2020年(70回)税理士試験も

TACはズバリ的中!

TAC講師陣が徹底分析
税理士試験を振り返り、傾向を語る

第70回税理士試験を振り返る

本年も真夏の3 日間、税理士試験が行われました。TACでは今年度も対策を行った多くの論点で「ズバリ的中」を実現することができましたが、ここで今年度の本試験を振り返り、その特徴点や傾向についてTAC講師陣に伺いました。今回は簿記・財表・法人・所得・相続・消費の6科目の講師にインタビュー。税理士受験生の方は必見です!

【簿記論】の的中実績

本試験問題 TAC予想問題
〔第一問〕 問1 一般商品売買 直前予想答練 第1回 〔第二問〕 問4
直前対策トレーニング 厳選個別問題編 〔問題1〕
〔第一問〕 問2 株主資本等 直前予想答練 第2回 〔第一問〕 3
〔第二問〕 問2 リース取引 実力完成答練 第3回 〔第一問〕 3
〔第三問〕 資料2 1 (1) 直前予想答練 第1回 〔第三問〕 資料3 1
〔第三問〕 資料2 7 実力完成答練 第1回 〔第三問〕 7 (4)

【簿記論】寺島 加奈子 講師 インタビューをチェック!

「全体の印象」

有我 それでは、簿記論の寺島先生に今年の本試験について伺います。全体の印象はいかがでしたか?

寺島 全体の印象ですが、第一問のボリュームと難易度が抑えられていたこと、第二問のリースは解答しやすかったことが特徴点ですが、その一方、第三問のボリュームが多かったです。解答手順を意識して、第二問は問2のリースから手をつけたかどうか、第三問は問題の後半部分から解答していけたかどうかが解答戦略として重要でした。

「個々のポイント」

有我 では、各問について伺います。第一問はいかがでしたか?

寺島 第一問は、個別問題形式(2題)でした。問1で推定簿記、問2で株主資本の論点です。推定簿記は一般商品売買が絡められていましたが、比較的平易でした。一般商品売買の比較問題は答練でも出題していましたね。株主資本は基本的な仕訳問題で難易度は比較的に平易なものでしたので、落ち着いて解答できたのではないかと思います。利益剰余金の当期末残高は最終値なので後回しにして、それ以外を精度高く解答できたかが重要です。

有我 第一問は後回しにする箇所で時間を使わずに、解くべき箇所で確実に得点していくことが大事ということですね。では、各問について伺います。第二問はいかがでしたか?

寺島 第二問も、個別問題形式(2題)でした。問1が在外支店、問2がリース取引でした。 問1では帳簿組織に加えて、本支店合併財務諸表の作成も問われていました。また、未達現金勘定や未達商品勘定を使って帳簿記録を行うなど、解答中に手が止まる瞬間が多く存在したかと思います。本支店合併財務諸表の現金預金勘定、減価償却累計額勘定などの比較的解きやすい部分だけ埋められたかが加点要素です。

問2ではリース取引について、貸し手と借り手の相対取引、さらに貸手側での会計処理の比較という、近年の比較・相対の傾向が出題されました。 問2はリース取引について答練や全国公開模試で出題しておりましたし、かつ、解答しやすい問題でしたので、問2を中心に正解を増やしていくことができたかが合否を分ける結果となると思います。

有我 第二問は問2を中心に得点を積み上げていく感じですね。第三問はいかがでしたか?

寺島 第三問では、決算整理型のオーソドックスな総合問題でした。商品やレンタル資産など資料の読み取りが難しいものもありましたが、取捨選択が比較的にしやすい問題であったと思います。

現金、当座預金、有価証券、賞与引当金、退職給付引当金などの正解しやすい箇所を確実に得点できたかが合否を分けることになると思います。

「合格ライン」

有我 では最後に、合格ラインをお聞きしたいと思います。今年の本試験においてはどの程度出来ていれば合格レベルに達していると考えられますか?

