2023年度 司法書士試験

合格体験記

あなたの合格法が見つかるのは、Wセミナー!
合格者の“本音”をご覧ください!

合格者インタビュー動画

オンライン合格祝賀会&インタビューを実施しました。

合格者の皆様との乾杯・インタビュー映像より、合格の喜びや合格までの道のりをご体感ください。
次の合格の喜びを手にするのはあなたです!!

2023年合格目標 Wセミナー司法書士講座を受講された方で、2023年度司法書士試験に合格された方をご招待しております。

<目次>
00:00 乾杯
00:12 講師が良かった!
01:33 教材が良かった!
03:33 カリキュラムが良かった!
05:22 フォロー制度が良かった!
06:48 答練・模試が良かった!
08:23 合格の決め手
10:31 司法書士試験合格を目指す方に一言

一発合格者 合格体験記

例年「一握り」と言われる一発合格者。

難関試験として知られる司法書士試験に、なぜ一発合格できたのか。
2回目以降の受験生と比べて、勉強に充てた時間は決して長くはありません。
そのような状況下で、どのように一発合格を掴み取ったのでしょうか?

一発合格者とは、2023年度司法書士試験対策用Wセミナー初学者向けまたは中上級者向けコースを受講し、その後初回の試験(2023年度司法書士試験)に合格された方です(一般的に言う「お試し受験」は受験回数に含めておりません)。

受験回数、学習時間等の内容は、体験記ご提出時にご本人様に申告いただいた内容をもとに記載しております。また、受講講座名は原則として最新年度の名称で表記しています。

各種コースや講座のカリキュラムは、受講生を対象に実施しているアンケートをもとに、毎年見直しを行っております。そのため、体験記に記載されているものから名称・内容等が変更される場合や販売を終了する場合もございます。最新情報は案内書等をご確認ください。

竹居 亜希子 さん 3段階学習で着実に知識が定着
2023年合格目標:20ヵ月本科生<入門総合本科生>

【主な受講講座】
 ●「20ヵ月本科生<入門総合本科生>」Web通信講座
【受験回数】1回
【学習開始時の職業】アルバイト 【合格時(合格年の直前期)の職業】受験専念
【得意科目】民法、不動産登記法 【不得意科目】商法、商業登記法、民事訴訟法等
【1日平均学習時間】入門・基礎期:約5時間 直前期:約8時間 【総学習時間】約3300時間

■司法書士受験のきっかけ・動機・学習時の環境
前職を辞めた際に、今後は資格を取得してそれを活かして働きたいと考えました。何の資格が良いかを考えていたときに、以前から興味があった法律について学べて、暗記が勉強方法の主になる(と、勉強開始前は考えていました)司法書士資格取得を目指しました。
講座を申し込んだ直後にアルバイトを始め、半年間は働きながら勉強をしましたが、勉強に専念するためにアルバイトを辞め、約1年間は仕事はせずに勉強に専念しました。

■独学でなく受験指導校を、またその中からWセミナーを選んだ理由
法律について専門的に勉強したことがなかったので、独学は考えておらず、受験指導校の講座とテキストを主として勉強したいと考えていました。
司法書士の勉強を始める前に、行政書士の資格取得のためにTACに通っていました。通学コースだと講座を受けに行くこともWebで受けることもでき、学習スケジュールが組みやすいと感じていたので、引き続き司法書士もTACを選びました。行政書士のときにTACを選んだ理由は、姉がTACの講座を受けていたことがあり、とても親切だったと勧められたからです。

■学習スタイル・スケジュール、科目別勉強法、重視したポイント
入門総合20ヶ月ということで長期戦になることから、学習スケジュールの組み立ては日々行なっていました。
【基礎編】アルバイトをしながら勉強していました。暗記するものは一つにまとめたかったため、講義の内容はすべてテキストに書き込んでいました。復習は書き込んだ内容も含めてテキストをもう一度読み返しました。過去問は学習したところのみを解きました。
【理論編】勉強に専念するためにアルバイトを辞め、学習スケジュール作りを入念に行ないました。基礎編から続く講義の復習の他に、学習済の科目を忘れないために毎日テキストを何頁読み、過去問を何問やれば1周できるかを逆算して、カレンダーに学習スケジュールを書き込んで実行していました。1周したらまたもう1周…とテキスト・過去問を繰り返しました。
【実践編】実践編テキストは、分かりやすく図表になっていている部分が多く、主要なことがコンパクトにまとめられていたため、試験前2ヶ月間に可能な限り繰り返し読み続けました。過去問も理論編から引き続き繰り返しましたが、この時期の過去問は早く解く為に時間を気にしたやり方で解きました。
【記述】教材にある問題の量がかなりあったので、雛形は問題を解きながら書いて覚えました。姫野先生の記述の解き方を講義で見て学び、問題文を読む順番や、解答を作成する際にメモする事項などに注意をして問題を解く練習をしました。

■受験時代の苦労・困難・失敗談、それを乗り越えた方法
勉強し始めた当初は合格するのに何年かかるか分からなかったので、働きながら勉強するためにアルバイトを始めました。しかし、結局自分には働きながら勉強は難しいと感じたこと、経済的にもこの1年が勝負だと思い、アルバイトを辞めて勉強に専念しました。辞めて背水の陣になったおかげで合格できたのかもしれませんが、結果が出るまでは落ち着かない日々でした。

■Wセミナーの良かった点【講師】
姫野先生の話がおもしろく、その話の印象が強くて講義の内容を覚えられたことも多いです。Webで講義を受けていて、姫野先生がどんな話をするかを楽しみにパソコンを開いてたところもありました。

■Wセミナーの良かった点【教材】
テキストに過去問の出題実績や過去問でどのように問われたかが分かるように問題自体も載っているため、テキストを読むだけでも過去問対策ができたことが良かったです。
基礎編・理論編のテキストは情報量も多いですが、このテキストの隅から隅まで読み込めば必ず合格できるという自信に繋がりました。
講義の教材ではないですが、過去問はWセミナーが出版しているパーフェクト過去問題集を購入して使用していました。こちらも私が購入した2023年度版は昭和の過去問まで載っている科目があり、この過去問を何周もすれば合格に繋がるという自信になりました。

■Wセミナーの良かった点【カリキュラム】
自分はやるなら充分に合格できる情報量を入れ込みたかったため、テキストの量や学習期間は自分に合っていたと思っています。
基礎編・理論編・実践編と3回に分けて学習するため、主要な部分は繰り返し講義で聞くことで覚られ、問題で出題されると、すぐに問われている内容に反応することができました。

■フォロー制度の活用方法や良かった点
講義の2~3日後にはWebで講義が見れるのは、行政書士の講義を受講していたときから有り難い制度だと思っていました。それと、WEBで講義を受けていたので質問メールができたのは良かったです。かなり助けて頂きました。

■勉強以外の部分
アルバイトを辞めてから一日中勉強をする日々になりましたが、煮詰まらないようになるべく眠いときは寝て、違うことに専念する時間も作りました。ただ、勉強スケジュールはなるべく崩さないようにしていたため、勉強以外の時間を作ったらその反動で勉強して、また煮詰まらないように違うことをしてと、この繰り返しだったと思います。体調崩すまでやると結果的に勉強する状態として良くないと思い、たまに自分のことは甘やかし、心身の体調管理には気をつけていました。

■各種答練・模試、単科講座の活用方法や良かった点
模試を利用しました。時間配分をみるためにも模試はやっておいて良かったと思います。記述は間違えたところの雛形を覚え直すきっかけになりますし、本番の時にその覚え直しが役に立ちます。

■これから勉強をはじめる方へのアドバイス
私は入れ込む情報量も解く過去問の数も多くないと自信に繋がらず、さらに1回だけ講義で聞いた内容を覚える自信も無かったため、繰り返し時間をかけて学ぶことができる入門総合20ヵ月コースは最適なコースだったと思います。勉強始めたいけどどのコースが良いか迷ってしまう方は、試験を受ける自分を想像して、どの状態であれば自信に繋がるかを考えてみるのも良いかもしれません。
様々な環境に置かれて思うように勉強できない方もいらっしゃると思います。一つ一つをこなしていけば、確実に試験に挑む自信には繋がるので、たまに自分を甘やかしながら、自分の勉強法で行なっていって欲しいと思います。

北田 衣里那 さん フルタイムで働きながら合格
2023年合格目標:上級総合パック(現 上級本科生)※

【主な受講講座】
 ●「択一式対策講座【理論編】/商法・商業登記法」Web通信講座
 ●「択一式対策講座【実践編】パック」Web通信講座※
 ●「記述式対策講座」Web通信講座※
 ●「全国模試フルセット」Web通信講座※
  ※上級総合パック(現 上級本科生)のカリキュラムと同一になります。
【受験回数】1回
【学習開始時の職業】会社員 【合格時(合格年の直前期)の職業】会社員
【得意科目】不動産登記法 【不得意科目】民法、商業登記法 
【1日平均学習時間】入門・基礎期:約5時間 直前期:約8時間 【総学習時間】約1700時間

■司法書士受験のきっかけ・動機・学習時の環境
大学在学中に行政書士の資格を取得し、次は将来独立開業できる資格を取得したいと考えていました。また、法律事務所で勤務する中で、非資格者の立場で出来る仕事の範囲に限界を感じ、資格者として主体的に仕事がしたいと思い、受験を決めました。
法律事務所で正社員として働きながら、勉強をしていました。働きながらだとどうしても時間が足りず、隙間時間を勉強に充てていたので、主な勉強場所は自宅と通勤電車の中でした。

■独学でなく受験指導校を、またその中からWセミナーを選んだ理由
行政書士試験に独学で合格したので、司法書士試験も独学で挑戦しようと思っていました。しかし、商法・会社法の学習に進んだ段階で、全く理解することが出来ず、独学の限界を悟りました。姫野先生の商法・会社法の講座を受講し、司法書士のような難関資格は独学ではなく、プロである資格予備校に頼るのが正解だと気が付きました。それ以降は全てWセミナーの講座を受講しています。
Wセミナーを選んだ理由は、独学の時に、山本先生のオートマシステムを使用していたため、Wセミナーなら信頼できると思ったからです。また、1回目の講義を実際に体験視聴したうえで、姫野先生が自分に合っていると思いWセミナーを選びました。

■学習スタイル・スケジュール、科目別勉強法、重視したポイント
学習スタイルとしては、間違えた問題は必ず復習するようにしていました。
私は、勉強を始めて間もないころは復習を疎かにしており、一度学んだ内容が全く身についておらずとても苦戦しました。また、後で復習するために間違えた問題に付箋を貼っただけで満足してしまい、すぐに解き直しをしていませんでした。
そこで、復習を習慣化させるため、学習の始めには必ず前の日に間違えた問題を解くようにしました。正解できるまで地道に演習を繰り返すことで、知識を定着させることができたと思います。何度繰り返しても覚えられない知識は、専用の小さなメモ帳にまとめて隙間時間に見返すようにしていました。駅のホームで電車を待つ時間など、1分程度の空き時間を勉強に充てることで、効率の良い勉強ができたと思います。特に商法会社法、商業登記法は暗記の多い科目ですので、この方法で暗記をしていました。
科目別としては、配点割合の高い、民法、不動産登記法、商法会社法を重視して勉強しました。不動産登記法及び会社法は記述にも密接に関わる科目なので、勉強時間を多く確保するよう心掛けました。また、択一の不動産登記法及び商業登記法の勉強をする際は、実際に登記簿上にどのような登記がされるのかを考えながら解いていました。記述で同じ論点の問題が出題された際に、役立ったと思います。

■受験時代の苦労・困難・失敗談、それを乗り越えた方法
一番辛かったのは、十分な睡眠時間が確保できなかったことです。直前期は、出勤前と退勤後にもまとまった勉強時間を確保するようにしていたので、寝不足な日が多かったです。眠すぎて勉強に集中できなかった時もあったので、これは失敗でもあったと感じています。睡眠時間を削ってまでの勉強は、絶対におすすめしません。
乗り越えた方法としては、夜は夕食後、眠くなる前にすぐ勉強に取り掛かりようにしていました。眠くなったらお風呂に入り眠気を覚まし、また勉強していました。どうしても眠い時は寝て、その分早く起きるようにしていました。

■Wセミナーの良かった点【講師】
姫野先生は、本試験の出題予想に基づいて授業をしてくださるので、重要な論点を中心に学習することができました。また、記述式対策講座では、先生が生み出した独自の解法を伝授していただけるので、受講する価値は大いにあると感じています。ユーモアのある先生で、毎回授業を受けるのを楽しみにしていました。

■Wセミナーの良かった点【教材】
理論編のテキストは、網羅性の高さに驚きました。途中で疑問が生じたときは、いつも理論編のテキストを読み直していました。
実践編のテキストは、理論編とは打って変わって、1つの論点がコンパクトにまとめられています。直前期に、重要論点を見直す際に役立ちました。表になっているので、暗記にも使えて良かったです。

■Wセミナーの良かった点【カリキュラム】
他の予備校の講座をほぼ受講していないので、比較はできませんが、フルタイムで働きながら受講することが可能なカリキュラムになっています。授業を最後まで受講できるか不安でしたが、余裕を持って終えることができました。

■フォロー制度の活用方法や良かった点
どうしても自分では理解できない論点があったため、学習フォローの質問メールを利用したことがあります。姫野先生ご本人が丁寧にご返信くださることもあり、驚きました。通信クラスの受講生でも、気軽に質問できる体制が良かったです。私は周りに質問できる環境でなかったので、とてもありがたく思いました。

■勉強以外の部分
私は犬を飼っているので、勉強の合間に犬と遊ぶことで気分転換をしていました。また、試験後にしたいこと(旅行等)をリストにして、勉強が嫌になったときに見ていました。試験を乗り越えたらご褒美が待っていると思うと、頑張ることができました。

■各種答練・模試、単科講座の活用方法や良かった点
模試が本試験から遡って2週間ごとにあったことが良かったです。余裕のあるスケジュールなので、自分の苦手分野をしっかり復習する時間を設けることができます。全4回の模試を受けることで、ほぼ全ての論点を網羅することができるのは、心強かったです。また、周りに受験生がいなかったので、模試を受けることで自分の位置を把握することができるのが良かったです。

■これから勉強をはじめる方へのアドバイス
思うように勉強ができず、途中で投げ出したくなったこともありました。合格した今となっては、あの時頑張って本当に良かったと思っています。私の体験記が少しでも皆様のご参考になりましたら幸いです。

初学者向けコース出身者 合格体験記

「難関試験」のひとつと言われる司法書士試験。

しかし、初学者からのスタートで合格している人も少なくありません。
中には、法律知識ゼロから始めて短期で合格する人もいます。
合格者は、どのようなことに気を付けて自分の学習スタイルを見つけたのでしょうか?

「初学者向けコース出身」、「中上級者向けコース出身」は過去3年分(2021年合格目標以降)の受講講座につき分類しています。

受験回数、学習時間等の内容は、体験記ご提出時にご本人様に申告いただいた内容をもとに記載しております。また、受講講座名は原則として過去3年分の受講講座について、最新年度の名称(現在同一講座がない場合は当時の名称)で表記しています。

各種コースや講座のカリキュラムは、受講生を対象に実施しているアンケートをもとに、毎年見直しを行っております。そのため、体験記に記載されているものから名称・内容等が変更される場合や販売を終了する場合もございます。最新情報は案内書等をご確認ください。

鈴木 友太 さん 姫野講師の出題予想の的中率に驚いた
2023年合格目標:20ヵ月本科生<入門総合本科生>

【主な受講講座】
 ●「20ヵ月本科生<入門総合本科生>」通学講座
【受験回数】2回
【学習開始時の職業】受験専念 【合格時(合格年の直前期)の職業】アルバイト
【得意科目】民法、民事訴訟法 【不得意科目】商業登記法
【1日平均学習時間】入門・基礎期:約2時間 直前期:約6時間 【総学習時間】約1600時間

■司法書士受験のきっかけ・動機・学習時の環境
<司法書士受験のきっかけ・動機>
当時勤めていた会社が無くなり、失職したために、しばらく自由な時間ができたことが大きなきっかけでした。法律の学習は比較的楽しかった記憶があったので、法律に関わるもので、かつ仕事に直結している資格はあるだろうかと考えたときに出会ったのが司法書士でした。受験資格がなかったのも大きな理由の一つでした。
<学習時の環境>
学習開始時から3ヵ月程度は専業で、その後はアルバイトとしてですが、フルタイムで働きながら学習をしていました。試験前は最後の仕上げのために1週間半ほど休みをもらいました。

■独学でなく受験指導校を、またその中からWセミナーを選んだ理由
<独学でなく受験指導校を利用することに決めた理由>
私自身、相当な怠け者だという自負があります。独学では間違いなく途中で脱落することが確実に予見できました。そこで、講義をペースメーカーにすることで、何とか自分を律して学習を継続できるだろうと考えたからです。
<数ある受験指導校からWセミナーを選んだ決め手>
1年目の受験の時は他校の基礎講座を受けていました。その間、模試の受験などで色々な予備校を利用する機会がありましたが、対応してくださった校舎の受付の方が非常に親切で、特に感じが良かったことが決め手でした。

■学習スタイル・スケジュール、科目別勉強法、重視したポイント
私は自宅で全く学習ができない人間でしたので、自習室や図書館を利用しました。仕事終わりにTACの自習室をすぐに利用できる環境にあったため、主に校舎の自習室を利用していました。後は昼休憩や移動時間などにやるべき事をあらかじめ決めておいて、隙間時間を徹底的に利用するように意識しました。
択一について、姫野講師と会社法の話をしたときに、「○○の時は○○、○○」と何も参照せず、サクサク話しているのを聞いて、確実に合格する人のアウトプットの質の高さを感じ、主要4科目についてはそこを意識して学習するようにしました。テキストでのアウトプットが苦手だったため、一問一答の問題を利用し、とにかく正誤判断の核となる部分を網羅的に想起できるようにしました。
例えば、会社法で「募集株式の決議機関」の問題、公開、非公開の場合、株主割当との相違などまで頭の中で答えていく。不動産登記法で「74条1項保存の申請権者」の問題なら1号から3号まで頭の中で答える。そしてあやふやな部分をテキストor六法で確認する。とにかく知識を能動的に思い出し、姫野講師のように言語化できるレベルを意識しました。また、午後はスピードも重視される試験ですから、登記法2科目については問題をとにかく高速で解き続ける時間も確保していました。
なお、私の時間管理の甘さ故、マイナー科目の対策は最低限に。憲法・刑法は放置、それ以外のマイナー科目も、実践編一問一答テキストで知識を整理する程度で精いっぱいでした。
記述対策に関しては実践編に救われました。ひな型の暗記や、復習時間もろくに確保できなかった私でも、本番でそれなりの記述が出来たのは、実践編の講義を通じて、姫野講師指定の出題可能性のある問題と解法に触れることができたからに他なりません。受講される方は是非講義で扱う問題のみならず、宿題的に出される問題も積極的に取り組んで欲しいです。そうすれば、それなりではなく、最高の結果を残せるのは間違いないと思います。

■受験時代の苦労・困難・失敗談、それを乗り越えた方法
マイナー科目を後回しにしすぎたことです。着手が民訴等については5月中旬頃、供託書士法については6月中旬頃になってしまいました。その間も当然主要科目を放置するわけにもいかず、早めに手を付けなかったことをかなり後悔しました。
そんな私でもなんとかマイナー科目を乗り越えられたのは、実践編テキストのおかげです。実践編を解く、覚える。極端な話ではありますが、私にとってはそれが全てでした。
もっとも反面教師として、皆様には早め早めの対策を強くお勧めいたします。

■Wセミナーの良かった点【講師】
姫野講師は択一・記述共に「解法」を常に意識させてくれました。そのため、普段の学習をするにあたっても常に本番ではどう解くかという視点で学習を進めることが出来たと思います。そのおかげで、本試験でもいつもの解き方に沿うことで、焦ることなく落ち着いて取り組めました。

