数的処理と文章理解が超重要 教養択一試験(基礎能力試験)の対策と勉強法
教養択一試験は、数的処理や文章理解を筆頭に様々な科目から構成されています。「沢山科目があって、どこから手をつけていいか分からない」「そもそもどのくらい勉強すればいいの?」など頭を悩ます受験生も多いはず。 このページでは、教養択一試験突破のポイントを分かりやすく解説します!
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出題傾向を知ろう!
教養択一試験は、2分野・4系統・22科目から構成される択一式の試験です。試験種ごとに出題される科目が違い出題数についても傾向があります。突破のためには「試験の傾向」を知ることが必要です。
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教養択一試験の科目別出題数一覧
試験のポイント
1
一般知能分野は、どの試験においても必須解答&出題数が多い ⇒ 教養試験の合否を分ける重要科目。
一般知能分野で出題される文章理解と数的処理は、教養試験(基礎能力試験)の解答数に占める割合が60%以上に上ります。これらの科目は、論理的に思考する能力と、与えられた情報から推理・整理することが求められます。単純暗記では対応できないため、攻略するためには基礎的計算能力(文章理解を除く)・論理的思考力・経験学習力が必要とされ、それらは「習う事」も「慣れる事」も必要です。
2
一般知識分野は、1科目あたりの科目数が少なく、試験によっては選択解答 ⇒ 効率的な学習が必要。
社会科学・人文科学・自然科学の各分野から出題される一般知識は、ある意味単純暗記で対応可能といえるでしょう。しかし、膨大な範囲を覚えるのは「至難の業」です。
効率的な学習が必要であり、それは頻出分野を徹底的に攻略することです。そのために講義があります。講義で扱った分野を学習することが必然的に「効率的な学習」になっており、結果的にライバルに差をつけることに繋がるでしょう。
3
教養試験のボーダーラインは、概ね6割程度 = 満点は必要ない!
教養試験は、一般知能分野・一般知識分野の両分野の膨大な範囲から出題されるため、なかなか正解率が上がっていきません。そのため、おおむね6割程度の正解率で十分に合格圏内に入ると言われております。
そこに到達するためには、科目を絞って(=捨て科目を作って)学習するよりも、出題される科目を一通り学び(=広く)、平易な問題を確実に得点に結びつける(=広く薄く)ことが攻略のカギといえるでしょう。
教養択一試験の攻略法
一般知能分野
- 数的処理・文章理解は、解法テクニックを習得して、繰り返しの問題演習を積むべき演習科目。
- 数問題を見たら、どの公式・解法パターンを使うかがすぐに思いつくようになることが目標。
- 解法テクニックを学び解けるようになったら、問題を解くスピードも意識する。
一般知識分野
- 数出題される問題レベルは概ね大学入試センター試験レベルで、典型的な暗記科目。
- 1科目あたりの出題数は少ないため、頻出テーマに絞った効率的な学習で攻略する。
- 最低限広く浅く各科目の頻出&基本テーマをおさえ、なるべく捨て科目を作らないことが大切。
数的処理とは?
教養択一試験の最重要科目
数的推理:方程式、不等式、速度算、濃度算、整数、確率..etc
判断推理:論理、集合、暗号、嘘つき問題、順序・位置関係..etc
空間把握:立体の構成・切断などの図形の観念的な問題..etc
資料解釈:表やグラフなどの資料の読み取り問題
✓問題が解けるようになるまで時間がかかる
✓繰り返しの問題演習が大切
まとめ
1
実際に学習してみると・・・数的処理は半分取るのがやっとの合格者が多い。
2
数的処理と文章理解でなるべく点数を稼いで、足りない部分を一般知識分野の科目で補うイメージ。
3
社会科学は、専門試験対策の基礎の部分からの出題が多い ⇒ 独自の対策は必要ない。