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社会保険労務士試験 合格体験記|田中 裕人さん

柔軟な学習計画が、合格につながりました。

田中 裕人さん

一発合格

DATA BANK

受験回数 1回
受講講座 総合本科生Wide:教室講座
得意科目 労基法
不得意科目 一般常識(統計)
1週間の平均学習時間(導入期~基礎期) 25~30時間
1週間の平均学習時間(直前期) 30~35時間
社労士を目指すようになったきっかけ

20代から30代にかけてWeb系のベンチャー企業に勤めていましたが、若い会社ということもあり法令に関して無頓着な環境であったこと、また自身も法令に関する知識に欠けていたところが多分にあり、思うように休みが取れなかったり、長時間労働で体調を崩してしまうといった苦しい経験をしました。その後転職したことで顧問社労士もいるとても働きやすい職場と巡り合うことができ、労働者を守る法の力を知り興味を持つようになったのがきっかけです。
そのほかに付き合いの長い士業の友人がおり「社労士の資格とりなよ」とよく冗談まじりで話しあっていたので、「自分も友人や周りの人の役にたてるのではないか」と思い至ったことも影響が大きかったと思います。

TACを選んだ理由

社労士資格取得を目指す前に簿記の資格取得でTACにお世話になり、すでに実績と信頼があったこと。また自分自身独学ができるほどの計画性は備えていないことはわかっていたので、講師から教えてもらうということの十分なメリットを知っており、他の資格学校と比べることもなく社労士もTACを選択しました。

講義編の時期の学習方法

10月~4月/アウトプット中心・択一式対策中心
■使用した教材
・基本テキスト(直前期のために書き込みを行う(一元化)。通読はほぼせず)
・トレーニング問題集
・よくわかる社労士 過去10年本試験問題集
■学習内容
①講義動画(Webフォロー)で予習
②教材トレーニングで確認⇔テキスト該当箇所
③過去問題集「過去10」で確認⇔テキスト該当箇所
講義期の学習は単純に日々上記①②③の繰り返しでした。テキストはイチから読むということはせず、まずは講義動画を視聴してテキストの概要をざっくりと把握し、教材のトレーニングを通してテキストに戻るということを繰り返しました。 テキストにしろ問題集にしろ100%理解を目指すということはせず、どちらかというと毎日触れること、勉強習慣の定着を重視しました。法律の勉強は始めてだったので何度も繰り返し読みなおし法に触れることで理解が深まり、また学習後しばらく経ったあとで(それこそ直前期になって)ハッと理解できたりと、一朝一夕で身に付けるものではなく、時間をかけて学ぶものなのだなと理解しました。
■過去問題集「よくわかる社労士 過去10年本試験問題集」
講義期で特にこれをしておいて良かったと思う学習は、講師の勧めであった過去問題集の「過去10」に学習当初から取り組んだことです。過去問に早期に触れることで出題傾向を知ることももちろんなのですが、最終的に解くことになるのは本試験問題なので早めに本試験レベルに触れて「慣れる」というのは直前期で次のようなメリットがありました。
・早い時期に問題に触れることにで問題文に「慣れる」ことができ、直前期の答練や模試でも抵抗なく長文問題を読むことができた。
・直前期の統計白書や判例対策などやりたいことが増えがちな時期に過去問を繰り返すという内容の学習の負荷を減らせた。
・直前期は教材として配布された5年分の過去問題集を使用しましたが、過去10と同じ問題が5肢になっているだけなので、直前期でよく耳にする「過去問は一回転しかできませんでした」という状態にならずに済んだ。
・何より本試験では条文を問われるのではなく、その解釈を問われることを早期に知れたのはかなり大きなメリットでした。(法律の試験だからそれを問われるのは当たり前のことだとは今となっては分かりますが、初めての法律の試験だったので法律に関する事前情報はほぼゼロでした。)

直前編(答練)の時期の学習方法

5月~8月/インプット中心
■使用した教材
・重要語句チェックBOOK
・学校の基本テキスト
・社労士の年度別過去問題集5年分
・答練
・模試
■統計対策
・統計・白書セミナーの教材
■学習内容
社労士試験は最終的にはテキストをどれだけ押さえているかが重要だと話に聞いていたので、直前期はテキスト読みの学習に重きをおきました。 しかし直前期に入った5月から1か月間はテキスト読みをがんばって続けたものの、1科目読み切るのに7時間以上かかり、読み終わっても頭の中に条文はほとんど残っていない・問題意識をもって読んでみても、声に出して読んでみても、どうも身になっていないといった具合でした。正直、テキスト読みを本格的に始めた最初の1か月は時間を無駄にした気持ちでいっぱいでした。
■「基本テキスト」と「重要語句チェックBOOK」の活用
「重要語句チェックBOOK」の教材を主軸に移し基本テキストを読む負荷の軽減を図りました。
具体的にいうと、「重要語句チェックBOOK」と基本テキストは内容が被っている部分が多々あるので、基本テキストのみ掲載されている内容を洗い出して該当箇所に付箋を貼り、基本テキストはこの付箋を貼った部分のみを押さえるようにしようという作戦です。こうすることで基本テキストにかける負荷を減らすことができ、基本事項は「重要語句チェックBOOK」で、細かい論点は「基本テキスト」でと明確に教材の役割分担ができ、勉強の計画も立てやすくなりました。
「重要語句チェックBOOK」は基本事項のみを押さえているというもののこれまでしっかりテキスト読みをしてこなかったのでかなりハードで、1科目を読み終えるのに初めは4時間くらいかかりました。4回くらい繰り返し読むときにはスムーズに読めるようになり、最終的に1科目2時間で読むことができるようになりました。その結果、2週間ほど読み続けただけで劇的に得点が安定したのでなぜもっと早くこの教材を活用しなかったのだろうと後悔しました。

