試験科目一覧

科目の概要とTACからのワンポイントアドバイス!

公認会計士試験では必須科目と選択科目、あわせて9科目があります。ここではそれぞれの科目の概要と、TACが考える各科目のワンポイントアドバイスをあげています。学習の際の参考としてください。

必須科目

★論文式試験では、財務会計論と管理会計論をあわせて、【会計学】として出題されます。

財務会計論 【会計学】

計算[簿記]

簿記とは、企業の日々の経営活動を記録・計算し、株主・取引先・銀行等の利害関係者にその財政状態や経営成績を決算書類を用いて報告するための手続きのことです。それら記録するためのルールや仕組みについて学びます。

ワンポイントアドバイス

  • 解答できたか否かだけでなく、現在処理していることが簿記一巡の中でどのような意味があるのかを意識することが重要です。

理論[財務諸表論]

計算(簿記)で学習する会計処理は、「企業会計原則」等の会計基準に基づいて行われます。理論(財務諸表論)では、会計基準の内容及び理論的背景、さらには理論的な対立等の会計理論について学びます。

ワンポイントアドバイス

  • 学習した内容を記憶する作業を継続的に行いましょう。計算問題を復習した後に、同じ範囲の理論について復習をすることも効果的です。

管理会計論 【会計学】

企業経営においては、経営者が将来の企業のあり方を計画したり、その成果が期待通りに進んでいるかを管理するための情報も必要です。管理会計論では、このような情報の収集・分析・報告を行うための、原価計算を中心とした会計システムについて学習します。

ワンポイントアドバイス

  • まずは計算方法をマスターし、それから関係する理論を押さえるようにしましょう。試験委員特有の論点の学習は、今までに学習した内容との関連を意識しながら行うのが効果的です。

監査論

そもそも公認会計士という資格は、大企業が公表する決算書に「お墨付き」を与える業務である「財務諸表監査」を担うのにふさわしい者に与えられる資格として誕生しています。監査論では、公認会計士が備えるべき価値観を含め、財務諸表監査にまつわる様々なルールの内容や背景について学びます。

ワンポイントアドバイス

  • 入門・基礎期は専門用語や言い回しに促われず、ルールの一つ一つについて、その意味やなぜ必要なのかを噛み砕いて理解することに力を入れましょう。

企業法

「企業法」という科目の中心は会社法です。会社法は、企業の組織・運営・活動等、企業を巡る様々な関係を規律する法律です。この中で特に重要なのは株式会社に関する規定で、主に株式会社の設立・運営から消滅に至るまでの諸規定を学習します。また、商法と金融商品取引法等も出題範囲に含まれます。

ワンポイントアドバイス

  • まずは、法律特有の言い回しに慣れましょう。学習初期に、条文や立法趣旨・要件・効果等の骨組みを押さえることが大事です。特に条文には力を入れましょう。

租税法

租税法では、監査証明業務を行うために必要な法人税法の計算・基礎理論を中心に、所得税法、消費税法等の構造的理解が問われることが明記されており、基礎的な計算問題も出題されます。

ワンポイントアドバイス

  • 幅広い分野からの基礎的概念の出題とされていますが、会計との関連性が深い分野も多く見られますので、会計を攻略することが、租税法攻略につながると言えるでしょう。

選択科目

★論文式試験では、以下の4科目から1科目を選んで受験します。

経営学

企業及び企業経営のあり方を研究する学問で、経営戦略論、モチベーション理論、リーダーシップ論、コーポレート・ガバナンス論、ファイナンス理論等、幅広いテーマを研究対象とします。時事的な問題が取り上げられることも多く、企業の最新動向に常に関心を払っておくことが大切です。

ワンポイントアドバイス

  • 基本的な論点を広く浅く押さえ、効率的な学習を心掛けましょう。ファイナンス理論は、経営学の中では比較的差がつきやすい分野ですから、対策は重要です。

経済学

経済学は、企業や消費者の経済行動や、個々の財・サービスの需給に対する分析を行うミクロ経済学と、一国の経済全体または世界経済全体を分析するマクロ経済学に大別されます。分析は、現実経済をモデル化して行われます。

ワンポイントアドバイス

  • 非常に体系化された学問なので基礎をしっかり身につけましょう。練習問題を解くことが重要な学問です。特にミクロ経済学の計算問題は、定期的に復習するようにしましょう。

民法

民法では、売買契約等の私達が日常行う行為を規律する法律を学習します。学習の目的は、条文の解釈や学説の対立点を理解することです。

ワンポイントアドバイス

  • 論点が問題となる典型的な事例や、その問題の所在・自説・理由づけを暗記しましょう。常に条文を引き、該当する箇所に何が書かれているのか等を把握することが重要です。

民法で受験をご検討されている皆様へ

民法大改正に伴い、学習面・実務面への大きな影響が今後予想されるため、他の選択科目での受験を推奨いたします。TACでは民法大改正の影響を鑑み、民法の開講を当面の間見送りさせていただきます。(民法の科目免除をお持ちの方に限り、科目免除者としての登録は可能です)

統計学

統計学では、データ解析やファイナンス理論に必要となる記述統計、確率、推測統計、相関・回帰分析等に関して、データを用いた計算方法や確率を利用した統計的評価方法を学習します。

ワンポイントアドバイス

  • 本試験では「高校文系数学」のレベルで対応できる出題が続いています。「中学数学」を理解できる方であれば、12月短答後にスタートしても合格水準への到達が可能です。

【TACの学習フォロー】 選択科目 入門期試し受講

選択科目を迷われている方もTACなら安心!

選択科目は学習開始時に選んでいただきますが、悩んでいる方や実際に講義を受けてから決めたいという方のために、TACでは入門期に他の選択科目を受講することもできます。実際の講義に触れ、ご自身にあった科目を選ぶことができます。

詳細はお申込後にお渡しする「受講ガイド」をご参照ください。

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