税理士ブログ 第71回税理士試験合格者の「会計科目学習法」②

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第71回税理士試験で見事合格を勝ちとられた方々が実践した「会計科目(簿記論・財務諸表論)の学習法」をご紹介します。

今回は全3回のうちの第2回目のお届けになります!

■苦手意識がなくなるまで解き直す
松山 佳乃子さん

簿記論の平均学習時間(平日一日1.5時間/週末4時間/週12時間)

簿記論は論点が多いので、解き方を忘れないように定期的にテキスト全体に目を通すようにしていました。また、自分の苦手なところは苦手意識がなくなるまでひたすら繰り返し問題を解き続け、テキストやトレーニング(問題集)の問題も間違わなくなるまで解き直しを行い、直前期には主に答練(直前期の答案練習)の解き直しをしていました。あと、電卓の打ち直しはかなりのタイムロスになるので、ゆっくりでも正確に打って、1回で解答できるようにしていました。

今日の講義はちょっと難しかったなというときや、ここの解説をもっと詳しく聞きたいというときにWebフォローを活用していました。また、担当講師の講義だけでなく、Web講義も併せて聞くことで、各論点の理解をさらに深めることができると思います。

■早く正確に解答できるように繰り返し問題を解き直す
神田 亮太さん

簿記論の平均学習時間(平日一日3時間/週末5時間/週20時間)

簿記論は、基本的な論点をいかに早く正確に解答できるかが合否を分けることになるので、トレーニング(問題集)を使って反復して解き、問題を見た瞬間に手が動くレベルまで高めました。また、年明け1~4月に実施する上級演習、直前期の実力完成答練、直前予想答練、全国公開模試の反復した解き直しにより、時間内で高得点が取れるようにレベルアップを図りました。


財務諸表論の平均学習時間(平日一日3時間/週末5時間/週20時間)

財務諸表論の計算については、TACのトレーニング(問題集)、上級演習、実力完成答練、直前答練、全国公開模試について反復学習(5回以上)しました。間違えた箇所は、解答解説に間違えた内容、間違えた理由を記載することで同じミスをしないように心掛けました。最初の3回は制限時間を気にせず完全に解答することに主眼をおいて解くようにし、残りの回は制限時間を設けて時間内にいかに得点を取れるかに主眼をおいて解くように工夫しました。
理論については、理論テキストのポイントを中心に柱上げ(解答項目を瞬時にピックアップ)をできるくらいまでに仕上げ、各基準の目的、内容については自分なりの言葉で解答できるように努めました。

TACの答練は、自分がどの程度のレベルなのか客観的に把握することができ、前回の答練以上の順位を上げることを小さな目標として、その目標の積み重ねが合格につながったものだと実感しております。

■学習への心掛けが合格につながった
熊澤 伸浩さん

簿記論の平均学習時間(平日2時間/週末4時間/週14時間)

「簿記論」について
・個別問題を繰り返し解く。
・基本問題は全部解けて当たり前にする。
・スピードと正確性を高める。
・総合問題は色々な種類を数多く解き、時には解答手順をYouTube動画などを参考に工夫する。
・ケアレスミスによる雪崩式の失点を防止する。
・時間配分を守る。
・手を付けるか飛ばすかの判断を早く正確にする。
・私は法人税の事前知識があったので別表調整と税効果をリンクさせ裏表の関係を意識して勉強すると知識が定着しやすくなりました。


財務諸表論の平均学習時間(平日3時間/週末6時間/週21時間※そのうち暗記に11時間)

「財務諸表論」について
・計算は個別問題を繰り返し解き、総合問題は解答手順を決めて繰り返し解く。
・理論は一字一句まで覚える必要はないが、読み、書き、図解することでなるべく全部覚える。
・法人税法に合格していたので法人税とは考え方が違う部分、特に会計独自の考え方である資産除去債務や退職給付引当金などを重点的に勉強しました。また、法人税の別表を意識すると税効果会計も理解しやすいです。

「勉強時間を確保するために」
・朝は6時に起きて元気なうちに理論を暗記。
・通勤の電車の中で立って理論を暗記。
・会社の始業前に計算。試験直前は昼休みも理論や個別計算問題。
・仕事の移動時間も理論を暗記。
・帰宅後、赤ちゃんを抱っこ紐で寝かせながらイヤホンでWeb受講。
・奥さんには5月から8月試験までは勉強に集中するためワンオペをお願いし、来年の試験を応援してもらうためにも、試験後は家事と育児を全力で行う。