■Wセミナーの良かった点【教材】
実践編テキストです。最小限の時間しか確保ができなかったマイナー科目や記述式対策が本試験でなんとか戦えたのは、このテキストのおかげでした。出る部分に絞りつつ網羅的にまとめられているということはすごいことだと思います。

■Wセミナーの良かった点【カリキュラム】
特に記述式対策講座です。実践編で論点単位に分割された問題を姫野講師の解説付きで何問もトライできたのは非常にありがたかったです。実践総合編で姫野講師の解法の実演を見られたのもよかったです。実践編を通して解法と論点を頭に叩き込み、実践総合編で姫野講師が次にどう動くか頭の中で検討しながら受講できたので、論点と解法が深く身についたと思います。

■フォロー制度の活用方法や良かった点
本科生・パック生には自習室が自由に利用できたのがありがたかったです。事前に各校舎の自習室の割当をマイページで調べられるのは便利でした。また、音声DLも移動しながら倍速で流し聞きをするのに役立ちました。

■勉強以外の部分
司法書士の受験生は知り合いにいませんでしたが、他の試験に挑戦している人が周りに多かったので、刺激をもらっていました。また、時には友人達と集まって、試験とは全く関係ないことをする時間をとるなど、頭を切り替えられる時間を用意していました。

■各種答練・模試、単科講座の活用方法や良かった点
本科生には模試が含まれていましたが、会場では受けませんでした。その代わり自分でタイムトライアル的に解いていました。午前は60分、午後は100分(ただし記述は構成のみ)といった感じで時間制限を厳しく設けることで、とにかくスピードを意識するように実施していました。

■これから勉強をはじめる方へのアドバイス
姫野講師の出題予想の的中率には驚きました。本試験中、心の中で何度もツッコミを入れてしまいました。正直、私は出題予想は眉唾だと思っておりまして、全くあてにしていませんでした。講師の教えを素直に実行することが合格への近道なのだと、本試験会場で痛感しました。姫野講座を受講される方は、安心して全力で姫野講師についていって欲しいと思います。

R.H さん 本試験を徹底的に研究しつくされた講義
初学者向けコース:10ヵ月速修本科生<入門総合本科生>

【主な受講講座】
 ●「上級総合本科生」教室講座
 ●「10ヵ月速修本科生<入門総合本科生>」教室講座
 ●「答練3種パック」Web通信講座
【受験回数】3回
【学習開始時の職業】受験専念 【合格時(合格年の直前期)の職業】アルバイト
【得意科目】商業登記法 【不得意科目】民訴系
【1日平均学習時間】入門・基礎期:約4時間 直前期:約8時間 【総学習時間】不明

■司法書士受験のきっかけ・動機・学習時の環境
 2019年の宅建士試験の合格を機に法律系資格の取得意欲に火がつき、上位資格を探してたどり着いたのが司法書士でした。当時は、人生に迷走していたのもあり、専門性が高く、すぐに開業できるところに魅力を感じ、受験を決意しました。

■独学でなく受験指導校を、またその中からWセミナーを選んだ理由
 宅建士試験は独学で合格することができたので、司法書士試験も独学でいけるだろうと思い、書店で買ったテキストを読み始めました。しかし、不動産登記法に入ったところで挫折しました。そこで、予備校について色々と情報収集をしていたところ、答練模試の難易度:「鬼」、本試験脅威の的中率と噂されるWセミナーにお世話になることを決めました。大人気講師である姫野先生のお人柄はYouTubeなどで拝見していましたので、講義も不安を抱かずに挑めると確信し、受講を申し込みました。

■学習スタイル・スケジュール、科目別勉強法、重視したポイント
 とにかく基礎を大切にしようと思い、過去問で問われたことのある条文を読むようにしました。六法アプリをスマホに入れ、通勤中の満員電車などのスキマ時間をフル活用し、条文にマーカーを引いたりしていました。特に憲法・民法は条文を覚えているだけで解ける問題も多いため、できるだけ多く条文に目を通すようにしていました。
 直前期は休暇をいただけたので、自宅近くのTAC自習室に通い、開館から閉館まで勉強しました。まず自習室に着いたら、ルーティンとして答練の記述式問題の勉強から始め、不動産登記法・商業登記法を1日おきにやっていました。

■受験時代の苦労・困難・失敗談、それを乗り越えた方法
 愛犬が本試験1週間前に旅立ってしまったことが一番辛かったです。悲しみに暮れてしまうと受験に集中することができなくなってしまいそうだったので、家族には「涙禁止令」を発し、リビングで泣くのを禁止にしました。私は本試験まで「人間を辞める宣言」をして、毎日機械的に勉強だけしてなんとか乗り越えました。
 その他には、民事系3法が苦手でなかなか点数を取ることができず苦労しました。まずは民事訴訟法を克服するために、条文や表(答練のポイント整理を活用)の暗記作業に取り組ました。その結果、本試験で民事系3法は全問正解することができました。

■Wセミナーの良かった点【講師】
 講師の姫野先生は、YouTubeではチャーミングなお姿が印象的でしたが、講義ではまた違った印象で、全く隙のない講義に感銘を受けました。徹底的に研究し尽くされた本試験の論点を惜しみなく講義で提供してくださるので、これについていくことができれば必ず合格が見えてくると安心感がありました。

■Wセミナーの良かった点【教材】
 とにかく答練・模試がよかったです。問題ごとに論点をまとめている「ポイント整理」というものがわかりやすく、よく切り取って目につくところに貼り付けて暗記に役立てていました。また、法改正や最新先例・判例に関する問題も積極的に出題してくれていたのも非常に役に立ちました。姫野先生の解説動画も、択一に関しては、問題内容の論点解説にとどまらず、出題予想を交えたもので、本番に向けてメリハリの効いた復習ができてよかったです。

■Wセミナーの良かった点【カリキュラム】
 答練の回数が多く、段階的に学習が進むように設計されている点が非常によかったです。一筋縄ではいかない問題もありましたが、過去問を応用した問題であったり、基本論点を多角的な視点から問うものであったり、迷って間違った分、理解を深めることができました。過去問を回しているだけでは到達できないレベルにまで持っていってくれるものと思います。

■フォロー制度の活用方法や良かった点
 TAC校舎の自習室がどの地域でも利用できるのが大変助かりました。外出する際はまず近くのTAC校舎を探し、帰りに寄って勉強ができるように教材を持ち歩いていました。また、受付のスタッフの方々の感じがよく、一度も嫌な思いをせずに校舎施設を利用させていただきました。

■各種答練・模試、単科講座の活用方法や良かった点
 模試の記述式問題の質が非常に高いと感じました。ストーリー構成や事実関係に関する補足、答案作成にあたっての注意事項などが毎回絶妙に設定されていて、本試験特有のトリッキーな問題構成に似ていました。おかげで、今年の本試験のおかしな形式にも心を乱されることなく解答することができました。また、回数が多いので、自然と記述式問題を数多くこなしていくうちに、形式に慣れることができました。択一式に関しては、特に商業登記法の問題が、網羅性が高く秀逸だったので繰り返し解きました。午後の部の科目は最初なかなか点数が上がりませんでした。しかし、本試験では35問中32問正解することができ、驚異の的中率と言われる所以がわかりました。

■これから勉強をはじめる方へのアドバイス
 司法書士試験合格に裏技や近道はありません。毎日少しでも、確実に、コツコツと積み上げていくことが大切です。
受験を迷っている方は、最初に独学で宅建士試験や行政書士試験からはじめてみて、法律の基礎に触れたり、法律学と自分との相性を探ってみたりするのもいいと思います(私も最初はそうでした)。学習範囲の膨大さに挫折してしまうこともあるかもしれませんが、一つ一つ、できるところから再開して、受験をあきらめないことが重要だと思います。
 先生と教材を信じてやり続けて、合格できたという経験が、自分の大きな財産になりました。私の体験記が、誰か一人でも、受験を考えている方の参考になれば幸いです。

中上級者向けコース出身者 合格体験記

司法書士試験の最大の特徴でもある「基準点」。

この基準点を突破し、さらにプラスアルファの点数を上積みするためには、
苦手分野を克服するのと同時に、全科目をバランス良く学習することが必要です。
合格者は、どんな学習方法でこの課題をクリアしたのでしょうか?

「初学者向けコース出身」、「中上級者向けコース出身」は過去3年分(2021年合格目標以降)の受講講座につき分類しています。

受験回数、学習時間等の内容は、体験記ご提出時にご本人様に申告いただいた内容をもとに記載しております。また、受講講座名は原則として過去3年分の受講講座について、最新年度の名称(現在同一講座がない場合は当時の名称)で表記しています。

各種コースや講座のカリキュラムは、受講生を対象に実施しているアンケートをもとに、毎年見直しを行っております。そのため、体験記に記載されているものから名称・内容等が変更される場合や販売を終了する場合もございます。最新情報は案内書等をご確認ください。

記載されているコースの他に受講されていたコースがある場合がございます。

松井 映暁 さん 育児をしながら&働きながら合格
2023年合格目標:上級総合本科生

【主な受講講座】
 ●「上級総合本科生」Web通信講座
 ●「記述式対策講座」Web通信講座
 ●「予想論点セット」Web通信講座
【受験回数】2回
【学習開始時の職業】公務員 【合格時(合格年の直前期)の職業】公務員
【得意科目】会社法、民事訴訟法 【不得意科目】憲法、民法
【1日平均学習時間】入門・基礎期:約3時間 直前期:約4時間 【総学習時間】約2000時間

■司法書士受験のきっかけ・動機・学習時の環境
現在、規制行政にかかわる公務に従事しており、感謝されることの少ない立場で業務をすることが多かったことから、人のためになり、感謝されるような仕事に従事したいと思いました。資格があることで今後のキャリアプランにも有用であろうとも考えました。
三つ子の幼児の育児をしつつ夫婦共働きという環境でずっと勉強をしてきたため、学習してきた期間を通して、非常に学習時間の捻出に苦労しました。模試も、午前午後を通して一日で受けたことがほとんどないような状況でした。

■独学でなく受験指導校を、またその中からWセミナーを選んだ理由
令和3年1月頃に本格的に司法書士を目指すことを決め、基礎固めをするために、育児の片手間に聞ける格安のオンライン講座を受講し、鬼門の会社法で躓いたことをきっかけにオートマテキストにも手を伸ばしました。しかし、記述式に至っては全く理解できませんでした。ある時、たまたまYouTubeで姫野講師の記述式対策講座の体験講義を見て、これはと感じ、令和4年受験まで残り3か月という状況で記述式対策講座を受講しました。おかげで令和4年の初受験は、記述式に手ごたえを感じましたが、択一の基準点に届かず。ここからさらに追加で1年を超える受験生活はしたくないと思い、予備校利用を決めました。
以上の経緯から、予備校選択はTAC一択でした。

■学習スタイル・スケジュール、科目別勉強法、重視したポイント
とにかく基礎固めが全てだと考え、講義の内容とテキストを理解することを重視して臨みました。過去に一通り学習を終えていることから、講義でわからなかった部分をそのままにして次に行くことはせず、六法やネットを駆使して「なぜ」から理解することに努めました。同時並行で、パーフェクト過去問集を全肢検討で解き、肢ごとに分からないものをチェックしました。少数派かもしれませんが、テキストを5周、10週回すというのは性に合わないので、解けなかった過去問をひたすら回し、覚えていない論点や理解できない論点の該当部分のテキストを参照するやり方を取っていました。
昼間は仕事、朝晩は保育園の送迎や育児があるため、朝3時~4時頃に起きて、子供が目を覚まして泣き始めるまでの2~3時間を講義動画の視聴に充てるという生活でした。土日もほぼ子供にかかりっきりになるため、土日に勉強時間を増やすことも不可能でした。
過去問が重要とお話しがあった民法・不登法・マイナー科目はパーフェクト過去問集+実践編テキストでひたすら詰めていく作業をしましたが、過去問があまり重要でないとされた会社法・商登法・憲法はあえてパーフェクト過去問集を購入せず、実践編のテキストを中心に理解重視で学習を進めました。幸運なことに、私は前年度の試験対策で記述式講座を取っており、記述式の解法の習熟度には自信がありましたので、今年度は、その部分の学習時間を択一・論点の学習に全振りすることができました。

■受験時代の苦労・困難・失敗談、それを乗り越えた方法
一言で表現するなら、私の受験生生活は、疲労と睡魔との終わらない戦い、といったところでしょうか。
当初は子供が寝てから講義を聞いていましたが、だいたい3日に2日は途中で寝落ちし、翌日再視聴するという体たらくでした。これを、子供と一緒に夜9時には寝て朝型に切り替えることでリズムを取り戻しました。
また、模試の成績が伸びず、勉強する科目や分野もとっ散らかって不安しかない時期がありましたが、とにかく得意科目を作ることに集中しました。最初からそれを意識したわけではなく、記述式が得意になった結果、不安や勉強への時間配分が楽になったことが、その気付きを与えてくれました。特に会社法は、間違えても2問以内、という状態に仕上げられたのはその後の学習計画に非常に良い影響を及ぼしてくれました。

■Wセミナーの良かった点【講師】
もともとYouTubeで姫野講師の講義を聞き、自分に合うと感じて受講を決めたので講義はとてもスムーズに聞くことができました。講師が講義中に使うユニークな例えは論点を思い出す際のフックにもなりますし、講義中に比較的雑談が多いのも、長丁場の講義を中だるみせず聞けるという意味で自分には合っていました。

■Wセミナーの良かった点【教材】
最初は大ボリュームのテキストに圧倒されたものの、逆に言えば、ここに書かれていることが全てであり、ゴールだという安心感がありました。ほかのテキストにありがちなABCというランク付けではなく、論点ごとに過去問番号を付すことで、一目瞭然で出題可能性や試験での重要性がわかるように工夫されているのも有用でした。

■Wセミナーの良かった点【カリキュラム】
教材が理論編と実践編に分かれていて、普通に講義を聞いているだけでも最低2回はテキストを回せる上、講義で講師が教材内の重要な部分と不要な部分(=今年は出ない部分)を切り分けてくれるのがとてもありがたく感じました。比較的直前期まで講義が続くのもモチベーション維持にはちょうどよかったと思います。

■フォロー制度の活用方法や良かった点
残念ながら質問のメールを送ったり面談をしたりするという時間がなく、フォロー制度を利用する機会はありませんでした。フォロー制度を利用された方によればとても利用しやすくて便利な制度ということであり、これを学習に組み入れていればもう少し効率的に学習できたかもしれません。

■勉強以外の部分
受験仲間は作りませんでした。仲間と情報共有や競い合いをしながら切磋琢磨するよりは、一人で目標に向かって淡々と進めたいタイプだという自覚があるためです。SNSも全く見ていませんでした。
また、土日は家族との時間を存分に確保していました。決して確保せざるを得なかったということではなく、これには2つのメリットがあります。1つは、家族との時間が(育児というストレスもあるにせよ)ある種の息抜きにもなっていること、もう1つは、家族との時間を過ごしたり育児にコミットすることで、逆に「家族に負担をかけている」という負い目を感じることなく、勉強時間はただ勉強に集中できたということです。

■これから勉強をはじめる方へのアドバイス
私のように仕事・育児との兼業に限らず、シングルペアレントや介護、自分自身が病気で思うように勉強できない・・・などなど、可処分時間の少なさに悩んでいる受験生は多いのではないかと思います。
しかし、もし私が専業受験生だったとして、10時間、12時間の勉強を毎日続けられるとは思えません。どこかで体を壊すか、無意識にサボって無駄に時間を使ってしまうでしょう。
むしろ、ぎりぎりの時間しか勉強に使えないという状況があるからこそ、必要なことを無理なく無駄なく必要なだけやるという学習習慣に繋がるのではないかと思います。
可処分時間が少ないことは、無理・無駄のない学習習慣を構築し、じっくりと知識を蓄えて合格を目指せるという「利点」です。利点を存分に活かし、確実な合格を手にしましょう!

S.I さん 最初からTACを受講すればよかった
2023年合格目標:上級総合本科生

【主な受講講座】
 ●「上級総合本科生」Web通信講座
【受験回数】2回
【学習開始時の職業】会社員 【合格時(合格年の直前期)の職業】受験専念
【得意科目】会社法・商登法 【不得意科目】刑法
【1日平均学習時間】入門・基礎期:約5.8時間 直前期:約8時間 【総学習時間】約3.900時間

■司法書士受験のきっかけ・動機・学習時の環境
受験を始めたきっかけは、当時銀行で働いてため、司法書士の方とお仕事する機会が多く、興味を持ったからです。お客さまから書類を受け取り、説明し、登記するという仕事が自分に合っているのではないかと感じました。1年目は働きながら学習を始めました。

■独学でなく受験指導校を、またその中からWセミナーを選んだ理由
1年目は、働きながら格安のオンライン予備校で学習しましたが、不合格でした。次は必ず合格するために実績のある受験指導校を利用しようと考え、どこにしようか調べているうちに姫野先生のYouTube講座を見つけました。姫野先生の講義は分かりやすく、声や話し方も聞きやすく、自分に合っていました。この先生のもとであれば頑張れると感じたので、TACの上級総合本科生に決めました。

■学習スタイル・スケジュール、科目別勉強法、重視したポイント
1年目の兼業の時は、平日は朝2時間、就業後3時間の計5時間、休日は8時間ほどの勉強を10ヶ月続けました。2年目の専業の時は、毎日8時間ほどの勉強を9ヶ月続けました。
基本的には講座を受けた後に過去問を解き、講座が終わったらTACの実践編テキストを何周も繰り返す方法が1番身についたと思います。

■受験時代の苦労・困難・失敗談、それを乗り越えた方法
1番の失敗は「最初から専業でTACを受講しなかったこと」だと思っています。今まで勉強に全力を注いだことがなく、最後まで頑張れる自信がなかったので、リスクを取れず、仕事をしながら格安のオンライン受験指導校で始めました。最初から予備校も環境も合格のために振り切ることができれば、1発合格できていたんじゃないかと考えてしまいます。

■Wセミナーの良かった点【講師】
姫野先生は、合格するために最も合理的な解法・暗記法を教えていただけるのが良かったです。難しい論点についても、必ず姫野先生の解法があり、それをマスターすることで大幅なスピードアップができました。

■Wセミナーの良かった点【教材】
択一・記述ともに実践編テキストがとても良かったです。暗記・解法に特化して要点整理がされているので、これを繰り返すことが1番の勉強法になりました。

■Wセミナーの良かった点【カリキュラム】
カリキュラムをこなしていたら直前期になっており、何を勉強したらいいか悩むことが無いのが良い点です。

■フォロー制度の活用方法や良かった点
質問制度が良かったです。講師から直接答えていただけることもあり、何度も活用しました。

■勉強以外の部分
部屋にこもりきりになると気分が落ち込むので、1日1回は外の空気を吸うようにしていました。これが、気分転換になりました。

■各種答練・模試、単科講座の活用方法や良かった点
TACの模試では、特に姫野先生の記述式は解法を学べるので、1度は受講してみることをおすすめします。

■これから勉強をはじめる方へのアドバイス
勉強については、受験を決意したら可能な限りの手段を使って合格に向けて全力を尽くしてください。どんな結果であれ、それが1番後悔がない選択だと思います。
試験については、自分の解法と戦略をしっかり確立させ、その通りに解ききることが重要です。試験当日はいつものコンディションではなく、焦って普段しない見落としやミスをします。培ってきた方法で冷静に対処し、本番で確実に実力を発揮することが、知識と同じくらい大切です。
自分を信じて努力を続ければ、必ず結果は付いてきます!

