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左海 康道さん (40代)
DATA BANK
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私は税理士として普段から相続税や贈与税を含めた税務代理を行っています。それらの課税価格の計算においては、時価を基準とした財産の評価が必要になるため、不動産の鑑定評価の重要性と必要性を感じ、専門性を高めようとしたことがきっかけです。
仕事の中で、不動産鑑定評価に触れる機会がありましたが、表面的な知識として鑑定評価基準を暗記するだけでは太刀打ちできそうになく、体系的・本質的な理解を得るためには独学ではなく受験指導予備校を活用すべきと考えました。
TACは不動産鑑定士試験において合格占有率が70%を超えており、その合格実績に裏付けられた指導内容は信頼できるものであると確信しました。また、税理士試験や公認会計士試験においてもTACを利用していましたから安定感がありました。
まず初めに自分のSWOT分析(強み・弱み・機会・脅威)を行い、今後の方針を立てました。強みは不動産鑑定評価を業務に活用するという動機づけがあること、弱みは仕事を続けながらの受験であること、機会は基本的な論点を重視する試験傾向に変わっていること、脅威は相対的に論文式試験の合格率が低いことでした。
私は仕事をしながらの受験でしたので、絶対的な勉強時間の確保は常に課題でした。これについては休日を軸として勉強時間の確保を図りました。そのため答練は休日に行うことが多かったです。ただ、鑑定理論の暗記はすき間時間で可能ですから、これだけは毎日継続して実施しました。
最近の本試験は基本的な論点が重視されるようになってきているため、各科目の穴を作らないようにすることが必要であると感じました。計算科目はいったん定着するとそれほど勉強しなくても実力が急に落ちることはないと考え、経済学と演習は早期に習得するように努めました。会計学と民法は理解重視にして、鑑定理論は暗記色が特に強いため、暗記を作業として徹することに決め、直前期までとにかくテキストをお経のように唱えることにしました。結果的に本試験では、会計学・経済学・演習で攻めることができ、民法と鑑定理論は守りに徹することができました。
通信講座のフォロー制度として、質問メールを活用して疑問点を解決することができました。単に口頭で質問をするよりも文章で質問内容を入力することで頭の中が整理され、疑問点が自己解決することもときどきありました。
TACの講師陣はどの科目においても質が高く、わかりやすかったです。何とかして理解してもらおうとする熱心さが感じられました。基本的な勉強の流れとしては、テキストで予習をして講義を聞いてもわからなかった点は質問メールを活用することにしていました。
教材は本試験用に論点が絞られているため、他の教材等には手を出さず、これだけを信頼して勉強しました。特に鑑定理論の上級テキストは重宝しました。鑑定理論の基本テキストはとても分厚く読むのが大変でしたので、上級テキストを軸として補強点のみ基本テキストに立ち返る方式を取りました。
通信講座でしたから定期的な講義と答練は計画的な勉強の指針になりました。カリキュラムを進捗に応じて消化していくことで自然と実力がつく仕組みになっていました。
不動産鑑定士試験は相対試験ですが、通信講座を受講していましたので、相対的な自分の立ち位置を把握するために全国公開模試を活用しました。一度だけですが、総合成績優秀者ランキングと科目別成績優秀者ランキングに名前が掲載され、本試験までこのままの勉強方法を継続しようと決めました。
直前期は各科目をバランスよく回転するように努めました。具体的には本試験の前日まですき間を見て鑑定理論の暗記を毎日繰り返すとともに、実施した答練の問題を各科目見直すように努めました。理解する段階ではなかったため、直前期においてはテキストはほとんど見直しませんでした。
最後の科目である演習の問題を見たときは継続賃料というマイナーな論点でしたが、上級答練で見たことがある問題だなと思い、少し気持ちにゆとりが持てました。そのため、計算過程はともかくとして最後の問題にまで落ち着いて解答することができました。
不動産鑑定士試験は国交省の方針もあって以前のように難問奇問が出題されることはほとんどなくなっています。そのため、いたずらに難しい問題に取り組むことはせずに、TACのテキストで基本を習得し、答練で基本的な論点を網羅していくことが受験の近道であることがわかります。
TAC不動産鑑定士講座の合格実績
毎年多くの合格者を生み出すTACのカリキュラム
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