合格者が語る！企業経営アドバイザーの魅力
原　知史さん

企業経営アドバイザーの受講をされた理由は？

　きっかけは、勤務先の会社の資格奨励制度に「企業経営アドバイザー」資格が新たに加わったからです。対策講座のことは、インターネットで知りました。

選択したコースとカリキュラムの満足度、受講の感想を教えてください。

　Ｗｅｂ通信講座のフルパックコースを受講しました。
　実務を経験されている先生方が自己の体験に基づいて講義をしてくださるのが良かったと思います。また、どうしてもわからないところがあって、３回ほど質問制度を使わせていただきましたが、丁寧に回答いただき、助かりました。
　テキストは、基本（説明部分）と問題演習とのバランスが良かったと思います。問題演習については、解説が充実していて良かったです。また、教材が全般にわたり、素っ気ないところ（色刷りでなく、文字等に必要以上の装飾がない）のも良かったです。
　学習の進捗が遅れそうになるときもありましたが、「受講ガイド」に「教室講義・Ｗｅｂ講義進度対応表」が掲載されていて、学習のペースメーカーになりました。基本から応用、問題演習へと無理なく学習が進められたと思います。
　学習内容では「企業法務」の「組織再編」が特に参考になりました。今まであやふやな知識しかなかったのですが、「そういうことだったのか」と改めて知ることができました。仕事でかかわることがあるので、今後の実務に活かせると思います。一方で数字に弱いので、「企業財務」の「価値評価」（価値の計算、設備投資の経済計算、キャッシュフローの予測）が難しかったです。また、「企業法務」の「民法」も従来学習したことがなかったため、難しく感じました。

1日の平均学習時間、学習の際に工夫した点がありましたら教えてください。

　平日は約２時間、休日約３時間、直前期は平日３時間、休日約５時間に増やして学習しました。
　仕事を終えて夕食をとった後はあまり試験勉強ができないたちなので、朝早起きして勉強するようにしました。朝出勤前に30分程度、また始業前に１時間の勉強時間を確保し、また、通勤の電車の中でも勉強時間を確保しました。
　まず基礎の学習として、講義を中心に据えて、予習で基本テキストを読み、復習でまた基本テキスト読みをしました。基本テキストを一通り押さえたら、「トレーニング」「まとめ演習」「添削問題」を繰り返し解くとともに、基本テキストも繰り返し読みました。最終的には基本テキストは７回読み、「トレーニング」は５回、「まとめ演習」は７回、「添削問題」は３回繰り返しました。また、間違えたところ、覚えられないところはノートに書き出して、繰り返しチェックしました。
　数字（算数）に弱いので、財務がポイントだと思っていましたが、案の定、計算問題には特に手こずりました。繰り返し問題を解くしかないと考え、教材に取り組みました。繰り返すことで、問題自体を暗記してしまい、答えられるようにはなりました。それでは応用が効かないのですが、やらないよりはましだと割り切って繰り返しました。

ＣＢＴ受験について、感想と受験のコツや注意点を教えてください。

　たまたま他の試験で何度かＣＢＴ受験は経験済みでしたので、様子はわかっており、慌てることなく試験に取り組めたと思います。もし今回が初めてだとしたら、ちょっとしたことで要領がつかめず戸惑ったかもしれません。
　入力相違や時間切れのおそれもあるので、解答はまとめてあとで入力するのではなく、一問一問入力していくのがよいと思います。また、自信のない問題にはチェックをつけられるので、あとで見直すことができます。活用するとよいと思います。

対話力向上講習について

　コンサルタントの実務経験のある先生が、コンサルティングの現場の裏話をしてくださり、とても勉強になりました。他ではなかなか聞けないが、コンサルティングでのポイントになることをいくつか学ぶことができました。
　今の仕事はコンサルティングとは接点がほとんどないので、すぐに直接的に仕事に活かす場面はないかと思いますが、今後コンサルティングとかかわる仕事をすることになったら、大いに活かしたい、活かせるような仕事をしてみたい、と思いました。

これから資格をどのように活かしていこうとお考えですか？

　今の仕事はコンサルティングと接点はありませんが、勤務先の会社のなかにもコンサルティングと接点のある部門もあるので、そういった部門に配属になるようなことがあれば、この資格を活かしたいと思っています。

これから受講を検討されている方に、メッセージをお願いいたします。

　「企業経営アドバイザー」資格へのチャレンジは、比較的手軽にコンサルティングの基礎が学べる機会となると思いますので、ご興味のある方は是非チャレンジしてみることをお勧めいたします。