将来の選択肢|独立開業で活かす|和田 純子 さん

仕事、自己研鑽、オフタイム……
自身の責任ですべてを決めることができる独立開業。

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Profile               

お名前 和田 純子 さん
現職 和田純子中小企業診断士事務所
中小企業診断士、事業承継士
略歴 22016年1月、中小企業診断士試験合格。
2016年4月、中小企業診断士登録と同時に独立開業。
大学卒業後、地元・岡山県で就職し、
28歳で東京の建設会社に転職。
現在、事業承継を専門とした独立開業診断士と
して活躍中。
中小企業診断士(以下、診断士)を目指した経緯を教えてください。

 岡山で生まれ育ち、地元の大学を卒業し地元の会社に就職。28歳のとき、東京の会社に転職しました。そして34歳になったころ、ふと思いました。「私は管理職タイプじゃないし、このまま60歳まで会社にいるのだろうか」と。そのとき、「何か資格が取りたい、できるなら国家資格がいいな」と考えました。調べてみると、税理士なら税務、社会保険労務士(以下、社労士)なら労務と範囲が限定されている中、中小企業診断士(以下、診断士)は経営戦略、組織論、マーケティングから財務・会計、運営管理、法務など、経営に関する内容を体系的に勉強できることがわかりました。「私が勉強したかったのはこれだ!!」と気づき、すぐに勉強を始めました。

どのような受験生時代を過ごされましたか?

 最終合格までに6年間勉強を続けました。勉強開始4年目ぐらいに仕事と勉強の両立がつらくなった時期がありました。社労士の友人に相談したところ「仕事は絶対に辞めちゃダメ」と言われ、東京での生活もありましたので、何とか両立して頑張りました。1次試験、2次試験とも、この試験に合格することは、自分の人生を賭けた挑戦だと思っていましたので、受験勉強を止めようとは一度も思いませんでした。

受験を始められたころ、将来の独立を思い描いていましたか?

 まったく考えていませんでした。独立を意識し始めたのは、受験仲間の交流会に参加してからです。同期で勉強を始めた仲間が合格して独立したり、独立している先輩の話を聞くうちに、自分も独立したいと考えるようになりました。また、1次試験の科目である「中小企業経営・政策」を勉強した時に、中小企業への支援策がたくさんあることを知り、「中小企業を助ける仕事を本職としたい」と思いました。ですから、試験に合格したらすぐに独立すると決めていました。

合格後、すぐに診断士登録、独立開業されましたが、不安はなかったのでしょうか。?

 不安はなかったですね。独身ですし、自分一人が食べていければいいとので、自ら動いて手を挙げてチャンスをつかんでいけば生きていけると思っていました。

独立開業後、すぐに仕事はあったのですか?

 合格後、お世話になった講師や先輩のところにごあいさつに行ったり、参加している交流会の仲間に「独立します」と話したら、「こんな仕事があるよ」と声をかけていただけました。受験生時代に参加していた交流会などで診断士仲間のネットワークができていたので、ありがたいことに声を掛けていただき、仕事につながっています。これまで、企業診断、事業計画作成、事業承継支援、講師、執筆、アンケート調査など、様々な仕事に携わりました。診断士の仕事って、本当に幅広いですね。

診断士としての専門分野についてどのように考えていますか?

 私は「事業承継」を専門分野にしていこうと考えています。この分野に興味を持ったのは、受験を始めて5年目のころに事業承継を専門に手掛ける診断士の先生とSNSでつながり、事務所を訪問したのがきっかけでした。先生から会社を受け継ぐときの手続や家族会議の開催、会社が永続するために何をすればいいのか、等の話を聞くうちに、事業承継の分野に興味を持ちました。そのころは今のように事業承継が話題になる前でしたので、合格したらこの分野を専門にしようと考えていました。

事業承継を専門にする診断士の方はまだ少ないのではありませんか?

 そうですね。独占業務がない診断士は様々な分野で活躍できる中、周りと同じことをしていては差別化につながりません。最近になって世間でも事業承継が注目されるようになりました。私も実務経験と知識の補充で専門性を高める努力をしています。事業承継では、株価計算や相続税については税理士、労務関係は社労士、新会社設立は行政書士、登記変更は司法書士、建物や土地の評価は不動産鑑定士と、いくつかの士業が関わってきます。その中で診断士は、会社全体を俯瞰的に見られるコーディネーターの役割を果たしていけると考えています。

事業承継以外の分野についてはいかがですか?

 事業承継を中心に据えていきますので、他の分野というよりも関連分野として、後継者育成、M&A、廃業、相続などの支援に展開していきたいですね。後継者が円滑に会社を受け継いで、永続的に会社を成長・発展させていけるよう後継者育成に力を入れていきたいと思っています。特に女性の後継者に頑張っていただきたいと思っていますので、女性のための後継者塾の企画・開催なども考えています。

診断士の世界に女性はまだ少ないと思いますが、実際にはいかがでしょうか?

 たしかに、受験生の時から女性の割合は少なかったですね。しかし、診断士の資格において女性であることはとても有利だと思います。たとえば、セミナー等で何人か診断士が必要な場合、女性も入れたいとなりますし、執筆でも女性に書いてほしい記事もあります。女性であるだけで、男性よりも声が掛かりやすい環境があります。私自身も女性ということで、この資格を目指して本当に良かったと思っています。

独立開業されて3年目に入りましたが、独立されてよかったのはどんな点ですか?

 時間を自由に使えることです。どんな仕事を受けて、いつどこでやるのか、自分でスケジュールを決めることができます。もちろん、仕事への責任はありますが、それ以外の時間は自己研鑽や休息に充てています。私は食べ歩きが好きで、人気があるラーメンやスイーツを見つけるとすぐに行ってしまうのですが、混んでいない平日の昼間に行けるのは独立開業診断士のメリットです(笑)。同じ独立開業している女性診断士の友達と平日にゆっくりとランチを楽しんだ時、「こんな風に過ごせるのは、お互い独立しているからだよね」と話しました。女性診断士には、結婚して子育てをしながら、企業内あるいは独立して仕事をしている方もいらっしゃいます。独立すると自身のライフステージの変化に合わせて仕事ができるので、診断士は女性にオススメですね。

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