電気工事士とは?仕事・試験概要・合格率などを徹底解説!|第二種電気工事士・第一種電気工事士

電気工事士ってどんな仕事?第2種と第1種の違いは?試験は難しい?合格率は?
このページでは、「電気工事士」の仕事・試験・合格率についてわかりやすく解説しています。
学習を始める前に電気工事士に関する疑問を解決しましょう!

電気工事士とは?

電気工事士

電気設備の工事・取扱の際に必要な国家資格です。
第一種・第二種に分類されており、第二種が扱える範囲は「一般住宅」「小規模な店舗・事業所等」「家庭用太陽発電設備」など600V以下で受電する設備、第一種は第二種の範囲に加え、最大電力500キロワット未満の工場、ビルなどとなります。

なお、試験には筆記試験と技能試験があり、両方に合格することで、電気工事士資格を取得できます。

電気工事士の仕事内容・できること

電気工事士の主な仕事は「建設電気工事」「鉄道電気工事」です。
太陽光発電など、近年の自然エネルギーへの関心の高まりや、コロナ禍での通信設備や巣ごもり需要でのエアコン工事、建設需要の増加に比例して、電気工事士の仕事もますます増えています。
また、仕事だけでなく、趣味やDIYの幅を広げたいという方にも人気です。

建設電気工事

建設に係る電気工事

建設電気工事は、工場やビル、事業所、病院、住宅などのあらゆる建設物の屋内・屋外電気設備の設計や施工を行います。コンセントや照明器具の取り付けはもちろん、身近なところでは、エアコンの設置工事も電気工事士の資格がないと行うことができません。さらには、大型機器の制御回路のメンテナンスや変電設備の配線など、電気に係る様々な作業を行います。
建物を新築する際には、電気配線の設計・施工、配電盤や電気設備の設置を行うなど、電気に係る工事をゼロから行います。また、リフォームや改修工事では新たな配線や電気設備を追加する工事を行うなど、仕事の範囲は幅広く、多種多様な工事に関わります。

鉄道電気工事

鉄道に係る電気工事

鉄道電気工事は、鉄道の安全な運行を支える仕事です。
鉄道に係る電気設備は実に多岐に渡ります。世界トップレベルの正確な運行が行われている日本の鉄道は、電車に電気を送る架線、運行を支える信号システム、踏切、駅の照明や通信設備だけでなく、電力を供給するための発電所や変電所など、多くの電気設備に支えられています。
これらの電気設備の施工や保守業務を行う仕事が鉄道電気工事です。

第二種電気工事士資格があれば趣味やDIYの幅が広がる!

いくら器用だからといって、自宅の配線などを資格なしにやってはいけません。
電気工事の欠陥による災害の発生を防止するため、法律によって、電気工事士でなければできない作業が定められています。
電気工事士の資格を取ることで、古民家再生やリフォームなど、DIYや趣味の幅も格段に広がります。

  • コンセントの交換や移設
  • 照明器具の交換や移設
  • 防犯カメラの設置
  • 壁スイッチの交換や移設 など

第二種電気工事士と第一種電気工事士の違いは?

工事できる範囲の違い|第二種電気工事士と第一種電気工事士の違い

  • 第2種電気工事士

    一般住宅や小規模な店舗などの600ボルト以下で受電する設備の工事に従事できます。

  • 第1種電気工事士

    第2種電気工事士が行えるの範囲に加えて、最大電力500キロワット未満のビルや工場、大規模な店舗などの工事に従事できます。

免状取得条件・講習受講義務の違い|第二種電気工事士と第一種電気工事士の違い

  • 第2種電気工事士

    第二種電気工事士試験(筆記・技能)に合格すれば、申請することで誰でも免状を取得することができます。
    また、第二種電気工事士の免状には有効期限はなく、一度取得すれば更新の必要はありません。

  • 第1種電気工事士

    免状申請には第一種電気工事士試験(筆記・技能)の合格に加え、3年以上の実務経験が必要となります。
    さらに、第一種電気工事士の免状にも、第二種同様有効期限はありませんが、5年に一度、定期講習を受講する法令上の義務があります。また、返納の制度は第一種電気工事士のみに設けられています。

年収・就職・転職状況の違い|第二種電気工事士と第一種電気工事士の違い

  • 第2種電気工事士

    第二種電気工事士の募集はビルメンテナンスの仕事や一般の電気工事会社などでは第二種電気工事士を優遇して採用しているケースが見られます。
    年収は400万円台~500万円台の募集が多いようです。

  • 第1種電気工事士

    第一種電気工事士資格保持者のの高年齢化が問題となっており、第一種電気工事士の資格を取得していることで条件のよい就職・転職の可能性が高くなります。
    第一種電気工事士の保持者では、インフラ関連、公共工事関連での求人も多く、全体的に第二種電気工事士よりも年収は高く、経験次第で年収700万円~800万円という仕事も少なくありません。

年齢問わず、ニーズの高まりと安定収入が最大の魅力!
電気工事士を取得する3つのメリット

1

「手に職」を身につけられる一生の仕事です!