寺島 第一問は18~21箇所程度、第二問は10~12箇所程度、第三問は17~21箇所程度です。このぐらいできていれば合格レベルに達していると思います。

得点ですとTAC予想配点での個々の問題の合格ラインは第一問が20~23点、第二問が12~14点、第三問が28点~32点です。これを基準にするとボーダーラインが60点ぐらいになり、合格確実ラインが69点ぐらいになるかと思われます。

【財務諸表論】の的中実績

本試験問題 TAC予想問題
〔第一問〕 (1)(2) 上級演習 第10回 〔第二問〕 問2 
〔第一問〕 (3) 実力完成答練 第2回 〔第一問〕 6 
〔第二問〕 問1 (1) 直前予想答練 第1回 〔第一問〕 2 (1)
〔第二問〕 問2 (2) 上級演習 第6回 〔第二問〕 3
〔第三問〕 4 (6) 実力完成答練 第3回 〔第三問〕 3
〔第三問〕 6 (1) 実力完成答練 第5回 〔第三問〕 7
〔第三問〕 6 (2) 直前予想答練 第3回 〔第三問〕 5
〔第三問〕 11 直前予想答練 第3回 〔第三問〕 10
〔第三問〕 12 (2) 実力完成答練 第1回 〔第三問〕 12

【財務諸表論】大久保 友理 講師 インタビューをチェック!

「全体の印象」

有我 本試験問題の難易度とボリュームはいかがだったでしょうか?

大久保 第一問は、会計利益の概念に関する問題で、具体的には「包括利益表示基準」からの出題でした。解答することが困難な問題も含まれていましたが、基本論点も多く出題されていましたのである程度得点を伸ばすことはできると思います。 普段から対策している基本的な問題を確実に解答し、得点に繋げられたかどうかがポイントになります。

第二問は、「概念フレームワーク」「資産除去債務基準」からの出題でした。第一問と同様に、難易度の高い問題も含まれていましたが、基本論点からも出題されていましたので、ある程度得点を伸ばすことはできるはずです。

第三問は、製造業が出題されました。全体的には標準的なレベルの問題でしたが、一部、読み取りづらい箇所も含まれていました。今回のような問題の場合、判断に迷うところで時間を費やすことなく、基本論点を確実に解答することができたかがポイントとなるでしょう

有我 理論問題・計算問題の出題は、どのような傾向となっていたでしょうか?

大久保 近年の理論問題は、難易度が高く解答が困難な問題も含まれている一方で、得点可能な基本的な問題もしっかりと出題されいる傾向にありますので、基本問題で確実に得点を積み重ねていくことが合格点を確保する上で大切になってきます。

計算問題は、製造業が出題されました。内容的には近年の本試験の傾向を踏襲した内容が出題されていました。ケアレスミスを防ぎ得点可能な部分を確実に解答できたかどうかが合格するためのポイントになります。

「個々のポイント」

有我 具体的な出題論点は、次の表のようになるわけですが、各論点のポイントについて簡単に説明してください。

大久保 第一問については、(1)は、4~5箇所くらいは解答できた受験生が多かったようです。(2)は、解答できている受験生が多かったようです。(3)は、記号選択については解答できている受講生が多かったようです。(4)については①は解答できている受講生が多かったですが、②については解答できなかった受講生が多かったようです。(5)については部分点を確保できている受講生が多かったようです。

  第二問については、問1(1)は解答できた受講生が多かったようですが(2)及び(3)は解答できた受講生は少なかったようです。問2の(1)は4箇所程度解答できた受講生が多かったようです。(2)は部分点を確保できている受講生が多かったようです。

第三問については、基本論点が多く出題されており、十分に得点を伸ばすことができる問題でした。特に、現金及び預金、受取手形及び売掛金に関する事項、投資有価証券、有形固定資産の減損処理、従業員賞与に関する事項、諸税金に関する事項は平易な問題であったため、解答できている受験生が多かったようです。

「合格ライン」

有我 受験生の方の出来具合を考慮した上で、合格ラインをお聞きしたいと思います。先ほど挙げていただいた論点のうち、どの程度できていれば合格レベルに達していると考えられるでしょうか?

