税理士ブログ 第70回税理士試験合格者の「会計科目学習法」①

 
blog_img17.png

「税理士試験の合格者は、どのように簿記論や財務諸表論の学習をしたのか?」について知りたい方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか? そこで、今回は第70回税理士試験で見事合格を勝ちとられた方々が実践した「簿記論・財務諸表論の学習法」をご紹介します。なお、今回のトピックは計3回に分けて配信いたします。

■個別問題の反復練習で得点のブレがなくなった
田村 良平さん

計算練習は机上で行う必要があるため、平日は自宅で個別問題を、休日はTACの自習室でじっくり総合問題に取り組むことが多かったです。一方、理論暗記は電車の移動時間を活用するなど、時と場合によって学習方法を使い分ける工夫をしました。

私は簿記論が最も苦手でした。不合格を経て、個別問題の精度・スピードともに不足していたと気づき、再受験時はTACの『個別計算問題集』を解き込みました。 各問を「3回連続」かつ「時間内に完答」できるよう反復練習したのです。その結果、答練(直前期の答案練習)で得点がブレず、しかも、正答率の高い=配点の高い箇所を必ず取れるようになりました。 こうして簿記論に合格することができ、以来、税理士試験の得点のコツにも気づきました。

■ミスノートを作り同じ問題を間違えないようにする
金子 紫央里さん

簿記論も財務諸表論も、講義で学んだものをできる限りその日のうちに復習してトレーニング(問題集)を解いていました。トレーニングは3・4回転させていたと思います。比較的時間があったので、財表の理論は何度も書いて覚えていました。直前期は、答練を解きまくり、5回転以上はしていたと思います。また、教室講座の受講だったので、ロッカーを借りてテキストをいつでも見返せる状態にしておき、知識が不十分だった論点はすぐにテキストで確認していました。

最後の年は0歳児を育てながらの勉強で、最初からWEBで受講していました。子どもが昼寝をした隙に、一言一句聞き漏らすまいと集中して受講しました。理論は書いて覚える状況ではなかったので、子どもを抱っこしながら目で読み暗記し、空で何度も唱えていました。復習については、一度解いた問題は二度と間違えないようにするため、間違えたポイントをノートに書き並べ、本試験当日もその紙をお守りのようして持って行きました。

■Webフォローで理論暗記の時間を確保
野村 真一さん

仕事の繁忙期はなかなかTACに通うことができませんでした。そのため、Webフォローで受講し、問題を土日で解くことを心掛けていました。忙しい時期でも講義を受け続けることで、直前期は理論暗記に時間を割くことができたため合格できたと思っています。Webフォローは簡単な論点は早送りで受講したり、苦手な論点は繰り返し受講することができたためうまく活用できたと思っています。

簿記論と財務諸表論は同時に学習しました。計算項目はかなり重複しているため、同時学習が効率的だと思いました。計算の基礎期、応用期は早く正確に解けるようになるまで何度もくじけそうになりましたが、その分直前期は比較的余裕を持つことができ、そのため財務諸表論の理論暗記に時間を割くことができました。直前期は講義と答練を繰り返すことでどんどん力がついていくのが分かりました。TACの受講は簿記3級・2級に合格した翌月から1月速修コースを受講しましたが、財務諸表論は無事短期合格できました。簿記論も同時学習で効率的だったからこそ、仕事と両立でもその後に合格できたと思います。

■解答丸写しから始め、正答できるまで繰り返し解く
大榎 勝さん

演習問題を中心に、設例が解けない所に付箋を貼ります。次に付箋を貼った設例を解き直して、解けるようになったら付箋を剥がし、最後には設例だけを最初から最後まで解き直す。そんな訓練を行いました。

総合問題は、まず解答を丸写しするところから始め、解答を見ずに正答できるようになるまで繰り返し解きました。また、TAC出版の「総合問題の解き方」は、試験問題をTACの講師がをどのような時間配分で、どうやって解いているかがわかり、目からウロコでした。会計科目だけでなく、税法科目の計算問題を解く時にも、その知識が非常に役に立ちました。

なお、疑問点は、時間が経つと何となくわかった気になって忘れてしまうので、都度メモしておいて、なるべく早く講師に質問して解決しておくことがオススメです。TACの税理士講座は、それだけを繰り返して勉強していれば成果が出るように組み立てられているので、自分とTACを信じて打ち込めば、きっと合格できると思います!

■解答スピードと正確性を高めることが重要
及川 慎哉さん

学習開始時より朝4時半に起床し、通勤までの3時間を学習時間に充てていました。朝の時間は予定が入ることがなく、またテレビやイベントなどの誘惑がないため1日も空けずに勉強を続けることができました。また、ゴールデンウィークまでの期間は土日のどちらかを一日勉強に充て、ゴールデンウィークから本試験までの期間は土日両日勉強に充てていました。勉強に理解をしてくれていた妻・子にとても感謝しています。

会計科目は学習初年度で受験することが多く、受験生の数も圧倒的に多いため、他の受験生と知識での差がつきにくい科目だと思います。そのため、計算は解答のスピード・正確性が必要だと思います。とにかくできるだけたくさんの総合問題を解答することを心掛けました。理論は税法科目と異なり、正確な暗記よりも内容理解に力を入れました。

直前期からは、本試験の傾向や、試験合格に向けた話などの内容が多くなり、緊張感や危機感が高まり、試験勉強により一層の力が入るようになりました。税理士試験は、出題範囲が非常に広く、蓋を開けてみないと分からない合格率10%ちょっとの試験ですが、税理士を目指したからには諦めずに続けることがとても大切だと思います。 受験勉強につまずいた時には、支えて合格へ導いてくれる講師がTACにいます。頑張ってください!

blog_img18.png

「会計科目学習法」②はこちら

「会計科目学習法」③はこちら

GWを活用し「本試験」に向けたスキルアップを目指す!

GW集中セミ

チャレンジ講義・チャレンジ演習で直前期の効果を引き出す!

チャレンジコース

いよいよ残り3ヵ月!「直前対策講座」の情報をチェック!

直前対策

これから始めたい方は「完全合格コース」の情報をチェック!

完全合格

日本最大級の全国公開模試で実力を試そう!

全国公開模試

TAC税理士講座のLINEアカウントを友だち追加して 簿記論・財務諸表論の情報をチェック!

友だち追加

税理士への第一歩はココからスタート!

資料請求

この講座のパンフレットを無料でお届けいたします。

無料でお送りします!

無料講座説明会

まずは「知る」ことから始めましょう! 無料セミナーを毎月実施しています。

お気軽にご参加ください!

税理士のお申込み

申込み方法は4種類

申込み方法は4つ

TAC受付窓口/インターネット/郵送/大学生協等代理店よりお選びください。

申し込み方法をご紹介します!

インターネットから申込む

インターネットで
すぐに申込む

インターネットで、スムーズ・簡単に申し込みいただけます。

スムーズ・簡単!

電話やメールで、受講相談を受け付けています。

TACの受講相談で疑問や不安を解消して、資格取得の一歩を踏み出してみませんか?

>TAC受講相談