今泉 有理香 さん 姫野講師を信じてついていけば必ず合格できる
2023年合格目標:上級総合本科生

【主な受講講座】
 ●「上級総合本科生」Web通信講座
【受験回数】2回
【学習開始時の職業】アルバイト 【合格時(合格年の直前期)の職業】アルバイト・業務委託
【得意科目】学習開始時:民法、不動産登記法 合格時:民法、不動産登記法、会社法 【不得意科目】学習開始時:会社法、民事訴訟法等 合格時:民事訴訟法等
【1日平均学習時間】入門・基礎期:6時間 直前期:10時間 【総学習時間】不明

■司法書士受験のきっかけ・動機・学習時の環境
塾講師のアルバイトをしていましたが、出勤日は少なくしていたので自由な時間が多く、好きなことをして過ごしていました。そんな中ふと、暇ならばなにか資格の勉強でもしようかな、と考えたときに、小学校6年生のときに書いた「将来の夢」を思い出しました。当時、世の中にどんな職業があるのかもよくわかっていない状態で、これといった夢もなかったため、親に相談したところ、「司法書士はどう?」と言われ、司法書士という職業を初めて知りました。ですが、どんな仕事かは一応きいたものの、小学生の私はちゃんと理解できるはずもなく、なんか楽しそうだからそれでいいや~(司法書士の仕事を小学生が楽しい仕事だと思うようにどう説明したのか今となっては謎ですが)と言われるがままに書いていました。そのことを思い出して、とるなら司法書士の資格だ…!と思い立ったのがきっかけです。
学習時の環境は、自宅3カフェ7程度の割合でした。自宅で勉強しているとどうしても甘えが出てしまい寝っ転がってそのまま寝てしまう、等があったので、近所のカフェを転々として勉強していました

■学習スタイル・スケジュール、科目別勉強法、重視したポイント
昔から、何らかの試験(漢字検定など)を受けるときは、一日一日の勉強タスクを小さなスケジュール帳に書き込み、終えたらチェックをつけていく、という作業が大好きだったので、今回もそれを実践していました。まずは、長期・中期のスケジュールをざっくりと決め、それを終わらせるためには1週間単位でどこまで進めればよいか、ならば1日は、と決めていきました。多すぎたり少なすぎたりしたら調整(少し多すぎる方が追い込めるので程よく多めにしていました)を繰り返していました。机に向かっている時間が多ければ良いということではなく、1日のタスクが終わればそのあとは何してもよいと考えているので、自分の好きなことも我慢せずおこなっていました(後半は自分の好きなことが勉強になっていたので、空いた時間も勉強アプリなどをやっていましたが…)。
一度理解をしたものでも時間が経つと忘れてしまうことは仕方のないことなので、「覚えたからもう大丈夫」ではなく「忘れてしまう前にもう一度触れる」ということに重点を置きました。そのため、今日はこの教科という進め方ではなく、主要科目は全科目を並行して進められるスケジュールを組んでいました。そのスケジュールの組み方の軸にしていたのが、TACの講座の講義です。この時期にこの科目のここを学習した方が良いということが考えて組まれているので、講義スケジュールに沿って受講(動画視聴)することを軸にし、終えた部分を忘れてしまわないようにまわしていくというイメージでした。
なかなか覚えづらいものは壁に付箋を貼って、ドライヤー中やパック中に覚えていました。終盤は、あの壁のあそこに貼ってあったやつだな、ということまで覚えてしまっていました。
科目別の勉強法は、すべての科目において過去問を重要視していました。なかでも、刑法・民訴等・供託・書士については、自然な理由での解答であればそこも含めて覚えた方が定着しやすいですが、これはこう!とただ覚えてしまった方が効率が良いものも多いと感じたのでひたすらテキストの過去問をまわしていました。憲法は、判旨の重要な言葉に注目しながら物語として覚えていました。民法・不動産登記法は、過去問をベースに、わからなければテキストに戻る、を繰り返していました。会社法は単元ごとに覚えるというよりは、横断的に覚えることを心掛けていました。記述は、解法に従ってひたすら書いて解くということを繰り返していました。

■受験時代の苦労・困難・失敗談、それを乗り越えた方法
民訴・民執・民保が苦手だったのですが、主要科目でないのでそこまで時間もかけていられない…というところに苦労しました。内容自体は理解できるものの、手続きとしてそうでなければならない理由が自分の中で弱く、知識の定着につながらないという感じでした。もうそこは考えても仕方がないので、丸暗記でいこう、と割り切って語呂合わせ等で乗り切りました。
他の教科でも、どうしても理解ができないところはあまり深追いせず一周終えてみる、というスタンスでいました。自分の中で落とし込むことができないとなんだか気持ち悪いのですが、そこで立ち止まってしまうと渋滞してしまうので、そういうものは結果だけは覚えておいて、理解は後回しにしていました。すべての科目の理解が深まったときに、別科目からのリンクで理解できたことも多々あったので、いずれ理解できる、と信じて立ち止まらないようにしました。

■Wセミナーの良かった点【講師】
姫野先生の講義は、わかりやすいのはもちろんのこと、ユーモアもあって、クスッとすることも多く楽しかったです。また、解法が素晴らしく、独学のときには知識を入れることしかできなかったのが、その知識の使い方を知るだけでこんなに伸びるのか、とびっくりしました。そして、1番良かった点は、姫野先生を信じてついていけば必ず合格できる、という安心感があったことです。ただ「頑張れば合格できる!」という言葉ではなく、理論的に説得力があり、身を委ねることができました。

■Wセミナーの良かった点【教材】
択一式対策講座【実践編】のテキストは、過去問ベースで重要な問題が載っていて、それに沿って解説が表などを使ってコンパクトにまとめられており、とても効率よく学習できたことが良かったです。なぜそうなるのかがわからなかったり、もう少し深く知りたい、と思ったときに、理論編のテキストに戻って確認をしていました。

■Wセミナーの良かった点【カリキュラム】
講義のスケジュールは、色々な科目が平行して行われますが、それが科目ごとのタイミング然り、理論編と実践編のタイミング然り、計算されて組まれているので、そのスケジュールに遅れないようについていけば、あとは与えられたものを理解して覚えるだけであり、自分で今何をやったら良いんだ…?と悩む暇もなく、無駄なことを考えずおんぶにだっこ状態でいられたのが良い点でした。

■勉強以外の部分
私は、受験することを周囲に公言していました。それは、いつの間にか勉強をやめることもなく、自分に程よいプレッシャーをかけることができて良かったと思います。職場の士業の先生方のアドバイスは的を得ていて、大変為になりましたし、周囲の応援や家族のさりげないサポートは、とても嬉しく試験勉強中も試験当日も、自分の力になりました。

■各種答練・模試、単科講座の活用方法や良かった点
科目別全潰し答練は、その名の通り1科目を全部網羅していて、解き終わった後はテキスト全部を頭の中で読んだのではないかと思うぐらいでした。自分にインプットしたことが正しくアウトプット出来ているのかの確認にもなり、また、自分が1つの科目の中でもどこが苦手なのかが浮き彫りになって、万遍なく学習することの大切さを再確認することができました。

■これから勉強をはじめる方へのアドバイス
大人になってからの勉強は、やらなくてはいけない勉強ではなく、自分がやりたい勉強であることが多くです。辛いものではなく、楽しいものだと思って取り組めると良いと思います。この資格に挑戦しようと思った時点ですごい!今日も勉強頑張ったすごい!と自分を褒めながら、受かったときの自分を想像して、頑張りましょう!はじめは少しづつでも、毎日コツコツ勉強をする体制をつくることが大事です!

橘田 彩音 さん 細かい出題予想でメリハリのついた勉強ができた
2023年合格目標:上級総合本科生

【主な受講講座】
 ●「上級総合本科生」通学講座
【受験回数】4回
【学習開始時の職業】学生 【合格時(合格年の直前期)の職業】アルバイト
【得意科目】会社法 【不得意科目】商業登記法
【1日平均学習時間】入門・基礎期:約2時間 直前期:約10時間 【総学習時間】約3500時間

■司法書士受験のきっかけ・動機・学習時の環境
 大学受験をするにあたり、将来自分が何をしたいかを考えた時に「せっかくなら何か資格を取りたい」と考え、様々な資格を調べていました。その頃、親戚が司法書士の資格をとったことで司法書士という資格があることを知り、その業務に興味をもったため司法書士試験を受験しようと考えました。
 学習開始時は大学に通いながら勉強をし、大学を卒業をしてからは補助者のアルバイトをしながら勉強をしていました。

■独学でなく受験指導校を、またその中からWセミナーを選んだ理由
 Wセミナーを利用するまでは、択一の基準点も越えることができませんでした。このままではいけないと思い、基礎から学び直すことが必要だと考え、受験指導校を利用することに決めました。
 一緒に勉強をしていた大学の先輩から姫野講師の講座がとても分かりやすく、講座のおかげで成績が伸びたと勧めていただいたので、Wセミナーに決めました。

■学習スタイル・スケジュール、科目別勉強法、重視したポイント
 私は自宅で一人で勉強するよりも人目のある場所の方が集中して勉強することができたため、自習室や図書館やカフェ、Zoomを利用したオンライン自習室などを活用していました。
 年明けまでは主要4科目に絞り、科目ごとに期間を定め、1科目ずつ丁寧に苦手範囲を潰していきました。年明けからは、マイナー科目を含めた11科目全てを1日の中で少しでも触れられるように意識して、1日の学習スケジュールを立てていました。直前期はついつい苦手科目ばかりに勉強時間を使ってしまい、気づくと得意な科目の知識が抜けてしまっていたり、マイナー科目を後回しにしてしまったりするため、1日の中で数分だけでも各科目に触れることで知識が抜けないようにし、並行して知識を定着させていくことが大切だと思います。
 択一問題は過去問を解き、分からなかったところや曖昧な部分はテキストに戻るということを繰り返しました。また、間違えた問題やテキストに戻って確認をした部分に印をしておくことで、何度も過去問を解いたりテキストを読むたびに印が増えていき、自分の苦手な範囲と得意な範囲が視覚化できるため、より効率よく過去問を解いたり、テキストを読み込むことができるようになり、その分スピードを上げて問題を回すことができます。
 記述式対策としては、毎日商業登記法か不動産登記法のどちらか一方、できれば両方を1問解くようにすることで多くの論点に触れ、慣れるようにしていました。

■受験時代の苦労・困難・失敗談、それを乗り越えた方法
勉強をしているとつい夜遅くまで続けてしまうなど、生活リズムが乱れてしまい、結果として勉強の効率が落ちてしまったことがありました。そこで、事前に1日の勉強スケジュールを立て、寝る時間、起きる時間を固定することで、集中して勉強する時間をできるだけ長く確保できるように心がけました。

■Wセミナーの良かった点【講師】
 姫野講師の講義は、説明がとても丁寧でわかりやすいだけでなく、体験談や例え話を織り交ぜた説明で印象に残るものが多く、知識を定着させることができました。
 また、細かい出題予想をしてくださったので、メリハリをつけて勉強をすることができました。

■Wセミナーの良かった点【教材】
図表が多く、知識を整理しながら覚えることができました。受験に必要な知識が網羅されているので、これを完璧に覚えれば点数を取れると言えるほどの知識量でした。

■Wセミナーの良かった点【カリキュラム】
択一式は理論編と実践編に分かれているため、理論編で基礎的な知識を理論的に確認し、その後に実践編で本試験に必要な知識を復習することで、知識を定着させることができました。

■フォロー制度の活用方法や良かった点
講義はWeb動画でいつでも見ることができたので、苦手な範囲は何度も繰り返して見たり、動画を途中で止めながら見たりすることができ、また、スマホでどこからでも見ることができる点も良かったです。

■勉強以外の部分
勉強をしていると何時間も座りっぱなしになってしまうので、ジムに行って音楽を聴きながら体を動かすことで、気分転換をしていました。

■各種答練・模試、単科講座の活用方法や良かった点
 毎週月曜日を答練を解く日と決め、自分の現時点の実力を測るために活用していました。答練は解説がわかりやすいだけでなく、出題された問題の周辺知識までまとめられたポイント整理という表があったため、知識を整理して覚えるために活用していました。
 模試は問題量や出題内容が本試験と近いものであったため、本試験を想定して問題を解くことができ、本番でも焦らずに問題を解くことができました。

■これから勉強をはじめる方へのアドバイス
合格した人の中でも勉強方法はそれぞれ違います。良いと言われたものを鵜呑みにするのではなく、さまざまな勉強方法を試してみて、その中で自分に合ったものを選ぶことが大切だと思います。最後まで諦めずに頑張ってください。

T.Y さん 楽しい・面白い・記憶に残りやすい姫野講師の講義
2023年合格目標:上級総合本科生

【主な受講講座】
 ●「上級総合本科生」教室講座
【受験回数】6回
【学習開始時の職業】補助者 【合格時(合格年の直前期)の職業】受験専念
【得意科目】不動産登記法 【不得意科目】会社法、商業登記法、憲法
【1日平均学習時間】入門・基礎期:約3時間 直前期:約8時間 【総学習時間】不明

■司法書士受験のきっかけ・動機・学習時の環境
大学卒業後、医療福祉系出版社で働いていました。そこで、執筆者の方(医師、看護師等)と接する中で社会的使命を担いながら仕事をする姿に影響を受け、自分自身も専門職として社会に貢献できる存在になりたいと考え、司法書士の資格に辿り着きました。
学習を開始するタイミングで司法書士事務所に転職し、補助者(正社員)として勤務しながら、勉強を進めました。始業前・終業後、休日に、カフェや図書館を利用して勉強することが多かったです。

■独学でなく受験指導校を、またその中からWセミナーを選んだ理由
法律初学者であることと、勉強リズムを掴みたいということから、学習初期に他の予備校を利用していました。ある程度知識が定着してからは模試のみ予備校を利用していましたが、受験期間が長くなり、モチベーションを保つのが難しくなってきたタイミングで姫野先生のYouTubeを拝見し、勉強の面白さを久しぶりに感じることができたことから、姫野先生の講座を受講することにしました。

■学習スタイル・スケジュール、科目別勉強法、重視したポイント
基礎知識が定着するまでは、基本テキストの内容を復習し、過去問演習を繰り返すことを続けていました。上級総合本科生の受講を始めてからは、講座のスケジュール通りに講義を受け、復習をしていました。
直前期は、択一式対策講座の実践編テキストを3~4周回していました。実践編テキストは、必須の知識が図表でまとめられており、加えて姫野先生のセレクトにより過去問と未出問題の一問一答があり、改正点も含まれているので秀逸なテキストだと思います。コンパクトな分解説は省略されている部分もあるため、自分で理解が薄いと感じる部分は過去問集の解説や理論編テキストで補っていました。また、実践編テキストを回す1周目に、解説に根拠が入っていない問題は、根拠が何か(条文番号、判例、先例)を自分で確認して記載するようにしました。これは先輩司法書士に、過去問をやるときに〇×だけではなく、根拠を正確に思い出せるようになるまで回すと変わるよとアドバイスしてもらったからです。これにより、頭の中で知識が体系化され理解が深まり、暗記もしやすくなったと感じます。
記述対策としては、記述式対策講座の実践総合編の問題を解いたり、模試の問題を解き直したりしていました。正確に速く解けるように、講義で習得した解法をベースに自分なりのやり方を細かい部分まで固め、解答時間を含めて訓練するようにしました。

■受験時代の苦労・困難・失敗談、それを乗り越えた方法
司法書士補助者として勤務しながら勉強を開始したため、実務とリンクし面白みを感じながら勉強できた部分がありましたが、実務の知識が増える一方で受験勉強が思うように進まない時期もあり、合格にあと一歩届かない数年間は精神的に苦しい時期でした。最後の年は、敗因を分析し、勉強法や解く順番などを見直しました。体力面・ストレス面を考慮して直前期に仕事を退職し、心身を万全に整えて本試験に臨んだことが、一番大きかったのかもしれません。

■Wセミナーの良かった点【講師】
姫野先生の講義は、ソフトなお声・口調ではあるものの熱い講義で、判例や改正の経緯などを社会的背景なども含めて解説してくれるため、記憶に残りやすかったです。合格に必要な知識をただ拾っていくだけでなく、理解が格段に深まり、楽しい・面白いと毎回思える講義でした。先生の優しさや熱心さを感じることも多くあり、とても感謝しています。

■Wセミナーの良かった点【教材】
択一式対策講座・記述式対策講座それぞれについて、理論編テキストは理解をするため、実践編テキストは問題に対応するため、という目的別でテキストが構成されており、冊数は多いですが、用途に応じて使い分けることができるので便利でした。

■Wセミナーの良かった点【カリキュラム】
上級総合本科生は、択一対策講座の理論編が終わると、次に実践編が開始し、択一対策としては全科目を2度繰り返して講義を受けられるため、記憶の定着が図りやすかったと思います。記述式対策講座は、理論編で必要な前提知識を学び、実践編では講義中に問題を解いて解説を聞くことを繰り返すため、復習が間に合わなくても受講しているだけで確実に記述対策ができて有難かったです。

■フォロー制度の活用方法や良かった点
欠席した講義はWebで受講し、倍速にもできるので便利でした。直前期の講義がない時期には、マイページから質問をし、回答をしてもらえて助かりました。

■勉強以外の部分
受講中はとくに友人を作ることはしなかったですが、自分と同じように仕事後に講義を受けている方や、先生に度々質問をしている方など、他の受験生の姿を見ることで、自分も頑張ろうと刺激をもらっていた気がします。

■各種答練・模試、単科講座の活用方法や良かった点
模試は、時間配分がうまくいかないなど反省点は毎回ありましたが、より本試験に近い緊張感で受けることができたと思います。解説冊子には択一問題の1問ごとに、関連知識が「ポイント整理」としてまとめられていたので、特に横断整理の内容のものや、判例の一覧になっているものは、切り取って移動中などに活用していました。

■これから勉強をはじめる方へのアドバイス
自分自身を含めて、合格までの道のりは本当に人それぞれだと感じます。自分の性格や今の環境に合った、無理なく継続できる勉強スタイルやスケジュールを確立していくことと、資格取得への揺るぎない思いが、合格には必須だと思います。短期合格できるに越したことはありませんが、想定より時間がかかってしまっても、私は諦めずに合格できて良かったと思っています。時にはプロである講師に頼ったり、試行錯誤しながら、一歩ずつ合格に近づいていってほしいです。

H.O さん 網羅率の高いテキストで安心できた
主な受講歴:上級総合本科生

【主な受講講座】
 ●「上級総合本科生」Web通信講座
【受験回数】5回
【学習開始時の職業】受験専念 【合格時(合格年の直前期)の職業】受験専念
【得意科目】会社法 【不得意科目】なし
【1日平均学習時間】入門・基礎期:約6時間 直前期:約8時間 【総学習時間】約7200時間

■司法書士受験のきっかけ・動機・学習時の環境
信頼し尊敬する友人から勧められたことがきっかけです。
将来のプランが白紙の状態だった私に、友人が法律の資格をとる道を勧めてくれました。そこから司法書士という職業・資格試験があることを知り、目指すことを決めました。
受験時の環境は恵まれたものでした。専業受験生として、平日のほぼすべての時間を勉強についやしました。(土日は別の用がありました)。試験勉強の時期とコロナウィルス流行の時期がかぶったため、ほぼ自宅での勉強を続けました。昨年からは、大学の図書館なども利用して勉強していました。


■独学でなく受験指導校を、またその中からWセミナーを選んだ理由
一昨年の本試験直前にWセミナーの模試を受けました。その際に、姫野先生の模試の解説が非常にわかりやすく、学びのモチベーションにもなりました。その年の試験は不合格だったのですが、もう一年合格を目指して勉強を続けることに決め、姫野先生の中上級講座をとることに決めました。このような経緯で、予備校の講座をとり、Wセミナーを選びました。姫野先生に教えを乞うことにしたという形です。

