外交官(外務省専門)合格体験記

時事問題を意識し、自分の強みを最大限活かす

N. Aさん

DATA BANK

研修語 ドイツ語
出身校 京都大学大学院 人間・環境学研究科 (修了)
合格年度 2022年度
選択科目 憲法
志望動機:日本と世界の平和と安全に寄与したい

 幼少期から平和や歴史、言語、文化に関心を持ち続け、派遣員時代におけるミュンヘン安保会議ロジをきっかけに、現代では安全保障と他分野は密接不可分な関係にあり、そうしたダイナミックな関係の安定的な発展が日本と世界の平和と安全につながると考えるに至りました。特に当時携わった広報文化業務は安全保障と切り離せないものであり、相手の文化や社会に対する日常的・継続的理解の重要性を強く感じました。外務省専門職員として安全保障や広報文化に携わることで、日本と世界の平和と安全に寄与したいと思い、受験しました。また、派遣員時代に、外務省では2,3年おきに勤務先ががらっと変わったり、研修語以外の言語も学べ、さまざまな分野に関わっていくことができることを実感し、こうした外務省の在り方は飽きっぽい自分の性格にも合っていると感じ、それも受験を後押しした理由でした。

TAC・Wセミナーの良かった点:2次試験対策

 TAC・Wセミナーのおすすめポイントは、法律科目初学者でもしっかり基礎から学べ、1次試験突破に対応できるテキストと講義、そしてとりわけ2次試験の対策ができることです。1次試験は各自自分に足りていないものを見極め、テキストや講義をもとに最後は自分で考えて勉強を進めていかなければならないものです。しかし、個別面接やグループ討議、外国語面接が課される2次試験は、必ず「相手」が存在しているものであり、自分一人で対策を行うのには限界があります。今回最終的にこの試験に合格できたのも、1次試験用のテキストや講義はもちろん、TAC・Wセミナーが提供してくれた2次試験対策、そして自主ゼミで何度も他の受講生と切磋琢磨して面接やグループ討議の練習をした時間のおかげだと思っています。

学習のコツ:時事問題を意識する

 どんな分野であれ、いま世界で何が起こっているのか、日本国内でどういうことが問題となっていて、どういうことが議論されているのかという視点を常に意識し、できるだけ次の段階を予測しながら行動することが大切になってきます。こうした姿勢はこの試験においてもとても重要になってくるのではないかと思います。私は今回、憲法と外国語で、自分のなかで予想していた問題が出ました。憲法の問題は、私が過去問を分析したかぎりでは、ここ3年くらいは、その年の4月に発売されるジュリストの『重要判例解説』の憲法(直近の重要判例が並べられています)のなかから一つ出ています。そのため1次試験前に最新号を入手し、重要判例すべてに目を通し、すべて論文構成を作成しました。外国語も、1次試験勉強のときに、1次試験で出そうなアクチュアルなテーマの新聞記事を集め、翻訳し、そのうちの記事の一つが2次試験でそのまま出されました。本当は国際法も同じような対策をしたかったのですが、過去問研究にまで割ける時間がなかったため、そこは反省点でした。いずれにしろ、この試験の勉強においても時事を意識してみると良いのではないかと思います。

合格の秘訣:自分の強みを最大限活かす

 私は年齢も高く、かなり紆余曲折があってこの試験を受験しました。これまで生きてきたなかで他の人たちに普通にできることが自分にはできていないと思うことも多々あり、特に面接のように他者との比較がなされる状況では、それが自分のなかで大きな懸念点でした。しかし、自分は自分以外になることはできないので、結局自分がいま持っているものを最大限発揮していくほかありません。皆さんはこれまで高校や大学時代、社会的な活動等を通じて、自分は何が得意で、何が好きで、何に興味が湧くのか、どういう強みがあるのかということがだいたいわかってきているはずです。すべてが得意な人はいません。私の場合は、たとえば、時事論文や教養の思想、外国語、最後まで諦めない粘り強さ、新しい環境に飛び込める行動力でした。ほかの民間企業なら通してもらえないであろう年齢の高ささえもある意味自分の強みとなれるのも、この試験の特徴の一つでしょう。年齢は関係ありません。一見弱みと思えるものも、別の角度から捉えてみると強みになったりもします。そうした「自分」のすべてを採用試験全体を通じて上手に散りばめていけると良いのではないかと思います。この試験はそれができるようになっていると思います。

最後に:自分の原体験を想い起こして

 思えば、外交官を目指してみようと思った最初のきっかけは、小学校高学年のときに読んだ『アンネの日記』にあります。この本を読んだことで、小学生ながら、いつかドイツ語を勉強してみたい、戦争やホロコーストのない平和な世界になってほしいと思い、夏休みの読書感想文にもそのようなことを書いた覚えがあります。その後、『13歳のハローワーク』で外交官という職業があることを知り、当時流行っていたプロフィール帳にすでに将来の夢に外交官と書いていました。最後の面接で自分の人生に影響を与えた本は何かを聞かれ、素直にこの本を述べました。面接で自分の原体験を引き出してもらえたことが最終合格につながったのではないかと思います。これからこの試験の受験を考えている皆さんも、一度自分の原体験を想い起こしてみると良いのではないでしょうか。

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