不動産鑑定士 合格体験記|水村 美智子さん

【合格の秘訣】諦めなければ、本気になれば、合格できる!!

水村 美智子さん

水村 美智子さん
(40代)

    

DATA BANK

受講コース 論文本科生
受講形態 教室講座
受験環境 働きながら
受験回数 【短答式試験】合格までの受験回数 2回
【論文式試験】合格までの受験回数 1回
学習期間 TAC受講期間以外も含めて 6年8カ月
学習期間中、TAC受講期間 2年6カ月
得意科目 【鑑定理論(演習)】
職場において、日頃から鑑定評価書に触れており、慣れていたからです。
不得意科目 【民法】
法律用語が難解で、論点の理解と暗記が難しかったのと法的三段論法の書き方が普通の文章の構成と違うので、具体的にどう書いてよいのかが全然分からなかったからです。
不動産鑑定士を目指した理由・きっかけ・動機

娘を保育園に入れて働くために、知人の不動産鑑定士にお願いして、彼の個人事務所でアシスタントとしての仕事をさせてもらうようになったのがきっかけで、不動産鑑定士という仕事を知りました。それまでは不動産とは無関係の世界におりましたが、「せっかくだから鑑定士を目指したら」との上司の言葉に乗せられて、勉強することになりました。

独学ではなく受験指導予備校を利用することに決めた理由

元々理系だったため、民法・経済学・会計学といった一般教養科目の素地が全くなかったため、独学での勉強は考えられませんでした。また、不動産鑑定士の論文試験は難関と聞いていたため、予備校を利用せずに合格することはほぼ不可能と考えました。

TACを選んだ理由・決め手
最大手の予備校であり、試験合格率が最も高く、講師陣の層が厚いこと。カリキュラムがしっかりしていて、Webフォロー制度等も充実していたこと。ホームページやネットの情報から、合格者の声などを読んで、TACでやっていけば合格できると思えたことです。


受験時代の苦労・失敗談、勝因と敗因

初めに2019年目標の1.5年本科生コースに申し込んだ時は、娘がまだ小さかったので教室に通うことは考えられず、DVDコースを申し込みました。主に通勤途中にWebフォローを使って勉強するスタイルでしたが、半年後の2018年の短答式には一発で合格できました。このままの勢いでいけたら、と思って勉強を続けておりましたが、家事・育児・仕事に追われて勉強時間が思うように取れず、また無理をして体調を崩してしまい、2019年論文式試験を迎える前に、勉強を一旦止めることになりました。当時は、民法・経済・会計といった一般教養科目には殆ど手が回らず、せっかく本科生コースに申し込んでいたのに本科生の答練をほぼ全て未提出で終わってしまいました。 その後、娘が小学校に上がり、心身共に少し余裕が出来たので、二度目のトライをしようと考えました。まず2022年に短答式を受けて合格、しかしその後、仕事に追われて勉強が進まず、2023年の論文式試験は試験申込を忘れてしまったほどでしたが、短答式有効の最終年である2024年の論文式試験に向けて、2023年の秋から本気で勉強を再開することにしました。通信での勉強には限界を感じていたので、今回は教室生としてアクセスコースを申し込み、新宿校に通い始めました。実際に教室で勉強されている方々の熱量に触れ、講師の先生方の叱咤激励を受けると、自分がいかに生ぬるい気持ちでいたかを思い知り、本気の気合を入れて勉強にしようと覚悟した大きな転換点となりました。そして、論文本科生に改めて編入し、圧倒的な勉強時間の不足については、夫と娘の協力を得て、土日にTACの自習室に朝から晩までこもって集中して勉強することで補うようにしました。自習室には会計士や税理士を目指しておられる方々も朝から晩まで必死に勉強しておられ、その方々の姿にも刺激と勇気をいただきました。 2019年目標の頃は必要なかった老眼鏡が、2024年目標の時には必要になりました。5年の間に、記憶力も視力も低下しました。そんな肉体的なハンディがあっても、諦めずに、気合と集中力を持続して勉強を続ければ、合格への道が開くということを体験しました。