電気工事は資格がないと電気工事を行うことができないという性質上、電気工事分野の専門家として活躍することができ、手に職を身につけることができます。求人も多く、定年もないため経験を積めば積むほど技術が精錬され、一生の仕事にすることができます。

2

就職・転職に有利!

電気工事士のニーズは高く、求人も一年中あります。また特に電気工事会社、建設会社、ビル管理・メンテナンス会社では、部署によって必須資格です。就職時に持っていると有利ですし、転職にも使えます。
この業界に転職する場合、細かい技術は現場で教えてくれることも多いですので、まずは第二種電気工事士資格取得を目指しましょう。

3

抜群の将来性!

電気がある限り、電気工事士は存在し続けます。近年増しているオール電化住宅や太陽光発電設備など、家庭での需要に対し、電気工事士が少ないという現実から求人も多くあります。うまく調整すれば副業としてアルバイトも可能ですので、将来を考える上でぜひ取得しておきたい資格です。

電気工事士 試験ガイド
第二種電気工事士 / 第一種電気工事士

第二種電気工事士は毎年11万人以上の人がめざすとても人気のある資格です。

電気工事士試験の概要と受験資格|第二種電気工事士・第一種電気工事士

第二種・第一種ともに受験資格は特に必要ありませんが、第一種電気工事士の免状申請には実務経験が必要です。第二種電気工事士は年2回(上期・下期)試験を受けるチャンスがあります。

第二種電気工事士試験の概要と受験資格

  • 試験方式

    [筆記]マークシート
    [技能]課題作成

  • 試験会場

    全国47都道府県

  • 試験日

    ・上期[筆記]5月 [技能]7月
    ・下期[筆記]10月 [技能]12月

  • 受験資格

    特になし

第二種電気工事士 受験申込から合格、免状交付までの流れ

電気工事士申込から合格まで

第一種電気工事士試験の概要と受験資格

  • 試験方式

    [筆記]マークシート
    [技能]課題作成

  • 試験会場

    全国47都道府県

  • 試験日

    [筆記]10月 [技能]12月

  • 受験資格

    特になし

第一種電気工事士 受験申込から合格、免状交付までの流れ

第一種電気工事士申込から合格・免状取得まで

電気工事士の試験科目と問題形式|第二種電気工事士・第一種電気工事士

電気工事士の試験科目は筆記・技能で、それぞれ次のような範囲と問題数で出題されます。
また技能試験を受験するには、筆記試験に合格することが条件となっております。

第二種電気工事士 第一種電気工事士
筆記試験 試験方式 マークシート(四肢択一方式) マークシート(四肢択一方式)
試験時間 120分 140分
問題数・配点 50問×各2点 50問×各2点
合格基準 約60点 約60点
技能試験 試験方式 持参した作業用工具を使い、配線図で与えられた問題を、支給される材料で時間内に完成させる 持参した作業用工具を使い、配線図で与えられた問題を、支給される材料で時間内に完成させる
試験時間 40分 60分
問題数・配点 問題1問 問題1問
合格基準 欠陥をせず、時間内に完成させること 欠陥をせず、時間内に完成させること
出題範囲 事前に公表される候補問題(13課題)より1題出題 事前に公表される候補問題(10課題)より1題出題

筆記試験を合格するためのコツ!

  • 筆記試験は、暗記約80%・計算約20%で問題が構成されています。
    幅広い学習テーマの中から優先順位をつけ、基礎知識をしっかり身に着けること、過去問題を攻略することが合格への近道です。
  • 第二種電気工事士 筆記試験対策コース
  • 第二種電気工事士 筆記超直前過去問特訓
  • 第一種電気工事士 筆記試験対策コース

技能試験を合格するためのコツ!

  • 技能試験は、事前に公表される課題[第二種13問 / 第一種10問]の手順に慣れること、時間配分を自分で調整し、欠陥なく作り上げることが必要となります。
    プロが教えるコツを直接見て学び、何度も繰り返し練習し、自分の作品のどこを改良すれば良いか?把握することが重要です
  • 課題添削付き!第二種電気工事士 技能試験対策コース
  • 課題添削付き!第一種電気工事士 技能試験対策コース

どんな風に進めればいい?添削って簡単にできる?

