通関士試験をズバリ解説! 通関士試験の試験問題と攻略法

通関士試験の試験問題

どんな出題形式なの?科目別の攻略法は?独学はできるの?実際の試験問題を見ながら確認してみましょう!

通関士試験は全科目ともにマークシート方式の試験であり、論述試験で必要とされるような文章構成力や記述する力は求められません。学習すべき内容をしっかりと理解すれば解答できる試験といえます。
ですが、通関士試験には「択一式」「語群選択式」「複数選択式」「申告書作成」など様々な形態の問題が出題される点に注意が必要です。それぞれの特徴と対策法をご紹介します。

  • 試験問題

    財務省税関ホームページにて公開中です。
    まずはPDFデータをダウンロードして、内容に目を通してみましょう!

択一式

通関士試験の択一式問題例

次の記述のうち、関税法上の輸入に該当しないものはどれか。一つを選び、その番号をマークしなさい。なお、該当しないものがない場合には「0」をマークしなさい。

特徴

【ここがPOINT】「解答無し」が解答になる場合もある点に注意!

5つの選択肢から問題文の指示に従って1つ正解肢を選択する出題形式です。複数選択式と違い、選ぶのは1つです。いわゆる五肢択一式なのですが、通関士試験の特徴として解答無しという場合の「0」という選択肢があります。他の試験では択一式の選択肢に必ず答えがあるのですが、答えのない場合があるので要注意です。


攻略

【TACはこうやって攻略する】

単純な暗記だけでは引っ掛け問題である「解答無し」に対抗するのはむずかしいです。TACでは、引っ掛けに足を掬われないよう、各論点をゼロから「理解」していただくことを前提とした講義を展開していきます。
また、毎年講義を収録しなおし、教材を更新していることはもちろん、試験直前期には法律改正点講義を実施し情報をアップデートしています。本試験で狙われやすい新しい論点にもしっかり対応しています。最新の教材を使って各論点をしっかりと理解していきましょう。


語群選択式

通関士試験の語群選択式例

次の記述は、輸入通関に関するものであるが、( )に入れるべき最も適切な語句を下の選択肢から選び、その番号をマークしなさい

特徴

【ここがPOINT】紛らわしい語句を回避するための確かな知識が必要

問題文に空欄を設け、その空欄に該当する語句を選択する出題形式です。選択する語句は問題文の下段に記載されています。答えはその中にあるため一見簡単そうに見えます。しかし、紛らわしい語句がうまくミックスされているため、あやふやな知識では得点できません。


攻略

【TACはこうやって攻略する】

語群選択式は難易度がそれほど高くない割には配点が高く設定されているのが特徴です。そのため、多くの受験生が得点源としており落とすことができません。TACでは実際の問題をつかった演習と公開模試を実施し、問題に慣れる機会を十分に用意しております。


複数選択式

複数選択

次の記述は、関税の課税物件の確定の時期に関するものであるが、その記述の正しいものはどれか。すべてを選び、その番号をマークしなさい。

特徴

【ここがPOINT】正しい知識と正しい判断力が試される問題

5つの選択肢の中から、問題文で指示されているものを全て選択する出題形式です。いくつ選択するのか指示がなく、1つでも判断を誤ると得点となりません。本試験まで学習してきた自分の知識だけが頼りとなり、難易度の高い出題形式といえます。


攻略

【TACはこうやって攻略する】

問題の性質上曖昧な知識では解答できないため、苦手とされる方が多いのがこの複数選択式です。ただし逆に、暗記ではなく「理解」中心の講義を展開するTACだからこその強みが発揮できるのがこの問題です。狙われやすい論点や用語については、講義中で講師が注意を促していくので安心です。


申告書作成

通関士試験の申告書作成問題例

○○国から△△品を輸入する場合の輸入(納税申告)を輸出入・港湾関連情報処理システム(NACCS)を使用して行う場合について、以下の問いに答えなさい。

特徴

【ここがPOINT】通関実務に即した問題。知識に加えて計算する力が必要

NACCS(輸出入・港湾関連情報処理システム)を使用して輸出入の申告を行うことを前提として出題されます。輸出申告書では統計品目番号、輸入申告書では品目番号と申告価格を解答する形式となっています。申告価格については、独特の計算方法があり、正確な理解が試されます。


攻略

【TACはこうやって攻略する】

通関士試験の3科目(通関業法・関税定率法等・通関実務)中、間違いなく最難関の科目である通関実務、その中で出題される形式が申告書作成です。 実務に最も近いこの科目は、関税法・関税定率法等の知識、貨物分類の知識、計算力と、今まで学んできた全てを使って解答する総合科目です。
通関実務の攻略には各科目の正確なインプットのほか、問題を繰り返し解き慣れることが大切です。TACは過去数年分の過去問を集めたテキストと、直前答練、公開模試を使って徹底的に練習していきます。 これまでにTACの講義内で培ってきた各法律の知識と貨物分類の知識、計算力を活かして実践訓練を重ね得点力を養いましょう。


※NACCS(輸出入・港湾関連情報処理システム)

独立行政法人通関情報処理センターが運営する、税関と関連民間業界をオンラインで結び、国際貨物業務を迅速かつ効率的に処理を行うシステムです。航空貨物を処理するAir − NACCSと海上貨物を処理するSea − NACCSという2つのシステムがあります。わが国の航空貨物総輸出入許可件数の約99%※がAir − NACCSで、海上貨物総輸出入許可件数の約95% ※がSea − NACCSで処理されており、本試験の申告書作成でNACCSを前提とした出題がなされるのもうなづけます。

※出典:独立行政法人通関情報処理センター
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