仕事や大学と不動産鑑定士試験の勉強と両立法

平日はまとまった勉強時間が取れなかったので、通勤や移動中等、可能な限りイヤホンで講義や基準の録音を聞き流しました。焦るとストレスになるので、平日は机に座っての勉強ができなくても仕方ない、と割り切ることも大事だと思いました。その代わりに、休日は家から離れ、自習室にこもって勉強に集中することに徹しました。


効果的な学習方法

私は、自分なりに整理して理解しないと、頭に入らないタイプだったので、民・経・会は、講義やテキストをベースに、自分なりのまとめ資料を作成しました。民法は、エクセルで論証例をまとめました。経済学は、ルーズリーフに手書きで、章ごとのまとめ資料を作成しました。会計学は、直前期になるまで着手する時間がなかったのですが、簡易的な章ごとのまとめ資料を作りました。 鑑定理論については、暗記が苦手で本当に苦労しましたが、論文特効ゼミを受講して、暗記チェックブックやマスター問題集を手に入れてからは、それらの教材を使って、唱えたり、書き写したりして覚えていくようにしました。 演習については、基礎期でまだ時間にゆとりがある頃に、本試験の過去問(基本的な類型のもの)を2時間以内に解けるように目指して、何度も繰り返し解きました。そのおかげで直前期は演習にあまり時間を割かずに済み、また、基礎期の演習の特訓のおかげで、鑑定理論の理解が深まり、暗記等の論文対策にも役立ったと感じます。

フォロー制度の活用方法と良かった点

私は一度の講義では頭に入らないので、Webフォローで何度も何度も繰り返し講義を聞けたのには本当に助けられました。基本講義の音声ダウンロードは隙間時間に何度も聞きました。また、内容が難しすぎて、何が分からないかも分からないほど混乱していた時期には、質問メールすら書けない状態だったので、教室生になって、講義の後に、先生方に直接質問できたのには本当に助かりました。対面・オンライン質問コーナーは、直前期のメンタルサポート&公開模試の出来なかった所を質問して理解するために、とても有難い制度でした。オンラインイベントの山あてセミナーは、参加しないと他の人に差をつけられるかと気になって参加しましたが、かえって不安を増大させることになったので、ない方が落ち着いてまんべんなく勉強できると思いました。自習室は、合格するための勉強に不可欠な場所でした(集中できる、他の人たちの必死に勉強している姿に勇気をもらえるので)。答練については、振替受講制度で、平日コースと土日コースの都合が良いほうで受けられたので、とても助かりました。TACのシステムは本当によく出来ていると思います。フル活用しないのはもったいない!

TACを受講して良かった点①(講師について)

TACの講師は皆さん本当にアメージングです!! 全員専門分野のエキスパートで、知識・経験の豊富さはもちろん、個性的かつ魅力的な先生方なので、難しい内容であっても、いつも楽しく興味を持って講義を聞くことができました。講義後の質問にも、懇切丁寧に対応して下さり、どんな時も諦めないように励ましてくれる先生方の優しさに、いつも救われる思いでした。TACの先生方がいなかったら、最後まで頑張りぬくことは出来なかったと思います。

TACを受講して良かった点②(教材(答練・テキスト等)について)
テキストは科目ごとにアプローチが異なるものだったので一概には言えませんが、どれも難しい内容がよくまとめられたものだと思います。ただ、正直言って、初心者にはどれもとっつきにくい面がありました。勉強を進めていき、本試験の直前になって、やっと、テキストの意味が理解できるようになっていました。 答練は、最初の頃は一桁台の点数しか取れませんでしたが、徐々に点数が伸びてきて、少しずつでも勉強の成果が見えるのが有難かったです。通信生の時は、自分が理解できて書けるようになってから答練に取り組もうと考えてしまったので、答練に取り組むところまでたどり着かなかったのですが、教室生の時は、準備が出来てなくてもとりあえず答練の日に受けようと決めていたので、分からなくても、間違っていても、書けるだけ書いたのが良い経験になりました。


TACを受講して良かった点③(カリキュラムについて)

最初の1.5年本科生の時は通信(DVD)で勉強したのですが、講義を消化するだけでも手一杯だったので、答練等を殆ど出すことができずに終わる結果となってしまい、もったいなかったと思いました。できれば、例えば答練だけでも提出期間をもう1年延長できるような、2.5年本科生のようなカリキュラムがあれば、もっと答練を消化できてよかったのになと思いました(短答式合格が有効の3年間を目一杯使うようなカリキュラムがあれば良いと思いました)。

