一級建築士試験 合格者座談会

TACで受講し見事合格された3名の方から合格までのそれぞれのストーリーをお話しいただきました。

一級建築士 合格者座談会 参加者

(左から)
井澤 真悟(いざわ しんご)講師
山脇 未来(やまわき みく)さん(一級総合設計製図本科生)
濵中 峻(はまなか しゅん)さん(一級総合設計製図本科生)
阿知波 優衣(あちは ゆい)さん(一級総合設計製図本科生)
清田 和歳(せいた かずとし)講師

 

──(井澤) 皆さん、合格おめでとうございます。まずは一級建築士を目指した理由を教えてください。

濵中 設計事務所で働いている時にTACに通い、二級建築士を取得しました。現在は不動産鑑定所に勤めており、建物の評価を行うために一級建築士の取得を目指しました。

阿知波 集合住宅の発注業務をしています。建築に関わる者として自分に自信をつける意味もあり、受験しました。

山脇 確認審査機関で働くうえで必要な資格が住宅性能評価員と建築基準適合判定資格者です。その前提として一級・二級建築士であることが条件のため、資格を取得することにしました。

 

──(井澤) 学科の勉強について、これから受験する人にアドバイスをお願いします。

濵中 私は学科は二級・一級とも独学ですが、二級の学科試験で3回落ちています。原因を分析すると、問題集をただ回していただけだったこと。

阿知波 二級の時に法令集に慣れていたことが、一級を勉強する時に予備知識として役だったので、法規の学習は早めに始めるのがおすすめです。暗記物は後から詰めこむにしても、法規や構造は早めに理解しておくほうがいいですよね。数をこなした方がいいと思います。

──(井澤) 法規の試験は持ち込み可能なことが特殊な点です。法令集に線を引くことで、試験中の自分に「見落とさないように」と注意することができます。だから、よく講義では「本試験会場の自分に向かってメッセージを残すつもりで線引きしなさい」と伝えています。

山脇 私も法規と構造には苦労しました。講義で単なる解答ではなく「どうしてこうなるのか」の理由を合わせて覚えるようにしたのがとても役立ちました。

井澤 教室で理由を聞いてきちんと理解し、納得して進めるのが非常に重要で、独学ではなかなか難しいところだと思います。

 

──(井澤) 苦手な科目を克服するには、どんな点に気をつければよいでしょうか。

濵中 法規は条文が隣り合っていて、あちこちに飛ぶので最初は混乱しました。そこでTACの法令集には脚注にリンク先が記載されていることに注目し、それも含めて全体でグルーピングして覚えるようにしました。

阿知波 私は業務で施工現場に行く機会がなく、文字だけ追ってもなかなかイメージを掴みにくかったんです。ですから写真を見たり、イラストを描いたりして少しでも理解しやすくするよう工夫しました。

──(井澤) イメージを掴むのは大変重要で、構造の文章問題が解けないといったときには、その文章の内容を簡単なイラストで描けるかを理解の目安にするよう受講生に伝えています。イラスト化できるなら、内容が頭に入っているということですから。

山脇 構造は授業だけでなく、講義動画を納得するまで何度も見ました。視聴速度も変えられますし、何度でも受講できるから便利ですね。

 

──(清田) ここからは製図についてお聞きします。まず、皆さんは製図対策の受講先としてなぜTACを選ばれたのでしょうか。

濵中 私は二級の受験の時に、TACの製図に通って一回で合格できたことから、非常に信頼していました。それに課題も他校と遜色ないのに受講料はリーズナブルで、コスパに優れていますよね。

阿知波 私は製図試験が3回目で後がない状態で、同じ状況だった人にTACなら初歩から丁寧に教えてくれると聞いたのが決め手になりました

山脇 私は二級の取得と一級の学科もTACだったので、継続でTACにしました。

 