■学習スタイル・スケジュール、科目別勉強法、重視したポイント
学習スタイルは、とにかく継続と反復でした。特に、姫野先生の教えを真に受けて、過去問を繰り返しました。過去問に出てくる定番の論点につき、「またキミか」と言えるようになるまで、択一の問題を反復しました。過去問を解くことに飽きたら、教科書を読みました。どの科目もまんべんなく、同じ形で取り組みました。
とはいえ、このような学習スタイルは、司法書士試験の勉強に慣れてきた3年目以降のものです。
法律知識がゼロの状態で、司法書士試験の勉強を始めた頃は、ひたすら教科書を根気強く読み、たまに時間をかけて問題に取り組む、ということを続けていました。
試験範囲の全体を把握し、理解を済ませ、過去問を3~4回繰り返して以降、ようやく司法書士試験の勉強に慣れと親しみを感じ、そこから、はじめに書いた過去問の継続・反復のスタイルに入っていきました。
学習において、重視したポイントは「物量」。自分のセンスの無さ、勘所の鈍さを、「量」で補いました。過去問は、択一は平成から直近までのおよそ30年分、記述は直近10年分を解きました。また、過去問だけではカバーできない論点などに取り組むため、答練や模試も活用しました。こちらも、初回に演習形式で問題を解くことのみならず、二回目以降、慣れるまで反復して解きなおしました。
問題を解くことに疲れた際には、講師の先生の解説動画を聞いたり、また姫野先生のYouTubeを見たりしていました。

■受験時代の苦労・困難・失敗談、それを乗り越えた方法
なにより困難だったのは、勉強にとりかかり始めた頃のことです。私はまったくの法律初学者の状態で司法書士試験に飛び込みました。そのため、法律用語に慣れること、膨大な試験範囲を一通りさらうことにまず骨が折れました。一巡目の学習として、民法、不登法、商法、と順番に教科書を(むりやり)読み進め、次は民訴法、という頃には「キャパシティーオーバーだ」と感じてしまい、以降の範囲がまったく頭に入らない、という状態になりました。しかし慣れとはすごいもので、「わからない」「無理」と感じながらも何度も繰り返すうちに、だんだんと試験範囲の全体像がつかめるようになってきて、司法書士試験の勉強が、親しい身近なものに感じられるようになりました。わたしはそのようになるまでに3年近くかかりました。乗り越えた方法は、継続と反復。とにかく粘り強く繰り返すことです。

■Wセミナーの良かった点【講師】
姫野先生の講座は、とにかくわかりやすかったです。そのうえ、先生ご自身がわたしたち受講生の合格を請け負ってくれるような、どのように船を漕げば合格できるのか、責任を持って示してくださるような様子があり、信じてついて行くことができました。

■Wセミナーの良かった点【教材】
シンプルでかつ細かいところまで作りこまれた教材で、「この一式があれば試験範囲は網羅出来ているので大丈夫」という安心感がありました。また、答練や模試の解説冊子も丁寧に作りこまれており、使いやすかったです。

■Wセミナーの良かった点【カリキュラム】
進行のスピードが速すぎず遅すぎず、中だるみも挫折もせずについて行くことができました。記述式の対策も、適切な時期に講義が行われ、本試験までに全体が仕上がるカリキュラムになっていました。

■フォロー制度の活用方法や良かった点
講座を好きな場所・時間でWeb受講できる仕組みは大変助かりました。Web受講では、講義の速度を2倍まで速められることも、時短につながりました。自習室は、残念ながらコロナ感染予防のため利用を控えましたが、もしコロナウィルスの流行がなければ、かなりの頻度で活用させていただいていたと思います。

■勉強以外の部分
司法書士試験を同時期に受験する、いわゆる”受験仲間”はいませんでしたが、それぞれ別のジャンルで各々のやるべきことに向き合い、切磋琢磨する仲間がいました。平日に自宅の勉強机に向かっているとき、友人たちが、ある人は書斎で、ある人は職場で、ある人は研究室で、それぞれ精を出していると思うと、自分も少しでもマシな自分であれるように頑張ろうと、励まされるのでした。わたしが合格できたのは、彼らのお陰です。

■各種答練・模試、単科講座の活用方法や良かった点
姫野先生の解説は信頼ができ、モチベーションも上がるので大変助かりました。その年の出題予想も伝えてもらえることが、試験勉強の効率化に大いに役立ちました。問題も良問が多く、大手のWセミナーさんという安心感をもって模試を受けることができました。

■これから勉強をはじめる方へのアドバイス
初学者の方へ、とにかくはじめは試験範囲をひとさらいすることにも骨が折れると思います。ただ、継続すればいずれ慣れますので、粘り強く教科書や問題集に食らいついてください。最終的に合格すると決めて、戦略を練ったうえであれば、道中は焦らずマイペースで良いと思います。どうかがんばってください。

M.K さん 過去問の分析が徹底的にされているテキスト
2023年合格目標:上級総合本科生

【主な受講講座】
 ●「上級総合本科生」Web通信講座
【受験回数】10回以上
【学習開始時の職業】会社員 【合格時(合格年の直前期)の職業】会社員
【得意科目】会社法、商業登記法 【不得意科目】記述(不動産登記、商業登記)
1日平均学習時間】入門・基礎期:約5時間 直前期:約6時間 【総学習時間】約2000時間

■司法書士受験のきっかけ・動機・学習時の環境
<司法書士受験のきっかけ・動機>
私は大学卒業後、人や社会の役に立てればという思いを持って就職しましたが、就職後に実感したことは、自分自身にもっと知識や力がなければ人や社会の役に立つことなどできない、ということでした。そこから、自分ができること、自分が得意なことを考えた結果、司法書士という仕事が自分には向いていると感じたのが受験のきっかけです。
<学習時の環境>
働きながらの受験でしたが、勉強時間を確保するために収入を犠牲にして、自分の時間を確保できる職場に転職もしました。

■独学でなく受験指導校を、またその中からWセミナーを選んだ理由
<独学でなく受験指導校を利用することに決めた理由>
ほぼ独学で択一の基準点はクリアできたものの、その後も2年間、合格することができなかったからです。特に、午後択一、記述に力不足を感じていて底上げを図りたかった。
<数ある受験指導校からWセミナーを選んだ決め手>
姫野先生のYouTubeを開設当初から拝見しており、その内容や講師としての熱意をつぶさに感じていたため、受講するなら姫野先生一択と決めていました。

■学習スタイル・スケジュール、科目別勉強法、重視したポイント
<学習スタイル、学習スケジュール>
勉強時間は、仕事がある時は朝に4~5時間、休日は可能な限り勉強していました。近隣に図書館などもなかったため全て自宅で勉強していました。
講座受講後は基本的に講座に合わせてスケジュールを組んでいました。Googleカレンダーに講義の公開スケジュールを理論、択一、記述などのジャンルで色分けして全て入力しておき、受講が済んだらその日を受講完了日とし、進捗状況を常に把握できるようにしていました。Googleカレンダーはスマホでも確認ができるので、仕事の合間などにもスケジュール確認ができましたし、受講完了分が増えていくにつれ、モチベーションアップにも繋がりました。
講義は基本的に1.4倍速で視聴していました。講義を繰り返し視聴する余裕はなかったので、1回しか視聴しませんでしたが、分からないと感じた部分は巻き戻して視聴し直すようにしていました。
<科目別勉強法、学習時に重視したポイント、記述対策>
択一に関しては、基準点クリアのために必要な基本的な知識をしっかりと押さえることに加え、理論編で講師が強調した箇所についても想起ができるように訓練をして底上げを目指しました。また、覚えにくい箇所や内容については図表化し、スマホでも常に確認できるようにして、隙間時間に想起・確認の訓練ができるように対策しました。
私にとっては記述対策がメインの課題だったので、記述対策の講義では、講義内で取り上げなかった問題も復習時に必ず自分で解いていました。それとともに、テキストなしで想起できない登記の目的、原因などの文言はマーキングやメモに残すなどして隙間時間で想起する訓練をしていました。
姫野先生の記述解法工程についても、早めの段階で想起できるよう訓練をしました。

■受験時代の苦労・困難・失敗談、それを乗り越えた方法
一番の苦労したことは、択一の基準点をなかなかクリアできなかったことでした。基準点をクリアできなかったころは、とにかく「量」にばかり囚われてフルサイズの過去問をひたすら早く解くことに腐心していました。そのため、問題を解くために必要な知識がほとんど定着せず、本試験で出題される新しい問題には全く対応ができないという状況が続いていました。
そのような状況から基準点をクリアできるようになったきっかけは、必要最低限のことだけを勉強する方針に切り替えたことでした。まず決めたことは、その年の記述は捨て、択一だけに専念することでした。それまでは、本試験までに択一も記述も一通り仕上げて臨むようにしていましたが、時間的な制約も考え、思い切って択一の基準点クリアだけをまずは目指すことにしました。この時に使用したメイン教材は、オートマ過去問と六法です。
オートマ過去問を解きながら、出てきた条文は丁寧に読み込む。本試験当日までこれを可能な限り繰り返しました。判例・先例はオートマ過去問に掲載されているもの以外には手を付けませんでしたが、条文に関しては登録免許税法や不動産登記事務取扱準則など、少し細かいものであっても出てきたものに関しては必ず条文を参照しました。六法に掲載されていない法令については、e-Gov法令検索を利用し、自宅で印刷したものを使いました。その結果、この年は1点足りずに総合落ちという結果ではあったものの、自分にとっては大きな手応えを得ることができました。講師の方々も再三、仰られていますが、自分の可処分時間を考慮して、まずは択一基準点をクリアするために必要最低限のところからリスタートしたことが、自分にとっては良い結果に繋がったのだと思います。

■Wセミナーの良かった点【講師】
姫野先生の受講生に対する熱い想いはとても励みになりました。特にYouTubeで語られる、講義とは離れた姫野先生の素の想いは、孤独な受験生活の支えになりました。姫野先生のYouTube講義がなければ、講座を受講することもなかったかもしれませんし、合格も先になっていたかもしれません。

■Wセミナーの良かった点【教材】
山本先生のオートマ過去問は、類似する論点や関連知識がコンパクトに上手くまとめられていて、択一基準点をクリアするために必要な知識が習得できる素晴らしい教材だと思いました。
姫野先生のテキストは、理論的な部分はもちろんのこと、過去問が徹底的に分析しつくされていて、まさに圧巻の内容でした。調べて分からないことがほぼないので、安心して勉強に集中できます。満点を目指せる教材だと思います。

■Wセミナーの良かった点【カリキュラム】
択一対策講座【理論編】、記述式対策講座、択一対策講座【実践編】が、途中から重なり合って進んでいくため、カリキュラム通りに受講していけば自動的に復習もできる流れは良かったと思います。

■フォロー制度の活用方法や良かった点
メールでの質問制度は姫野先生が直接、返答してくださることもあり安心感がありました。また、竹内先生のオンラインホームルームでは、ご自身の勉強方法やご経験談、アドバイスなどを聞くことができ、非常に参考になりました。

■勉強以外の部分
完全にオンライン受講だったため、他の受験生と直に接する機会はありませんでしたが、WebSchoolトップページに表示される「現在、TAC WEB SCHOOL全体で 〇〇人が学習中」の人数は毎回、確認してモチベーションアップに繋げていました。
小さな子供がいるので、夜は家族と一緒に過ごし、子供が寝る時間に合わせて就寝し、勉強は早朝に行うようにしていました。

■これから勉強をはじめる方へのアドバイス
私は社会人になってから司法書士の資格取得を目指し始めましたが、当初は、仕事をしながらでも過去問さえやれば何とかなるだろうと、甘く考えていたところがありました。資格試験を攻略するための戦略がない状態で続けてきたことが、長期化の要因だったと思います。長い受験生活は、辛くて苦しい想いが募るばかりでしたし、多くのことを犠牲にもしてきましたが、合格できた時の喜びは何ものにも代え難いものでした。絶対に合格したいという気持ちをお持ちの方、諦めてからが勝負です!合格するまで続けてください。

T.S さん オートマテキストで暗記に頼ることなく学習
2023年合格目標:山本プレミアム上級本科生・答練3種パック

【主な受講講座】
 ●「山本プレミアム上級本科生」Web通信講座
 ●「答練3種パック」Web通信講座
 ●「厳選 講義の急所総まとめ」資料通信講座
【受験回数】3回
【学習開始時の職業】会社員 【合格時(合格年の直前期)の職業】会社員
【得意科目】商業登記法、民事訴訟法 【不得意科目】民法
【1日平均学習時間】入門・基礎期:約5時間 直前期:約7時間 【総学習時間】約3000時間

■司法書士受験のきっかけ・動機・学習時の環境
私は、金融関係の会社に勤務していました。そこで、融資の実行・民事執行関係の手続などに際して、司法書士の先生と仕事をさせて頂くことが多く、司法書士の業務に興味を持ちました。
また、職場には司法書士試験の合格者である先輩がいました。その方は、訴訟や会社法などの知識は豊富で、会社内でも重要な業務を担当されていました。私も、法律の知識を身につけキャリアアップに繋げたいと思い、受験を決意しました。

■独学でなく受験指導校を、またその中からWセミナーを選んだ理由
難関資格である司法書士試験に短期間で合格するには、予備校を利用するのが一番よいと思ったからです。膨大な学習項目がある中で、働きながら効率的に受験勉強をするために、TACの講座を受講することにしました。
TACの講座を受講した理由は、山本先生の講義を受講したかったからです。何冊か読んだ司法書士受験用テキストの中で、山本先生のオートマテキストは随所に記憶がしやすい工夫がされており、これまであまりなじみのなかった登記法のテキストに関しても、「読みやすいし、分かり易い」と感じたのが、受講のきっかけでした。

■学習スタイル・スケジュール、科目別勉強法、重視したポイント
私は、フルタイムの仕事をしながらの受験生活でしたので、①どのように学習時間を捻出するのか?②いかに効率よく得点を伸ばすのか?を意識して勉強しました。

①学習時間の捻出に関しては、通勤電車の中やお昼休みの休憩時間に「出るトコ」「オートマ過去問」で学習するなど、すきま時間を活用していました。また、平日帰宅後に自宅で勉強しようとしても疲れて寝てしまうことが多々あったので、平日も1日おきに、出勤前・出勤後にカフェに立ち寄り、勉強をしなければならない状態に追い込むことを心がけていました。

②効率的な得点に関しては、主に以下のことを意識していました。
・オートマの枠から外れた勉強をしないこと
「オートマテキスト」「出るトコ」「オートマ過去問」の範囲外に手を出すことはせず、答練・模試で範囲外の問題が取れなくても気にしないようにしていました。絶対的に勉強量が不足していた1年目の本試験でも、択一基準点は突破できています。
・睡眠時間を削る勉強をしないこと
睡眠時間を確保しないと集中力が続かないなど勉強のパフォーマンスが落ちるので、直前期でも必ず7時間睡眠は確保していました。睡眠不足で風邪などをひいてしまうと、勉強が数日分遅れてしまう可能性さえあります。
・苦手分野&主要4科目から潰すこと
2年目以降は、TACの答練をペースメーカーにして答練を受けたら、間違えた問題の分野を徹底的に復習するようにしていました。
・類似の論点はなるべく同時に学習すること
例えば、民法の代理を学習したら、民事訴訟法の訴訟代理権や登記法の代理権がどうなっているかを合わせてまとめる、民法の組合契約を学習したら、商法の匿名組合との違いや会社法の持分会社の無限責任社員との違いを合わせてまとめるなど、類似論点の「微妙に」違う部分を意識した学習をしていました。

また、①学習時間の捻出、②効率的な得点を実現するために、勉強計画を記載するノートを持ち歩き、日々の学習を記録していました。また、毎週始めにその1週間の細かな学習項目を設定するとともに、前の週にどの程度学習目標を達成できたかという振り返りをしていました。また、西垣先生の個別相談などを活用して、1ヶ月単位、3ヶ月単位でどの程度の学習を進めるかというざっくりとした目標も設定していました。

科目別の勉強に関しては、上述のとおり、主要4科目に時間をかけて、他のマイナー科目に時間をかけないということと答練で点が伸びなかった分野をすぐに補強することを意識して学習しました。
記述式の学習に関しては、オートマ記述式テキストや答練での問題演習を中心に学習するとともに、なかなか覚えにくい登記のひながたに関しては、山本先生のひながた集に付箋をつけて何度も見直すことで記憶しました。


■受験時代の苦労・困難・失敗談、それを乗り越えた方法
1回目の本試験では、配信スケジュール通りに講義を受けることに精一杯の状態で、記述対策もままならず不合格になりました。また、2回目の本試験ではコロナウィルスに感染し、受験できませんでした。
1回目の本試験の不合格を経て、会社勤めを続けながら捻出できる学習時間を有効活用するため、学習スケジュールを立てることを意識しました。また、受験勉強期間、コロナ感染以外にも、風邪をひいて勉強ができなかったり、座りすぎで腰痛になったりもしました。そのため、1回目の本試験以降、必要な睡眠時間は毎日必ず確保すること、週に何回か運動することは意識していました。

■Wセミナーの良かった点【講師】
山本先生の基礎講座は、とてもわかりやすく、暗記に苦しむことなく学習ができたのが、しっかりとした論点の理解につながったと思っています。
姫野先生による答練・模試の解説講義は、他の基礎講座の出身者でもすぐに活用できるようなテクニックの紹介も多く、お話も楽しく、答練の点数に伸び悩んでいたときでも、楽しく学習を継続することができました。

■Wセミナーの良かった点【教材】
オートマテキストは読みやすく、暗記に頼ることのない司法書士試験の学習をすることができます。出るトコやオートマ過去問も解説が簡潔で、サクサクと問題を解けます。
山本先生のオートマシリーズは、司法書士試験を短期で突破するための最高のツールだと思います。

■Wセミナーの良かった点【カリキュラム】
山本プレミアム上級講義を受けながら、答練を受けていました。スケジュール的にはかなり大変でしたが、基礎を固めるとともに、問題演習も学習初期からすることができ、それが合格につながったと思っています。

■フォロー制度の活用方法や良かった点
西垣先生の個別相談では、学習スケジュールの策定・修正、その時点でやるべきことの確認、その他の受験生活の悩み相談など、丁寧に対応して頂きました。
長い受験生活の中で心が折れそうになることもありましたが、個別相談などフォロー制度に支えられて、試験を乗り切れたのだと改めて思っています。

■勉強以外の部分
フルタイムの仕事をしながら司法書士試験を受ける以上、仕事以外の時間は、全部受験勉強につぎ込む勢いでやらないといけないと思います。リラックスに関しても、TACに限らず、司法書士試験講師の方のYouTube動画を見るなど受験勉強から離れすぎないように意識していました。
主に、Web通信の受験生でしたので受験仲間はほとんどいませんでした。そのため、姫野先生のYouTube勉強会に参加するなどして、モチベーションの維持に努めていました。
その他、ゲームとかドラマ、アニメを見るといったハマるお遊びは、一切しないようにしていました。

■各種答練・模試、単科講座の活用方法や良かった点
答練解説担当の姫野講師の講義は、他の基礎講座の出身者でもすぐに活用できるようなテクニックの紹介も多く、記述式の解法の確立にとても役にたちました。また、解説冊子も論点のまとめ表が多く、知識の整理に役に立ちました。
単科講座では、西垣講師が作成された「厳選 講義の急所総まとめ」がオートマテキスト使用者には必携だと思えるほど秀逸でした。私は、直前期この教材を使って、司法書士試験の論点の総整理を行い、理解不十分だと思う項目が出たら、オートマテキスト本体に戻るという方法を採ることで効率的に学習を進めることができました。

■これから勉強をはじめる方へのアドバイス
ほとんどの兼業受験生にとって司法書士試験に合格するには、1年以上の長丁場の学習が必要になります。
私自身司法書士の資格は、自分の人生を劇的に変えることができる大きなアドバンテージになるものだと思っており、最後までその気持ちを持ち続けて勉強を続けたので合格できたと確信しています。
これから司法書士を目指す方には、「司法書士になりたい」と思ったその初心を忘れずに、本試験まで走り抜けてほしいと思っています。