大久保 第一問については、(1)で4~5点、(2)で4~5点、 (3)で2~3点、(4)で2点、(5)で2点、合計で14~17点程度を得点することが必要と思われます。

第二問については、問1(1)で3~4点((3)で2点確保できると有利)、問2(1)で4点、(2)で6点、合計で13~16点を得点することが必要と思われます。

第三問については、基本事項を確実に得点した上で、33~36点を確保することが必要でしょう。

【法人税法】の的中実績

本試験問題 TAC予想問題
〔第一問〕 問2 実力完成答練 第4回 〔第一問〕 問2
〔第二問〕 問Ⅰ 問1 直前予想答練 第1回 〔第二問〕
〔第二問〕 問Ⅰ 問2 直前対策講義 第2回 補助問題 【資料2】
〔第二問〕 問Ⅰ 問3 実力完成答練 第4回 〔第二問〕 
〔第二問〕 問Ⅰ 問4 実力完成答練 第6回 〔第二問〕
〔第二問〕 問Ⅱ 問1 全国公開模試 〔第二問〕

【法人税法】松田 好孝 講師 インタビューをチェック!

「全体の印象」

有我 次に法人税法について松田先生に伺いましょう。本年度の問題のボリュームと難易度はどうでしたか?

松田 今年の本試験は末吉試験委員になって初めての本試験となりましたが、近年の本試験と同様に理論・計算を合わせて2時間の試験としてとても適切なボリュームになっており、難易度、ボリュームともにかなり考えて作問をされているという印象を受けました。やたらと難しくする訳でもなく、また、ボリュームで圧倒するのでもなく、個々の論点を正確に理解しているか、また、その理解をした内容をしっかりとした知識として吸収しているか、という点を試験したいという試験委員の先生の意図が込められていたように感じます。

そして、理論の印象ですが、問1は自己株式の取得に係るみなし配当に関する事例問題となっていました。暗記をした理論をベタ書きするだけではないので、難しく感じた受験生の方も多くいるのではないかと思います。問2は課税所得の範囲に関する個別理論に近い問題であったため、暗記をしていた受験生の方にとっては記載がしやすい問題だったと思います。

計算については近年連続で出題されていた個別問題の出題形式となっていますが、ボリュームも抑えられていたので、ケアレスミスが許されない問題になっていたと思います。全体としては、基本的な論点の中に難しい論点が差し込まれているため、一見解答しやすく見えるものの、実は難しいという問題が多かった印象です。ボリュームが抑えられていた分、個々の論点をしっかりと読んで、一つ一つ丁寧に、確実にミスなく得点していくことが求められると言えるでしょう。

有我 そうですか、それでは今年の本試験の合否を分けるとすると、どのあたりがポイントとなりそうですか?

松田 そうですね、今年は理論の問1が事例問題となっていましたが、仕訳は確実に合わせたい部分と言えるでしょう。また、法的な理由・考え方を上手くまとめることができたかどうかがポイントになると思います。また、問2の納税義務者と課税所得の範囲は基本的な理論になるため、ここは確実に得点できたかどうかは、大きなポイントになるでしょう。また、計算については先にも申し上げた通り、各問ともに基本的な論点にそれぞれ難しい論点が入り込んでいたため、絶対的に間違えてはいけない部分は問Ⅱの同族会社の判定や特定同族会社の判定を除いては見当たらないと言えます。したがって、ミスなく完答できた問を積み重ねられたかどうかがポイントになるでしょう。

「個々のポイント」

有我 では次に、個々の論点についてポイントを挙げながら伺いたいと思います。次頁の出題項目の表を参照しながら、説明をお願いします。

松田 まず理論ですが、今年は2題出題されましたが、問1は仕訳については正解が求められるでしょう。また、(4)は中ではかなり難しい部分と言えるので、それ以外の(1)から(3)で法的な理由・考え方について正確な理解を基に上手にまとめる必要があったと思います。問2は個別理論が中心となるので、正確な記載が求められるでしょう。ただし、収益事業の意義については、テキストには記載があったものの、理論マスターには記載がなかったことから、解答できなくても問題はないと思います。

計算については、問Ⅰの圧縮記帳は滅失経費の按分が割り切れないため、計算をしていても確証が得られず、不安になってしまった受験生も少なからずいたのではないかと思います。また、問Ⅱの留保金課税の計算が、留保欄がない形式で出題されたほか、欠損金の計算が影響したので、留保所得金額の計算が思ったより難しく、ミスをしてしまった受験生が多いと思います。ボリュームが多い問題ではないので、各問ともにしっかりと問題を読み込み、ミスなく解答できたかどうかがポイントとなります。

