警察官・消防官 合格体験記2020年度

門馬　瑞さん

DATA BANK

警察官を目指した理由

　警察官を本気で目指し始めたキッカケは、高校時代に私自身が被害者の立場を経験し、身近な人の不安な表情を目にしたことです。その時、『私が守りたい。』『私がこのような悲惨な思いをする被害者を減らしていきたい。』と強く思いました。実際、私にとって警察官は、困った人を助けるヒーローのようで、小学生の頃からの憧憬の的でした。しかしこの体験以降、人々の安心安全を守る警察官は、ただの憧れではなく‘絶対に叶える私の夢’になりました。

TACを選んだ理由

　絶対に警視庁警察官I類に1発合格をすると意気込んでいたものの、2年時に解いた過去問題で4割程度の正解数であったことから、独学での合格は厳しいと感じました。そんな時に、TACの3年生向け警察官・消防官コースがあるというお話を伺い、多くの合格者を輩出しているTACで、私も合格を勝ち取りたいと思いました。特に魅力を感じたのは、Webフォローが充実している点です。

教養試験対策

　3年の夏頃までは数的処理と社会科学のみを固め、秋頃から暗記科目の勉強を始めました。私の見解では、数的処理と文章理解、社会科学は他の受験生がある程度取ってきます。だからこそ、落としてはいけない科目です。その他に自分の得意な科目を増やしていければ、合格圏内に入れると思います。因みに私は全ての問題集を10周以上はしました。量より質かもしれませんが、2年で4割しか取れなかった私が力をつけ、一次試験を突破することができました。教養で実感したことは、数的はやれば絶対に取れるようになるということです。他の科目は出題範囲が広く対策が難しい部分がありますが、数的は解き方が分かれば絶対に取れるようになります。

論文試験対策

　私は非常に論文が苦手でしたので、早いうちから講師に何度も添削をして頂きました。よく出題されているものから書き始め、慣れてきてから書きにくい題に挑戦していきました。論文は得意不得意あると思いますが、自分が不得意と感じているのであれば、周りの仲間よりも多く論文を書くべきです。様々な分野の過去問題に取り組み、どのような題であっても自分の思いを確実に伝えられる方法を見出すことができれば、論文試験が楽になると思います。私は、読み手がどのように受け取るのかを意識し微調整を繰り返し行ったことでより良い論文が書けるようになりました。

面接試験対策

　二次試験対策は、一次試験終了後に始めました。時事対策は、毎日図書館に通って、各社の新聞から情報収集を行い、約1年前から試験日にかけての主要なニュースノートを作成しました。面接練習は、講師との模擬面接の他に、自分で質問文を録音し、ランニング中や時間がある時に自己面接練習を行なっていました。そのおかげで、どの質問がどのタイミングに来ても、絶対に私がアピールしたいことを引き出せるようになりました。人に見てもらうことも勿論必要ですが、まずは自分と向き合い、受験先に対する思いや、今の自分を構成している全てをしっかりと理解することが大切だと思います。面接試験は自分を見せる唯一の場です。当日は本当に緊張すると思いますが、無理に背伸びをせず、ありのままの自分でチャレンジして下さい。

フォロー制度について

　私は大学3年の8月から約７ヶ月間、アメリカ合衆国に留学をしていたので、Webフォローが大変役立ちました。時差があっても、24時間受講ができるので何不自由なく試験勉強をすることができました。移動時間や空き時間にも講義を聞くことができたことが、スコアUPに繋がったと思います。

これから受験する人へ

　教養試験の勉強も大切ですが、私は、説明会やインターンシップに多く参加し、沢山の警察職員の方々と関わることも同じくらい大切なことだと思います。警察官の方々からお話を伺うことは勉強になるだけでなく、モチベーションアップにも繋がり、論文や面接試験の際のネタを増やすこともできるので大変お勧めです。合格するための1番の秘訣は受験先に対する熱意だと思います。試験勉強は終わりが見えず、本当に長い戦いです。しかし、自分の夢を絶対に叶えて見せるという強い気持ちを持って踏ん張ることができれば、結果は必ずついてきます。試験前で辛くなったら、一緒に戦っている仲間や、支えてくれている先生方、応援してくれている先輩や親御さんがいることを思い出して下さい。多くの方々にサポートをして貰っていることを忘れずに夢に向かって努力ができれば、本番で普段以上の力が発揮できるはずです。夢を叶える為に一緒に頑張りましょう。