外交官(外務省専門)合格体験記

意志あるところに道は開ける

F.Mさん

DATA BANK

研修語 フランス語
出身校 東京外国語大学 国際社会学部 (在学中合格)
合格年度 2021年度
選択科目 経済学
受験動機:フランス留学を通じて受験を決意

 大学ではフランス語を専攻しており、3年次にはフランスに留学して、語学運用能力の向上に努めました。語学力に自信がついた一方、クラスにいたアフリカ系移民の友人の何気ない発言から、母国の日本について考えさせられるという出来事もありました。さらに、感染症の拡大に伴い帰国を余儀なくされた際、在仏日本大使館の方々に助けていただいたという経験も手伝って、名前だけは知っていた外務省専門職という職業が、この頃から現実味を帯びて感じられるようになった気がします。大学や留学先での学びをなるべく活かしつつ、やりがいを感じながら働きたいと考え、外務省専門職試験に挑戦しようと決めました。

外専を受験するならTAC・Wセミナーが安心

 留学先から帰国した後、大学を通じて行われたオンラインの無料ガイダンスに参加したのが、TAC・Wセミナーを知ったきっかけでした。毎年外専合格者の8割ほどをTAC生が占めていること、圧倒的な試験情報の蓄積があること、そして前年度に合格を果たした友人や先輩が通っていたことから、迷うことなく入学を決めました。感染症拡大の影響や、自分のペースで進められるという点に鑑みて、通信での学習を選択したのですが、サポートが充実していたので、対面での講義と比べて不安になるということは全くありませんでした。また、受験者占有率の高さを活かし、2次試験のグループ討議の対策を本番さながらに練習できるというのも、TAC・Wセミナーならではの良さだと感じました

基礎能力試験の苦手科目との向き合い方

 基礎能力試験対策に関しては数的処理を苦手としていたので、問題集をとにかく毎日少しでもやるようにしていました。苦手科目と向き合う時は腰が重くなりがちですが、私は「今日一日でもサボったら試験に必ず落ちる」という強迫的な自分ルールで自身を縛り、怠けたくなる気持ちに蓋をしていました(笑)。数的処理が得意という方は決して多くないのではないかと思いますが、問題に繰り返しふれ、慣れることが大事であるとよく耳にします。得点源にならずとも、最低限できれば御の字という気持ちで取りこぼさないよう学習されるとよいのではないかと思います。

特殊言語受験であっても大丈夫

 特殊言語受験をする人の数は英語受験を選択する人たちと比べると少数派ですが、それによって不利になるというようなことはありません。むしろ、思い入れのある言語で受験することで、志望研修語に対する熱意を伝えるチャンスとすることができますし、英語以外の強みがあると示すこともできます。TAC・Wセミナーでは、過去に特殊言語受験で合格を果たした先輩方の経験が蓄積されています。私もそれに倣って、フランスの新聞のパッセージをもとに語彙の解説をしてくれる参考書を読み、外交青書のフランス語版に目を通すなどして、ボキャブラリーを増やすよう心がけていました。机で本やドキュメントに向かってばかりいるのに飽きてしまった時は、フランス語のラジオやテレビのニュースを視聴していました。個人的には、国際法や経済学といった専門科目に学習時間を多く割いてしまったので、入省後のことを考えてもこの外国語試験対策にもっと力を入れるべきだったと反省しています。

学習が思うように進まずとも戦う隙はあります

 1次試験においてなるべく多くの科目で高い得点を取り、2次試験へつなげるというのは誰もが理想とすることですが、学習を本格的に開始するのが1次試験の4ヶ月前になってしまった私の場合、現実はなかなかそうもいきませんでした。ですが、試験において重要なのは総合点です。全てがバランス良くできなくとも悲観しすぎることはありませんし、ここだけはできるという部分を見つけ、伸ばしていくことでも十分勝負できます。私は、答練や公開模試で自分の得意な科目や分野を見つけると共に、学習が周回遅れになっていた国際法では、「次に同じ問題が出たら絶対に書けるようにする」という気持ちで解答・解説を読み込みました。試験本番では、井能講師の出題予想が的中したことにも大変助けられました。

自主ゼミでの仲間との出会い

 1次試験が終了するとすぐに、2次試験対策として「自主ゼミ」を結成し、面接やグループ討議の練習を行います。通信講座で学習していた私は、この時初めて校舎に行き、他のTAC生と顔を合わせたのですが、外務省専門職の試験対策のハイライトは兎にも角にもこの自主ゼミだったと感じます。「こうすればもっと良くなるのではないか」という改善すべき点を指摘し合い、切磋琢磨できるだけでなく、「こういうところは自分の強みかもしれない」と気づかせてもらえることがあり、試験対策の枠内に収まらないもっと多くのことを学びました。尊敬できる仲間に助けられ支え合ったことは、なにものにも代えがたい経験となりました。

最後に

 試験学習や試験本番を通じて大切にしてきたのは、井能講師の「勝負は心で決まる」という言葉です。どんなに学習が遅れていても、どんなに面接前に緊張していても、追い込まれた時になんとか心を強く持とうとすることは、想像以上に自分の力となり、よりどころとなってくれます。公務員試験という(自分自身との)レースに臨む時、今ある手札で勝負するしかないのが現実ですが、その手札を最大限に活かし本番に昇華させるには、「なんとかなるし、なんとかする」という度胸や気迫が重要です。民間の就活に比べ、公務員試験を受験することには往々にして困難がより多くつきまとうように思われますが、結果の如何にかかわらず、できることは全力でやりきったと思えるよう力を尽くす経験は、大切なものになると思います。

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