有我 講師としてぜひ解答してほしい論点と実際の受験生の解答で、異なっている論点はありますか。

松田 そうですね、理論の問1のみなし配当は、(1)から(3)までは基本的な論点であり、得点してほしいところでしたが、ベタ書きではない分、解答の完成度が案外と低くなってしまったという方が多かったと思います。また、問2の(3)の一般社団法人と公益社団法人については、どのような前提を付すべきかに悩み、上手く解答できなかった方が多かったようです。

計算については問Ⅰの問2の圧縮記帳や問4の所得税額控除について、計算ミスをしてしまったとか、問3の貸倒引当金について加算と減算が必要であった点に気がつかなかったとか、問Ⅱの課税留保金額の計算において、欠損金の取扱いをミスしてしまった、法人税額の計算において所得税を引き忘れてしまった、などという声が聞かれました。いずれも本来は取ってほしいところでしたが、資料の読み取りをミスした結果、得点できなかったという声を聞いています。

「合格ライン」

有我 最後に、合格ラインをお聞きしたいと思いますが、出題論点のうち、どの程度できていれば合格ラインに達していると言えるでしょうか?

松田 合格ラインの検討としては、理論については問1の(1)から(3)まで問2の(1)と(3)は正確な解答が必要となります。なお、問1の(4)と問2の(2)は正解できなくても仕方ない部分であったと思います。

計算については、毎年繰り返される話ではありますが、今年は特にケアレスミスをいかに最低限に抑え、各問で確実に得点できたかどうかがポイントとなります。具体的には、次頁の表の◎、○を取れたかどうか、ということになるでしょう。

最終的には、理論はできる限り得点し、計算ではケアレスミスをできる限りしないで得点をすることで、合計点で76点以上ならば合格可能性があり、86点以上ならば合格可能性が高い、と考えます。

【所得税法】の的中実績

 
本試験問題 TAC予想問題
〔第二問〕 問1 【資料Ⅰ】 全国公開模試 〔第二問〕 問1 2
〔第二問〕 問1 【資料Ⅱ】 4 直前対策講義 第3回 補助問題
〔第二問〕 問1 【資料Ⅱ】 5 直前対策講義 第9回 補助問題
〔第二問〕 問1 【資料Ⅲ】 直前対策講義 第3回 補助問題
〔第二問〕 問1 【資料Ⅳ】 1 直前予想答練 第1回 〔第二問〕 問1
〔第二問〕 問1 【資料Ⅳ】 3~5 全国公開模試 〔第二問〕 問1
〔第二問〕 問2 【資料Ⅳ】 実力完成答練 第5回 〔第二問〕 問1
〔第二問〕 問2 【資料Ⅴ】 直前予想答練 第3回 〔第二問〕 【資料】
〔第二問〕 問2 【資料Ⅵ】 実力完成答練 第6回 〔第二問〕 問3

【所得税法】信澤 奈津美 講師 インタビューをチェック!

「全体の印象」

有我 次に、所得税法につきまして、信澤先生にお話しいただきます。本年度の試験問題のボリュームと難易度はいかがでしたでしょうか?

信澤 まず、ボリュームについてですが、理論のボリュームは標準的でしたが、計算はボリュームが多く、全体的には比較的ボリュームの多い問題でした。

次に、難易度についてですが、理論、計算ともに難易度は高かったと言えます。理論については、挙げるべき解答の柱が挙げづらく、解答に戸惑った受験生も多かったようです。

計算に関しては、2問形式で問1が総合計算問題、問2が中総合計算問題の出題でしたが、2問とも難易度は高く、できるところをケアレスミスなく解答できたかどうかがポイントになりそうです。

有我 ということは、全体的なボリュームは多く、難易度に関しては昨年に比して高い問題であったということですね。

次に出題傾向の変化はあったのでしょうか。

信澤 理論に関しては、昨年と同様2題形式でしたので、出題の形式に変化はなかったと言えます。出題傾向については、問1は個別理論でしたが、問2については、通達や裁判例に触れながら解答する必要がありましたので、昨年と比べ変化があったと言えます。

計算に関しては、総合計算問題が2題の出題でしたので、昨年と大きな変化はなかったと言えます。

「個々のポイント」

有我 では続きまして、個々のポイントについてお聞きします。実際に出題された論点は、次頁の表のようになるわけですが、その論点のポイントについて簡単に説明してください。

信澤 第一問の問1については、給与所得控除と給与所得者の特定支出の控除の特例について、その制度を問う内容でした。この理論は、給与所得控除に関しては計算の知識や計算問題の参考資料から解答を膨らませ、特定支出控除については個別理論をベースに解答していく必要がありました。

