比較検討した結果、Wセミナーさんの基本テキストが自分に一番合っていると思い、受験指導校の第一候補としました。このほかにも、SNSなどでの書き込みなども比較検討して、問題的中率や詳細な解説に定評のあるWセミナーの司法書士講座の答練パックを受講することにしました。
■学習スタイル・スケジュール、科目別勉強法、重視したポイント
【学習スタイル、学習スケジュール】
通勤時間は片道2時間弱かかるものの、比較的残業の少ない職場であったことを考慮して、その生活スタイルに合わせた学習計画を立てました。具体的には、幸いにも通勤電車の車中の3分の2程度の時間は席に座れたため、往復の車内で答練問題を解き、解説を熟読。帰宅後に間違った問題や不確かな知識についてテキストや登記六法に戻って再確認。翌日は早朝に起床して、前日に確認したことをざっと読み返すことにより記憶を定着させる、というサイクルを毎日繰り返しました。
また、休日はまとめて勉強することができる貴重な時間と位置付け、少なくとも6時間、気分が乗った日には8~10時間勉強しました。これらを続けていくためには家族の協力が不可欠ですので、家族に対してきちんと自分の目標とすることを伝え理解を得て置くことが必要だと思います。結果的に合格まで4年かかってしまい、この間は勉強漬けになり家族サービスも疎かになってしまったと考えると、家族の協力には感謝しかありません。
【科目別勉強法、学習時に重視したポイント】
どの科目にも共通することですが、基本テキストの内容をすべて暗記する勢いで読み込むことが不可欠です。民法については、これに加えて条文の読み込みや判例の暗記も必要になりますが、特に判例についてはあまりにも膨大な量になるため、答練で取り上げた重要判例に絞って効率的に学習しました。
会社法については、範囲も広く、条文的にも多量・難解であるため、あまり深入りはせずに、基本テキストと答練問題に範囲を絞って効率的な学習を進めました。不動産登記法や商業登記法については、基本テキストと答練の学習のほか、最近は細かな知識も問われるため、法律や政令だけではなく省令まで一通り目を通しました。他のマイナー科目については、十分な時間をかける余裕がないため、基本テキストの読み込みと、答練の繰り返し学習を行いました。
【記述式対策】
記述式対策としては、基本パターンを丸暗記することは当然のこととして、初見で出題意図を読み取ることが重要であるため、答練問題を解くほか、Wセミナーのほか、他の受験指導校が行う公開模試などについてもできるだけ受験して、初見対策を行ったことが効果的であったと思います。
■受験時代の苦労・困難・失敗談、それを乗り越えた方法
2回目の受験においては、択一式の足切りラインはかろうじて突破できたものの、記述式で十分な得点ができずに惨敗。3回目の受験においては、択一式の点数は前年より伸ばすことができたものの、記述式で時間不足からの焦りで細かなミスを連発して点数を伸ばせず、あと数点足りずに惜敗。4回目の受験においては、これまでの試験の失敗が心の焦りに起因していたと分析し、落ち着いて取り組めば必ず合格点を取れると信じて、自分を客観視して試験中に焦りを少しでも感じたら一旦ペンを置いて数回深呼吸をして、平常心を取り戻してから再度試験問題に取り組んだ結果、合格を勝ち取ることができました。
■Wセミナーの良かった点【講師】
姫野講師による答練の解説講義を聴講しましたが、その分かりやすい口調や、テキストには直接には書かれていない内容解説などで理解を深めることができました。特に、記述式対策としては、姫野講師の指導を100%取り入れることにより、得点アップにつながったと確信しています。
■Wセミナーの良かった点【教材】
なんと言ってもテキストの解説が丁寧かつ詳細であることがあげられます。はじめのうちは解説があまりにも詳細で読むのもひと苦労と感じていましたが、何度も繰り返し読み込むことで、理解がどんどん深まっていくのを実感しました。やはり、あの詳細さは必要不可欠なのだと感じました。
■Wセミナーの良かった点【カリキュラム】
私は答練本科生での学習でしたが、多数の記述式問題に取り組めたことや、午前択一・午後択一分野の問題に毎週のように取り組めたことが良かったと思います。他の受験生のブログではマイナー科目を直前期に集中的に取り組むといった書き込みを見ますが、個人的には各分野を継続的に続けていくことが各科目の記憶の保持に役立っているの感じました。
■フォロー制度の活用方法や良かった点
私はたまたまではありますがフォロー制度を活用することはありませんでしたが、独学を続けていくことは孤独で辛いものですし、自分の学習方法が正しいのかと不安に感じることも多いと思います。そうした際の受け皿としてフォロー制度を用意していただける点も、受験指導校を活用するメリットのひとつであると思います。
■勉強以外の部分
独学を続けていると、どうしても気分が乗らない日があったり、不安や焦りを感じることがあります。そうした日は、無理に学習を続けても頭に入ってこないので、気持ちを切り替えて、普段我慢していること、例えば映画に行ったり、ドライブに出かけたりして気分転換を図るのがいいと思います。そうすることによってモチベーションを取り戻すことができると思います。
■各種答練・模試、単科講座の活用方法や良かった点
答練については、何度も何度も繰り返して学習しました。解説を読んで知識が不正確と感じた部分に付箋を貼り付け、完全に頭に入ったと感じるまで、何度も何度も、少なくとも5回、問題によっては10回以上繰り返し読み込み、解説をそのまま記憶するくらいの意気込みで繰り返し学習を行いました。また、記述式問題については、初見が重要と言われますが、初回に解いた後、数ヵ月経過した後に再度解き直すことにより、初見に似た状態で繰り返し学習してきました。
■これから勉強をはじめる方へのアドバイス
これまで様々な国家試験を受験してきましたが、司法書士試験は難易度からいって明らかに別格でした。しかし、どんな難関試験でも、あきらめずに正しい方法で継続して学習を続けていれば必ずゴールにたどり着けるはずです。しかし、受験には対策が不可欠です。私の場合は答練本科生の活用がその対策としてベストマッチだったということ。これから勉強を始める方々も、自分のベストマッチの対策を考えて学習をスタートすることをお勧めします。
また、私は55歳を過ぎてからのチャレンジになりました。受験指導校に通われている若い受験生と比較すると、学習時間の確保の点や記憶力の点で、中高齢からの受験は圧倒的にハンデがあると思いますが、それでも自分を信じて努力を続ければ結果が得られると、今では自信を持って言うことができます。同じ境遇になる方々も、あきらめずにぜひ頑張ってください。