2022年度(令和4年度) 電気工事士試験のスケジュール|第二種電気工事士・第一種電気工事士

第二種電気工事士の試験は年2回、第一種電気工事士の試験は年1回、全国47都道府県で行われます。
2022年度は、下記のようなスケジュールで実施されます。
なお、技能試験については、都道府県別に実施日程が分かれておりますので、ご注意ください。
※コロナウイルスの影響による変更の可能性もございます。必ず試験団体のホームページをご確認ください。

第二種電気工事士 上期試験

  • 受験案内配付日

    受験申込受付期間の約1週間前より

  • 受験申込期間

    3月18日(金)〜4月7日(木)

  • 試験日

    【筆記試験】5月29日(日)
    【技能試験】7月23日(土)又は24日(日)

  • 合格発表日

    【筆記試験】例年6月下旬頃
    【技能試験】例年8月下旬頃

第二種電気工事士 下期試験

  • 受験案内配付日

    受験申込受付期間の約1週間前より

  • 受験申込期間

    8月22日(月)〜9月8日(木)

  • 試験日

    【筆記試験】10月30日(日)
    【技能試験】12月24日(土)又は25日(日)

  • 合格発表日

    【筆記試験】例年11月下旬頃
    【技能試験】例年1月下旬頃

第一種電気工事士 試験

  • 受験案内配付日

    受験申込受付期間の約1週間前より

  • 受験申込期間

    6月20日(月)〜7月7日(木)

  • 試験日

    【筆記試験】10月2日(日)
    【技能試験】12月11日(日)

  • 合格発表日

    【筆記試験】例年11月上旬頃
    【技能試験】例年1月下旬頃

電気工事士試験の申込方法

試験の申込手続は、インターネットもしくは郵送にて行います。
申し込み時に必要なもの、受験手数料、支払い方法、締切日などの手続きを確認しておきましょう。

正確な実施スケジュール・申込手続きは公式サイトをご参照ください。

 

筆記試験免除制度

次の項目に該当する方は、申請により筆記試験が免除されます。

<第二種電気工事士>

  • 前回の第二種電気工事士の筆記試験に合格している
  • 高校や大学などで、電気工事法で定める電気工学の課程を修め、卒業した
  • 第一種、第二種、第三種電気主任技術者免状を取得している
  • 旧電気事業主任技術者資格検定規則による事業主任技術者の資格がある
  • 鉱山保安法第18条規定の試験で、電気保安に関する事項を分掌する係員の試験に合格している

<第一種電気工事士>

  • 前回の第一種電気工事士の筆記試験に合格している
  • 第一種、第二種、第三種電気主任技術者免状を取得している
  • 旧電気事業主任技術者資格検定規則による事業主任技術者の資格がある
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第二種電気工事士・第一種電気工事士の合格率・受験データ

第二種電気工事士の受験者数・合格者数・合格率

第二種電気工事士の過去5年の受験者数,合格率などは次のとおりです。
筆記試験は約60%、技能試験は約70%の合格率で推移しています。

※令和2年度上期筆記試験は新型コロナウイルス感染症拡大防止のため実施されませんでした。

                  
年度 筆記試験 受験者(人) 合格率 技能試験 受験者(人) 合格率
2017年 112,379 59.1% 81,356 68.8%
2018年 123,279 55.4% 95,398 67.5%
2019年 122,266 65.9% 100,379 65.3%
2020年 104,883 62.1% 72,997 72.4%
2021年 156,553 59.2% 116,276 72.8%

第二種電気工事士の受験申込者数や受験者数、合格率の推移をグラフに示すと次のとおりです。

第二種電気工事士合格率推移

第一種電気工事士の受験者数・合格者数・合格率

                  
年度 筆記試験 受験者(人) 合格率 技能試験 受験者(人) 合格率
2017年 38,427 47.0% 24,188 63.5%
2018年 36,048 40.5% 19,815 62.8%
2019年 37,610 54.1% 23,816 64.7%
2020年 30,520 52.0% 21,162 64.1%
2021年 40,244 53.5% 25,751 67.0%

第一種電気工事士の受験申込者数や受験者数、合格率の推移をグラフに示すと次のとおりです。

第一種電気工事士合格率推移

第二種電気工事士 受験者の年齢構成・受験回数・職業別属性

電気工事士受験者年代

受験者の年齢構成

幅広い年齢層の方が受験していますが、なかでも20 〜40 代以上の方の割合が多いといえます。

電気工事士受験回数

受験者の受験回数

初めて受験される方が多い傾向がうかがえます。

電気工事士受験者勤務先

受験者の属性

就業者が多く、電力業界以外の方も多く受験されています。

 

まとめ

1

電気工事士とは、電気設備の工事・取扱の際に必要な国家資格

2

「手に職」を身につけられる一生ものの資格

3

筆記試験の合格率は第二種で60%前後、第一種は50%前後。技能試験は二種・一種ともに60~70%前後と高い合格率。しっかり対策すれば手の届かない資格ではない

4

試験は筆記と技能どちらも合格して資格取得。それぞれ正しい手順で学習すれば、着実に合格を狙える。

電気工事士への第一歩はココからスタート!

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