また、第一問の問2については、競馬の払戻金に係る所得区分及び必要経費の範囲について、法令、通達及び裁判例に触れながら説明するという過去に類を見ない問題でした。この理論は、計算の知識から原則的な取扱いと特例的な取扱いについての柱を挙げ、個別理論から該当する部分を抜き出して解答していく必要がありました。また、通達及び裁判例については、特例的な取り扱いができたその背景等を踏まえて解答をしていく必要があったため、解答できなくても仕方のない部分でした。

次に、第二問については、2題とも判断に迷うような資料が多く、解きづらさを感じる問題でした。また、難易度はやや高かったです。そのため、いかにケアレスミスをせず、基本項目でどれだけ得点を積み上げられたかがポイントになりそうです。

有我 理論については、計算の知識等を踏まえながら解答することができて、計算については、どれだけ基礎点を確保できたかがポイントになりそうですね。

「合格ライン」

有我 最後に、合格ラインをお聞きしたいと思いますが、どの位できていれば合格レベルに達していると言えるでしょうか?

信澤 ままず、第一問の問1については、特定支出の控除の特例について、理論マスター通りに書けたかどうか。給与所得控除について、計算問題の参考資料等から解答を展開していくことができたかどうかがポイントになるのではないでしょうか。

問2については、所得区分の違いとその違いによる必要経費等の範囲について、原則的な取扱いと特例的な取扱いにしっかり触れられているかどうかがポイントになると思います。

次に計算については、先程、有我先生がお話された通り、基本項目で確実な得点をし、基礎点を確保することが必要でしょう。

有我 それを具体的に点数でいうと、何点となるのでしょうか。

信澤 ボーダーラインが第一問23点、第二問29点、合格確実ラインが第一問30点、第二問37点程度になるのではないでしょうか。

【相続税法】の的中実績

本試験問題 TAC予想問題
〔〔第一問〕 問1  全国公開模試 〔第一問〕 問2
直前予想答練 第2回 〔第一問〕 問2
〔第二問〕 【資料Ⅰ】 2 (注6) 合格情報補助問題 〔第二問〕 【資料1】 2 (注6)
〔第二問〕 【資料Ⅰ】 3 (1)(2) 上級演習 第7回 〔第二問〕 【資料1】 3 (1) ①
〔第二問〕 【資料Ⅰ】 3 (4) 直前予想答練 第2回 〔第二問〕 【資料1】 3 (1)
〔第二問〕 【資料Ⅰ】 5 直前予想答練 第2回 〔第二問〕 【資料1】 3 (1)
〔第二問〕 【資料Ⅰ】 3 (7) 直前予想答練 第3回 〔第二問〕 【資料1】 3 (3)
〔第二問〕 【資料Ⅰ】 3 (8) 直前予想答練 第2回 〔第二問〕 【資料1】 3 (4)
〔第二問〕 【資料Ⅰ】 3 (9) 直前対策講義 第3回 補助問題 【資料1】 3 (8)
〔第二問〕 【資料Ⅰ】 3 (10) 合格情報補助問題  【資料1】 4 (4)
〔第二問〕 【資料Ⅰ】 3 (11) 実力完成答練 第2回 〔第二問〕 【資料1】 3 (10)
〔第二問〕 【資料Ⅰ】 3 (12) 全国公開模試 〔第二問〕 【資料1】 3 (8)
〔第二問〕 【資料Ⅰ】 7 (1) 直前対策講義 第5回 補助問題 【資料1】 5
〔第二問〕 【資料Ⅰ】 7 (2) 直前対策講義 第6回 補助問題 【資料1】 7 (2)

【相続税法】小池 怜 講師 インタビューをチェック!

「全体の印象」

有我 次に相続税法の小池先生にお話しいただきます。本年度の試験問題のボリュームと難易度はいかがでしたか?

