パート→正社員→開業 私が開業するまでの軌跡

みなさま、こんにちは!自宅で一人事務所を開業している税理士の脇田弥輝(わきたみき)です。前回の記事で、税理士を目指し始めてから資格取得までについて書きました。今回は、その後の働き方の軌跡(パート→正社員→色々あって→開業)についてお話したいと思います。

どのタイミングで就職するかは受験生の永遠のテーマ

「資格を取得してから仕事をするか、仕事をしながら勉強するか」は受験生のテーマの1つだと思います。私自身、「なんの経験もなく、資格だけ取っても就職できるのかな?」と不安になることもありました。ただ、私の場合、小さな子供がいたので働こうと思っても簡単ではなく、「就職できるかどうか悩むのは、合格してからにしよう」と割り切って勉強していました。今、周りのママ受験生や、就職転職会社の方のお話をお聞きすると、可能であれば、資格取得を目指しながら早めに(できれば若いうちに)就職するほうが有利だそうです。でも私と同じように、まずは資格を取得して、それから就職する方で、就職できなかったという人は聞かないので(苦労する方はいらっしゃいます)、すぐ働けないのならまずは資格を取得するのもアリだと思います。

人と社会のために働ける

ご縁もあり時短勤務のパートからスタート

私は大変幸運なことに、妹の高校の同級生が税理士事務所を開業していて、「パートを探している」と聞いて、そこで働かせてもらうことになりました。次男が幼稚園年少~年長になる直前までの約2年間、そちらでお世話になりました。簿記・財表・消費に合格したとは言え、実務経験はゼロ。会計ソフトに入力して、「おぉ、ココとココの数字が一致するのかぁ~!」とか「この消費税区分を間違えると、消費税額が変わっちゃうのね…」など、何もかもが新鮮でした。そこでは週2~3日、9時半~15時半までの時短勤務で、幼稚園の送迎の間で働けるよう配慮していただいていました。本当にゼロから育ててもらい、今思えば「言われたことをやる」以上のことはできず、時間がくれば帰らせてもらっていました。記帳代行が仕事のほとんどで、たまに申告書の作成も挑戦しましたが、できるところまでやって、時間が来たらあとは所長が仕上げる、という感じでした。

一通りの仕事を覚えた税理士法人

2年経ち、場所が少し家から遠かったこともあり、少しずつ「もう少し近くて大きな事務所で正社員として頑張ってみたい」と思うようになりました。転職サイトに登録していくつかの事務所のお話を聞き、「できるかな、今のパートのままのほうがいいかな…」と不安も持ったまま、いくつか内定をいただき、「えい!」という気持ちで、税理士法人に正社員として転職しました。
新しい税理士法人は社員が20名ほど、税理士や税理士有資格者も半数くらいいる事務所でした。そこでいわゆる「税理士の仕事」を一通り学びました。担当を持ち、入力、申告書作成、税務相談、融資の相談、事業計画などなど。担当が増えると「任されたんだ!」と嬉しい気持ちになり、お客様のためになろうと考えるのが好きでした。でも始めの頃は色々失敗や気付けないことなどがあり、所長に怒られることもよくありました。職場の先輩や仲間に聞いてもらって励まされて頑張れましたね。緊張したり、不安になることも多かったですが、確実に一歩一歩成長を感じることができた期間でもあります。時々お客様からものすごく嬉しい言葉をいただくと天にも昇るような気持ちでした(笑)。その事務所には3年半お世話になりました。

ベンチャー企業の経理を経て開業へ

さて、その次が開業です。なぜ税理士法人を辞めて開業したのか…?実のところ、開業は全く考えていませんでした。理由は単に「総務的なこと(郵送や事務用品の購入、パソコンの設定等)をするのは面倒くさいな…」と思っていたからです(笑)。 正社員として税理士法人で働き続けるつもりでしたが、ご縁あって、上場を目指すベンチャー企業の管理部門(経理)にお誘いを受けました。話を聞いてみるととても面白そうで、周りからは「激務だと思うよ~」と言われもしましたが、そこで楽しく生き生きと働く自分が目に浮かび、話はとんとん拍子に進み、そのベンチャー企業に転職することにしたのでした。3年半いた税理士法人を辞める時は寂しかったですが、今でも年に数回、その時の職場の仲間と会って仲良くしています。 意気揚々とベンチャー企業に転職したものの、想像以上の激務と職場の人間関係がどうしてもうまくいかず…、お恥ずかしながら1ヵ月半くらいで辞めてしまいました。。 世間の目も気になるし、ものすごく恥ずかしかったです。毎日毎日「自分がダメなんだ」と思うような日々でそのうち涙が出てくるようになって、逃げだすような形で退職してしまいました。社長や秘書の方はよく理解してくださって一応円満退社となりましたが、経理部の方々にはものすごく迷惑をかけてしまったと反省しています。それでもあれ以上頑張れなかったなという気持ちもあります…。
ベンチャー企業に転職する時に、税理士の登録は自宅に移していました(開業届は未提出)が、退職し無職となり、どうしようかなぁ、どこに転職しようかなぁと思いながらしばらく家でのんびり過ごしていました。自宅にいる時間が増えると、それまでいつもいなかった母(私)が家にいるのを息子たちがとても喜んでくれたので、ふと、「1人で自宅で開業しようかなぁ」と思いつきました。それまで開業について全く考えてなかったのに、本当にふと、自然と湧き上がってきた気持ちでした。顧客ゼロからのスタートだし、分からないこともあるので不安だけれど、困った時に相談できる税理士仲間もいるし、なんとかできるんじゃないか…。考え始めたらそれが最善の選択の気がしてきました。
そうして、2016年5月1日、全くのゼロから、半ば行き当たりばったりで脇田弥輝税理士事務所を開業したのでした。とは言え、具体的には開業届を出しただけでしたが(笑)。

開業後については次回以降について書きたいと思います。それではまた!

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