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管理業務主任者の試験内容とは?試験範囲を理解してしっかり対策しよう!

 

管理業務主任者になるための試験内容は、多岐にわたっています。大きく分けると、法令系の科目、管理実務・会計系科目などがあり、さまざまな分野の知識が必要です。本記事では、それぞれの科目における具体的な試験範囲や試験の対策方法について解説します。

 
 

管理業務主任者試験の概要

管理業務主任者試験の概要

そもそも管理業務主任者試験とはどのようなものなのか、その概要を解説します。ここで説明する内容は、試験日程・時間、出題形式、受験資格、試験科目の免除についてなどです。

管理業務主任者試験を受けようと考えている方は、これらの基本を確認してから、準備を進めてください。

受験資格

管理業務主任者試験の受験資格に制限はありません。年齢や経験も不問であるため、誰でも受験可能です。

試験日

管理業務主任者の試験日や試験会場などの試験概要は以下になります。(令和5年度例)

項目 概要
試験日 2023年12月3日(日)13時~15時
試験会場 北海道、宮城県、東京都、愛知県、大阪府、広島県、福岡県及び沖縄県並びにこれら周辺地域
試験実施機関 一般社団法人 マンション管理業協会
出題に係る法令等 2023年4月1日 現在で施行されているものによる。
受験申込手続き 《Web申し込み》
受付期間 : 2023年8月1日(火)~ 2023年9月29日(金)
受付方法 : 協会所定のWeb申込画面に入力をする

《郵送申込》
受付期間 : 2023年8月1日(火)~ 2023年8月31日(木)[当日消印有効]
受付方法 : 受験申込書等必要書類を指定場所へ郵送をする
受験案内書の配布 2023年8月1日(火)~2023年8月31日(木)
一般社団法人マンション管理業協会 本部・支部、国土交通省(各地方整備局等を含む)、都道府県、政令指定都市等
受験手数料 8,900円 (非課税)
※事務手数料:275円 (税込価格) Web申込者は実費相当の費用として必要
合格発表日 2024年1月12日(金)
合格通知方法 《Web申込者》
・一般社団法人マンション管理業協会所定の個人のWeb画面にその者の合否を掲示する。
・合格者には合格証明書をWeb画面に掲示する。

《郵送申込者》
・一般社団法人マンション管理業協会から合否通知を送付する。
・合格者には合格証明書を送付する。

一般社団法人マンション管理業協会のホームページに合格者の受験番号を掲載する。

出題形式

管理業務主任者試験は、マークシートによる四肢択一方式になっており、50問出題される筆記試験です。記述式の問題はないため、試験対策のしやすい出題方式といえるでしょう。

試験時間が2時間であることから逆算して、ペース配分を決めて、問題を解くのがポイントです。少し余裕を見て、1問あたり2分くらいを目安にするといいでしょう。

試験科目の免除

マンション管理士の試験に合格している場合は、管理業務主任者試験で出題される「マンション管理適正化法に関する5問」は免除されます。つまり試験問題数は50問ではなく、45問です。

ただし、「試験の一部免除申請」をする必要があるため、注意してください。なお試験科目が免除になった場合、試験時間は13時からではなく、13時10分から15時までです。

マンション管理士と合わせてセットで資格取得をしやすい制度といえるでしょう。

 

管理業務主任者の試験内容

管理業務主任者の試験内容

管理業務主任者の試験内容は幅広く、大きく以下の3つに分けられます。

  • ●法令系
  • ●建設・設備系
  • ●管理実務系

特徴的なのは、それぞれの専門のフィールドがまったく違うことです。それぞれの野別に試験内容を把握しておく必要があるでしょう。

ここでは、それぞれの試験内容の詳細を見ていきます。

法令系

管理業務主任者の試験内容で、まず押さえておきたいのは、法令関係の問題でしょう。法令関係でとくに重要になるのは、「区分所有法」です。

この法律はマンションの住人が快適な生活を送るために、また財産を守るために制定されました。この「区分所有法」から出題されるのは5問~7問程度とされています。

ほかの法令を理解するためには、この区分所有法を理解しておくことが前提となるため、しっかり勉強しておく必要があるといえるでしょう。

法令系で区分所有法と並んで重要なのが「民法」です。民法は日常生活で一般的に適用される人々の権利や義務に関する法律であり、マンションの住人同士が安心・安全な生活を営むうえで、欠かせないものといえます。