小池 理論については二問、計算についても総合計算問題が一問と、例年通りの出題でした。

理論は二問とも事例理論であり、近年の傾向とは異なり、解答項目が挙げにくい問題でした。問1・問2の配分は、問1が30点、問2が20点と思われます。解答量も昨年と比べると、やや多いボリュームと言えるでしょう。自分の言葉で解答する必要がある部分もあり、記述に時間がかかってしまった受験生が多かったのではないでしょうか。

計算も、昨年や一昨年と異なり、難易度・ボリュームともに上がったと言っていいでしょう。解答に必要のない資料もあり、正確に資料を読まないと間違えてしまう問題も散見されました。

また、毎年申し上げていることですが、理論と計算をどちらかに偏ることなく、バランスよく解答することが、今年も合格するために欠かせないでしょう。

有我 試験傾向に何か変化はありましたか?

小池 理論問題で、設例の分析や場合分けが必要な事例問題が出題されました。条文暗記のみならず、規定への理解を必要とする問題へと様変わりしたと言えるでしょう。計算問題は、基礎的な論点はもちろんのこと、やや細かい論点の知識が必要な部分もあり、全体的に難化傾向と言えるでしょう。

「個々のポイント」

有我 続きまして、個々の論点のポイントについて説明してください。

小池 はい。まず、理論の問1についてですが、「未分割」と「特別寄与料」を組み合わせた事例問題でした。いずれも、TACではAランクに挙げており、正確に記述して得点に結びつけられたと思います。新設規定も併せて問われていたのは、近年の出題傾向を踏襲していましたね。ここ2~3年、新設規定や改正規定がいち早く出題されていましたので、きっちり対策できていた人も多かったことでしょう。 理論の問2については、代物弁済における贈与税について問われたため、びっくりしたかと思います。テーマとして取り扱っていない問題でしたので、全く手が動かなった受験生もいたのではないでしょうか。事例から、問われている論点を推測し、作文でも良いので該当するテーマに触れられているかが合否のポイントとなると予想しています。

計算については理論問題で必要以上に時間がかかってしまう可能性もあり、その分計算に時間が取れなかった受験生も多いかと思います。落ち着いて解答すれば、できるはずの論点も焦ってミスをしてしまった方も多いでしょう。一部を除き、計算については基本的な論点中心だったので、いかに素早く正確に処理できたかが合否の分かれ目になるかと思います。

有我 受験生の出来と、講師から見てできてほしい論点に違いはありますか?

小池 ほとんど違いはないと考えています。理論も計算も「自分ができない箇所は他の人もできない・自分ができる箇所は他の人もできる」という問題だったため、取りこぼしを最小限に止めて、できる箇所で確実に点を拾った人が合格に近いと言えるでしょう。

「合格ライン」

有我 は最後に、受験生の出来を踏まえた上で、合格ラインをお聞きしたいと思いますが、どの程度できていれば合格レベルに達していると言えるでしょうか?

小池 そうですね。少しハードルが高いかもしれませんが、理論の問1については、漏れなく解答項目を挙げた上で、それぞれの項目についてなるべく正確さが求められるハイレベルな戦いになると読んでいます。問1をしっかり記述した上で、問2については、何かしら題意に沿った記述ができれば十分合格答案となるでしょう。

計算は財産評価を中心に落としてはいけない論点が多かったので、ミスなくどれだけ多く得点できたかがポイントとなるでしょう。

有我 それを具体的に点数でいうと、何点となるのでしょうか?

小池 合格確実ラインは、第一問が38点、第二問が42点、ボーダーラインは、第一問が30点、第二問が34点くらいになるものと考えています。

【消費税法】の的中実績

         
本試験問題 TAC予想問題
〔第一問〕 問1 全国公開模試 〔第一問〕 問1 
〔第一問〕 問2 直前対策講義 第1回 補助問題 〔第一問〕 問1
〔第二問〕 問1  実力完成答練 第3回 〔第二問〕 問1
〔第二問〕 問2 実力完成答練 第3回 〔第二問〕 問2

【消費税法】宇津城 卓聡 講師 インタビューをチェック!

