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外交官は出身大学がモノを言う?
現実を詳しく解説

外交官、外務省を目指す人にとって、出身大学の優位性は果たしてあるのでしょうか?ランキング上位の大学卒以外の人は不利なのか、という点が気になる人は多いことでしょう。
当記事では、これらの疑問を解消するために役立つ情報を提供します。

1.外交官になるための試験の種類

 大卒レベルで外交官になる、外務省に入省するためには、いわゆるキャリア官僚にあたる国家総合職試験特定分野を専門として活躍する外務省専門職試験の2つがあります。この2つの試験のいずれかに合格、内定を獲得することで外務省に入省することができます。

 国家総合職と外務省専門職は、若手の時期は担当する仕事に差がありませんが、将来的には国家総合職が外交政策にダイレクトに携わり管理職として活躍、外務省専門職は特定の分野の専門家として活躍するケースが多くなります。ご自身のキャリアプランによってどちらの試験を受けるかを決めることができます。

外交官 国家総合職 外務省専門職

2.外交官(国家総合職)の出身大学別ランキング

 外交官になる、外務省に入るために有利な大学はどこでしょうか。まずは、国家総合職として外務省に入省された方の出身大学ランキングです。外務省が国家総合職として採用している人数は昨年までは毎年30名程度となっておりましたが、今年は政府が2030年までに外交官の数を英仏並み、現在の2割増、8,000人まで増員することを発表しましたので36名の採用がありました。

 ここ3年間では以下のような大学出身者が国家総合職として外務省に採用されています。

 最も採用されているのが、東京大学です。毎年内定者の過半数を東大生が占めています。2位は、ほぼ毎年複数名の内定者を出している早稲田大学、慶応義塾大学が来ることが多く、この他に外務省に入省する国家総合職を多く輩出する大学は京都大学、東京外国語大学、一橋大学です。

外交官 国家総合職 出身大学ランキング

3.外交官(外務省専門職)の出身大学別ランキング

 つづいて外務省専門職試験について合格者の多い大学ランキングをご紹介します。外務省専門職は、外務省が国家総合職とは別に特定の分野に精通する外交官を育成するために実施している試験です。

 今年は政府が2030年までに外交官の数を英仏並み、現在の2割増、8,000人まで増員することを発表しましたので例年50名程度採用していたことに対して、今年は60名の採用がありました。

 例年上位には、東京外国語大学、大阪大学、早稲田大学、慶応義塾大学、上智大学といった大学が入りますが、この試験種については中堅私大や海外大学からも合格者が出るなど幅広い大学から合格者が出ています。

 入省後のキャリア適性に合わせて特定の国・地域や、経済、エネルギー、軍縮などさまざまな分野のエキスパートとして活躍します。

外交官 国家総合職 外務省専門職

<2023年度 合格者が1名の大学>

北海道大学、千葉大学、金沢大学、国際教養大学、高崎経済大学、横浜市立大学、青山学院大学、中央大学、津田塾大学、日本大学、関西学院大学、同志社大学、立命館大学、関西外国語大学、天理大学、防衛大学校、ウエストミスター大学(英)

<2022年度 合格者が1名の大学>

東京海洋大学、神戸大学、明治大学、筑波大学、埼玉大学、福井大学、広島大学、学習院大学、関西大学、慶応義塾大学、国際基督教大学、西南学院大学、拓殖大学、東海大学、同志社大学、早稲田大学、台湾大学、パース大学(英国)、ボローニャ大学(イタリア)、キングスカレッジロンドン(英国)、国立政治大学(台湾)

<2021年度 合格者が1名の大学>

京都大学、横浜国立大学、国際教養大学、神戸市外国語大学、青山学院大学、創価大学、津田塾大学、獨協大学、南山大学、法政大学、立教大学、イーストアングリア大学(英国)、ギルフォード大学(米国)、ベロイト大学(米国)

4.外交官(外務省専門職)になるにはどんな大学、学部が有利?

 外交官(外務省専門職)になるにはどんな大学、学部が有利でしょうか。外務省専門職は毎年採用人数が50名程度で国家総合職よりも広き門となっています。
 外務省専門職の場合、特定の国・地域や、経済、エネルギー、軍縮などさまざまな分野のエキスパートとして活躍することから、さまざまなバックグランドの学生が採用されています。

外務省専門職に有利な学識

 外務省専門職試験では、国際法、憲法、経済学といった専門試験に加えて、語学の試験なども行われます。こうした知識があることはアドバンテージにはなります。しかし、法律など必要な知識がない方でも受験対策をしっかり行うことで、合格することができる試験となっています。

ランキング下位の大学でも大丈夫? 学習期間はどれぐらい必要?

 外務省専門職試験は、年齢と国籍条件を満たせば誰でも受験できる試験です。学歴にとらわれずに試験の得点で客観的に合否が決まります。
学習の目安としては1年弱~2年程度になります。これに加えて大学や社会人経験を通じて外交官として活躍できる資質を身につけておきましょう。

5.最後に 外交官の資質として必要なもの

 いかがでしたか。ここまで読んでいただいて例年上位に来る大学以外にも、合格者を輩出する大学があることに気づいていただいたのではないでしょうか。

 外交官には「いろいろな人と仲良くなれる」、「コミュニケーション好き」、「ガッツがある」といった資質がとても大事だと言われます。学生生活や社会人経験を通じてこうした面を磨かれることも外交官への近道です。

 私どもTAC・Wセミナーでは、外交官になるための試験、国家総合職試験、外務省専門職試験の対策コースを開講しております。大学や専攻に関係なく、合格していただける講座をご用意しております。また、オンラインでのフォローがありますので、世界中どこにいても合格、内定いただけるサービスをご用意しております。ぜひ私どもの講座をご利用いただき外交官への道を開いて下さい。

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