──(清田) 実際に受講して、講師の教え方や教材や課題などの感想を教えてください。

濵中 教材をモニターに映して書きこんでいくというライブ感ある講義で、とてもわかりやすかったです。苦手な設備を学べる教材も良かったですね。

阿知波 毎回エスキスの手順をしっかり踏んでプランの組み方などを丁寧に教えたのが良かったです。

山脇 TACの先生は皆さん、やさしく教えて添削してくれたので、励まされる思いで頑張れましたね。また、今年度から始まった復習用教材がとても役に立ちました。

 

──(清田) 次に、皆さんは仕事で多忙な中、学習時間の確保や作図表現のスピードアップなど、どのような工夫をしましたか。

濵中 平日夜は1時間勉強できるかどうかだったので、エスキスまでやる・平行定規で描くところまでやるなど部分的に勉強するようにしました。作図スピードは、作図動画を1から見直し、その手順を真似ることで早くなりましたね。あと、先生から授業で間違えた箇所をメモするようアドバイスされたので、毎講義タブレットにまとめていました。試験前日に全部チェックしてから本試験に臨めました。

──(清田) すばらしい。同じ間違いを繰り返さないことが非常に大事ですね。

阿知波 私は確実に時間を確保できる早朝に勉強したり、1時間タイマーをかけて作図したりしていました。エスキスはできるだけ少しずつ違う解き方をするように心がけました。

山脇 作図にはまとまった時間を確保したかったので、会社の時差出勤制度を利用して早朝出勤して夕方には退勤し、そこから夜まで集中してやりました。エスキスなどは通勤中などの隙間時間を活用しました。

──(清田) 皆さん、工夫して学習時間を捻出していますね。

 

──(清田) さて、TACの製図の課題は他校よりも少ない課題数ですが、その点はどう感じましたか。

濵中 数は他校より少なくても、1課題ごとに覚えるべきエッセンスが詰め込まれていたので、1回ごとに集中して消化していくよう心がけました。やみくもに多くの課題を解くのではなく、自分で課題の採点ができるくらいまで、完全に理解することが大事かなと思いました。

阿知波 他校のように課題が多いと、色々とよそ見をしてしまいそうだったので、それよりは「これ!」と決まった内容を、基本に忠実に学んでいく方が私には合っていました。課題数を2倍こなせば2倍の力がつくというものでもないと思いますし、消化しきれない部分が出てきてしまいますから。重要な要素が詰め込まれた課題をじっくりやることで、ひとつずつを濃厚にこなせた気がします。

山脇 1課題にじっくり時間をかけられたので、理解したうえで次へ進めてよかったです。おかげで、本試験でも「TACで学んだことばかり」と落ち着いて対応できました。

──(清田) ちょうど良い課題数で安心しました(笑)。

 

──(清田) 最後に、これから建築士試験を目指す方へ、アドバイスをお願いします。

濵中 同じミスを何度もしてしまったり、枚数もはかどらなかったりして悩んでいる時、先生から「たくさん描く以上に、1枚1枚から何を学ぶかが大切」だと助言されてハッとしました。試験中にあらゆる間違いに気づかなければならないので、1枚にどれだけ集中して描けるかを大事にしてください。

阿知波 仕事を続けながら受験するには、どれだけ生活をコントロールして学習時間を作り出せるかがカギです。また、苦手な部分をちゃんと見つけて潰さない限り合格は難しいので、先生と話したり自分で整理したりして、しっかり向き合うことが必要だと思います。

山脇 職場や周囲の人に「今年、一級建築士を受験する!」と伝えておくと、時間の確保に協力してもらいやすいですし、自分のモチベーションも上がるのでおすすめです。

 

──(井澤・清田) 皆さん、貴重なお話をありがとうございました。本当におめでとうございます。

「合格者インタビュー」動画はこちら

(参加者)
濵中 峻(はまなか しゅん)さん
阿知波 優衣(あちは ゆい)さん
山脇 未来(やまわき みく)さん

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