不動産鑑定士 合格体験記|福田 和仁さん

【合格の秘訣】
古いといわれるかもしれませんが、諦めない気持ちと根性です。

福田 和仁さん

福田 和仁さん
(50代)

DATA BANK

受講コース 上級本科生
受講形態 Web通信講座
受験環境 働きながら
受験回数 【短答式試験】合格までの受験回数 1回
【論文式試験】合格までの受験回数 3回
学習期間 TAC受講期間以外も含めて 3年1ヵ月
学習期間中、TAC受講期間 3年1ヵ月
得意科目 【鑑定理論(論文)】
唯一、短答式および論文式ともに出題される科目であり、論文では50%にあたる300点の配点があることから得意科目にしたいと思い、一番時間をかけて勉強したからです。
不得意科目 【民法】
解答の書き方も独特で、慣れるのに時間がかかりました。また、論証例を覚えなけえればならず、 教養科目では最も時間がかかりました。
不動産鑑定士を目指した理由・きっかけ・動機

40代も半ばを迎えて残りの人生を考えるようになり、このまま終わるのではなく、何か独立開業ができるような資格はないかと考え友人に尋ねてみたところ、不動産鑑定士というものがあることを知りました。調べてみたところ、かなり難易度の高い資格であることが分かりましたが、楽しそうな仕事だと思ったし、受験資格も限定されていないことから受験を決意しました。

独学ではなく受験指導予備校を利用することに決めた理由

私は、不動産の知識はもちろん、最終学歴が自動車整備士専門学校卒であるため、教養科目である民法や経済学、会計学についても全く知識がなかったため、独学で合格を目指すことは合理的でないと考え、不動産鑑定士試験の講座がある予備校に申し込んで合格を目指すことにしました。

TACを選んだ理由・決め手

不動産鑑定士の講座のある予備校は、私の住まいのある地域に複数校ありましたが、TACの場所を知っていたこと、それが住まいから一番近かったこと、そして何よりも、過去の実績である合格率が一番高かったことからTACの講座を受講することに決めました。

受験時代の苦労・失敗談、勝因と敗因

仕事が不規則な運送業であり、働きながらの受験勉強であったため、最低限の睡眠時間を確保しつつ、勉強に充てる時間を作るのが大変でした。一回目の論文式試験は記念受験でしたが、そこからの二回目までの一年間でも、TACから提供される答練をこなし、複数回まわす事が出来なかったのが二回目の敗因です。三回目に向けては、各科目とも、今までに積み重ねた基本的なことをもう一度総ざらいして、上級講義、総まとめ講義、答練を基本的な部分を中心にやる事が出来たため力をつける事が出来たと思います。

仕事や大学と不動産鑑定士試験の勉強と両立法

私の仕事はトラックドライバ-ですので、目的地までの移動時間に合わせてWebフォロ-を活用してスマホに聴きたい講義をダウンロ-ドし、往復する間聴いていました。到着すると、講義で聞いた部分をテキストで見直すこともしていました。荷物待ちなどの隙間時間は基準の暗記や、どちらかと言えばインプットに充てていました。車中泊をする場合は、トラックの運転席内で講義を聞いたり、演習の答練をやったりしていました。帰宅後の勉強は、テレビなどを見て一服してしまうとズルズルと無駄な時間を過ごしてしまうので、とりあえず机に向かうようにすることを習慣にしていました。

効果的な学習方法

受験勉強をしていた三年間の間には、効率的な勉強方法を求めてネットを調べたりしましたが、結局は近道などなく、地道にコツコツと積み重ねていく方法が自分には合っているという結論に達したので、惑わされるような、余計な情報を調べる事はやめ、先生方の仰る通りに素直にやろうと決めました。鑑定理論は、基本テキストのみで基準を暗記しました。これは、暗記するにあたっては、音読での耳に残る効果に加え、視覚的にも頭に残りやすいという効果があるからです。また、テキスト見開きの右側の解説が論文の解答に十分使えるので、暗記と併せて、論文の解答に使えるように引用して文章を作ったりしていました。答練や特効ゼミを解いて出来なかった部分は解答例を読み、基本テキストに戻って書き込んだりしながら、アウトプットの為のインプットを心掛けていました。演習は、ひたすら数をこなせば実力は付いてくるとの事でしたが、私は時間的にあまりこなす事は出来ず、得意科目とすることは出来ませんでした。各教養科目は、答練、上級テキスト、総まとめテキストに掲載されている問題を何回も回して解き、平均的な力をつける事が出来たと思います。近年の本試験の傾向が、基本問題が多く出されていることから、応用的な問題はほとんどやらず、基本的な問題が出された場合に書き負けない様にする事に注力しました。

フォロー制度の活用方法と良かった点

私が使った主なフォロ-制度としては、質問メ-ルです。的確な回答を頂けるので、分からないことの解消のために使っていたのはもちろんのこと、自分の実力が伸びず、イライラしている時に、ちょっと意地悪な、抗議とも取れる質問をぶつけた時があったのですが、そんなことをした自分を恥じるほど大きな心で丁寧な回答をくだっさた先生がいらっしゃり、またやる気を取り戻す事が出来ました。感謝しています。