全国公開模試の活用方法や受験して良かった点

模試は相対的な自分の立ち位置を知るために、とても大切な機会だったと思います。実際の本試験と同じ3日間で、会場受験をしたので、本番のシミュレーションをすることができ、心構えが出来ました。1回目の反省点を生かして勉強したら、2回目の点数が伸びたので、本試験に臨む上で、諦めずに最後の追い込みするための気力と自信にもつながりました。

オプション講座の活用方法や受講して良かった点

アクセスコースは、αが基本の復習、βは応用になりますが、両方受けてよかったと感じました(特に演習において、βの問題が良かったです)。論文特効ゼミのマスター問題集がなければ合格できなかっただろうと思うくらい、論文特効ゼミは論文対策に不可欠のオプションコースでした。 

ご自身の基準暗記方法(書く・読むなど具体的に)

隙間時間があれば、常にイヤホンで高橋先生の基準朗読を聞いていました。しかし、聞いているだけでは、書けるようにはなりませんでした。そこで、論文特効ゼミを受講してからは暗記チェックブックを活用し、要点ごとに唱えて覚えるようにしました。また、自分なりの暗記チェックリストを作成しました。本当に暗記が苦手で辛かったのですが、試行錯誤する中で、歩きながら唱えて覚えるのが良いことが分かり、早朝に1時間散歩しながら唱えて覚えるというのが直前期のルーチンワークになりました。また、唱えて覚えたことを正確に書けるかどうか、書き出して覚えるようにもしました。

直前期の過ごし方

直前期は、答練のできなかったところの復習をしました。演習以外、過去問にはほとんど手が回りませんでしたが、アクセスと答練等で十分な教材があったので、それを回しました。また、鑑定理論の論文では、特効ゼミのマスター問題集の1~80をできる限り復習しました。会計学については、模試1回目が終わるまで殆ど勉強する時間が取れておらず、1回目の模試の時点でも殆ど書けなかったため、7月になって会計学の勉強にかなりの時間を費やしていたような気もします。

本試験当日のエピソード

試験3日前より、勉強道具一式を詰めた段ボール3箱と共に試験会場前のホテルにチェックインし、最後の総復習&詰め込みをしました。試験会場の下見もでき、環境に慣れ、心の準備ができたのは良かったです。試験中は、昼休みにホテルの部屋に戻り、軽食をとって15分程度の仮眠をすることができたので、心身のリフレッシュが出来、前の教科の失敗等で気持ちが落ち込みそうになるのをうまく切り替えて、次の教科に持ち越さないようにできたのが良かったかなと思います。 実は、私は非常におっちょこちょいで、模試でも問2の答えを問1の解答用紙に書くという失敗をしていたのですが(その時は最初の10行で気づいた)、本番の民法で、問1の答えを問2の解答用紙にまる1ページ分書いてしまってから気づくという、大きなタイムロス&問2の解答用紙1枚分を無駄にする、という大失敗をしてしまいました(涙)。本番でやらかしてしまうとは、と、自分にあきれて、もうこれはダメかと思うほど落ち込みそうになりましたが、TACの先生方が、教養科目は一つくらい落としても、鑑定理論で頑張れば合格できると仰っていたのを思い出し、昼休憩の仮眠で気持ちを切り替えて、次の経済学以降に臨むことが出来たのがよかったかなと思いました(二日目の朝、応援に来ておられた高橋先生に、一日目の民法の大失敗を告白したところ、できる限り書き直したんだったら大丈夫、と嘘でも真顔で安心づけてくれたのも、大きな力になりました。連日、朝早くから応援に駆けつけて下さった先生方には感謝しかありません・・・)。

これから目指す方への応援メッセージ

私のような年齢・子育て中・仕事しながらというハンディがあっても、諦めずに、TACの先生方のアドバイスを聞きながら、あとTACの自習室等にこもって勉強すれば、時間はかかっても、いつかは必ず合格できると思います! 諦めないこと、本気になること、それが合格への鍵です!

不動産鑑定士への第一歩はココからスタート!

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