民法からは例年、6~7問が出題されており、5問以上はとっておきたいところです。

「マンション管理適正化法」や「標準管理法」も重要な法令といえるでしょう。それぞれ、実際の管理業務主任者の業務内容にも直結します。

マンション管理適正化法は、マンション内での快適な暮らしを守るために制定された法律です。例年5問ほど、出題されます。

「帳簿は5年間保存する」など、数字にまつわる記述が多いため、暗記することが有効です。

マンション管理適正化法は、条文の規定や登場する数字(「例:「帳簿は5年間保存する」など)を暗記すれば、確実に点数を獲得できるでしょう。標準管理法は、マンションの規約や管理に関わる法律です。

区分所有法や標準管理規約、マンション標準管理委託契約書などを比較しながら勉強する必要があります。10問程度出題されるため、しっかり覚えなければなりません。

建築・設備系

建設・設備系の試験は、建物および付属施設の構造・維持・修繕などに関する問題が出題されます。国土交通省が定めている具体的な出題項目は、建設物の構造や概要、材料の概要、部位の名称、設備の概要、建物の修繕の内容や実施の手続きなどです。

例年13問ほど出題されているため、しっかり勉強する必要があります。ただし、試験範囲は広めなため、あまり手を広げすぎないようにすることも必要です。

管理実務系

管理実務系は、おもに「マンション標準管理委託契約書」「滞納管理費に対する措置」「不動産登記法」などについての出題で、6問程度が出題されます。管理業務主任者の実務における基本となる知識であるため、細部まで把握・理解しておくことが必要です。

実際の契約書も丁寧に目を通しておくといいでしょう。このほかに会計に関する問題も3問程度出題されます。

会計問題は過去問をたくさん解いて、問題に慣れておくことが重要です。会計に関する問題は簿記の資格を持っている方にとっては容易に解ける内容になっています。

簿記の資格がなくても、基礎的な内容のため、勉強さえすれば十分対応できるでしょう。

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管理業務主任者試験の対策方法

管理業務主任者試験の対策方法

管理業務主任者試験はいくつかの分野に分かれていて、それぞれ範囲が広いため、しっかりと対策を立てる必要があります。対策のおもなポイントは以下の3つです。

  • ●民法から理解を深める
  • ●過去問を活用する
  • ●受験指導校を利用する

それぞれの対策方法について説明します。

民法から理解を深める

試験対策の順番としては、まず「 法令系」から学習し、その後、「 管理実務・会計系」に進み、最後に「 建築・設備系」という流れがいいでしょう。法令系は50問中の30問前後が出題されます。

重要度の高い分野から進めていくことです。法令系の中でも基礎になるのは、区分所有法であるため、区分所有法を学び、そこで習得した知識を活かしながら、民法の理解を深めていきます。

民法は長文問題や考えさせる問題が多く出題されるのが特徴です。法令をそのまま暗記するのではなく、一つひとつの文章を理解しながら学習を進めていくといいでしょう。

過去問を活用する

管理業務主任者試験の勉強法としておすすめなのは、基本テキストを読み込んだのちに、過去問を何度も解くやり方です。過去問を解くことによって、わからなかったところ、間違っていたところが明白になります。

過去問の結果を踏まえて、テキストに戻って確認して、また過去問を解くことを繰り返すことで、着実に実力が向上するでしょう。過去問は直近の10年分を、最低でも5回解くのが目安です。

受験予備校を利用する

効率的に勉強して、合格したいと考えている方には受験予備校の利用をおすすめします。わからない問題をひとりで考えても、時間ばかりが過ぎてしまうこともあるでしょう。

独学が苦手な人も受験予備校を利用することで、合格に向けてペース配分をして、計画的に学習を進められます。受験予備校に通う時間が取れないという方には、資格試験講座の活用もおすすめです。

通信講座を効果的に組み合わせることで、自分のペースで学習できるでしょう。また通信講座ならば、映像と音声による解説の視聴が可能になるため、理解の速度が早くなることも期待できます。

管理業務主任者試験内容を理解してしっかり対策しよう

管理業務主任者試験の合格するためには、試験内容を理解して、適切な対策をとることが求められます。試験範囲が幅広いため、法令系、建築・設備系、管理実務系など、分野ごとの学習方法を知ることも必要でしょう。

法令系ならば、区分所有法や民法から学んでいくのが効率的です。過去問を繰り返しやることも、学力の向上に効果的でしょう。

しかし、独学では限界もあります。より効率的に勉強したい、着実に試験の対策を行いたいと考えている方には、受験指導校であるTACの利用がおすすめです。

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