警察官・消防官合格体験記2020年度

諦めなければ叶う

小島　歩さん

DATA BANK

最終合格試験種	東京消防庁Ⅰ類
出身大学	帝京大学　法学部　既卒

消防官を目指したきっかけ: 　私が消防官を目指した理由は、東日本大震災で災害に立ち向かった消防官に感銘を受けたことがきっかけです。また、2019年に台風19号が発生した際、私自身初めて災害ボランティアに参加しました。その時に誰かのために活動することのやりがいと清々しさを実感し、災害で悲しむ人を1人でも減らしたいと強く思いました。さらに私は消防の試験に何度か落ちていた事もあり、災害が終わった後にしか活動できない自分の無力さを痛感し、『消防官になれたらいいな』という気持ちから『必ずなる』という覚悟に代わり消防官として人々に貢献していきたい気持ちがより一層強くなり、今年の試験に臨み合格を勝ち取ることができました。

TACを選んだ理由: 　私が数ある予備校からTACを選んだ理由は、私と同じように一次試験が突破できずにいた友人がTACに通うことで消防官の試験に合格したからです。その友人から、TACの警察官・消防官コースの教材は無駄がなく、覚えるべき点が的確でわかりやすくなっているため勉強がしやすいという事を聞きました。また実際に校舎に足を運び講座説明会を受けた際、講師の方が丁寧に親身になって話してくれたことで、ここなら講師の方に安心して相談できると思い、TACに通うことに決めました。

教養試験対策: 　まず教養試験対策で重要なことは、自分の受験する試験で配点の大きいところを重点的に勉強することです。私の第一志望は東京消防庁だったので、まずは配点が大きい数的処理、次に自然科学、次に社会科学というように優先順位をつけて勉強していました。
　勉強の方法としては、一度講義を受けたら、その週は講義を受けた箇所の問題集をひたすら解きました。最初は教科書を見ながら問題集を解き、間違っている選択肢を見つけていく、という感覚でやっていました。それでもわからないところがあれば講師に相談に行ったり、ネットを活用したりして理解に徹しました。また、TACの問題集には一問一問に優先順位と難易度がA〜Cで記載してあるため、まずは優先順位がAの問題から解いて、得意な科目はBまでは解けるようにするなど工夫して取り組むことも大切だと思います。
　最後に、何より勉強は習慣づけることが1番大事だと思いました。1日10時間を毎日勉強しなきゃ受からないなんてことはありません。毎日自分なりのノルマを決めてコツコツと勉強すれば力はつくと思うので、無理やり頑張ろうとせず、習慣づくりをすることが大切だと思います。頑張ってください！

論文試験対策: 　私の第一志望だった東京消防庁は論文の配点が非常に高いと言われています。実際に受験してみて論文の評価は一次試験だけではなく、二次試験の合格にも関係しているのではないかと感じました。なので、東京消防庁志望の方は論文の対策は数的処理と同等かそれ以上に大切だと思って、徹底して取り組んでください。また、論文は添削してフィードバックをもらうのに時間がかかるので、なるべく早めに対策をして、沢山書くことをお勧めします。私は初めは評価があまり良くありませんでしたが、構成と読みやすさを意識して沢山書いているうちに上達し、最終的にはA評価をもらうこともできました。最初論文をうまく書けない人も書いているうちに必ず上達するので頑張ってください。

これから受験する人へ: 　私は高校がスポーツ推薦で、大学も推薦で入学していたため、消防官の試験を受験するまでは勉強に真剣に取り組んだことがほとんどありませんでした。そのため、独学で勉強しているときは自分に自信が持てず勉強に対して気持ちが乗り切らずにいました。しかし、どうしても消防官になりたいという気持ちは捨てきれない中で、TACを勧められ受講することになりました。
　受講し始めてからは1人で勉強するよりも圧倒的に勉強が捗り、定期的なテストや模試を通じて少しずつ実力がついているのが実感でき、それが達成感につながりもっと頑張ろうという気持ちになれました。また、自習室、担任の講師、同じく消防官・警察官を目指して勉強するライバルがいる環境があることがTACを選んでよかったと感じる1番の要因です。
　諦めなければ必ず受かります。ありきたりな言葉ですが、4年目にしてなりたかった消防官になれた私にとっては本当にその通りだと今回の受験で感じました。自分を信じて頑張ってください！