二級建築士の受験資格・試験制度

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二級建築士の受験資格は次のいずれかです。
・所定の指定科目を履修して大学、専門学校・工業高校を卒業した者
・実務経験を7年以上有する者

ですから、指定科目を履修して大学の建築学科、専門学校、又は工業高校を卒業した方は、卒業年の7月に実施される二級建築士試験を受験することができます。そして、二級の学科試験と製図試験に合格すれば、工業高校の場合は2年間実務経験を経て、大学や短大の場合は実務経験を経ることなく、登録をして二級建築士となることができます。
ここでは受験資格や試験制度について、詳しくお伝えします。

1.二級建築士 合格までの流れ

一級建築士と比較すれば、過去問の再現率が高いため、過去目のマスター合格に直結するといって過言ではありません。とはいっても、本試験は1年で100問出題されますので、10年分をやろうとすれば1000問をマスターしなければなりません。決して二級だからと言って甘く見ずに、しっかりと腰を据え学習することが、7月の学科試験を突破する最良の方法です。

合格までの(例年)スケジュール・試験会場・申込方法など

試験会場 例年、全国47都道府県に設置
受験申込期間 【インターネット申込】例年4月上旬の2週間
受験料 ¥18,500(非課税)※学科試験免除者も同額
試験実施機関 (公財)建築技術教育普及センター
※各都道府県の(社)建築士会連が実施協力

試験日程

受験申込受付

年度 インターネット受付 郵送受付 窓口受け
令和6年 4月1日(月)10:00~4月15日(月)16:00 ※なし ※なし

受験申込みは、原則としてインターネットによる受付のみとなりました。詳しくは(公財)建築技術教育普及センターにお問い合わせください。

試験日・合格発表日

学科試験 令和6年7月7日(日)
学科試験合格発表 令和6年8月26日(月)
設計製図試験 令和6年9月15日(日)
設計製図試験合格発表 令和6年12月5日(木)
  • インターネットによる受験申込は、平成16年以降に一級建築士試験の受験申込をした方のうち、試験の申込みに必要な個人情報の使用についてあらかじめ承諾している方に限り行うことができます。
  • 当年度の試験日程や、その他受験申込の詳細は、(公財)建築技術教育普及センターまで必ずお問い合わせください。

2.二級建築士 新受験資格と免許登録要件(令和2年度試験から)

建築士法改正に伴い、令和2年から建築士試験の受験資格・免許登録要件が変わり、大学で指定学科を卒業すれば実務経験がなくても受験可能となりました。
受験資格要件等の建築士試験に関する詳細は、(公財)建築技術教育普及センターまでお問い合わせください。

受験資格要件 免許登録要件
大学・短大・高等専門学校で指定科目を卒業 実務経験不要
高等学校・中等教育学校で指定科目を卒業 実務2年以上
建築に関する学歴なし(実務経験7年) 実務7年以上

3.二級建築士 学科の試験

当日の時間割

科目等 試験時間
法令集チェック 9:30~10:00
注意事項等説明 10:00~10:10
学科Ⅰ(建築計画)及び学科Ⅱ(建築法規※) 10:10~13:10(3時間)各25問
休憩 1時間
注意事項等説明 14:10~14:20
学科Ⅲ(建築構造)及び学科Ⅳ(建築施工) 14:20~17:20(3時間)各25問

①出題数:全100 問
②形 式:五肢択一 マークシート方式

  • 法令集の持ち込み

    「学科Ⅱ」の試験時間のみ、法令集の持ち込みが可能。

  • 「学科の試験」の
    免除

    「学科の試験」の合格者は、その年を含めて5年以内に実施される設計製図の試験のうち、3回を任意に選択して学科免除で受験が可能。

「建築法規」に関する出題に当たっては、告示も含まれます。

合格基準

各科目及び総得点の合格基準点すべてに達していること。
試験結果によって、合格基準点に補正が入る場合もある。

科目別配点 令和5年 令和4年 令和3年 令和2年
建築計画(25点) 13点 13点 14点 13点
建築法規(25点) 13点 14点 13点 13点
建築構造(25点) 13点 14点 13点 13点
建築施工(25点) 13点 13点 13点 13点
総得点(100点) 60点 60点 60点 60点

4.二級建築士 製図の試験

当日の時間割

試験時間

11:00~16:00(5時間)

試験内容

課題に基づく図面作成と計画の要点の記述

出題数:1課題
課題は例年6月上旬頃に試験実施機関より公表
(令和6年は6月12日(水)頃に(公財)建築技術教育普及センターホームページにて公表)             

合格基準

採点結果を、ランクⅠ~Ⅳの4段階とし、ランクⅠのみを合格とする。

ランク 内容
ランクI 「知識及び技能」を有するもの
ランクII 「知識及び技能」が不足しているもの
ランクIII 「知識及び技能」が著しく不足しているもの
ランクIV 設計条件・要求図面等に対する重大な不適合に該当するもの
  • 製図道具の持ち込み

    平行定規や三角定規などの持ち込みが可能。

令和5年 設計製図の試験の課題(令和5年6月7日発表)

設計課題

専用住宅(木造)

要求図書

・1階平面図兼配置図[縮尺1/100]
・各階平面図[縮尺1/100]
・床伏図兼小屋伏図[縮尺1/100]
・立面図[縮尺1/100]
・矩計図[縮尺1/20]
・面積表
・計画の要点等
(注1)建築物の階数については、試験問題の設計条件において指定する。
(注2)答案用紙には、1目盛が4.55ミリメートル(矩計図については10ミリメートル)の方眼が与えられている。
(注3)建築基準法令に適合した建築物の計画(建蔽率、容積率、高さの制限 等)とする。

【注意事項】
試験問題を十分に読んだうえで、「設計製図の試験」に臨むようにしてください。
なお、設計与条件に対して解答内容が不十分な場合には、「設計条件・要求図書に対する重大な不適合」と判断されます。

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