3分で読めるコラム面接対策⑤ オンライン面接で意識したいこと
~構えすぎず、最初と最後を丁寧に~

質問の意図を捉えて的確に答える~「結論ファースト」だけに縛られず、質問に向き合う~

今回は、オンライン面接についてお話しします。
対面での面接とは別のものだと捉えがちですが、大切なのが「会話」であることには変わりありません。
必要な準備をしっかり整えて、オンライン面接に臨むためのポイントを押さえましょう。


これまでのコラムでは、基本的に対面での面接を想定して説明してきました。

一方で、コロナ禍をきっかけに、最近ではオンラインで面接を実施するケースも増えてきています。

オンライン面接というと、対面面接とは別のものとして身構えてしまう方もいるかもしれません。

しかし、基本的には面接であることに変わりはありません。
大切なのは、画面越しでも面接官との「会話」を成立させることです。

事前準備


オンライン面接では、通信環境や画面の見え方など、対面面接とは異なる準備が必要です。ただし、これらは当日に慌てて確認するのではなく、できるだけ前もって準備しておきましょう。

まず、通信環境が安定しているかを確認します。自宅のWi-Fiが不安定な場合は、スマートフォンのテザリングなど、別の通信手段も使えるようにしておくと安心です。

次に、ビデオの映り方も確認しましょう。

顔や頭の一部が画面から切れていないか、逆に画面から遠すぎないか。カメラの高さや画角も含め、一度確認しておくことをおすすめします。

音声環境も重要です。

パソコン内蔵のマイクでも面接はできますが、周囲の音を拾いやすかったり、声が聞き取りにくかったりする場合があります。可能であれば、マイク付きのヘッドホンやイヤホンを使用すると、相手の声も聞き取りやすく、自分の声も安定して伝えやすくなります。

また、背景にも気を配りましょう。

生活用品や洗濯物など、面接に不要なものが映り込まないかを事前に確認します。どうしても背景に余分なものが映ってしまう場合には、簡易な背景布や、必要に応じてバーチャル背景を使うのも一つの方法です。

余裕があれば、実際に使用するアプリで一度接続テストをしてみましょう。

できれば一人で画面を見るだけではなく、家族や知人など他の人と実際につないで、映像や音声、通信状況を確認してみることをおすすめします。

「自分では問題ないと思っていたけれど、相手側では声が小さかった」
「画面が暗く見えていた」
「思ったより顔が画面から外れていた」

といったことは、実際につないでみないと分からないことがあります。

事前に一度試しておけば、当日は機材のことを気にしすぎず、面接そのものに集中しやすくなります。

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服装についても、基本的には対面面接と同じと考えてください。

「画面には上半身しか映らないから」と、見えるところだけ整えるのはおすすめしません。

面接中に書類を取ったり、通信トラブルなどで不意に立ち上がったりすることもあります。見えない部分も含め、対面面接と同じ服装で臨んでおいた方が、気持ちの面でも自然に面接モードに入りやすいと思います。



オンライン面接

準備が整ったら、あとは面接そのものです。

オンラインでは、対面よりも表情や反応が伝わりにくいことがあります。

そのため、声量やうなずき、表情などは、普段よりも「少しだけ」分かりやすく意識するとよいでしょう。

ただし、カメラ目線を意識しすぎる必要はありません。

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「カメラを見なければ」と考えすぎると、かえって不自然になってしまうことがあります。基本的には画面上の面接官の表情を見ながら話し、必要に応じてカメラを見る程度で十分です。

オンライン面接では、通信の都合で少し間が空いたり、相手と話し始めるタイミングが重なったりすることもあります。

このようなことが起きても、失敗だと考える必要はありません。

「失礼しました。どうぞ」
「すみません、もう一度お願いできますか」

などと、落ち着いて対応すれば問題ありません。
むしろ大切なのは、用意した回答を最後まで言い切ることにこだわらないことです。



画面越しでも、面接官との「会話」を成立させることが重要


オンラインでは、対面以上に「台本を読んでいる感じ」が伝わりやすいことがあります。

面接官が途中で反応したり、質問を挟んだりした場合には、準備していた回答を無理に完走しようとせず、その場のやり取りを優先しましょう。

面接は、用意した文章を再生する場ではありません。

相手の質問を聞き、意図を考え、自分の経験を思い出しながら、その場で言葉にしていくものです。

これはオンライン面接でも同じです。

そして、オンライン面接では、最初と最後を対面以上に丁寧に意識するとよいでしょう。

面接開始時には、接続後すぐに話し始めるのではなく、相手の準備が整ったことを確認してから挨拶をします。

終了時も、面接が終わった安心感から急に表情を崩したり、すぐに退出ボタンを押したりせず、最後まで落ち着いて対応しましょう。

「本日はお時間をいただき、ありがとうございました。失礼いたします。」

と短くお礼を伝え、相手から終了の案内があってから退出すれば十分です。

オンライン面接で大切なのは、完璧なカメラ目線でも、一度も言葉に詰まらないことでもありません。

画面越しでも、面接官との「会話」を成立させることです。

事前の機材確認は早めに済ませ、最初は丁寧に入り、途中は相手の反応を見ながら柔軟に、最後は落ち着いて終える。

そのくらいの意識で臨んでみてください。


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加藤 雅史(かとう まさし)講師

国家から政令市への転職経験あり

国家公務員として、予算経理、団体指導、金融政策等、幅広い業務に従事。その後、社会人経験者として政令市へ転職。施設管理や福祉、不動産管理等に従事しながら、マネジメントも行う。その傍ら、公共政策を学ぶため大学院を修了。あわせて、カウンセラー資格を取得し、人材育成やメンタルケアを学ぶ。 国家・政令市での経験と、公共政策を学んだまさに公務員のエキスパート。