■問題演習の経験量で得点力が安定
内田 智之さん

簿記論の平均学習時間(平日一日2時間/週末8時間/週18時間)

簿記論の学習で最も意識していたのは、難易度の高い問題をすぐに後回しにできる判断力を養うことでした。そのために、ひたすらトレーニング(問題集)や答練(直前期の答案練習)の復習を繰り返しました。問題演習の経験量が多くなっていくと、難易度の判断が容易になり時間配分も自分でコントロールできるようになるので、安定して高得点を維持することができました。最後の最後まで安定しなかった項目(特殊商品売買)も、学習に苦労してきた分、出題されたからといって回答に執着しないよう、精神面の工夫が重要だったと思います。


財務諸表論の平均学習時間(平日一日2時間/週末6時間週/16時間※そのうち暗記に2時間)

財務諸表論の計算は簿記論に比べると難易度も易しく、理論は税法に比べると日本語として平易なため、苦労したことはありませんでした。財務諸表論の理論は、一語一句暗記しなくても十分合格答案は作れますし、理論の学習は計算の理解、ひいては簿記論の理解を深めるために非常に有用であると感じていたので、暗記ではなく理解に意識を置いて、計算7:理論3くらいの割合で学習をしていました。

■簿記・財表の同時学習で理解を深める
島 一真さん

簿記論の平均学習時間(平日一日2時間/週末8時間/週18時間)

簿記論の学習では、普段の講義で学んだことをテキストやトレーニング(問題集)で復習していました。直前期に実施する実力完成答練や全国公開模試ではあまりいい結果が出せず落ち込んだこともありましたが、本試験直前にかけてようやく成績も少しずつ向上し、本試験に向けての手応えをつかめるようになってきました。財務諸表論と同時並行で勉強していたことで、相乗効果もあったように思います。


財務諸表論の平均学習時間(平日一日2時間/週末8時間週18時間※そのうち理論暗記15時間)

財務諸表論の計算については簿記論との同時並行で理解を深めつつも、本試験では周囲のレベルも高いのであまりミスできないことは苦しかったです。理論についてはポイントチェック(要点集)を常に持ち歩き、スキマ時間を利用して暗記作業を進めていました。本試験では必ずと言っていいほど初見の問題が一部出てきますので、そういう問題は周りの受験生も解答できていないと自分に言い聞かせながら、それ以外の問題は確実に点数獲得できるようになるまで暗記しました。

TACの講師の方々は、質問すればいつも明確な回答があり、理解を深めることができました。どんな些細なことでも構わないので、分からないことが出てきたときは必ず質問することをお勧めします。本試験後の個別学習相談会などでも親身になって相談にのってくださり、大変ありがたかったです。

■合格に必要な正確さとスピードを身につける
落合 宣雄さん

簿記論の平均学習時間(平日一日2時間/週末8時間/週18時間)

税理士試験で初めて受講したのが簿記論で、講義を聞き内容を理解し、その後自宅等で計算問題を何度も解いて、計算を体得していった感じです。ただ初見の問題に対する対応や本試験での問題の難しさに1回目では合格できず、初見の問題に対する対応力や落としてはならない問題の見極めなど、税理士試験のテクニックを身につけた2回目の受験で合格できました。


財務諸表論の平均学習時間(平日一日2時間/週末8時間/週18時間※そのうち理論暗記10時間)

財務諸表論は、簿記論合格後すぐに1月入学速修コースを受講し一発合格できました。簿記論の計算知識が残っているうちだったので、それほど苦労することなく合格できました。簿記論と財務諸表論の同時受験や簿記論合格後、簿記論の知識が残っているうちに財務諸表論を受験するのが早く合格するコツかと思います。理論暗記は初めてでしたが、普段の仕事でも財務諸表論の知識を活用することで、より定着させることができたかと思います。

TACで受講して良かった点は、本試験合格に必要な知識を効率的に習得し、答練(直前期の答案練習)を通じて本試験でより正確によりスピーディに解けるように鍛錬できた点です。テキストは理解しやすく、精選された問題で数多く演習できたことで本試験で合格できる実力を着実につけることができました。また、本試験の出題予想が当たったときは、本当にTACを受講して良かったと感じました。

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「会計科目学習法」①はこちら

「会計科目学習法」③はこちら

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