合格者が語る！企業経営アドバイザーの魅力
鈴木 徹 さん

企業経営アドバイザーを受講された理由は？

TAC主催のセミナーでこの資格を知りました。現在は、契約先のIT分野における課題解決やIT利活用支援業務を担当しています。

経営者の方々と話をする際に、多様な視点で課題を共有し、相手の立場に立った支援を行いたいと思い、受験を決意しました。

選択したコースと受講した感想をお聞かせください。

Web通信講座のフルパックコースを受講しました。講師の講義は、重要な点とそうでない点のメリハリが分かりやすく、効率的な学習につながりました。

また、実務的な視点での解説も大変参考になりました。講義が短い時間で区切られているため、集中力を維持しやすく、継続して学習できました。

教材は資格試験対策だけでなく、実務にも役立つ内容で楽しく学習できました。テーマごとに構成され、各テーマの分量も適切で、効率的に学習できました。トレーニング問題も見開きで問題と解答が配置されているため、反復学習がしやすかったです。

カリキュラムは無理なく学習できる構成で、科目数が多いながらも効率的に学習できるよう工夫されていると感じました。スケジュールを立てて学習を進める上で、良いペースメーカーとなりました。（私は実践科目から学習を進めました。）

実力テストは本番前の実力試しの場として活用しました。公式サンプル問題以外に本番形式の問題が少ないため、実力テストで試験の形式をイメージするのに役立ちました。知識科目と実践科目の一部問題はCBT形式で提供されているため、操作方法を事前に確認できた点も良かったです。

トレーニングに載っていない視点の問題もあり直前期の学習の助けになりました。

事業性評価は学習内容が実務に直結しており、大変参考になりました。目に見える部分だけでなく、そうでない部分を考慮するなど、実践的な内容で学習自体も面白かったです。

テキストだけでは理解しにくい点も、講師の経験談を通してイメージしながら学習できました。企業財務については、他の会計資格を学習した経験があったため取り組みやすいと考えていましたが、原価計算など初めて学習する分野もあり、難しさを感じました。

経営法務はビジネスに関連する様々な法律を学習しましたが、細かい数字を覚えるのに苦労しました。

1日の平均学習時間、学習の際に工夫した点がありましたら教えてください。

平日は約3時間、休日は約4時間 、直前期は平日は約4時間、休日は約5時間に増やして学習しました。学習において最も重要なのは、自分に合った学習方法を見つけることだと思います。

私は、試験日が先に決まっている実践科目から学習を始め、その後、知識科目を「企業経営・企業支援」→「企業財務」→「企業法務」→「生産管理」の順で学習しました。どの科目も、講義を視聴した後にすぐにトレーニング問題で該当範囲の問題を解くというサイクルを繰り返しました。

覚えられるまで反復し、分からない箇所はテキストに戻って確認しました。

直前期は苦手な分野に絞って学習しました。科目数が多く、経営や生産管理など初めて学習する分野はなかなか覚えられず苦労しましたが、過去に他の資格学習で様々な教材に手を出し、結局覚えられずに終わってしまったという経験から、今回は企業経営アドバイザーのテキストとトレーニング問題に絞って反復学習しました。

これが効率よく合格できた要因だと考えています。仕事との両立については、まとまった時間を確保することが難しい場合は、通勤時間などの隙間時間を有効活用することが重要です。隙間時間は暗記に使い、帰宅後や休日は問題演習を行うなど、ルールを決めて学習すると効率よく各科目を消化できると思います。

CBT受験について、感想と受験のコツや注意点を教えてください。

試験日を自分の予定に合わせて決められる点は非常に便利でした。

午前、午後など、試験会場によって時間帯が選べる点も助かりました。「問題を後で見返す」といったCBTなら
ではの機能もあり、事前に実力テストで操作方法を確認できたため、本番でも落ち着いて試験に取り組むことができました。

自分の学習タイミングに合わせて受験できるため、学習計画が立てやすいと感じました。

一方で、パソコンでの受験に慣れておく必要もあると思います。特に実践科目は事例問題が記述式で問題文も長いため、入力や関連箇所を探す操作に手間取ると時間が足りなくなる可能性があります。

電卓の持ち込み可否など、事前に確認しておくことをお勧めします。

対話力向上講習について

午前の座学で学んだ知識を、午後のロールプレイで実践できたことで、非常に実践的な講習だと感じました。経営者役、アドバイザー役、評価者など、それぞれの立場で考えることが非常に勉強になりました。

また、すぐにフィードバックをもらえるため、改善点や良かった点、他の受講者の話し方や考え方などを知ることができました。

対話と傾聴を実際に学ぶことができた点、ローカルベンチマークや経営デザインシートを記入するなど実務に役立つ内容が多く、充実した一日でした。対話と傾聴は経営者の方だけでなく、様々な場面で活用できるスキルだと感じましたので、日々の業務で意識して取り組んでいきたいと思いました。

どのようにすれば経営者に納得してもらえるかを常に考え、学んだ知識・スキルを活かしていきたいです。

これから資格をどのように活かしていこうとお考えですか？

学んだ知識を活かし、幅広い視点で顧客と関わっていきたいと考えています。ローカルベンチマークや経営デザインシートを活用し、情報を整理し、経営者に「腹落ち」してもらうことで、顧客の真のニーズを捉え、良き相談相手として長く支援していきたいです。

これから受講を検討されている方に、メッセージをお願いいたします。

この資格を通して、ビジネス全般に関する幅広い知識を習得できます。学習を通じて、「会社や顧客が抱える問題は、このような仕組みに起因するのではないか」など、学習する前と後とでは自分自身の考え方が変わり、問題意識を持つことができるようになりました。

知識の学習だけでなく、実践的な内容を学べる点が優れていると感じています。