S.N さん 答練をペースメーカーとして有効活用
2023年合格目標:答練本科生記述対策プラス

【主な受講講座】
 ●「答練本科生記述対策プラス」Web通信講座
 ●「予想論点セット」Web通信講座
 ●「択一式午後タイムトレーニング」Web通信講座
 ●「山本プレミアム上級本科生」Web通信講座
【受験回数】6回
【学習開始時の職業】アルバイト 【合格時(合格年の直前期)の職業】受験専念
【得意科目】会社法 【不得意科目】記述式(不登法・商登法)
1日平均学習時間】入門・基礎期:約2時間 直前期:約6時間 【総学習時間】約6000時間

■司法書士受験のきっかけ・動機・学習時の環境
私が司法書士試験の受験を始めたきっかけは、大学が法学部だったので法律を扱う職業に興味があったということもありますが、直接的なものは身内の相続にあたって司法書士という職業を知ったことがきっかけになりました。
学習時の環境について、最初の頃はアルバイトで働きながら山本先生のオートマテキストを利用して勉強していました(一応講座は取っていましたが、消化不良で終わっていました)。だいたい平均して1日2~3時間程度の勉強時間だったと思います。合格した年とその前年は勉強に専念しており、1日平均6時間程度勉強していました。

■独学でなく受験指導校を、またその中からWセミナーを選んだ理由
勉強を始めた当初は山本先生のオートマテキストを利用して勉強をしていたのですが、本試験での結果は芳しくなく、択一も基準点を超えたり超えなかったりで記述も思うように解けないという状態が続いていました。
そこで、山本先生のオートマを使っていたこともあり、Wセミナーの山本先生の講座(中上級講座)を受講することに決めました。その年は不合格にはなってしまいましたが、それまでで一番成績が良かったこともあり、このままWセミナーのお世話になろうと考え、2023年向けの答練本科生と記述式対策講座のパックを受講しました。

■学習スタイル・スケジュール、科目別勉強法、重視したポイント
2022年はただひたすらに山本先生の講義を消化し、一通り終わったらまた再度講義を倍速で聞くということを繰り返しました。山本先生のわかりやすい説明を繰り返し聞くことで知識が定着し、模試などでの択一の点数が以前と比べて安定したと感じていました。
スケジュール的には、初回の講義は配信スケジュールに沿って消化していき、科目の配信が終わったものがあれば新しく始まった科目と並行して視聴していくというスタイルを取っていました。例えば民法が一通り終わり不動産登記法が始まった場合には、不動産登記法と民法を並行して勉強していくという感じです。
2023年は答練や過去問で間違った所をテキストに付箋を貼ってチェックし、時間があるときに付箋部分のみを高速で回すということをしていました。また、姫野先生の答練解説では択一の問題ごとにランク付けをしてもらえるので、それもチェックして重要度によってメリハリを付けて勉強していました。
勉強法は科目ごとに変えることはありませんでした。ただ頻度については、民法・不動産登記法などの主要科目は常に触れるように、少なくとも1週間全く触れないということは無いように勉強していました。逆に民事訴訟法系や司法書士法、供託法はとりあえず1周終わったあとは直前期(本試験1~2ヶ月前)まではあまり触れていなかったと思います。直前期のブーストでなんとかなった印象です。
記述式は姫野先生の記述式対策講座で教わったことを忠実に守り実践しただけです。他のことは一切していません。

■受験時代の苦労・困難・失敗談、それを乗り越えた方法
不合格になった年は、勉強時間自体が少なく、何事も中途半端に終ってしまったことが試験に落ちた一番の要因だと思います。働きながら勉強する場合はいかに集中して、そして隙間時間をうまく見つけて活用して勉強しなければとても合格はできないと思います。
私自身は専業になることで解決した形ですが、もっとうまくやれる方法はあったのかもしれないなと、兼業の方の話や体験記を見ると思ってしまいます。ただ、人には人それぞれにあったやり方があると思いますので、無理せず自分のペースで勉強してもらえたらと思います。

■Wセミナーの良かった点【講師】
山本先生はわかりやすい例えを出して難しい法律知識がスッと腑に落ちるようにしてくれるので、法律の初心者にも非常に理解しやすい講義になっていると感じます。
姫野先生の講義は時々関西弁も交えながら重要な点を説明してくれるので、記憶に残りやすいのがとても良かったです。

■Wセミナーの良かった点【教材】
オートマテキストは市販されていることもあり、独学で勉強していた人が予備校の講座に移行する際も無駄にならないのが利点だと思います。
姫野先生の記述式対策講座のテキストは作り込まれていて、記述に関してはこのテキストのみを使っていれば全く問題ありません。中には択一式にも役立つ情報も載っているので択一の勉強にもなりました。

■Wセミナーの良かった点【カリキュラム】
答練本科生は10月から答練が始まり直前期まで模試があるので、ペースメーカーとしても有効活用できました。また、週に1回本試験形式の問題に触れることができるので、本試験に慣れるのにも良かったです。

■フォロー制度の活用方法や良かった点
質問を送ると早いと2~3日で返事をいただけるので、疑問をすぐに解消できるのが有り難かったです。先生から直接返事をいただけることもあり、嬉しかったです。

■勉強以外の部分
X(旧Twitter)で司法書士受験生の方のポストを見てこの人も頑張っているのだと自分を奮い立たせたり、YouTube上の司法書士受験生が集まる勉強スペースのようなところを使って勉強したりしていました。

■各種答練・模試、単科講座の活用方法や良かった点
答練本科生を受講していました。
択一に関して、答練や模試の問題を解き直すことはしていませんが、間違った論点をテキストに落とし込んでチェックすることはしていました。
記述式に関して、過去の答練や模試の問題の添付情報だけを選ぶ訓練をしたり、登録免許税だけ計算するというように、部分部分を使って苦手な点をやり直す作業をしました。問題自体を解き直すことは行っていません。
単科講座は択一式午後タイムトレーニングが非常に有用でした。どういった選択肢から読むのかや、組み合わせを最大限利用して素早く解く方法を使って時間短縮をすることができました。

■これから勉強をはじめる方へのアドバイス
自分のペースで焦らずに勉強することをおすすめしたいです。楽しく無理なく勉強することが合格への一番の近道だと思います。また、予備校は楽をするためのツールですので、お金に余裕があれば予備校の講座を最大限利用してください。自分でやり方を考えるよりも遥かに効率的だと思います。

S.H さん 答練でやった問題が本試験にも出題された
2023年合格目標:答練本科生

【主な受講講座】
 ●「答練本科生」Web通信講座
 ●「予想論点セット」Web通信講座
【受験回数】2回
【学習開始時の職業】パート 【合格時(合格年の直前期)の職業】補助者
【得意科目】刑法 【不得意科目】商業登記法
【1日平均学習時間】入門・基礎期:約4時間 直前期:約4時間 【総学習時間】約3000時間

■司法書士受験のきっかけ・動機・学習時の環境
身内の介護を経験し、成年後見制度を知ったことがきっかけで司法書士という職業に興味を持ちました。当時の後見人に不信感を抱いたことから、自分が司法書士になって、行政や病院・福祉施設と連携を取りながら、よりよい後見の方法を模索したいと考えるようになりました。
主婦業とパートタイムの仕事を両立させながらの受験勉強でした。家族が全面的に協力・応援してくれたことが大きな後押しとなりました。育児が一段落して、生活に精神的な余裕ができたことも大きかったです。時間的に経済的にも比較的恵まれた環境でした。

■独学でなく受験指導校を、またその中からWセミナーを選んだ理由
私が受験勉強を独学ではなく受験指導校を利用することにしたのは、何といっても、早く合格したかったからです。司法書士試験は範囲が膨大すぎて、独学ではとても時間がかかりすぎると思いました。兼業受験生だったこともあり、学習の量はできるだけ必要最小限にして、効率的に合格を勝ち取りたいと思いました。
「Wセミナーの答練は当たる!」という評判を耳にしていたので、実践練習を積むならWセミナーの答練だと決めていました。評判に違わず、今年も答練でやった問題が本番で出題されていて、本番中に心の中でガッツポーズしました。Wセミナーにしてよかったです。

■学習スタイル・スケジュール、科目別勉強法、重視したポイント
兼業かつ主婦だったため、多くの受験生と同様、勉強時間の確保が大きな課題でした。私の場合は、平日は細切れの時間と夜で合計3時間程度、休日はおよそ6時間程度を最低目標ラインとして設定し、ゲームのような感覚で、目標勉強時間をクリアすることを継続していきました。さらに、小さな達成感を日々味わうために、学習時間を学習量としてカレンダーに記録しました。これは、学習の質や理解度には関係のない、自己満足のためだけの方法ですが、学習を継続するのに役立ったように感じます。
学習内容としては、平日は基本書・過去問と前の週の復習を中心とした学習、週末は答練を中心とした学習を行いました。答練はほぼ毎週あったので、ためることのないよう計画的に取り組むことで、ペースメーカーとしても大変役立ちました。
択一はどの科目も、テキストと過去問と答練問題の復習をひたすら繰り返しました。どの科目にも、どうしても頭に入ってこない、不思議なくらいに何度やっても間違えてしまう論点が山ほどもありました。このような手ごわい論点に対しては、一般的によく言われている通り、同じ論点の問題を集中的に繰り返すことによって、ひとつずつ苦手を潰していく作業を重ねました。
記述については、初見で時間内に解くという実戦的な解き方を重視し、本番サイズの問題を毎週各1問ずつ解きました。答練問題は、Wセミナーの分析・作問チームの先生方から受験生へのメッセージだと思い、すべてが予想問題だと思って取り組みました。

■受験時代の苦労・困難・失敗談、それを乗り越えた方法
日頃の学習では、暗記に頼らず、意味を考えて極力理解するよう丁寧な学習を心掛けていました。しかしその影響で、模試や答練においても、「最後まで考えて(全肢を検討して)きちんと答えを求めたい」という衝動に駆られ、時間切れになるという失敗を何度も繰り返しました。記述においても、苦手な登録免許税の計算で、ドツボにはまりながらも最後まで計算したくなってしまい、気が付けばかなりの時間が経過していたことが何度あったことか。普段の学習と、答練(本番)では問題の解き方が違うため、アタマの切り替えが必要だということを体感して気が付くのに答練は大変役立ちました。

■Wセミナーの良かった点【講師】
姫野先生の解説講義はとても分かりやすく、よかったです。 誰でも解けるように実践的な方法論を伝授してくださっており、確実な解法を身に着けることができました。そして何よりも、受験生への愛のあるその優しい語り口調に癒されました。

■Wセミナーの良かった点【教材】
半年間、毎週のように答練に取り組むことにより、初見の問題に対応する力を養うことができ、私にとってはとても有意義な講座でした。特に記述については自己採点が難しく、概して甘くなりがちなところですが、採点の先生からは紙面いっぱいに指摘やコメントをいただき、いつも励まされていました。

■Wセミナーの良かった点【カリキュラム】
答練は、基礎的な論点から段階的にギアを上げて実戦的なレベルに引き上げられていくことを実感しました。分析に基づいたすべての予想論点が触れられていると信じ、ほかに手をひろげることなく文字通り論点を全潰ししていくことができました。

■フォロー制度の活用方法や良かった点
フォロー制度は、結局利用しなかったので正直なところよくわからないのですが、いつでも質問できるというシステムがあること自体がとても心強く、勉強を続けていく上での拠り所となりました。

■勉強以外の部分
通信だったため、周囲に勉強仲間もなく孤独な受験期間でした。しかし、講義の中でちょこっと出てくる雑談や、実務の話、ほかの受験生の話などが大きな癒しと励みになっていました。それが楽しみで講義を聴いていたような気もします。

■各種答練・模試、単科講座の活用方法や良かった点
全国模試は、初見の問題を決まった時間内に解くという実戦的な訓練を積むことができてとてもよかったです。何を問われているのかよくわからない問題があっても、あきらめずにとにかく何か書き、時間内に最後まで解き切る練習をすることで、本番でも模試と同じ感覚で臨むことができました。

■これから勉強をはじめる方へのアドバイス
「司法書士試験は、やれば必ず受かる試験です」 多くの合格者や講師の方々から聞いていた言葉は本当です。 途方もない道のりに思えても、こつこつ進めばいつかは必ず合格にたどり着ける試験だということを、身をもって実感しています。

加藤 安樹子 さん 姫野講師の分かりやすい解説講義
2023年合格目標:答練本科生

【主な受講講座】
 ●「答練本科生」通学講座
【受験回数】4回
【学習開始時の職業】自営業 【合格時(合格年の直前期)の職業】会社員
【得意科目】不動産登記法、憲法 【不得意科目】会社法、刑法 
【1日平均学習時間】入門・基礎期:約4時間 直前期(直前2週間):約9時間 【総学習時間】約3400時間

■司法書士受験のきっかけ・動機・学習時の環境
2020年の春、コロナの影響でいろいろなものが揺らいでしままいました。それをきっかけに、自分自身もかねてより思い続けていた「この仕事はとても楽しいけれど、この仕事を一生続けて後悔はないかな?」という気持ちが大きくなり、20代の頃にお別れした司法書士試験の道に戻ることにしました。当然ながら、昔のテキストは全て捨てており、まずは教材を選ぶところからのスタートでした。
会社勤務は辞めたとはいえ、業務委託のお仕事をしていたこと、ニーズの違う年の差のある子どものお世話などで、まとまった時間の講義を受講しなければならない受験指導校のお世話になることは考えず、独学で受験生活をスタートさせました。書店で山本先生のオートマチックシリーズに出会い、レイアウトの良さや絶妙な実践問題&解答解説の入れ方から、一目で気に入り、「この懇切丁寧さなら一人でもある程度は学習していけそう」と思ったことが大きかったです。

■独学でなく受験指導校を、またその中からWセミナーを選んだ理由
最初のお試し受験、行政書士試験の合格と本業の繁忙で気の抜けた受験になってしまった2回目の受験を経て、3回目の受験ではオートマテキストの主要科目(民法、会社法、不動産登記法、商業登記法)を4回じっくり回して臨み、ある程度手ごたえもありましたが、午前の択一が2問足らず、敢え無く足きりにあってしまいました。
模試、本試験の感触から、記述の知識・解法には大きな問題はないが(オートマ記述式を覚えるほど回したおかげ)、択一については「過去問だとわかるのに答えを出せない」「条文からの出題だとはわかるがうろ覚えで答えが出ない」など、実践不足からくると思われる問題がたくさんありました。そこで、オートマの発行元であるTAC・Wセミナーさんで答練を受講しようという結論に至りました。

■学習スタイル・スケジュール、科目別勉強法、重視したポイント
答練の受講前、3回目の受験前までは、ひたすらオートマテキストを読む、オートマ記述式を回す、ということを繰り返していました。また、オートマテキストの中で、条文の大切さということが何度も出てきましたので、面倒くさがらずに六法を引いていました。
答練の受講開始後は、答練のスケジュールに合わせて自分の勉強も進めていきました。最初の総合力底上げ答練(全体が範囲)は約1か月半の期間でしたが、その間にオートマの不動産登記法・会社法商業登記法・民法(苦手の債権)を全体的にサラッと読むみました。次の科目別全潰し答練は約3か月間でしたが、答練の予定に合わせて出題科目のオートマ択一を解く+苦手なところはテキストを読みました。最後の合格力完成答練は約1か月半続きましたが、この間は、それまでの答練の成績表で「見える化」してもらった苦手論点をオートマ択一やテキストで緊急度の高いものから潰す、ということをしていました。このように、答練の進行に沿って学習を進めたのは、毎回の答練で、そこそこの点・順位を保つことにより、精神的にも安定することができると思ったからです。
答練の受講期間は兼業受験生だったので、平日は朝1時間+夜1時間半を主要科目に、昼休みの30分をマイナー科目に、週末は答練の解説講義を聞いてその復習に、というスケジュールでした。平日の3時間の学習時間のうちの30分をマイナー科目に割り当てるのはやや多いような気もしますが、答練の始まった11月から少しずつ全体的に確認していたおかげで、直前の5月や6月にはマイナー科目のことはあまり意識せず主要科目に注力できたことはよかったと思います。

■受験時代の苦労・困難・失敗談、それを乗り越えた方法
午後の部の時間不足をどう克服するか、ということが一番の課題でした。「択一50分、記述130分」という目標を持ちつつも、不動産登記法で登記記録や表の問題が複数出題されたりすると、1時間10分ぐらいかかってしまうこともありました。記述については、オートマをしつこく繰り返していたおかげで、ある程度どんな問題が出ても食らいついていけるという自信はありましたが、時間不足ではいかんせんどうしようもありません。白紙に近い状態で提出した記述の問題を家で1時間かけて解きなおすと、ほぼ解答通りに書けることもありました。一方の択一はしっかり解いて提出したところで、ケアレスミスはなくとも、知識の穴やら忘却やらで、満点をとるということは絶対にありません。むしろ、その1-2問のケアレスミスを防いだおかげで、記述の10点分ぐらいを落としているのではないか、と思うようになりました。
そういうわけで、午後の部に関しては先に好きなだけ時間をかけて記述を解く、という方針をとることにしました。初めてこの方法を試したのは全国公開模試の1回目でした。思う存分時間をかけて記述を解くと、残り時間は約45~50分、生きた心地はしませんでしたが、とにかく最後まで通す!とだけ念じて何とか35問を解き切りました。とにかく早く進むために、文字数の少ない選択肢から読む、なども行いました。もちろん、選択肢は必要最小限しか読みません。試験終了後に答え合わせをすると、ケアレスミスも2問ほどはありました。一方、記述については時間をかけた分、取れる点数はすべて取ることができました。結果として、記述の余裕が択一の失点以上に価値があることに気づきました。この「気づき」により、本試験でも同じ方法で思い残すことのない答案作成ができました。

■Wセミナーの良かった点【講師】
姫野先生の解説講義は、メリハリがついていて非常にわかりやすかったです。特に記述の解説は、解きながら説明してくださるので、先生の思考過程と自分のそれを比べて、どこで思い違いを起こしたのかを認識することができました。また、十分な下書きをしっかり作ることで、後で答案作成するときのケアレスミスや書き間違いを防ぐことができるのだとわかりました。

■Wセミナーの良かった点【教材】
山本先生のオートマシリーズ、テキストはもちろん良かったですが、私は記述式の問題集を推したいです。不動産登記も商業登記も、「なぜそうなるのか」が丁寧に説明されているので、理解しながら進んでいくことができます。1回目で覚えきらなくとも、2回目、3回目と繰り返すことで、無理なく頭に入っていくでしょう。

■Wセミナーの良かった点【カリキュラム】
答練本科生でしたが、「総合力底上げ→科目別全潰し→合格力完成→全国公開模試」と「全範囲→科目別→全範囲」と時期ごとにやるべきことの目安になり、自分の勉強とシンクロさせて効果的に進めることができました。

■フォロー制度の活用方法や良かった点
解説講義はすべてWebフォローで受講しましたが、本当にいつでもどこでも確認することができて非常に良かったです。「しおり」なども使うことができたため、細切れ時間で効率よく視聴することができとなり、助かりました。また、これはベテランの姫野先生ならばこそかもしれませんが、姫野先生は間の取り方が良いので1.8倍速ぐらいにしても同じようにお声を聴くことができたのはすごかったです!

