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立石 陽祐さん(30代)
DATA BANK
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私が鑑定士を目指したのは、大卒でもないので何か資格を取って現状を変えたいと思ったからです。そして、弁護士、会計士、鑑定士でどれが最も短期で取得出来るかを考えた時に、鑑定士という答えが出ました。そう言ってもまずは宅建が取れたらと考え、短期で取得できたので、そのまま鑑定士まで目指しました。
当初は独学も考えましたが、鑑定士関連の市販書籍が少ないことと、鑑定理論以外にも会計学、民法、経済学等があることから、短期取得のためには予備校を利用することが良いと考えたからです。
予備校を利用するとなれば、どこにするかが問題になりますが、宅建の勉強時にTACの参考書を利用していたこととインターネットの評価、合格者数の多さ等からTACを選びました。
恥ずかしながら1.5年L本科生で2019年合格目標の2ヵ年計画で申し込んだつもりが、2018年合格目標コースで申し込んでいたことに2018年1月に気づきました。焦ってTACに電話をして目標年度変更の相談をしましたが、自分を追い込んだ方が良いと考えそのままのコースで必死に勉強しました。
学習方法は、人それぞれ合う合わないがあると思うので、私が行った方法を書きたいと思います。まず、短答式に合格しなければ論文式にも行けないので、鑑定理論はもちろん、行政法規もある程度のレベルまで実力を上げる必要があります。行政法規は宅建と重なる部分があるので割とテキストのイメージは湧きましたが、鑑定理論は全く分からなかったので、まずはテキストに数回目を通してから基本講義を聴き、イメージが出来たら、その後はテキストを何度も読みました。民法は宅建でも少しかじったので割とイメージが湧いたのですが、問題は経済学、会計学でした。これらも鑑定理論と同様に基本講義でイメージを作ったら、後は繰り返しテキストを読みます。ここまでやったら論文対策の暗記に入ります。暗記が進むと理解も同時に深まっていきますので、早めにこの段階まで行って下さい。短答は過去問を繰り返せば何とかなります。論文は答練をとにかく書いて下さい。私は時間がなかったので出来ませんでしたが、添削して復習すると良いと思います。
私はあまり活用しなかったのですが、Web通信スタイルならば、積極的に質問メール等を活用した方が良いかもしれません。また、TAC校舎まで遠く移動時間がもったいなかったので利用しませんでしたが、自習室は活用したかったです。
講師の方々が敵(試験)を分析してどこを重点的に覚えるべきか、理解すべきかを教えてくれるので、そのおかげで効率良く勉強することが出来ましたし、ほぼゼロの知識から合格まで持っていけました。講師の方々の合格に直結した講義のおかげかと思います。
全くゼロの知識から理解するのは時間がかかると思いますが、基本講義を受けることによってある程度理解が進みます。基本テキストは何度も繰り返し読み込むことで試験に合格出来るレベルまで引き上げてくれる最重要の教材にまでなりました。
基本から応用、直前へと試験合格へ向かう形になっているので、基本的にはカリキュラム通りに追いかけて行けば良く、戦略等を練る手間が省けるので良かったです。
全国公開模試を受験することによって本番に近い練習を行うことが出来たので、試験勘のようなものが掴めたのかなと思います。残念ながら論文式の方は学習が間に合わず受験できなかったのですが、なるべく有効に活用した方が良いと思います。
基本的には暗記ばかりしていました。理由あって試験1ヵ月前は本当に時間がなかったのですが、経済学と鑑定理論(演習)はこれまでの学習で何かしら書けるという自信があったため、民法、会計学のウェイトを重くして、白紙解答だけはしないように暗記に注力しました。
論文式試験では1日目と2日目が意外と書けたので、もしかしたらチャンスがあるかもと考えていました。その日の昼食はコンビニで買った塩むすびと明太おにぎりでした。験担ぎに3日目の昼も同じメニューにしようと思ったら売り切れており叶いませんでした。するとその後の演習で重大なミスをしてしまったので、最後の最後で落ちたと思いました。
鑑定理論の論文・演習にウェイトを置くのはもちろんですが、全ての科目で点を取れるようにしておくと、どれか1つ落としても他の科目でカバーできますので、分からないと諦めずに頑張ってください。そうすればチャンスはあります。
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