「全体の印象」

有我 次に消費税法につきまして、宇津城先生に伺いましょう。本年度の試験問題のボリュームと難易度はいかがでしたでしょうか。

宇津城 まずは理論についてですが、問1は請求書等の記載事項等の個別理論が問われました。問2では本年度の目玉であった軽減税率を中心とした、与えられた事例に対する適用要件等を答えた上で、より具体的な意義や計算方法等について問われました。問1については読み取りの難しい部分があり、昨年同様、普段の理論学習よりも詳細な部分が解答範囲に含まれていましたが、合否を分けるようなものではなかったかと思います。全国公開模試や直前期の演習の中で練習した問題とよく似た問題であったので、高得点での戦いになると思われます。ボリュームは多くもなく、少なくもなかったですが、受験生の解答できる部分と考えると若干少なめではあったかもしれません。

次に計算ですが、問1が法人の原則課税の総合問題、問2が法人の納税義務及び簡易課税制度適用の有無の判定並びに事業区分に関する個別問題でした。問題文の言い回しなどに特徴的なところはありましたが、問1については、難易度は平易なものでありました。問2に関しては納税義務及び簡易課税制度の適用の有無の判定については十分完答が狙えますが、事業区分については難しい判断を要する部分もあり、得点はさほど伸びてはいないと思われます。ボリュームについては例年通りであったと思います。

有我 次に、試験傾向は例年と比べて大きく変わりましたか?

宇津城 理論については、個別理論と事例理論の組み合わせという形式は変わっていません。計算については、先程も述べた通り、総合問題と個別問題が出題されていました。昨年度を除き、近年は原則課税と簡易課税両方を問う形式が続いてきましたが、簡易課税の具体的な計算パターンは問わず、事業区分のみを問われたのは今回が初であり特徴的でした。

有我 最近のタイムリーな話題が出題される傾向にありますが、今年はいかがでしたか。

宇津城 本年は理論問題において、区分記載請求書等保存方式に変更となり今後もインボス制度に移行予定のある仕入税額控除に係る請求書等に関する保存要件等及び昨年10月から導入が始まった軽減税率を含む出題がされていました。また、計算では、週2回以上の発行される定期購読契約に基づく新聞の譲渡については、軽減税率であると記載されず、自分で判断しなければならない問題となっていました。理論、計算ともに直前期の答練でも様々なケースに対応できるように練習していたので受験生は冷静に対応できたのではないでしょうか。

「個々のポイント」

有我 では続きまして、受験生の出来具合についてポイントを絞って伺います。
実際に出題された論点は、次頁の表のようになるわけですが、それぞれの論点のポイントについて簡単に説明してください。

宇津城 第一問の問1(1)は、請求書等の記載事項に関する出題となっており、全国公開模試でも出題されていた論点でしたので、少しでも点数を確保しておきたい問題でした。なお、施行令で定める一定の事業については、書けなくても合否に影響はないと思われます。また、問1(3)は、帳簿等の保存が行われていても、仕入税額控除が認められない場合(密輸品等)については、問題文の読み取りが難しかったですが、実力完成答練の2回目や全国公開模試でも出題していた論点であったのでなんとか解答できたのではないでしょうか。第一問の問2は、軽減税率を中心とした事例問題が3題出題されていました。(1)については、計算でもよく出題していた論点であったため、計算の知識を使えば解答できる問題でした。(2)については、軽減税率に関する国税庁の刊行物に出てくる詳細な論点であり、用語の意義も解答する必要がありましたが、直前対策講義第1回目(補助問題①)でよく似た問題を出題していましたので、何とか結論を導いていただきたい問題でした。(3)については、今年の改正論点であり、直前対策テキストに収録していた内容であったため、対応はできたのではないかと思われます。おそらく高得点での戦いとなると考えられます。

第二問については、問1は非課税売上の多い製造業を営む法人の原則課税の総合問題でした。受験生にとっては、苦手とすることが多い問題であり、課税仕入れの区分における対応関係に多少苦慮する問題でした。しかし、実力完成答練第3回でも対策をしてきたので十分対応できたのではないかと思われます。問題文の読み取りに注意すべき点はありましたが、それほど難しくなく、問2との兼ね合いから高得点を確保したい問題であったと思います。しかし、対応関係の判断が難しい箇所があったことを勘案すると、納付税額まで合わせることは難しかったでしょう。問2は、実力完成答練の3回目や直前テキストでも取り上げていた吸収合併の合併事業年度後の事業年度の納税義務の問題であったため、納税義務及び簡易課税制度の適用の有無については解答できたのではないかと思いますが、本試験の緊張の中ですからミスも起きていると思われます。事業区分については既に述べたように、判断に迷う部分の多かった難しい問題でした。

