ITパスポート試験の過去問はある？入手方法や活用法について解説！

ITパスポート試験への合格の近道として、過去問を解くことが考えられます。では、どのようにして過去問を活用していけばいいのでしょうか？

そこでITパスポート試験の過去問に関する情報や入手方法、過去問を使った勉強方法について解説していきます。

ITパスポート試験は、全部で100問出題されます。

総合評価点を1000点満点中600点以上、3つの分野別評価点を1000点満点中300点以上取らなければなりません。そのため、どの分野も満遍なく勉強する必要があります。

過去問3回分が学習量の目安

ITパスポート試験に合格するには、過去問3回分を理解することが必要だと言われています。

たとえば、2回分を学習用に、残り1回分を模擬試験用に過去問を活用すると、勉強時間を減らせるかもしれません。また、テクノロジ系やマネジメント系、ストラテジ系など分野ごとに区切って弱点の分野だけ学習すると勉強時間を減らせます。

さらに、過去問を解くときは、なぜ正解なのか、あるいはなぜ不正解なのかまでしっかりと理解すると効果的です。

過去問を8割正解できれば合格できる可能性が高い

ITパスポート試験には、正解率6割で合格できます。とはいえ、過去問から出題されるのは全体の2割程度で、残りの8割は過去問と似た問題です。

同じ問題が本番の試験で出題されることはほとんどありませんので、過去問を解いてみて安定して8割正解できるようになれば、ITパスポート試験に合格する可能性は高いと言えます。

最新のIT技術に関する問題対策はどうする？

過去問を繰り返し勉強することで、ITパスポート試験の合格に近付きます。しかしITパスポート試験に出題されるのは、過去問と似た問題だけではありません。

たとえば、5GやIoT、ブロックチェーンなど最新のIT技術に関する問題が出題されることもあります。

「過去問を解くだけでは不安だ」という方は、1点でも多くの問題を正解するために、新聞や雑誌、インターネットなどで、日ごろからIT新技術をチェックするようにしましょう。

ITパスポート試験は非公開です。しかしながら、ITパスポート試験の過去問を入手する方法がいくつか存在します。

IPAサイトからダウンロード

IPAが運営している「ITパスポート試験」という公式ページの『過去問題（問題冊子・解答例）』には、過去10数年分の問題冊子と解答例が公開されています。PDF形式でダウンロードできるので、Adobe Reader等のツールで確認しましょう。

また、平成24年（2012年）春期分以降の公開問題は、疑似体験用のソフトウェアにも登録されています。疑似体験用ソフトウェアをダウンロードし実行すると、実際に解答した各問題の正誤や正答数が表示されます。

ただし、いずれの方法でも、各問題に対する解説は用意されていないので注意が必要です。

情報処理推進機構（IPA）のITパスポート試験ページ『過去問題（問題冊子・解答例）』

対策サイトを利用

最近は、インターネット上にITパスポート試験用の対策サイトが公開されており、そうしたサイトから過去問を入手することも可能です。

有名なサイトは『ITパスポート試験ドットコム』です。同サイトには、過去10年以上の試験問題や解答だけでなく、各問題の選択肢がなぜ正解・不正解なのかといった解説が詳しく書いてあります。

「独学でなおかつお金をかけずにITパスポート試験の対策をしたい」という方は、こういった対策サイトを利用するのもいいでしょう。

過去問アプリを利用

社会人にとって、ITパスポート試験用に勉強する時間を十分取れない方もいるでしょう。すきま時間に勉強したいという方におすすめなのが、過去問アプリを利用する方法です。

iOS用やAndroid用に、ITパスポート試験の学習アプリが用意されています。なかには、勉強方法が書いてあったり、進捗管理や問題のマーク機能など、便利な機能を搭載したものもあったりします。

「机に向かうのが苦手」という方は通学・通勤時間に過去問アプリで勉強するのもいいでしょう。

参考書を購入

ITパスポート試験の受験対策用の参考書も販売されています。

参考書で勉強するメリットとして、ITパスポート試験の傾向に合わせたシミュレーション問題に挑めることが挙げられます。また図やイラストを活用して丁寧に解説していますので、「分かりやすい解説が欲しい」という方は、参考書で勉強するといいでしょう。

では、どのようにして、過去問を使って勉強すればいいのでしょうか。

間違えた問題の解説を読む

まず、間違えた問題の解説を熟読しましょう。過去問と全く同じ問題が出るとは限りません。

なぜ正解・不正解なのかなど、背景にある知識を深く理解することで、似た問題にも対応できる応用力を身に付けることが可能です。

繰り返し解いて弱点を克服する

過去問を繰り返し解いて、苦手な分野を克服しましょう。

過去問を1回だけ解いただけでは、記憶に定着しません。勉強用・模擬試験用と1回の過去問を何度も繰り返すことで、弱点がはっきりし、重点的に勉強することも可能です。

地道に勉強を進める

重要なことは、ITパスポート試験の受験対策を地道に行うことです。

情報処理の知識が無い方は、約180時間の勉強が必要だと言われています。そのため、週末に長時間勉強しようとしても、はじめのうちは続けられても、徐々にモチベーションが下がり学習効率が悪くなります。

こうしたことから、ITパスポート試験に合格するために必要な全勉強時間から1日の勉強時間を計算し、地道に学習を積み重ねましょう。地道に勉強することで、試験で出題されるIT知識が記憶に定着します。

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  ITパスポート試験の合格に必要な「勉強時間」について、ケース別に詳しく解説！

ITパスポート試験の過去問で勉強したいけれども、詳細な解説が欲しかったり、講師からの効果的なアドバイスが欲しかったりする方もいらっしゃるでしょう。そういった方はTACのような受験指導校の通学講座・通信講座の受講がおすすめです。

ITパスポート試験合格のためのノウハウが蓄積されているので、ITパスポート試験に合格できるだけの基礎知識を効率良く身に付けることが可能です。

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