将来の選択肢|セカンドキャリアで活かす|清水 弘幸 さん

人生100年時代のセカンドキャリアを考えて
コンサルティング会社を開業。

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Profile               

お名前 清水 ひろゆき さん
現職 アットマーク・コンサルティング合同会社 代表社員
中小企業診断士、応用情報処理技術者、VEスペシャリスト
略歴 2014年、中小企業診断士試験合格。
2015年、中小企業診断士登録。
長年、電子機器の設計をベースとしながらも、製造、顧客サポートやマーケティングなど幅広い職種に携わる。
2016年、会社が業績不振を理由に希望退職を募っていたのを機に退職。
その後、コンサルティング会社を設立。
2019年10月には著書「令和時代を生き抜く中小・零細製造業のための成長戦略と新製品開発の秘訣30(セルバ出版)」を出版。
中小企業診断士(以下、診断士)を目指した経緯を教えてください。

 私が中小企業診断士の資格を取得しようとしたのは、まだ企業に勤務している50歳を過ぎてから。人生100年時代になり、定年後もまだ働きたい、社会の中で意義ある役目を担いたいとの思いが少しずつ明確になってきた頃でした。しかし、定年を過ぎてから何かを始めたのでは遅い、大変だろうと考え、「できれば定年前に辞めて、コンサルタントとして独立したい」ということで、そのためには何が必要か?を考えて、たどり着いたのが、中小企業診断士の資格でした。
 もともと電子機器の設計をベースとしながらも、製造はもちろん、顧客サポートやマーケティングなど幅広い職種の経験を活かすことができるし、何と言っても、人や企業の成長に貢献できるのはすごく楽しい、嬉しく感じていたことも理由でしょう。

登録から開業までの準備などはいかがでしたか?

 合格後、実務補習・実務従事で要件を満たして登録したのが、2015年の9月。2、3年は準備してから独立しようと思っていたのですが、まさかその半年後…。
2016年3月に会社が業績不振を理由に、希望退職を募集しました。その瞬間に「今だ!!」と決断(一応妻には相談)その1ヶ月後の4月には退職、晴れて(?)独立!!となりました。
 急転直下、ろくな準備もできていない状態で独立したのですが、よくある公的機関での嘱託の仕事には就きませんでした。時期的に募集も終わっていたし、何より私自身それをしようとは思っていませんでした。なぜなら、雇用形態は違っていてもほぼ企業勤務に近く、私にとっての独立の目的にはそぐわないからです。
 しかし、顧客企業を確保してもいなかったので、目標は12月までの8ヶ月間で契約を取ることと決めました。最初の数ヶ月は商工会や診断協会からの単発仕事をしていましたが、頻度・報酬、そして次への繋がりへの疑問から、このままではダメだと判断したのが4ヶ月後。そこからHPの立上げ、メルマガの開始、セミナー開催とほぼ1ヶ月で集中して実施、企業の実課題を洗い出し、解決策を考える練習として社長・経営者と話をする機会を多く持つために、マッチング会(交流会)に積極的に参加するようにしました。待ちの姿勢から積極的な攻めに転じたということでしょうか。
 結局、その繋がりから、12月に2件、1月と3月に1件ずつと立て続けに契約結ぶことができました。最初に「契約をお願いします」と言われたときは涙物でした。コンサルティングという無形のまだ結果の見えないサービスに対して、“個人である私”を信頼し、なけなしのお金を払う決断をしてくれたのですから。

中小企業診断士資格取得の意義はありましたか?

 私はこの資格の意義は二つあると思います。一つはコンサルタントとしての認知・一定の信用、もう一つが経営コンサルタントとしての幅広い知識とコンサルティングスキルの習得です。
 中小企業診断士は、日本で唯一の経営コンサルタントの国家資格です。そのため、公的機関、特に金融機関では認知度も高く(金融機関自身が最近この資格取得を奨励している)、当然信用度も高いので、企業や案件の紹介にも有利です。実際、私も金融機関系のマッチング会で契約企業と出会っています。
 もう一つは、資格を取ることを目標に、IT技術から、生産・販売・人事・財務など企業に関わるほぼすべての業務が、体系的に学べることです。若い人には独立は考えず、今の企業の中でその知識を活かしたいという方が多いのも納得です。私のようなシニアにとっては、長い職場での経験を理論で体系立てて整理することで、周りに伝えることができる=コンサルティングできるようになると考えています。
 また、長年培ってきた専門技術・知識を活かしたコンサルティングの中から、次第に経営全般へと期待・内容が広がっていくことも有ります。実際、設計の話から入っても、社長とお話ししていて、「清水さんには、会社の今後の方向や戦略についてもコンサルティングして欲しい」と言われたりすることもあり、継続やリピート契約に繋がっています。

今後の活動については?

 個人でコンサルティングできるのは、自分のやり方では6~8社が限界、であればある程度単価を上げていく必要が有ります。
 そのため、大手・中堅企業が採用しているVE手法(製品やサービスなどの価値を最大にしようという体系的手法)の領域で、単に専門技術だけでなく高度なコンサルティングスキルを持っていることもアピールして、契約企業の幅を広げ、単価・報酬を増やしていきたいと考えています。
 報酬は責任と貢献の裏返し、報酬が増えるということは自分の貢献が大きいということ、その喜びと責任の大きさの緊張感を楽しんでいきたいと思っています。

中小企業診断士の学習を迷っている方へメッセージを

 人生100年時代、50歳でもまだ半分! 定年以降のセカンドキャリア、80歳までとしても15年、20年はあります。新しいことを始めるのに遅すぎることは決してありません。逆に、新たなことを学ばずして残りの長い人生を有意義に、楽しく過ごすことはできないでしょう。周りの成長に貢献できる、そして自分自身の成長を実感できる喜びを感じませんか?
 始めるなら早い方が良いです。勉強して知識が付き、資格取得までには意外と時間が掛かります。1年、2年はアッという間です。私があのタイミングで独立できたのも、すでに資格取得・登録できていたことが大きいです。チャンス・きっかけを逃さないためにも早めの準備は必須でしょう。
 実務経験の豊富なシニアこそ、この資格・知識をより有意義に活かすことができると思っています。
 ぜひ、第一歩を進めてください。

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