有我 受験生の出来具合として、どの部分についてどのような間違いが多かったのでしょうか。

宇津城 第一問については、問題文の読み間違え等をしない限りある程度は解答できたと思われます。

第二問については、問1は課税仕入れの区分及び転用の適用の調整をありとした間違いが、問2は事業区分の判定で間違いが多かったようです。

「合格ライン」

有我 では最後に、受験生の出来を踏まえた上で、合格ラインをお聞きしたいと思いますが、先程挙げていただいた論点のうち、どの位できていれば合格ラインに達していると言えるでしょうか。

宇津城 第一問の問1は「18点前後」、問2は「18点前後」、第二問の問1は「28点前後」、問2は「12点前後」になるかと思います。

有我 全体の点数でいうと、合格ラインは何点となるのでしょうか。

宇津城 第一問が36点、第二問が40点程度になるものと思われます。合計では、合格確実ラインが76点前後、ボーダーラインが66点程度になるのではないでしょうか。

【酒税法】の的中実績

本試験問題 TAC予想問題
〔第一問〕 問1 (2) 直前対策講義 第2回 補助問題 H
〔第二問〕 A 全国公開模試 〔第二問〕 16
〔第二問〕 B 実力完成答練 第1回 〔第二問〕 B
〔第二問〕 C 実力完成答練 第3回 〔第二問〕 5
〔第二問〕 D 実力完成答練 第1回 〔第二問〕 A
〔第二問〕 E 実力完成答練 第2回 〔第二問〕 C
〔第二問〕 F 全国公開模試 〔第二問〕 E
〔第二問〕 6 実力完成答練 第3回 〔第三問〕 (4)
〔第二問〕 7 全国公開模試 〔第二問〕 17
〔第二問〕 9 直前対策講義 第1回 補助問題 7

【固定資産税】の的中実績

本試験問題 TAC予想問題
〔第一問〕 問2 実力完成答練 第3回 〔第一問〕 問2
〔第一問〕 問2 実力完成答練 第1回 〔第一問〕 問2
〔第二問〕 問2 直前対策講義 第1回 補助問題 2
〔第二問〕 問2 実力完成答練 第2回 〔第二問〕 問2
直前対策講義 第3回 補助問題 2

【事業税】の的中実績

本試験問題 TAC予想問題
〔第一問〕 問1 直前対策講義 第3回 補助問題 〔第一問〕
直前対策講義 第4回 補助問題 〔第一問〕 問1
〔第一問〕 問2 全国公開模試 〔第一問〕 設問2
実力完成答練 第3回 〔第一問〕 設問2
直前予想答練 〔第一問〕 問2
〔第二問〕 問1 上級演習 第3回 〔第二問〕 【資料1】
〔第二問〕 問2 直前対策講義 第2回 補助問題 〔第二問〕

【住民税】の的中実績

本試験問題 TAC予想問題
〔第一問〕 問1 実力完成答練 第3回 〔第一問〕
全国公開模試 〔第一問〕
〔第一問〕 問2 実力完成答練 第2回 〔第一問〕
〔第二問〕 (1) ①・② 実力完成答練 第4回 〔第二問〕
〔第二問〕 (1) ③~⑤ 直前対策講義 第1回 補助問題
直前対策講義 第3回 補助問題
直前予想答練 〔第二問〕
〔第二問〕 (1) ⑥ 直前対策講義 第1回 補助問題
全国公開模試 〔第二問〕 
〔第二問〕 (2) ①・③ 直前対策講義 第3回 補助問題
〔第二問〕 (3) ① 直前対策講義 第1回 補助問題
全国公開模試 〔第二問〕 
〔第二問〕 (3) ② 直前対策講義 第2回 補助問題
全国公開模試 〔第二問〕
〔第二問〕 (4) ② 直前予想答練 〔第二問〕
〔第二問〕 (4) ⑥ 全国公開模試 〔第二問〕
〔第二問〕 (5) ①・② 直前対策講義 第2回 補助問題
直前予想答練 〔第二問〕
〔第二問〕 (6) ① 直前対策講義 第2回 補助問題
直前予想答練 〔第二問〕

【国税徴収法】の的中実績

本試験問題 TAC予想問題
〔第一問〕 問1 上級演習 第4回 〔第一問〕 2
〔第一問〕 問2 全国公開模試 〔第二問〕 問3
〔第二問〕 問1・問2 直前予想答練  〔第一問〕 2
全国公開模試 〔第一問〕 3

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