通関士試験の内容と概要を詳しく解説

「通関士」という資格は財務省が管轄する国家資格です。通関士は、「士」が付きますが、独立開業する為の資格ではありません。ここが他の資格との大きな違いです。勿論、その資格の知識を活かして貿易関係の会社を作る、或いは貿易コンサルタント等の仕事に役立てるという道は考えられます。しかし、「通関士」という名前で働けるのは通関業者に属している一会社員です。通関業者とは財務大臣(各税関長に委任)から許可を貰って(通関業法改正により、許可権者が変わりました。)業として通関業務を行っている者です。物流業務、倉庫業等と兼業している事が多いです。その通関業者に所属している者で、財務大臣の確認(税関長に委任)を受けた者のみを「通関士」と呼びます。 ですから「通関士」に なるには、「試験合格」「通関業者に就職」「財務大臣の確認」というプロセスを経なければなりません。

通関士試験概要

通関士試験概要

受験者数は毎年約7,000人、科目ごとに合格基準(例年満点の60%以上)を設けた絶対評価であることが大きな特徴です。難易度により合格率は上下しますが、基本を押さえれば初学者の方でも十分合格が可能です。

試験実施日

例年10月第1又は第2日曜日(令和元年は10月6日(日))

受験資格

なし

願書配布

例年7月上旬~8月上旬

願書受付

書面での申請(平成30年度)

平成30年7月23日(月)から同年8月6日(月)まで(土曜日及び日曜日を除く。)
受付時間:午前 10 時から午後5時

※郵送の場合は8/6(月)の消印有効

NACCSでの申請(平成30年度)

受付期間・時間:平成30年7月23日(月)午前10時から同年8月6日(月)午後5時まで(土曜日及び日曜日を含む。)

※受験願書をNACCSを使用して提出する場合には、必ず前記の受付期間・時間内に受験手数料を電子納付してください。受験手数料の納付及び受験票の提出があるまでは受理が保留されますので注意してください。その他、NACCSの利用申込み手続及び使用方法等の詳細については、輸出入・港湾関連情報処理センター株式会社(NACCSセンター)のホームページ(http://www.naccs.jp/)を参照してください。

受験手数料

書面での申請 3,000円/NACCSでの申請 2,900円

試験科目 / 試験時間 / 出題数

科目・試験時間 形式 出題数 配点
通関業法
50分
選択式 10問 35点
択一式 10問 10点
関税法等
100分
選択式 15問 45点
択一式 15問 15点
通関実務
120分
輸出申告書
輸入申告書
各1問
合計2問
20点
選択式
択一式
計算式
各5問
合計15問
25点

出題形式

五肢択一マークシート方式

試験地

北海道・新潟県・宮城県・東京都・神奈川県・静岡県・愛知県・大阪府・兵庫県・広島県・福岡県・熊本県・沖縄県

合格発表

例年11月下旬~12月上旬(平成30年度は12月7日(金))

合格基準

通関業法・関税法等・通関書類の作成要領その他通関手続の実務について満点の60%以上(令和元年度) 。

官報公告

例年11月下旬~12月上旬

通関士試験に関するお問い合わせ

最寄の税関の通関業監督官(函館、東京、横浜、名古屋、大阪、神戸、門司、長崎、沖縄地区)

税関ホームページ:http://www.customs.go.jp/

通関士試験の難易度は?

受験者数と合格者数・合格率

通関士合格率

受験者数 合格者 合格率
2013 8,734名 1,021名 11.7%
2014 7,692名 1,013名 13.2%
2015 7,578名 764名 10.1%
2016 6,997名 688名 9.8%
2017 6,535名 1,392名 21.3%
2018 6,218名 905名 14.6%
2019 6,388名 878名 13.7%

通関士試験の合格率は10~15%程度!

通関士試験の合格率は年によってばらつきはありますが、通関士試験の合格率を数年分を見てみると、例外的2017年が21.3%となっていますが、10~15%程度で推移しています。なお、図には記載されていませんが、2019年の合格率は13.7%です。受験者数は7,000人程度で推移しています。

この合格率を見ても、ある程度の期間しっかりと対策をしなければ合格するのが難しい「難関資格」といえます。

2019年度合格基準点

通関士試験に合格するためには、各試験科目とも合格基準を満たす必要があります。2019年度は全科目合格基準が60%以上の得点となったため、合格率が若干下がる結果となりました。このように年によって合格基準は変動することもあります。

科目 配点 合格基準
通関業法 45点 60%以上の得点
(45点中27点以上)
関税法等 60点 60%以上の得点
(60点中36点以上)
通関実務 45点 60%以上の得点
(45点中27点以上)

通関士試験の出題形式の特色

どんな出題形式なのか確認しましょう!

語群選択式

語群選択式

問題文に空欄を設け、その空欄に該当する語句を選択する出題形式です。選択する語句は問題文の下段に記載されています。答えはその中にあるため一見簡単そうに見えます。しかし、まぎらわしい語句がうまくミックスされているため、あやふやな知識では得点できません。

択一式

択一式

5つの選択肢から問題文の指示に従って1つ正解肢を選択する出題形式です。複数選択式と違い、選ぶのは1つです。いわゆる五肢択一式なのですが、通関士試験の特徴として解答無しという場合の「0」という選択肢があります。他の試験では択一式の選択肢に必ず答えがあるのですが、答えのない場合があるので要注意です。

複数選択式

複数選択

5 つの選択肢の中から、問題文で指示されているものを全て選択する出題形式です。いくつ選択するのか指示が無く、1つでも判断を誤ると得点となりません。本試験まで学習してきた自分の知識だけが頼りとなり、難易度の高い出題形式といえます。

申告書作成

申告書作成

NACCS(通関情報処理システム)を使用して輸出入の申告を行うことを前提として出題されます。輸出申告書では統計品目番号、輸入申告書では品目番号と申告価格を解答する形式となっています。申告価格については、独特の計算方法があり、正確な理解が試されます。

※NACCS(通関情報処理システム)

独立行政法人通関情報処理センターが運営する、税関と関連民間業界をオンラインで結び、国際貨物業務を迅速かつ効率的に処理を行うシステムです。航空貨物を処理するAir − NACCSと海上貨物を処理するSea − NACCSという2つのシステムがあります。わが国の航空貨物総輸出入許可件数の約99%※がAir − NACCSで、海上貨物総輸出入許可件数の約95% ※がSea − NACCSで処理されており、本試験の申告書作成でNACCSを前提とした出題がなされるのもうなづけます。

※出典:独立行政法人通関情報処理センター

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