通関士試験をズバリ解説! 通関士になるには?

通関士になるには?

貿易物流系のスペシャリスト「通関士」になるには?

通関士に なるには、「試験合格」⇒「通関業者に就職」⇒「財務大臣の確認」というプロセスを経る必要があります。
通関士は貨物の輸出入をおこなうメーカー、商社、物流企業などから依頼を受け、代理人として税関に対して輸出入の申告手続きをする通関のスペシャリストです。税理士ですら扱うことが許されない関税を扱える専門性の高い有資格者です。
通関士資格は財務省が管轄する貿易関連で唯一の国家資格です。通関士はその名のとおり、いわゆる「士業(=サムライ業)」ではありますが、独立開業するための資格ではありません。この点が他の資格との大きな違いです。もちろん、その資格の知識を活かして貿易関係の会社を立ち上げる、あるいは貿易コンサルタント等の仕事に役立てるという道は考えられます。しかし、通関士という名前で働けるのは「通関業者」に属しているイチ会社員である点がポイントです。

「通関業者」とは財務大臣(各税関長に委任)から許可をもらって、「業」として通関業務を行っている者です。物流業務、倉庫業等と兼業しているケースが多いのが特徴です。その「通関業者」に所属している方で、財務大臣の確認(税関長に委任)を受けた方のみを「通関士」と呼びます。
ですから通関士に なるには、「試験合格」⇒「通関業者に就職」⇒「財務大臣の確認」というプロセスを経る必要があるのです。

通関士になるには?

通関士の資格取得までの道のり

通関士になるためには、国家資格である通関士試験に合格する必要があります。通関士試験は毎年1回、例年10月に実施されています。試験の公告は例年7月に、税関のWebサイト上に掲載されます。試験には学歴要件や年齢要件などの受験資格はありません。そのため、どんな経歴の方でも受験料さえ払えば受験することができます。
試験の範囲は「通関業法」「関税法、関税定率法その他関税に関する法律及び外国為替及び外国貿易法(関税法等)」「通関書類の作成要領とその他通関手続の実務(通関実務)」です。出題形式は、択一式、選択式、計算式、申告書作成などがありますが、全てマークシート式になっています。出題内容に計算問題が含まれているため計算機の持ち込みが許可されます。通関士試験に合格したのち、通関業者に就職し通関士として登録されると、晴れて通関士として働くことができます。
なお、既に通関業者に就職している方であれば、勤続年数が5年以上で科目の免除が受けられるため、比較的受験がしやすくなるのも特徴です。

通関士合格者の就職先

通関士として働くためには通関業者に就職しなければならないことは前述のとおりですが、合格者には資格取得の知識を活かして通関業者以外の企業、例えば商社やメーカー、海運会社、航空会社、倉庫・物流会社などに就職する方も数多くおり、就職後は貿易に関する知識を活かして活躍されています。

通関士に向いている方

受験資格がないことからわかる通り、どんな方にでも受験するチャンスがあります。あえて向いている方、おすすめする方を挙げるならば以下のとおりでしょう。

貿易・国際取引に興味がある方

海外の事情に目を光らせ、国際感覚を学びながら世界を相手に仕事ができるのは通関士ならではの魅力といえます。
また、輸出入の場面では様々な商品が取り扱われています。世界中にある「モノ」に常に興味をもち、商品知識を蓄えていくことが必要になりますので、「新しいもの好き」な方にも向いている仕事といえるでしょう。

語学に興味がある方

通関士になると英語を使った仕事をする場面が多々あります。必ずしも高度な英語力が求められるわけではありませんが、語学に興味がある方、語学力に自信がある方にとっては能力が活かせる仕事となるでしょう。

緻密な事務作業が好きな方

通関士の主な仕事は通関書類の作成とチェックです。インボイスに記載されている商品名や金額が正しいか、パッキングリストに記載されている貨物の個数や重量が正しいかなどの細かなチェックをしながら、関税の申請をおこなっていきます。そのため、緻密な事務作業が好きな方、得意な方には特に向いている仕事といえます。

法律に興味があり、スペシャリストとして活躍したい方

通関士は関税法や関税定率法以外にも、取り扱う物品に関わる様々な法律の知識を使って業務をおこなっています。一例を挙げるならば、食品衛生法、アルコール事業法、薬事法、植物防疫法、大麻取締法、毒物及び劇物取締法などの「他法令」がそれに当たります。通関士は様々な法律の専門知識を持つ「スペシャリスト」としても活躍しているのです。

人とのコミュニケーションが好きな方

通関士は同じ営業所の仲間はもちろん、依頼人や税関職員など様々な人と連携しながら業務をおこなう必要があります。人と関わることが好きな方、コミュニケーション能力に自信がある方にとっては、その力を存分に活かせる仕事になるでしょう。

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