■勉強以外の部分
昨年の試験後から外での仕事を再開しました。法律関連のお仕事でしたが、司法書士試験に向けての勉強とは異なる分野の法律を扱っていたため、条文を見ることは同じでも、良い気分転換になりました。とはいえ、平日は勤務+家事育児+受験勉強の三輪車操業で、風邪を引いてしまったときなど、体力的に追い詰められたことも何度かありました。一方、週末は夫が子どもたちと遊びに行ってくれることが多く、感謝感謝でした。上の子どもは、母がなぜずっと勉強しているのかを理解しているので、答練や模試の結果なども気にかけてくれており、合格発表の時は一緒になって喜んでくれて、感動もひとしおでした。

■各種答練・模試、単科講座の活用方法や良かった点
答練本科生でしたので、答練は一通り受講しました。答練をペースメーカーにしていたことは上述の通りです。「科目別全潰し答練」は文字通り全潰しで、1科目だけの35問を解くのは苦手科目の場合は相当の苦痛でしたが、自分の理解が試されているなという実感が湧きました。(このおかげもあり、本試験では苦手の会社法で満点がとれました。) 
答練や模試の成績表は、それぞれ優先的に復習すべき論点を、加えて答練の場合は間違える頻度の高い論点を示してくれていました。私は5月頃から本試験に向けてのまとめに入るにあたり、これら成績表で示された弱点と思われる論点を一つ一つ復習していくということに注力しました。

■これから勉強をはじめる方へのアドバイス
本試験で失敗してしまっても、答練でどうしようもない点数をとってしまっても、後悔するより、「何を直せば良いのだろう?」と前を向くことが大事なように思います。知識も同じで、忘れてしまったことを悔やむより、素直な気持ちでもう一度覚えなおした方が早いです。

Y.S さん 記述式問題を毎週解くことで力がついた
2023年合格目標:答練本科生

【主な受講講座】
 ●「答練本科生」通学講座
【受験回数】10回以上
【学習開始時の職業】会社員 【合格時(合格年の直前期)の職業】会社員
【得意科目】会社法、商業登記法、供託法、民事訴訟法 【不得意科目】憲法、民法
【1日平均学習時間】入門・基礎期:約8時間 直前期:約12時間 【総学習時間】約1万時間

■司法書士受験のきっかけ・動機・学習時の環境
元々小劇場で役者をやっておりました。ある舞台の契約絡みで揉めて少額訴訟で訴えられ、自力で答弁書作成、弁論をし和解になったことがありました。その後に司法書士が少額訴訟の代理ができることを知ったのがきっかけです。
勉強開始から5年以上は長時間肉体労働や勤務日すら不安定な状態で勉強計画もめちゃくちゃで断続的にしか進みませんでした。最終的に、8時間労働の番に就くことができてから一気に勉強の成果が出てきました。


■独学でなく受験指導校を、またその中からWセミナーを選んだ理由
書店でテキストを見ても、何が書いてあるのか全く分からず、外国語にしか見えませんでした。そのため、独学の余地はありませんでした。
初学者コースは、当時自習室が3年間使えたWセミナーを選びました。答練については、他校の答練を受け続け、答練では点数が取れるようになったのに本試験の点数に響かず、講師から「ここの問題に慣れてしまっているから別の予備校の答練を受けてみては」と勧められたのがきっかけです。

■学習スタイル・スケジュール、科目別勉強法、重視したポイント
長年、長時間の肉体労働で休みの日にまとめて勉強…のはずがクタクタで勉強にならなかったため、1月~12月にガッツリ働いてお金を貯めて、1月~6月に仕事を減らして勉強するスタイルを続けました。しかし、択一基準点に全く届かず、これはもう転職しかないと思い、なるべく身体に負担がなく時間が取れる派遣事務を1年ほどやりながら勉強しました。しかし、未経験のパソコンの練習に追われたり派遣切りにあったりで不安定な状態でその年は受験すらできませんでした。数年前、元の職場で8時間労働の番に空きが出ましてそこから毎日勉強できるようになりました。
とにかく試行錯誤の連続でしたが、最終的に良かった勉強法はとてもシンプルでした。インプットはテキスト、出るトコ、過去問の3つに絞りました。出るトコと過去問で分からない、あやふや、混乱する箇所だけをテキストで確認し、特にいつも混乱するところは時間をかけて「どの論点と混乱するのか」を探り、比較して混乱しないように知識を固めていきました。
記述対策は答練にまかせ、間違ったところをノートに書き出して何度も間違うところには付箋を付けてこまめに見るようにしていました。

■受験時代の苦労・困難・失敗談、それを乗り越えた方法
合格まで10年以上かかってしまったため、勉強そのものよりも仕事や体調、家の事情などで振り回されることが大変でした。 毎年試験の頃には貯金が尽きて試験後からガンガン働かざるを得ず、せっかく試験前に覚えてたことをドンドン忘れていくという悪循環に苦しみました。
年齢的に転職も厳しく、人生も詰んで逃げ場もありませんでしたので「絶対に地獄から抜け出してやる!」という思いだけで乗り切りっていました。

■Wセミナーの良かった点【講師】
解説講義で解法を学べたことが大きな力になりました。また、それまでは「予備校の答練や模試は予想も兼ねてるだろうからそれさえやればいいや。いっそ覚えたらいいんじゃないの」と思っておりましたが、姫野先生の「答練や模試の出来なんてどうでもいい。本試験の記述のたった1問を得点するための勉強をして下さい」という言葉で考え方が変わったことは合格に繋がったんじゃないかと感謝しております。

■Wセミナーの良かった点【教材】
姫野先生の板書が簡潔でとても役に立ちましたので、コピーをノートや壁に貼っていつでも見れるようにしました。

■Wセミナーの良かった点【カリキュラム】
記述に対する苦手意識が強く、苦手な記述を年内からイヤでも毎週解かされてショックを受けると同時に弱点が分かっていきました。毎週記述を解く鬼のような訓練は結果的に良かったと思います。

■フォロー制度の活用方法や良かった点
質問制度は助かりました。頂いた回答をプリントアウトしてテキストに挟んだりして重宝しました。

■勉強以外の部分
仕事以外で人と会うことも話すこともない、貧乏暇なしの孤独な受験生でした。しかし、気分転換に大好きなゲームを楽しみ、そのゲームの開発者の方から頂いたサインやメッセージを机の前に貼ったり持ち歩いたりして、辛い時にはそれを見て喝を入れて励みにし、大きな支えになりました。

■各種答練・模試、単科講座の活用方法や良かった点
2年連続答練本科生でしたが、答練や模試は知識を増やすアイテムではなく解法の訓練と割り切って利用しました。
答練や模試で間違えたところを直前期にもう一度見る時間はありませんでした。ただ、変な間違いをした肢や迷ったり混乱した肢は自己採点の後に必ずテキストで確認しました。
時間配分など本試験をイメージしながら20回以上その訓練ができたことはかなりの強みだと思います。

■これから勉強をはじめる方へのアドバイス
兼業の場合は特に「お金」「時間」「体力」のシーソーゲームの連続でどれか一つが足りなければ他の二つを削って補うしかありません。お金と勉強を持続できる環境を整えることは合格への近道だと思います。
綺麗事は言いません。お金と環境を用意して下さい(笑)

中川 治 さん 答練・模試が本試験の予行練習として有益だった
2023年合格目標:1月答練パック

【主な受講講座】
 ●「1月答練パック」Web通信講座
【受験回数】10回以上
【学習開始時の職業】公務員【合格時(合格年の直前期)の職業】公務員
【得意科目】民事訴訟法、民事執行法【不得意科目】会社法
【1日平均学習時間】入門基礎期 平日2時間、休日3時間 直前期 平日3時間30分、休日8時間【総学習時間】1万5000時間

■司法書士受験のきっかけ・動機・学習時の環境
<司法書士受験のきっかけ・動機>
とても長い間、法律系の公務員をしており、窓口業務を長年担当する中で、家庭のことや民事のことなど数多くの相談を受けてきました。その中で公務員として、中立性が要求されるため、答えられることが手続案内に限られ、もどかしさ感じていました。その経験から、相談者のために一緒に解決方法を探れる司法書士に魅力を感じました。
<学習時の環境>
公務員として働きながらですが、5時頃には割と帰宅できたので、平日、帰宅後も勉強時間を確保できました。

■独学でなく受験指導校を、またその中からWセミナーを選んだ理由
かなり昔に他校大手の司法書士講座を受けていましたが、どうしても記述が伸び悩んでいたこととかなりブランクがあったことから、記述式を中心としたアウトプット講座を受講したいという思いから答練パック受講しました。
各校・各講師の体験講義を視聴し、その中で、姫野先生の先生の記述式の解法にかかる動画を見てこれだと思い、姫野先生の担当する講座を申し込むことにしました。

■学習スタイル・スケジュール、科目別勉強法、重視したポイント
<学習スタイル、学習スクジュール>
まず、9月から12月はテキスト読みと過去問を繰り返しました。過去問は年内に2周回すようにしていました。そして年明けは答練にプラスして過去問を繰り返し、4月以降は、模試と過去問、テキスト読みを繰り返していました。4月以降は過去問はまず5週間で1周、次に3週間で1周と、できるだけ短期間でまわしていました。
仕事をしていたこともあり、平日は年内は1日3時間ほど、年明けは3時間30分くらい、土日は年内は各4時間くらい、年明けは各7時間、超直前期は各8時間くらい勉強していました。
<科目別勉強法など>
択一は、兎にも角にも過去問を繰り返しました。そして、間違ったところを中心にテキストを読み込みました。会社法は特に苦手だったので、姫野先生の無料の会社法演習講座を繰り返し聴きました。散歩中、車の運転中に聞いていました。
記述対策は、答練と過去問を中心にやりました。今まで、記述の過去問は解いてこなかったのですが、今回は過去10年分を2回解きました。また、記述の解法が確立していなかったので、答練の動画や無料動画で姫野先生の解法テクニックを身につけました。それにより、記述得点が安定しました。雛形の学習は1周しました。

■受験時代の苦労・困難・失敗談、それを乗り越えた方法
私はかなりのブランクを含め、20年間、司法書士試験を受け続けたので、本当に出口が見えない戦いで、本当に辛かったです。今年こそは、今年こそはという一念でなんとか乗り越えてきました。
本年度の試験の際、前の受験者がとても変わった方で、その方の席の隣の椅子に置いていたカバンをどかすように試験官に注意されたことに対して、げきこうして怒鳴り声を上げ、試験管と押し問答していたので、平常心が削がれて辛かったです。結局、のりこえることはできず、ずっとモヤモヤした状態で試験を受けていました。

■Wセミナーの良かった点【講師】
答練生だったのですが、問題のレベルがとても高いと感じました。特に記述式のレベルが本試験より高めで、事前練習として有益でした。また、解説講義の姫野先生の記述式の解法テクニックにかかる動画はほんとうに有益でした。

■Wセミナーの良かった点【教材】
答練生だったのですが、答練についてくる解答にかかる冊子がとてもわかりやすかったです、特に記述式は解説が詳細で、とてもわかりやすかったです。あと、山本先生のオートマ過去問、本当に良かったです。

■Wセミナーの良かった点【カリキュラム】
答錬について、1週間と無理なくスケジュールされていたのがとてもよかったです。また、ある程度、直前まで模試も組まれていて、とてもよかったです。

■勉強以外の部分
睡眠はきちんと、7時間は取るようにしていました。土日は、超直前期を除いて1ヶ月に2度は家族サービスにあてたり、旅行に行ったりしていました。この20年間、コロナ期を除いて、8月に海外旅行にいき気持ちをリセットしました。そのおかげで、40カ国くらい旅行しました。

■各種答練・模試、単科講座の活用方法や良かった点
答練や模試は、本試験の予行練習として本当に有益でした。特に記述式は、何回かに1回、とても難しい問題が出題され、その時における自分の力の無さを実感できる機会となり、とても有益でした。また、答練の解説講義や模試の受験者特典の姫野先生の動画は、本当に良かったです。そのおかげで、解法テクニックが確立され、記述の点数が安定しました。

■これから勉強をはじめる方へのアドバイス
確かに大変な道のりです。ただ、粘って諦めずに頑張れば、その先には必ず明るい未来が待っています。私も、何年も何年もがき、苦しみ粘った結果、一気に明るい未来が開けました。皆さん、兎にも角にも諦めずに頑張ってください!

杉江 義男 さん 解説冊子の「ポイント整理」が分かりやすかった
2023年合格目標:4月答練パック

【主な受講講座】
 ●「4月答練パック」Web通信講座
【受験回数】10回以上
【職業】金融機関従業員
【得意科目】刑法 【不得意科目】不動産登記商業登記記述
【1日平均学習時間】入門・基礎期:約2時間 直前期:約6時間 【総学習時間】約8000時間

■司法書士受験のきっかけ・動機・学習時の環境
宅地建物取引主任者(現:宅地建物取引士)の合格に気を良くし、次は司法書士試験に挑戦しようと考えたことが一番の動機です。金融系の会社に勤務しておりましたが、職場に颯爽と現れて、てきぱきと仕事をこなしてゆく司法書士の姿にあこがれを持ったことも動機となりました。学習開始時は、1日2~3時間の学習を2~3年続けていれば合格はできるだろうなどと大甘な考えで学習しており、自宅で単に前年度の司法書士試験本試験の問題を解くぐらいのことしかしておりませんでした。もちろん予備校に通うことなどは考えてもいませんでした。

■独学でなく受験指導校を、またその中からWセミナーを選んだ理由
司法書士試験合格を目指して勉強を開始しましたが、前年の本試験問題を解くことぐらいしかせず、勉強方法も当を得たものではありませんでした。宅建の勉強がそのようなやり方で合格できたので同じようにやれば大丈夫かと思ったのです。しかし、このようなやり方ではなかなか合格できなかったので他校に通い始めました。その後、司法書士試験は諦め他の資格の勉強を始めたりしましたが、定年に近づくにしたがって、再度司法書士試験に挑戦しようと近傍にあるTACを選びました。他校で合格できなかったのでTACで挑戦しようと思ったのです。

■学習スタイル・スケジュール、科目別勉強法、重視したポイント
学習スタイルなどと立派なものは特になく、とにかく答練を受け続け、問題を理解し暗記するような至極単純な勉強法でした。それさえも穴があり、答練の問題の誤った箇所を復習しないで毎年本試験を受け続けました。まったくお恥ずかしい限りですが、過去問を全部検討するようなこともなく、答練の問題さえやればおのずと合格できるのだろうというふざけた考えで受験勉強を続けていました。
また、生来の酒好きであったので金曜日の職場の同僚と飲みすぎ、翌日の答練を二日酔いの状態で受けることもありました。お恥ずかしい限りです。科目別の勉強方法も格別意識することはなく、ひたすらTACの答練の復習に努めたものです。
しかし、合格の3年前辺りからは答練の勉強と並行して過去問もまじめに見てみようという心境になり、過去10年間の問題を解き始めました。定年後嘱託になり、勉強時間に余裕ができたこともあるのでしょうが、この2~3年で急に答練の成績も上がってまいりました。しかし、記述式の問題は苦手で、どうしてこう毎年毎年予測できないような問題が出題されるのだろうと腹をたてることもあり、この2~3年は択一では基準点を突破しますが記述式ではなかなか合格点を取れませんでした。記述で基準点を超えるようになったのはこの2年ほどで、それでも総合得点が足りずに悲哀を喫しました。しかし、TACの答練を受け続けて何となく記述式の呼吸ともいったようなものが分かってきたような気がいたします。

■受験時代の苦労・困難・失敗談、それを乗り越えた方法
ずばり、何回やっても合格できないことが最も苦労したことです。サラリーマン生活では人間関係の悩みや地方への転勤を命ぜられたりで、一度は受験に専念しようと考えました。妻にその思いを伝えると「家族はどうなるの」と諭され退職を思いとどまったものですが、今は妻の言うとおりにして本当に良かったと思っています。今は、定年を迎え二人の子供も結婚し孫も一人おります。

■Wセミナーの良かった点【教材】
答練の解説冊子が素晴らしかったです。特に「ポイント整理」は非常にわかりやすく記述されており、その部分をコピーしてノートに貼り付けて知識確認に役立てました。また、記述式の添削結果講評は各登記申請書作成の本質を理解させてくれるもので、非常に実力向上に役立ったと思います。

■Wセミナーの良かった点【カリキュラム】
最後の数年間は4月から開始される「4月答練パック」を受講しておりました。試験範囲全般をほぼ網羅するカリキュラムは、あまり学習時間を取れない受講生にとっては非常に有効なものだと考えます。それでも私は完全に消化することはできませんでした。

■勉強以外の部分
答練で私と同じような年配者の受講生が数人おりましたが、お互いに遠慮して全く声をかけるようなことはありませんでした。しかしこれは非常に後悔しております。もっと切磋琢磨すべく声掛けをすればよかったと反省しております。

■各種答練・模試、単科講座の活用方法や良かった点
計画性がなく、受験対策を自ら考えて実行するようなことが苦手な私は、答練の問題を理解し自分のものにすることのみに力を注ぎました。そのような私にとってTACの答練は不可欠なものでした。私のような人間でもTACの答練についてゆけば合格を勝ち取ることができるのだということをぜひ後に続く司法書士志望者に伝えたいと思います。

■これから勉強をはじめる方へのアドバイス
私は仕事をしながら、家族を持ちながらと多くの困難がありましたが、ようやく司法書士試験に合格出ました。皆様にも絶対可能です。特に中高年から司法書士試験に挑戦する受験生の方にぜひ「合格するぞ」との信念に基づいて目標を達成していただきたいと思います。

長谷川 琢 さん 過去問研究から導き出される出題予想が良かった
2023年合格目標:記述式対策講座

【主な受講講座】
 ●「記述式対策講座」Web通信講座
 ●「法改正対策講座」Web通信講座
 ●「直前記述式予想演習講座」Web通信講座
【受験回数】2回
【学習開始時の職業】公務員 【合格時(合格年の直前期)の職業】公務員
【得意科目】民法 【不得意科目】不動産登記法、民事訴訟法
【1日平均学習時間】入門・基礎期:約5時間 直前期:約7時間 【総学習時間】約3300時間

■司法書士受験のきっかけ・動機・学習時の環境
<司法書士受験のきっかけ・動機>
司法書士試験を受験したきっかけ・動機は、法律系科目の一つである行政書士試験を受験し合格しましたが、民法や会社法については深く理解できていないと思い、さらにハイレベルな資格試験を受験しようと考えたためです。

<学習時の環境>
私はいわゆる兼業受験生でした。仕事を辞めて専業受験生として勉強する選択もありましたが、背水の陣的な勉強の仕方は心に余裕が持てず、私自身の気質としては向かないと思いました。そのため、兼業受験生として受験勉強をしていました。

■独学でなく受験指導校を、またその中からWセミナーを選んだ理由
<独学でなく受験指導校を利用することに決めた理由>
司法書士試験には2回挑戦しました。1回目の試験は独学で受験しましたが、記述式への対策方法が自分の中でいまいち方針が立たず、ネットで見ても色々な意見があり明確な指針が立てられなかったため、Wセミナーを利用することにしました。

<数ある受験指導校からWセミナーを選んだ決め手>
Wセミナーを選んだ決め手としては、別の国家試験の受験対策としてWセミナーを利用し、個人的に馴染みのある受験予備校だったためです。また、スキマ時間にも勉強できるよう、アプリ等で教材を確認できる受験予備校だったためというのもあります。

