資格試験・資格取得の情報サイト>外交官(外務専門職) >Diplomat News | 外交官(外務省専門)>Diplomat記事|【合格者の素顔!】vol.14 20年度 海外体験記 スペイン

Vol14【2020年度内定者海外体験記】 スペイン

私は大学3回生の夏から大学の派遣留学プログラムでバルセロナに1年間留学していました。現地の大学では政治学部に所属していたので、主に現地の学生と共に政治の授業を受けていましたが、追加で大学の附属語学学校でカタルーニャ語を勉強しました。

・授業
留学生用の授業ではなく、現地の学生が受ける授業に混じって受講していました。大学の専攻として勉強してきたスペイン語ですが、やはり最初はスペイン語のシャワーを浴び続けるだけで疲れていました。毎回の授業で「はい、次の授業までにこの論文(40ページくらい、スペイン語)読んできてね♡」などと言われ、最初の頃は泣きそうになりながらなんとか読破するものの、ディスカッションでは押され気味で悔しい思いをしていたものでした。その分、スペイン語力と目の前で活発に交わされる議論に分け入る度胸が身についたと思います。
また、私が通っていた大学はビーチに近く、天気がいいと空きコマに友達とビーチに行ったりしていました。私が日本で通う大学はビーチどころか飲食店もろくにないので、QOLの高さに驚きました(笑)

・部活
そしてなんと私はcastellというパフォーマンスをする部活に入っていました。castellというのは日本語では「人間の塔」と呼ばれるカタルーニャ州(バルセロナがある地域)の伝統的な行事(?)のことです。留学当初は部活に入る気など全然なかったのですが、一度生で見てみたいと思い登校2日目に新歓パフォーマンスを見に行ったら、なんと私に声をかけてくれた人がいました。えぇ、結果的に申し上げますとその人が私にとって初めてのクラスメイトのお友達でした(笑)前日にあった初日の授業にいた唯一のアジア人(私)が印象に残っていたらしく、声をかけてくれてそのまま私を部活に誘ってくれました。彼のおかげで部活でもクラスでもお友達が増えました。

・カタルーニャ語
スペイン語とカタルーニャ語の両方が公用語のバルセロナに留学すると大抵の人が直面する問題があります。それはカタルーニャ語の習得を目指すか否かです。カタルーニャ語ってスペイン語と似ていますか?とよく聞かれますが、答えは「はい」かつ「いいえ」です。「はい」と答えたのは、確かにカタルーニャ語がスペイン語と同じラテン系言語ですし、似ている単語も多く、似ていないとは言えないからです。しかし、「いいえ」と答えたのは、似ているとはいえ、スペイン語話者がスムーズにカタルーニャ語を話せるようになるほどには似ていないからです。何が言いたいかというとそもそもスペイン語だって母国語ではない私はカタルーニャ語を新たな外国語として勉強し始めたということです。なぜでしょう?それは私が留学前に想定したよりも普段からカタルーニャ語を話す人がはるかに多かったからです。もちろん彼らは私たち外国人がスペイン語しか話せないと知っていればスペイン語を話してくれるので必ずしもカタルーニャ語を習得しないとバルセロナで生活できないわけではありません。しかし、私の場合は、シェアフラット(私の家ですね)、部活、場合によっては授業でもカタルーニャ語が飛び交っていたので、カタルーニャ語が話せればコミュニケーションがさらに円滑になると思い、カタルーニャ語を勉強し始めました。みんなとても喜んでくれて(マイナー言語なのでわざわざ勉強する外国人は多くないのです)、カタルーニャ語やカタルーニャ文化を沢山教えてくれました。

・旅行や遊び
留学の醍醐味の一つと言えば旅行ですよね!私もたくさん旅行に行きました。スペイン国外には、スペインまでの道すがらにフィンランドとリトアニア、クリスマス~年始年末の休暇にドイツ、オーストリア、チェコ、ハンガリーに、セマナ・サンタ(いわゆるイースター休暇)はモロッコに行きました。あとアンドラにも行きましたね。スペイン国内もマドリード、セビージャ、コルドバ、グラナダ、バスク地方など観光で有名な所はたいてい行きました。その他にも仲良くなった友人やフラットメイトに実家に招待されたり、大学が留学生を対象にお得に日帰り旅行を企画してくれたりしたので、カタルーニャ州内のディープなスポットにもたくさん行くことができました。
また、私は普段の生活でカタルーニャ人に囲まれる生活をしていたので(授業然り部活然り)、大学やErasmusなどの留学生向けのイベントにも積極的に参加していました。そこで世界中の留学生と知り合い、彼らとも一緒に遊びに行ったり、ご飯に行ったりしていました。

ここまで私の留学生活の一部をご紹介してきましたが、昨今は留学する人も多く留学経験自体がアピールポイントになることはそれほどないと思います。しかし留学生活の中で、積極的にチャレンジしたこと、臨機応変に対処したこと、世界中の人たちと交流したことは自分の糧になりますし、十分アピールできるポイントだと思います。とりあえず、迷ったらやってみること、これに尽きると思います。
これからも今までの経験を糧に、成長を続けていきたいと思います。

①デモ:カタルーニャでは独立派の(平和的)デモや各部門の労働者が賃上げの(平和的)ストライキなどが定期的にあります。

②castell:普通は大人から子供まで参加しますが、大学の部活では大学生のみが参加します。目の前で見ると迫力がありますよ。

③シャウエン:モロッコ旅行。「青の街」と呼ばれるシャウエンでの1枚。

④アルハンブラ:スペインで一番(?)の観光地、グラナダのアルハンブラ宮殿。

⑤Tremp:スペイン・カタルーニャ州の田舎に住む友人の家に招待された際に近くの自然公園にも行きました。

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