TACを受講して良かった点①(講師について)

講師の先生によって、自分に合う合わないがあるのは、ある程度仕方のないことだと予測はしていましたが、その辺りの好き嫌いは別にして、すべての先生に共通することは非常に「熱心」であることです。どのようにすれば理解できるのか、頭に残るのかといった様々な工夫をされているのが伝わってきました。そして、全くの初学者を置いてけぼりにするどころか、手間を惜しまず、板書も細かく手を抜くことなく、時間一杯講義してくださったお陰で教養科目も力をつける事が出来ました。

TACを受講して良かった点②(教材(答練・テキスト等)について)

まず、テキストの製本の質が良かったことです。私の場合、各テキストはいつもリュックに入れて出勤していたので痛みは中々のものでしたが、ある程度は補強してはいましたが、ぺ-ジがばらけてしまうこともなかったので良かったです。鑑定理論では、答練、総まとめ、オプションの特効ゼミで、ほとんどすべての論点が網羅されているので、後はそれを繰り返し、インプットとアウトプットを回していくだけという信頼と安心がありました。教養三科目は、例えば独学であれば無限にある範囲を、どこから手を付けて良いものやらと途方に暮れるところを、不動産鑑定士試験での出題傾向や、試験員の著書などを分析して出題可能性の高い論点から問題を作成して提供してくださるので、優秀な講師陣のそろっているTACにして正解だったなと思っています。

TACを受講して良かった点③(カリキュラムについて)

私は社会人受験生でしたので、まず一番の悩みは勉強時間の確保と、教室受講の人達に遅れないためのぺ-ス感を把握することでした。それに関しては、数日遅れではあるものの、同じぺ-スで進めるようにDVDなどの教材が届くし、Webフォロ-にも講義がアップされるため把握しやすかったです。また、本科生のカリキュラムにアクセス等のオプションも組み込んでくれたら良いのにと思いましたが、現実的に、そこまでの分量はこなせない事が分かり、手が回らなくなってやる気を無くさないような、絶妙な分量と内容になっていて、よく考えられているなと思います。

全国公開模試の活用方法や受験して良かった点

TACの全国公開模試は、元々、不動産鑑定士試験の受験者の大半を占めるTAC生と、他の予備校生なども受けられており、且つ、本試験の約二か月前と約一か月間の超直前期に二回実施されるので、現在の自分の実力がどの程度なのか、全体の中でどの位の位置にいるのかを把握することが出来るのと、実際の本試験の会場さながらの雰囲気を感じられるため、非常に有意義であると思いました。私は、金土日の三日間の休みを取ることが困難であったため、土日の二日間受験ができるところも良かったと思います。

オプション講座の活用方法や受講して良かった点

私は、オプション講義としては、鑑定理論論文特効ゼミ(DVD)のみ受講しました。まず参考になったのは、合格者の本試験での実際の採点前の答案を開示請求したものをまとめた冊子でした。これは、答案の内容、獲得した点数、順位はもちろん、どの程度の字で書けば良いのかということも参考になりました。なぜなら、答練をやっていくと分かってくるのですが、時間が限られている中で、相当の文字数を書くこと自体が大変な作業となるからです。丁寧すぎると全く時間が足りず、雑すぎると読めなくて採点してもらえない恐れがあるため、言い方は良くありませんが、この位の字の書き方で良いんだと分かったのは大きかったです。そして、この論文特効マスタ-問題集一冊さえ回していれば、ほぼすべての論点を網羅しているから、鑑定理論を得意科目に出来るし、鑑定理論で落とされることはないとの高橋先生の言葉を信じて、特に基本問題を中心に解くように心掛けました。また、暗記チェックブックなどもあり充実した内容のオプションなので必須アイテムだと思います。

直前期の過ごし方

直前期は、各科目の基本的な部分の見直しによるインプット、そして、答練や総まとめ講義、上級講義などの問題を解くことによるアウトプットを繰り返していました。中々勉強時間の確保が困難だった私は、応用的な難易度の高い問題にはあまり手を広げず、見るテキストも極力絞って、出題されれば、ほとんどの受験生がそこそこ書いてくるであろう基本的な問題に書き負けない様にするということを意識した勉強をしていました。

本試験当日のエピソード

令和三年の本試験の会場が、私が受験した三回のうち一番駅から遠かったので、真夏の酷暑の中、三日間最後まで駆け抜けるために食事と睡眠はしっかり取るように意識しました。過去の本試験や、答練会場では、周りの受験生の出す音などに気を取られたりしていたこともありましたが、最後の本試験は、変な物音を出したりする人が近くにいなかったのもツイているなと思い、集中できました。こういった意味でも、公開模試は会場受験をすべきだと思いました。

これから目指す方への応援メッセージ

それぞれの受験生が、それぞれが置かれた様々な環境の下で、不動産鑑定士試験論文式試験の合格という椅子を取り合う試験です。特に社会人受験生は、毎日の勉強は正直、非常に苦しいものになると思います。投げ出したくなることも何度もあると思います。しかし、その苦しさを乗り越え諦めなかった人が合格を手に出来るのだと思います。本試験の、「終了」の声が掛かるまでは1点でも多く取るために書きつづけて下さい。

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