これから税理士試験の学習をはじめる方へ はじめが肝心!学習を進める上で意識しておくこと

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津田 純一 講師

TAC税理士講座 簿記論・財務諸表論担当

税理士試験合格に向けて
はじめの一歩!

いよいよ2024年(第74回)税理士試験に向けた試験対策コースが開講となりました。今回は、はじめて税理士試験(簿記論・財務諸表論)学習にチャレンジされる方に向けて、はじめに実践してもらいたいことをご紹介いたします。

❶学習時間を確保することから受験スタート!

税理士試験にチャレンジする上では、「学習環境を整えること」、具体的には「学習時間を確保すること」が必要不可欠です。TACの講義やテキスト、問題集、その他学習ツールを用いれば、効果的に学習成果を上げることが可能ですが、学習時間を確保できなければ、そもそも学習成果を上げることはできません。

そのため、税理士試験に向けて学習をスタートさせて、はじめに実践することは、講義を受講する時間はもちろん、講義後の復習時間など、普段の生活の中に「学習時間」を組み込んだ学習環境を作ることです。

受験生それぞれに置かれている環境は異なりますが、仕事をしながら税理士試験にチャレンジされる方であれば、就業後や休日の時間のほか、毎朝30分だけでも早起きして1題計算問題を解いたり、通勤中の電車の中などでテキストの仕訳を確認するなど、生活の中で工夫して学習時間を捻出するようにしましょう。

また、直近の講義に関する復習のほかに、以前の講義内容も定期的に復習しなければ、日に日に知識も技術も薄れていきます。学習が進めば進むほど、以前の講義内容の復習時間が必要となり、学習計画に組み込む必要が生じることも知っておきましょう。

学習を計画通りに進めるためにも、具体的な学習スケジュールを作成しましょう。手帳やスマホアプリ等を活用すると良いと思います。また、ホワイトボードなど購入し、いつも目につくToDoリストを作成する。そういった工夫も効果的だと思います。

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❷ 簿記論1科目学習の方へ

簿記論の学習は、①基本論点の習得、②知識の整理と応用、③試験対策のための取り組み、という3段階に区分することができ、TACのカリキュラムでは、それぞれ「基礎期」「応用期」「直前期」という区分で学習していきます。

まず、はじめにやるべきことは、基礎期に行う「①基本論点の習得」で、この学習が最も重要ですので、ここでは「基本論点の習得」に絞って、習得までの流れをお伝えしていきます。

基本論点を習得していく順序としては、まず講義を受講し、その後テキストをベースに必要な知識の理解や暗記に努め(知識のインプット)、関連する問題を解くことで知識のインプットが定着しているかを確認していきます(知識のアウトプット)。特に、簿記論の学習では、この知識のアウトプットに時間を割きましょう。

問題を解答する際には、「問題を読んでから解答を行うまでの作業を手際よく行えているか」、「問題を解答するために理解・暗記した知識が活用できているか」という2点を意識して取り組みましょう。

なお、問題に設定されている制限時間内に問題を解答できない場合には、問題に不慣れな点が指摘できますが、インプットの甘さも大きな原因の一つとなりますので注意してください。そして、繰り返し問題を解くことで、アウトプットの技術を高め、ミスなく解答できるよう集中力も養いましょう。

❸ 簿記論・財務諸表論2科目同時学習の方へ

財務諸表論の学習内容は、理論問題と計算問題の2つの対策が必要になります。

理論問題については、会計処理の内容、目的、根拠など首尾一貫した説明が求められます。解答すべき内容はそれぞれのテーマごとにテキストに収録されていますので、まずはその内容を理解し、その後は、ちょっと覚えてみるくらいの気持ちで暗記に挑戦してみてください。

なお、暗記するタイミングや場所など、自分でルールを作りすぎると敷居が高くなるので、スキマ時間をうまく活用し、その瞬間はしっかり集中して、理解や暗記に取り組んでいきましょう。理論学習は、忘れることを気にせず、何度でもやり続けることが大切です。その結果として、復習時の暗記時間短縮を目標に取り組んでください。

計算問題については、帳簿記録からの財務諸表を作成することが要求されます。簿記論の計算問題と異なり、問題文や資料は明確に示されており、出題形式はパターン化されている点が特徴的です。また、簿記論と同時に学習する場合は、学習内容が重複するため、学習時間の短縮を図ることが可能です。さらに、会計処理の基礎を簿記論で習得したならば、財務諸表論の計算学習は飛び級のつもりで、テーマごとにいきなり試験対策もできますので、計算の仕上がりは簿記論より早くなるはずです。

ただ、財務諸表論の計算問題では、財務諸表の表示方法に従い答案を作成する点が特徴的です。問題から必要な会計処理が導き出せても、それをどのように答案用紙に反映していくかが財務諸表論の計算では重要になりますので、油断しないように心掛けてください。

簿記論と財務諸表論を同時に学習される方は、計算の学習を効率的に行い、理論の学習時間をこまめに確保するという学習計画を立てて勉強していきましょう。

いかがでしょうか。TACで学習されている方は、まずは日程通りに講義を受講して、上記の学習法を参考になるべく早く復習に取り組むようにスケジュールを組み立てていきましょう。スケジュール通りに学習が進めばモチベーションも維持されますし、短期的な目標も明確になり、迷いなく学習を進めていけると思いますよ!

さぁ、一緒に頑張りましょう!

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