専門科目の選択方法
外務省専門職員試験の受験生が最も悩むポイントは、「専門科目の選択」ではないでしょうか。ここでは国際法・憲法・経済学の組み合わせによる学習内容の違い(メリットとデメリット)について解説いたします。
セレクト憲法本科生【国際法+憲法】 専門職対策を短期間攻略
憲法はとっつきやすい点が一番のメリット。学習の短期完成を目指す方におすすめしやすい科目です。
メリット
- 法律科目のなかでは学習量が少なく、比較的短期間で完成する
- 答案の評価は、覚えた量ではなく、論述の論理性や説得力の有無が問われるため、文章力にある程度自信がある人は早期に合格答案が書けるようになる。
- 国家総合職試験(政治・国際・人文区分(コースA))との併願がしやすい。
デメリット
- 誰でも一定の得点までは安定してとれるが、高得点を狙うことが難しい。
- 選択者が多いため、基本~標準レベルの出題がなされた場合、高得点での競争が激しくなる。
セレクト経済本科生【国際法+経済学】 理解重視で安定した得点力に
暗記量が少なく、一旦解法をマスターすれば安定して得点できるのが経済学のメリットです。
メリット
- 暗記量が少なく、一旦解法をマスターすれば得点力が維持されやすい。
- 国家総合職(経済区分)との併願がしやすい。
デメリット
- 数式やグラフなどを用いるため、文系の受験生にとって苦手意識を持ちやすい。
- 財政学や経済史といった派生科目も部分的に学習が必要になる。
それでもなかなか決められない・・・ 総合本科生で両方を学習!
特に憲法・経済学を初めて学習する場合など、どちらが自分に合っているのかわからず決めきれない・・・という場合、まずは両方の科目に取り組むことでより自信を持って自分に合った科目を選択することができます。
総合本科生なら、基礎編で憲法・経済学の両方を学習した上で、応用編以降にいずれかの科目に絞って学習を進めることができます。
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