■学習スタイル・スケジュール、科目別勉強法、重視したポイント
<学習スタイル、学習スケジュール>
いわゆる主要4科目(民法、不登法、会社法、商登法)の学習スタイルは、択一式は過去問を題材とした問題集を回転させること、記述式は姫野先生の講座で利用していた教材を回転させることでした。
重視したポイントとして、回転させる際には、単純に○×の正誤だけではなく、解答に書かれている正誤のポイントとなる理由や理屈を頭に浮かべながら回転させていました。
その理由や理屈として書かれてあることが分からなければ、自分が普段使用しているテキストに戻り、該当論点をもう一度しっかり読み直し、自分の理解した内容を問題集の該当論点にメモしておくということをしていました。
自分が使用しているテキストに戻っても分からなければ、ネットで検索したり、別のテキストを買って該当論点に付箋をつけておき、問題集の余白にテキストとページをメモしておいていました。
それでもわからない場合には結論のみを覚え、丸暗記することにしていました。
主要4科目以外のマイナー科目については、本試験での出題実績が過去問中心ですので、主要4科目と同様に問題集を回転させていました。しかし、出題実績が過去問中心である以上、マイナー科目にあまり時間を割くのは得策ではありませんので、細かくテキストに戻って理屈を確認するというよりも、ひっかけポイントと結論を覚えておく程度に留めていました。
なお、一般的に色々なテキストに手を出すのは良くないとされていますが、個人的にはこの風潮には懐疑的です。別のテキストであれば別の言い方で解説されていることもあり、読めばすんなり理解できることもあるので、あまりお金を惜しまずにテキストを買っていました。
学習スケジュールについてはあまり明確に立てませんでしたが、直前期に入るまではひたすら問題集を回転させ、直前期に入ってからは模試がありましたので、模試で間違った論点の確認をしたりしていました。

<科目別勉強法、学習時に重視したポイント、記述式対策>
記述式対策は、姫野先生の講座で利用していた実践編、実践総合編を回転させていました。数百問もありかなりヘビーな問題集でしたが、かなり力がついたと思います。
重視したポイントは、日々の記述式対策の学習の中で、細かい点でもいいので誤ったポイントをエクセルやワードで記録したことです。なぜなら、出題論点を把握できたとしても、細かい点で減点されるというのは非常に勿体ないためです。また、現地で最終確認することで本試験で余計な失点を防ぐことができる可能性が上がるというのもあります。
姫野先生の講座では、記述式の問題をシステマチックに解くことができる解法を学ぶことができますので、それをそのまま使うのも良いですが、日々の学習の中で自分にとって使いやすい方法にアレンジをして、自分流にしていくのも記述式問題攻略の一つの鍵かと思います。

■受験時代の苦労・困難・失敗談、それを乗り越えた方法
兼業受験生であるがゆえに勉強時間がなかなか確保できなかったことです。そのため、月並みですが職場の最寄り駅までの通勤電車で移動している間のスキマ時間を使って、アプリで肢別問題集を解いていました。睡眠時間を削って勉強するというのもアリかと思いますが、直前期以外ではオススメできません。

■Wセミナーの良かった点【講師】
姫野先生の記述式対策講座は、過去の試験の出題論点や出題方法などを詳細に調査・研究しており、そのデータを根拠に今後このように出題される可能性がある、という点までカバーしているところが非常に参考になりました。
また、記述式で出題された論点をシステマチックに解くことができる「解法」についても、記述式問題を解答するのが楽しくなるというくらい自分に合っていたと思います。

■Wセミナーの良かった点【教材】
上述したように非常にヘビーな内容ですが、出題可能性のある論点が網羅的に記載されており、これを解法に乗せて解けば大丈夫だろうという安心感の持てる教材だったと思います。

■Wセミナーの良かった点【カリキュラム】
カリキュラムについては、全体のボリュームから考えて丁度良いか、択一式の知識がちゃんと入っていないとオーバーフローするくらいでしたので、初学者には若干重たいと思いますが、択一式の知識が入っており、記述式対策をしっかりやりたいという人には向いていると思います。

■フォロー制度の活用方法や良かった点
私は通信で受講していましたので、Webフォローを利用していましたが、特段問題なく使うことができ、また途中で講義を途中でストップして画面を閉じたとしても、次開いたときには途中から再生される点は結構使いやすかったと思います。

■勉強以外の部分
人となるべく会話をすることが大事かなと思います。勉強をしてばかりいると、どうしても頭が固くなりがちですので、ご家族や職場の同僚と会話をし、色々な考えに触れて頭を柔軟にすることで、テキストの内容等を理解しやすくなることに繋がるかと思います。

■各種答練・模試、単科講座の活用方法や良かった点
模試は、出題可能性のある論点が網羅的に出題されており、自分の弱点や理解度を把握するのに非常に有効だったと思います。
単科講座の活用方法として、私のように択一は基準点に乗っているが、記述式がどうにも不安といったように、必要な部分を補充する意味で受講しました。よかった点としては、フルパックのものよりも費用が抑えられることや自分の学習ペースを維持したうえで受講することができることがあると思います。

■これから勉強をはじめる方へのアドバイス
司法書士試験は学習範囲が非常に広範で、勉強している中で今何をやっているのか?というのを見失いがちです。そのため、まず全体的な論点の把握をしてから(民法の総則、物権、債権、親族・相続のうち、総則をやっている)、より細かい論点を確認(人、意思表示、代理・・・のうち意思表示をやっている)し、具体的な論点(通謀虚偽表示)を把握するというように、大局観をもって勉強すると、おおまかに頭の中で知識の引き出しができ、学習しやすくなると思います。頑張って下さい。

木村 亮 さん 記述式対策講座で苦手な記述を克服
2023年合格目標:記述式対策講座

【主な受講講座】
 ●「記述式対策講座」DVD通信講座
 ●「法改正対策講座」DVD通信講座
 ●「全国模試フルセット」会場受験
【受験回数】6回
【学習開始時の職業】会社員 【合格時(合格年の直前期)の職業】交通誘導専門の警備員(2号警備)
【得意科目】民法、憲法、刑法【不得意科目】不動産登記法、商業登記法
【1日平均学習時間】入門・基礎期:平日約3時間 休日約6時間 直前期:約9時間【総学習時間】約7000時間

■司法書士受験のきっかけ・動機・学習時の環境
 私が司法書士になりたいと思った理由は、ポジティブなものとネガティブなものが両方あります。ポジティブな理由としては、一生続けられる専門的で特殊な技能を持ったスペシャリスト的な職業に就きたいと思っていたからです。また、小さい頃から誰よりも自分を可愛がってくれた母方の祖父母が、認知症の悪化により施設に入院し、介護等を手伝った経験から、判断能力の衰えた高齢者の方の財産や人権を守る職業についてみたいという思いもありました。一方でネガティブな理由としては、職探しに困ることがないような、食べていける資格を取りたいし、安定して生活できればそれが何よりとの考えもありました。
 学習を始めたのは7年前で、兼業受験生として働きながら最初は独学での試験勉強でした。その後は警備員に転職し週に4日程度、交通誘導専門の警備員として働きながら勉強を続けて今年の試験に合格することができました。仕事がある平日は3時間程度、休日は6時間程度、勉強していました。仕事の方はシフトの組み方が自由でかつ融通が利く職場環境でしたので、試験直前の5月や6月は大きく出勤の量を減らして、一日に8~9時間くらい勉強し、専業受験生と同じくらい勉強時間を確保できました。

■独学でなく受験指導校を、またその中からWセミナーを選んだ理由
 Wセミナーを選んだ理由は、独学で司法書士試験の勉強を始めたころから、山本先生の執筆されたオートマテキストや、一問一答集の、でるトコを愛用していたこと、司法書士試験合格者の方のブログ、SNS上で、TAC・Wセミナーの姫野先生の記述式対策講座の評価が非常に高く、苦手だった記述式の克服のために受講しました。
 勉強方法は、勉強を始めた頃から今に至るまで、オートマテキストを通読し、過去問集を解くというやり方をしてきました。択一式に関してはこのやり方で基準点を上回ることができたのですが、記述式の解き方が全く分からず、どこから勉強したら良いかすら分からない状態だったので、記述式の答案は数年間ほぼ白紙のまま提出していました。
 このままでは絶対に受からないと感じたので、Wセミナーの令和3年度試験に向けての、姫野先生の記述式対策講座を受講することに決めました。そこで、記述式の解法や論点を身に付け、全く解けなかった記述式の問題が何とか自力で解けるようになりました。令和3年度と令和4年度の司法書士試験はいわゆる総合落ちでした。特に令和4年度試験は合格点に0.5点足りず、落ちてしまいました。そこで、より記述式を得意科目にし、最新の試験傾向や法改正にも対応できるように、令和5年度試験向けの姫野先生の記述式対策講座を再度受講しました。

■学習スタイル・スケジュール、科目別勉強法、重視したポイント
〈学習スタイルについて〉
 私の勉強方法は非常にオーソドックスで、択一式の勉強はテキストを通読して過去問集を解くというのを何回も繰り返していました。しかしながら、他の受験生の方が決してやらないであろう独自の勉強習慣がありました。多くの受験生は机に向かって座りながらテキストを読み、過去問集を解いていると思います。私は怠け者で、一つのことに集中して取り組むのが苦手な性格ですが、昔から読書だけは大好きでした。ベットに横になりながら読書をして、ときには寝食を忘れて数時間没頭することもありました。司法書士試験の択一式の勉強も、読書と同じ感覚で自宅で勉強する際には必ずと言っていいほどベッドで寝転びながら行っていました。もちろん、移動中の電車内や図書館等で勉強する事はありましたし、記述式の勉強はさすがに机の上で取り組んでいました。
 メリット、デメリットはありますが、この様な勉強のスタイルのおかげで、勉強を始めるときのハードルは確実に下がりました。皆さんもご経験があると思いますが、勉強する時は、「さあ、やるぞ。」と思っていても実際に勉強に取り掛かるまで時間がかかるときもあります。また、なんだかんだと理由をつけて勉強開始の時間を先送りしてしまうこともあると思います。一方、私は、読書の延長線上の感覚で択一式の勉強をしていたので、「ちょっと読むか。」とか、「寝る前にちょっとだけ、過去問でも読むかな。」といった感覚で勉強ができました。また、この勉強のスタイルのお陰で体調が物凄く悪い日も、長時間の残業があった日も、だいたい一日最低30分以上の勉強が継続してできていました。

〈択一式の学習スケジュールについて〉
 私は、テキストを民法から刑法、憲法まで一回通しで読み、その後、一問一答集のでるトコをやり、最後にオートマシリーズの過去問集を民法から順番に通しでやっていました。この一連の流れを、一回しとカウントしていました。最初は試験のボリュームと記憶すべき量に負けて、思うように進捗が進まない時が多かったです。しかし、勉強を継続しているうちに、徐々に回す時間が短くなっていきました。合格した今年や惜しいところで落ちてしまった去年は、記述式の勉強もしっかりとこなしつつも、択一式の勉強は2ヵ月~2ヵ月半くらいで、すべての教材を一回しすることが出来るまで成長しました。
 司法書士試験の勉強は、最初に憲法、刑法までたどり着くまでが一番つらかったです。法律の独特の言い回しや、法律用語の正確な意味が分からず、苦しいこともありました。ただ、多くの合格者が言うように、オートマテキストは本当に分かり易く、読み物としても面白い作りになっていて、「読者」である受験生を飽きさせない素晴らしい書物だと思います。このテキストのお陰で勉強が楽しく続けられなければ、到底合格などできなかったです。

〈記述式の学習スケジュールについて〉
 姫野先生の記述式対策講座のスケジュールに全部乗っかっていました。DVDを含む通信講座を受講していたので、送られてきたDVDを視聴して、理論編のテキストを読み込みました。また、先生の指示通りに実践編の問題を解き、分からなかった箇所は、DVDを見直し、授業の内容を想起しながらテキストを読み返しました。
 ずっと独学で勉強していて、勉強のペースや科目ごとの勉強時間の配分には悩んでいました。しかし、Wセミナーの姫野先生の記述式対策講座を令和3年度試験向けと、令和5年度試験向けに2度受講して初めて気が付いたことがあります。予備校のきちんとした講座を受講すれば、勉強のペースやスケジュール、科目ごとの勉強時間の配分などは自分で考える必要はなく、全部、講座の進行に合わせて指示通りに取り組めば良いのです。これには、本当に助かりました。
 姫野先生の記述式対策講座はこれを最後まで受講して、先生が指示された通りに覚えるべきポイントや解法、記述式問題の手順、論点などを記憶し、自分のものにできれば確実に合格レベルまで記述式の実力が上がるような作りになっています。本当にこの講座を受講したお陰で、今年の試験に合格することができました。

〈科目別の勉強法について〉
 民法の学習は、自分の日常生活の延長線上のように一つ一つの具体的な事例が想起しやすくて、楽しく勉強できました。一方で、不動産登記法や会社法、商業登記法は、自分の日常生活とはかなりかけ離れた内容だったので、勉強に苦戦しました。マイナー科目もボリュームのある民事訴訟法や民事執行法などは、単純な暗記作業を繰り返しているみたいで、とても苦手でした。一方で刑法や憲法などは、判例の学習が楽しくて、ついつい、関連する試験範囲外の細かい判例まで追いかけてしまい時間を必要以上にかけてしまうこともありました。
 科目ごとの勉強を振り返って思うことがあります。私たちの日常生活の中であまり触れることのない法律を勉強する際は、完璧に理解できなくても、次のページや次の問題を解いてみるといった学習の姿勢が必要不可欠だと思います。自分は理解できない点や、分からない問題につまずいて、必要以上に時間を使ってしまうことが多々ありました。しかし、テキストや問題集をとりあえず全部一回やってみてから、理解が少し深くなった状態で改めて、分からなかった点や分からなかった問題に取り組んでみると不思議と理解できたり、解けたりしました。私はゲームが大好きなのですが、ゲームに例えてみてもやはり同じだと思います。自分がレベルアップしてはじめて、倒せる「敵」もいます。地道にレベルを上げるには、魔法のような手段はなくて、地道にテキストを読み、問題集を解いていくことが、遠回りに見えて実は一番の近道なのではないかと実感しています。分からない点や問題はとりあえず、目を通して、先に進む。「本番までにできれば良い」と考えるのが正解だと思います。

〈記述式の勉強法について〉
 私は記述式が本当に苦手で、どこから勉強したら良いのか、それすら分かりませんでした。姫野先生の記述式対策講座を受講する前までは、ほとんど白紙の状態で答案を提出したことも何度もあります。令和2年度の司法書士試験では、択一式の基準点は大きく上回ったのに、記述式で何を書いたらいいかわからず、ほぼ白紙の状態で提出して、夜眠れないほど悔しい思いをしたことがあります。このように、記述式が苦手で、要領が悪い私が今年の試験に合格することができたのは、姫野先生の記述式対策講座のお陰です。姫野先生の記述式対策講座ではまず、問題文の読み方や、注意事項、別紙の中で特にチェックすべき事項などを丁寧に教わりました。特に、問題文の最初の方の注意事項は例年同じような事が書かれている事が多いので、「覚えてしまう」「読み流す」などの教えは本当に役に立ちました。問題別の論点、典型的なパターン、別紙の中で特にチェックすべき事項、問題文を処理する手順など、姫野先生の教えてくれた解法や手順通りに記述式問題を解けるようになると、自分でもびっくりするぐらいに記述式問題を解くのが楽しくなりました。姫野先生には本当に感謝しています。

■受験時代の苦労・困難・失敗談、それを乗り越えた方法
 私は30代半で独身、実家で家族と同居しています。家族は私の司法書士試験への挑戦を応援してくれていて、合格できて家族に感謝したいです。ただ、家族に対してさりげない不満はありました。それはTVの音量です。私の部屋はリビングに近いので、TVの音量が大きいと、集中してテキストを熟読するのが難しかったです。家族もある程度は配慮してくれたのですが、どうしても気になってしまいました。色々試した結果、ある程度効果があったのは、扇風機の風量を強めにして、風の音でTVの音量を紛らわせる方法でした。雨音やクラシック音楽を流すなど、色々な方法があるかとは思います。ただ、私にはなぜか扇風機の音が合っていました。不思議と集中して勉強ができたのです。
 今年、合格することができた要因を色々分析してみたのですが、姫野先生の記述式対策講座を再度受講し、記述式の苦手意識が克服されたことが一番大きかったです。しかし、それ以外の要因としては、あきらめずに司法書士試験の勉強をコツコツと継続してきたことが大きいです。勉強の継続は当たり前のことかもしれません。しかし、実はこれこそが一番難しい事だと実感しています。
 司法書士試験の勉強を開始した7年前から勉強を全くしなかったという日は、数えるほどしかないです。ここまで頑張れたのは、家族や友人の応援だけではなく、「あんなに辛かった、あの日も最低限の勉強は継続してきた。だから、今日勉強できない理由がない。」という気持ちの持ち方、モチベーションの維持のための思考がありました。どういう意味なのかといいますと、この7年間、実に色々な出来事がありました。IT系の零細企業で働いていた時に、重度の副鼻腔炎にかかり、体もメンタルも極度に疲弊していた時も、警備員として花火大会の交通整理にあたっていて、帰宅できたのは日付が変わってからだった時も、交通量の激しい幹線道路を通行止めにした際に、多くのドライバーの方から心無い罵声を浴びせられたり、怒鳴られたりして、やるせなかった時も、そんな「あの日、あの時」も、思い返せば、勉強を続けてきました。「最悪な気分だった「あの日」も、体調が物凄く悪かった「あの日も」勉強を続けてきたな。それなら、今日、疲れているからと言って、勉強しない理由など無いな。」という、気持ちの持ち方です。これが私の一番のモチベーションでした。あんなに辛いときでも苦しいときでも、もがくように一歩ずつ、勉強してきたこと。これは凡庸な自分の大きな強みでした。私は他の受験生の方と比べて要領も悪いし、頭も良くない方だと思いますが、そんな自分でもあきらめずに、どんな日でも、継続して勉強を続けてきたという強みがあります。そして、これはこれから司法書士試験の勉強を始めるという方にとっても「武器」になる気持ちの持ち方だと思います。

■Wセミナーの良かった点【講師】
 Wセミナーを受講して、一番良かったところは、姫野先生はじめとした熱意と実力のある講師の方々の授業を受け、苦手だった記述式だけでなく自分自身の実力が格段に向上したことです。姫野先生や法改正講座を担当された竹内先生からは、何とかして私たち受験生を司法書士試験に合格させてあげたいという熱意を感じます。
法律の勉強が面白いと感じたのは、オートマテキストの執筆者の山本先生やでるトコシリーズの共著者の西垣先生のお陰です。本当にWセミナーを受講して、良かったです。

■Wセミナーの良かった点【教材】
 教材としては、オートマシリーズの「でるトコ」が素晴らしかったです。働きながら勉強を続けていたので、スキマ時間を使って取り組める最強の教材でした。一問一答形式なので、答えがポンポンとリズムよくでてきて、勉強ではなくてクイズを解いているような感覚で取り組めました。また、姫野先生の記述式対策講座の理論編のテキストも素晴らしかったです。記述式対策講座のテキストを読み込むことで、不動産登記法と商業登記法の択一の得点も上がりました。詳細な周辺知識や判例、先例などが記載されていて、記述式対策講座のテキストは択一式にも役に立ちました。

■Wセミナーの良かった点【カリキュラム】
 私が受講したのは、姫野先生の記述式対策講座と竹内先生の法改正講座でした。姫野先生の記述式対策講座は理論編で問題を解く際の手順、解法、典型論点等を詳しく教授してから実践編で少し小さいサイズの問題を解いていき、最終的に実践総合編でフルサイズの問題にチャレンジするというものでした。本当に良く練られているカリキュラムだと思います。記述式が全く書けず、白紙に近い状態で提出していた自分でも、最終的には記述式の問題を解くのが楽しいくらいになりました。本当におススメです。
 竹内先生の法改正対策講座も素晴らしい内容でした。民法の共有や相隣関係、供託法等の改正論点を扱って、丁寧に解説されていました。改正論点に関してはここまで押さえていれば、大丈夫。といえるぐらいに充実しており、本番の試験では、逆に改正論点が出て欲しいと思っていたくらいでした。

■フォロー制度の活用方法や良かった点
 私は通信講座の利用でしたがフォロー制度等は利用しておりませんでした。ただ、姫野先生のXをフォローしていて、勉強方法や、気持ちの持ち方等の参考にしていました。また、Wセミナーの西垣先生のブログは良く見ていました。司法書士試験の勉強の参考になる事が多々ありました。