学習を続けるのが苦しい時期やスランプの経験など

スランプの時期は新たな知識を学ぶことはせず基本事項の確認に注力し、今目の前にある教材にだけ集中しました。思うように学習が進まないと気が焦って他の教材に手を出してしまいがちでしたがそこはグッとこらえて今目の前にある教材だけに集中しました。膨大な試験範囲のすべてを完璧にする学習は無理だと考え100%を目指そうとしない姿勢が逆に気持ちにゆとりが持て、焦りがちな直前期も乗り越えられたのかと思います。
また集中力もあまり持続するタイプではなかったので、集中力に欠くときは身近なところでいいので、例えば勉強机だけでなくリビングのテーブルで勉強するなど場所を変えるようにしたり、時には明日に集中しようとその日の勉強をいっそのことスパっと切り上げたほうがその後の学習にも身が入りました。柔軟な軌道修正ができるかがかなり肝だと思いました。

TACを受講して良かった点

仕事の都合で振替フォローを利用する機会が何度かあったのですが、TAC全体で画一的な講義をするのではなく講師の方がそれぞれに独自のレジュメなどの補助教材を用意されていて、どの講師の講義も創意工夫に満ちており楽しく受講できました。また教室講座では講師と生徒の距離が近く、休憩時間や実力テスト終了後には気さくに声をかけてくださったりととても励まされました。
教材については、択一問題集や過去問などのアウトプットは市販のものでも対応できると思うのですが、TACの基本テキストや重要語句チェックBOOKなどのインプット教材は試験合格に必要十分な情報量を備えているものでした。
カリキュラムは合格に向けて無理のない現実的なものが予め構成されているので、学習スケジュールもそれに沿って行うことで計画を立てやすかったです。
TACは総じてバランスのとれた必要かつ十分な学習環境でした。

全国模試を受験して良かった点

点数よりも本試験に近い試験形式を経験できるのが一番大きかったです。午後の択一式の3時間半の試験を緊張感をもった環境で実践できる場は自分では作り出せません。
また今まで使ってきたテキストと問題集の習熟度が優先だったので、模試の復習はあまり力を入れすぎず時間に余裕のあるときに見直す程度でそこまで時間をかけませんでした。

フォロー制度の活用法

■クラス振替出席フォロー(通学)
仕事の都合や体調不良で出席できないときに利用しました。通常講義についてWebフォローでも十分に学習ができましたが、実力テストのように制限時間のある緊張感をもった実践的な講義も振替フォローにより受験できとても助かりました。
■社労士マイトレ(共通)
主に通勤途中や仕事の昼休憩などの隙間時間に活用しました。それ以外にもスマホでどこでもいつでも問題演習ができるので、予定していない待ち時間のような時間にも活用ができました。

社労士資格をどのように活かしていきたいか

今まではどちらかというと人からサポートされることが多い側でしたが、今後は社員やクライアント、友人知人のために自分がサポートできる側の立場になれるよう社労士資格を活かせる職場に転職する予定です。
また身についた勉強習慣を絶やさないために、日々勉強と交流の場などにも積極的に参加し、知識のアップデートを怠らないようにしたいです。

これから学習を始める方への応援メッセージ

社労士試験は長期的なスケジュール管理が必要で、途中で何度もスケジュールの修正・見直しをする必要がありました。TACの実力テストや答練で自分の習熟度を確認しながら、軌道修正ができるよう簡単でいいので日々の勉強内容を記録し検討、柔軟に対応できるようにしてみてください。
昨今SNSや動画配信などで様々な学習方法が紹介されていてますが、結局自分にあった学習法は日々試行錯誤して自分で作り上げていくものだと思います。初めから効率的・効果的な学習をするのは難しく何度も何度も繰り返し学習内容を見直すことになりますが、そのようにしてようやく自分の勉強スタイルが構築されるのが社労士の勉強の特徴です。短期的な視点より長期的視点で取り組んでみてください。
TACのカリキュラムと教材だけで合格に必要十分な学習環境は揃います。あれもこれもと教材に手を伸ばす気持ちにもなりますが、手元にある教材の習熟度を上げるほうを優先してください。

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