■勉強以外の部分
 私のストレスへの対処法やリラックス法は、ありきたりですが、散歩と接骨院でマッサージをうけることでした。散歩は特に休日に勉強の前、時間をかけて5000歩くらいを目標に家の近所の遊歩道を歩いていました。散歩の後は、気分が良くなり、勉強に良い影響があったと思います。
また、接骨院でのマッサージは警備員の仕事で疲れている身体の疲労回復にとても効果的でした。もちろん、疲れが取れるため、勉強にも良い影響がありました。おススメです。

■各種答練・模試、単科講座の活用方法や良かった点
 Wセミナーの模試はとにかく歯ごたえがありそこが良かったです。模擬試験で総合的な合格判定が付いたとき、こんな難しい模試で合格判定を貰えたなら絶対に本試験もいけると思えました。合格することができた今年に限っては、Wセミナーの全4回の模試でずっとB判定以上の総合成績だったので、自信をもって本番の試験に臨めました。

■これから勉強をはじめる方へのアドバイス
 自分も7年間勉強して、試験は6回受験し今年やっと受かりました。去年の試験などは合格点にあと0.5点足らずに落ちてしまいました。悔しい思いは何度もしました。働きながらの受験生活だったので時には、疲れきって帰宅後勉強できないこともありました。それでも、勉強を続けられたのは、夢をあきらめないという強い意志と、応援してくれた家族や友人に良い報告をしたいとの思いでした。今、受験生活に疲れて悩み苦しんでおられる方に伝えたい事があります。悩み苦しみながらもテキストを読み、問題を解いておられるということは、見方を変えれば、例え、1ページでも1問でも、一歩ずつ前進しているという事でもあると思います。とにかくあきらめないで一歩一歩勉強を前に進めていっていただければと思います。その先に必ずゴールはありますので。

松本 凜太郎 さん 記述式対策は姫野講師についていけば大丈夫
2023年合格目標:記述式対策講座

【主な受講講座】
 ●「記述式対策講座」Web通信講座
 ●「予想論点セット」Web通信講座
 ●「全国模試フルセット」
【受験回数】2回
【学習開始時の職業】大学4年 【合格時(合格年の直前期)の職業】受験専念
【得意科目】民法 【不得意科目】会社法
【1日平均学習時間】入門・基礎期:約7時間 直前期:約12時間 【総学習時間】約4000時間

■司法書士受験のきっかけ・動機・学習時の環境
・司法書士受験のきっかけ・動機
大学在学中に「司法書士と法」という講義を受講し、司法書士という資格を知る。その後、大学院進学を目指すが、費用面での問題に直面し断念。その時に司法書士という資格があったことを思い出し、資格の取得を目指した。
・学習時の環境
一年目は大学に通学しながら、講義、ゼミ、卒論の執筆と並行して勉強をした。二年目は大学を卒業し、就職することなく、勉強に専念した。

■独学でなく受験指導校を、またその中からWセミナーを選んだ理由
・独学でなく受験指導校を利用することに決めた理由
一年目は独学で受験し、結果として午前・午後ともに基準点は突破したものの、記述の点数が伸びず、不合格となってしまった。記述に苦手意識もあったことから、記述式対策講座を受講した。
・数ある受験指導校からWセミナーを選んだ決め手
独学であった一年目に、YouTubeにて姫野先生が行っている「会社法演習講座」などをよく視聴しており、それがきっかけで、姫野先生の記述式対策講座を受講することにした。

■学習スタイル・スケジュール、科目別勉強法、重視したポイント
・学習スタイル、学習スケジュール
一年目は大学在学中だったため、講義やゼミが終わった後や、卒論の執筆の休憩時などの空いた時間を活用し、集中して勉強をしていた。二年目は専業だったため、10月~1月末までは、午前(10時~12時)に記述式、午後(14時~19時)に択一、就寝前(22時~)にその日の勉強のまとめを行った。2月~本試験までは、午前(9時~12時)に記述式、午後(13時~19時)択一式、就寝前(22時~26時)その日の勉強のまとめと暗記まとめの学習をした。
・科目別勉強法、学習時に重視したポイント、記述式対策
基本的には「過去問」を中心的に学習していた。テキストについては、市販のオートマテキストを使用しており、過去問の解説を読み、理解できなかった部分や疑問に思った点についてのみ、テキストに戻るようにしていた。ただ、会社法、商業登記法、憲法については、過去問からの出題率が低いということもあり、過去問よりもテキストやまとめ本を中心に学習するようにしていた。記述式対策としては、記述式対策講座で取り上げられた問題を何度も繰り返し、姫野先生が指示する解法に従った。どの科目についても、基本的には何度も繰り返すことが重要であるため、何度も繰り返せるように学習のスケジュールを立てることが大切であると思われる。

■受験時代の苦労・困難・失敗談、それを乗り越えた方法
受験時代の失敗としては、細部にこだわりすぎ、勉強時間を浪費してしまったことである。勉強をしていく中で、どうしても試験内容に含まれないような疑問が生じることがあり、その都度これを最後まで解決しようとすると、あっという間に時間が経ってしまうことがあった。そこで、スケジュールをたてたり、その日のノルマを決めることにより、半ば強制的に余計な部分に時間をかけすぎないようにした。


■Wセミナーの良かった点【講師】
姫野先生の記述式対策講座では、記述式を解くために、必要な解法を丁寧に教えてもらえる。また姫野先生が自信をもって記述式対策講座を提供してくださるため、姫野先生についていけば大丈夫だと思わせてくれ、余計なことは考えることなく、勉強に集中することができる。

■Wセミナーの良かった点【教材】
記述式対策講座の教材は、記述式を解くうえで必要な知識や情報がほとんど全て含まれている、とても網羅性の高い教材であると思う。この教材さえしっかりと取り組めば、記述式に対する不安はなくなる。

■Wセミナーの良かった点【カリキュラム】
記述式対策講座は一週間ごとに講座が視聴できるようになっているため、その週ごとに、視聴した分の復習を継続して行えばよく、スケジュールが立てやすい。

■フォロー制度の活用方法や良かった点
問題を解く際に、わからなかったことや疑問に思ったことをメールで聞くことができる。ただ、回答して頂けるまでに、1週間程度かかることもあるため、なにがわからなかったのか、どこに疑問をもったかについては逐一メモしておくようにした。

■勉強以外の部分
入浴が好きなので、毎日シャワーだけでなく、入浴するようにしていた。また、1月に1度は友達と遊ぶ機会を設けるなど、息抜きができるようにしていた。

■各種答練・模試、単科講座の活用方法や良かった点
模試は、自分の弱点や自分の立ち位置、時間配分を学べるいい機会になった。私は通信で模試を受けていたが、本試験と同じ試験時間から開始し、会場も市民会館の一般解放スペースで解くなどして、できる限り本試験と同じような環境で受けるようにした。

■これから勉強をはじめる方へのアドバイス
司法書士試験は学習範囲が広いため、初めは1周することを目標に勉強してみましょう。1周するだけでもかなり時間がかかることかと思いますが、恐れることなく進んでいただけたらと思います。その後は、2周、3周と繰り返してください。次第にかかる時間は減っていきますので、どんどん繰り返していきましょう!諦めずに頑張ってください。応援しております。

E.I さん 択一式の勉強にも役立ったテキスト
2023年合格目標:記述式対策講座

【主な受講講座】
 ●「記述式対策講座」通学講座
 ●「全国模試フルセット」
【受験回数】2回
【学習開始時の職業】自営?【合格時(合格年の直前期)の職業】自営?+主婦(自営?開店休業状態)
【得意科目】民法 【不得意科目】会社法
【総学習時間】入門・基礎期:約3~4時間 直前期:約5~6時間 【1日平均学習時間】約2000時間

■司法書士受験のきっかけ・動機・学習時の環境
きっかけは「怒り」でした。とある案件である税理士に依頼をしたのですが、その件で後日税務調査が。税務調査時、その税理士が「飛び込みで来たので知りません」と言い放ち、責任逃れ。調査後にその税理士から言われた「法律を知らないあなたが悪いんです」の一言に頭にきて、「ほな法律の勉強したろやないかい!」と思い立ち、近畿大学の通信教育部法律学科に編入。在学中に法律の学習をする中で、司法書士に興味を持ちました。
卒業と同時に司法書士試験の勉強を開始。この頃は個別塾の講師の仕事や模試作成等を非常勤でやっていたのですが、昨年からそれもほぼ請け負わずに、午前中は家事、午後から勉強、のペースでやっていました。

■独学でなく受験指導校を、またその中からWセミナーを選んだ理由
昨年1回目の受験で、択一は独学でどうにかなる手応えはあったものの、記述について全く自信が持てず、これは受験指導校を利用しなければ無理だと思い至りました。
記述の講座を受けるにあたり、記述を単科で受講できることと、なるべくなら通学で受講できることの2つを条件に探しました。その2つの条件に合うのがWセミナーだったことと、ネットで情報収集する中で、姫野先生の記述式対策講座が良さそうだな、と思い受講することにしました。

■学習スタイル・スケジュール、科目別勉強法、重視したポイント
昨年の受験後、11月までは行政書士試験の勉強をしていたので、司法書士試験の勉強は11月の下旬から再開。
択一は独学、記述はWセミナーの記述式対策講座を利用したので、講座のある日(土曜)は丸1日もしくは朝から昼まで校舎で中山先生の講義を受講。それ以外の日は午前中に家事をして、午後から夕方まで勉強時間にあてました。
講義後、翌週までに校舎で受講したのと同じ単元を、もう一度WEBで姫野先生の講義を受講。だいたい1日1~2時間ペースで視聴しました。
択一については1年目、他校の市販教材で一通りの内容を理解していたので、勉強再開からはひたすら過去問集を解いていました。過去問を解いて、間違ったところや覚えていないな、と思ったところはA6サイズのノートにまとめ、電車の中などいつでもすぐに見られるように。また、間違った問題は必ず翌日に解き直し。それでも間違ったらさらに翌日に解き直し、の繰り返し。だいたい1日100ページぶん(直前期は150ページ)を最低ノルマにして過去問をやっていました。択一については科目別に特に違いはなく、どれもひたすら過去問を回すのみでした。
記述は完全にWセミナーの講座のみ。それ以外はほぼやっていません。通学で講義を聞いて、翌週までにWEB講義を視聴。実践編に入ってからは、講義視聴の他に、授業時にやらなかった問題を家で解くだけ。というか、これで手一杯でした。

■受験時代の苦労・困難・失敗談、それを乗り越えた方法
1回目の受験時、完全独学だったので、成績表の封筒の書き方がわからず(トイレに行っていて、説明を聞き逃した)、成績表を手に入れる事ができませんでした。まあ、択一足切りだったので、なくても良かったんですが。なので、2年目はきちんと調べて成績表ゲットしましたよ。
受験勉強は長期に渡るので、モチベーションの維持が最も大変でした。「試験が終わったら旅行に行く!」など、自分で自分の鼻先にニンジンぶら下げて、モチベーションの維持を図っていました。

■Wセミナーの良かった点【講師】
記述対策講座は姫野先生はもちろん、通学の中山先生も非常にわかりやすく、楽しく受講させていただきました。他校だとあまり板書をしない方もおられるようですが、私は板書しつつ解説をしてくださる姫野先生や中山先生のスタイルが理解しやすくてよかったです。

■Wセミナーの良かった点【教材】
テキスト、ボリュームはありますが、ほぼ必要なことが網羅されているので、択一の勉強をしているときに調べる役にもたちました。また、実践編は問題と答案が別冊子なので使いやすかったです。

■Wセミナーの良かった点【カリキュラム】
最初は、1日2コマ(6時間)講義があったのでで結構大変でしたが、春に記述式対策講座が終了して、本格的な模試シーズンを迎えるころにはきちんと書けるようになっていたので良かったです。

■フォロー制度の活用方法や良かった点
通学で質問できるときはその場でしていましたが、家に帰ってから疑問点が出ることもあり、その場合はWEBで質問を利用しました。レスポンスが早くありがたかったです。

■勉強以外の部分
犬との散歩の時間がリラックスタイムでした。適度に体も動かすので、肩こりの解消にも良かったです。Wセミナーでは単科受講だったので、ほとんどクラスの方と交流せず。それがちょっと後悔かな…。

■各種答練・模試、単科講座の活用方法や良かった点
模試の解説冊子には、ポイントをまとめた表がたくさん載っていたので、覚えたり調べたりするのにとても役立ちました。また、直前期に何度も解き直しをして、過去問で網羅できない問題の対策になりました。
記述対策講座については他の項目でも書きましたが、姫野先生の解法が本当によくできていて、不登は枠ズレなし!商登も受講以前は苦手だった役員変更も間違わないようになりました。

■これから勉強をはじめる方へのアドバイス
姫野先生、中山先生がさんざん仰っていましたが、「択一をおろそかにしない!」は本当に重要。択一が逃げ切り取れれば、記述対策講座で鍛えた力で記述は足切りを必ず超えます。記述の時間が1時間半しかなく、不登記述の答案、裏は真っ白で提出したにもかかわらず、記述で合計37.5点取れたのは最後まで諦めなかったことと、記述対策講座講座のおかげです。

M.U さん 過去問対策もバッチリで記述式が得点源に
2023年合格目標:記述式対策講座

【主な受講講座】
 ●「記述式対策講座」Web通信講座
【受験回数】4回
【職業】会社員
【得意科目】不動産登記 【不得意科目】憲法
【1日平均学習時間】5時間 【総学習時間】約8000時間

■司法書士受験のきっかけ・動機・学習時の環境
司法書士試験については以前から知ってはいたのですが、合格率の低さや試験科目の多さから、なかなかスタートを切ろうと思うことができませんでした。しかし、ある時、将来の自分とって財産になるものが欲しい思い、思い切って勉強を始めました。
学習は4年間働きながらしておりました。社会人受験生にとって、勉強時間の確保が特に難しく、何度か諦めそうになったこともありました。しかし、持ち前の諦めの悪さが功を奏してか、少しずつ勉強の理解や暗記も進み、なんとか4年間持ちこたえることができたと思います。

■独学でなく受験指導校を、またその中からWセミナーを選んだ理由
択一は毎年そこそこの点数は取れてましたが、記述に関してはなかなか思うように点数が伸びず苦労してました。何か対策をと考えていた中で姫野先生の記述式対策講座を見つけました。
他の記述式対策講座と比較しながら決めたのですが、姫野先生がYouTubeで講義をよくされていて、その時の講義が凄く分かりやすかったことと、持ち前の明るいキャラクターと声を聞いていて居心地が良かったので決めました。結果、姫野先生を選んで良かったと思います。

■学習スタイル・スケジュール、科目別勉強法、重視したポイント
平日は、朝にとにかく3時間は勉強しようと思いまして、朝4時半に起きて勉強して、お昼休みの隙間時間や帰っての1時間の勉強がルーティン化してたと思います。土日のお休みの日は10時間ほど勉強して勉強が終われば遊びに行って息抜きもしておりました。この試験は長期戦になると思うので息抜きは非常に大切だと思います。
勉強がどうしてもできない日でも、とにかく10分でもいいので必ず勉強する癖をつけて習慣が抜けないように心掛けていました。また、生活習慣を崩さないように食事もしっかり取り、睡眠も7時間は必ず確保するようにしていました。 朝は前日の暗記物の復習に1時間、新しい分野に1時間、夜は記述式の問題を1問解いていました。直前期に入る前は記述式を解く時間もなかなかなく、市販の問題文集の中で比較的分量が少ないものを解いていました。

各科目の勉強法は以下の通りです。
憲法に関してはテキスト中心の勉強を主にしており過去問はあまり解きませんでした。
その代わり答練や模試で未出の問題をたくさん解いて判例の知識を深めていきました。
刑法は過去問メインでしており、テキストはあまり読んでいません。
民法は過去問とテキスト半々くらいの割合で勉強していましたが、直前期は条文の読み込みを特に重要視しました。
会社法はとにかく条文の読み込みを重視して、答練や模試で複雑な問われ方にも対応能力を磨いていました。
不動産登記は過去問メインで勉強してました。
商業登記はテキストメインで勉強してました。
民事三法はテキストと過去問半々くらいで勉強してました。
司法書士法供託法はほとんど過去問メインで勉強してました。
記述式は完全に姫野先生の講座を頼って勉強してたと思います。

■受験時代の苦労・困難・失敗談、それを乗り越えた方法
この試験はとにかく分量が多いので、途中匙を投げたくなる思いでしたが、合格後に自分はどうしたいのかとか未来のことを考えておりました。
1年目の失敗は、ほぼ過去問しか解かず過去問の答えだけ覚えて理解というところを重視してなかったと思います。結局理解さえしてしまえば未出の問題でも対応可能なので早めに理解に取り組めば良かったかなと思います。
後は受験時のメンタル面の話ですが、受験時代は暗いトンネルをずっと走り続ける感覚でしたので先行きが不安でしたし、周りの目も受験回数を重ねるごとに厳しくなっていたと思います。しかし、周りを必ず見返してやろうという反骨精神で取り組んだことによってメンタル面は維持できたのではないかと思います。

■Wセミナーの良かった点【講師】
私は姫野先生の記述式対策講座を受講したのですが、姫野先生自らが質問に答えてくれることもあり、テキストを作成した本人だからこそ本質をついた答えが返ってきやすくスムーズに学習が進んだと思います。
また、記述式過去問もしっかり対策してくれたおかげで今年の本試験で出題された過去問の焼き直しを得点源にすることができました。

■Wセミナーの良かった点【教材】
記述式対策講座のテキストは非常にボリュームがあり、記述式全範囲を網羅するには十分な内容でしたので、論点が足りず不安になることがなかった点が凄く良かったと思います。また、本試験対応の問題がたくさんついていたので実践力がかなりついたのではないかと思います。

■Wセミナーの良かった点【カリキュラム】
記述式対策講座は、まずは理論編からスタートし、択一の論点をしっかり押さえた上でその発展として記述式に移行するので、知識の整理が事前にできて記述式の講義に入る時もスムーズに講義の内容を理解することができました。
後問題を解く際も画面上で姫野先生が待ってくれているので、実際にLIVE講義を受けているようで臨場感があった点も良かったです。

■フォロー制度の活用方法や良かった点
姫野先生が直接質問に対して解答してくださることもあったのが良かったのと、返信が早いので学習が止まることなくスムーズに行うことができました。
講義の中でほとんど問題が解決してしまうので、フォロー制度をあまり多く使わなくてよくて、フォロー制度がおまけみたいな感じてついてるとこも良かったです。

■勉強以外の部分
私は周りに受験仲間がおらず一人で勉強していたのですが、講義で姫野先生が法律の話をしているときに一人ではなく一緒に仲間と勉強している気になり、不安も減ったように思います。
息抜きとしては、ジョギングを毎日取り入れていたので、勉強で息が詰まりそうになった時は良い気分転換になったと思います。

■各種答練・模試、単科講座の活用方法や良かった点
TACの答練や模試は、択一に関してはちょうどいい難易度で、本試験に近いものを感じましたので本試験のシュミレーションになりました。記述式は本当によくできていて、内容が素晴らしく本試験でも十分対応できる内容でした。不動産登記に関しては、他の予備校が思いつかないような論点を出してきてて本試験での本番力に役立ちました。商業登記に関しては、論点が本試験で出たのでスムーズに解くことができたと思います。
直前期にはTACの答練や模試を何度もまわしておりました。

■これから勉強をはじめる方へのアドバイス
司法書士試験は範囲も膨大で途中でくじけそうになることもあるかもしれませんが、この試験は天才だけが受かる試験ではなく、凡人でも今年必ず合格するぞという覚悟がある人が受かる試験だと思います。是非合格を勝ち取りまして新しい道を自らの手で切り開いていただけたらと思います。

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