FP(ファイナンシャルプランナー)3級の受験資格は?資格概要も解説

FP(ファイナンシャルプランナー)3級の受験資格は?資格概要も解説

FP(ファイナンシャルプランナー)3級は、難易度はそう高くないといわれている資格です。この記事では、そんなFP3級の受験資格に関して解説します。資格試験の概要、2つの受験機関の違いまで、あわせて詳しくチェックしましょう。

FP(ファイナンシャルプランナー)オンラインセミナー

FP(ファイナンシャルプランナー)の資格試験とは?

FP(ファイナンシャルプランナー)の資格試験とは?

はじめに、FP(ファイナンシャルプランナー)の資格試験の特徴について、受験のスケジュールや受験料、試験の内容、出題形式、合格基準点、難易度を詳しくチェックしていきましょう。

【重要】3級FP技能検定のCBT化に関するお知らせ(2023/09/20 更新)

2023年4月26日(水)、NPO法人 日本FP協会(以下、FP協会)及び一般社団法人 金融財政事情研究会(以下、きんざい)の各ホームページにおいて、「3級FP技能検定のCBT(Computer Based Testing)化」に関する案内が発表されました。

これまで年3回の一斉方式のペーパー試験にて実施していた3級FP技能検定の学科試験及び実技試験とも、2024年4月より全国で随時受検ができるCBT試験(CBTS受験者専用サイトにリンク)へ完全移行することになりました
一斉方式のペーパー試験は2024 年1月試験(2024年1月28日(日)実施予定)をもって終了する予定です(2級及び1級 FP技能検定は従来どおり一斉方式のペーパー試験を継続します)。

なお、CBT試験の開始時期はFP協会、きんざいで異なりますので、それぞれのホームページを必ずご確認ください。

◎NPO法人 日本FP協会ホームページ(3級FP技能検定の2024年度からのCBT化のお知らせ)
→日本FP協会実施分のQ&A(日本FP協会確認済み)を下記にアップしました。
◎一般社団法人 金融財政事情研究会ホームページ(2023年度の技能検定3級試験の実施方法に関するお知らせ)
→CBT試験に関する「よくある質問と回答」「操作方法マニュアル」が掲載された、技能検定CBT受検システムの専用ページ(きんざい実施分)が更新されました。(2023/09/20 更新)[NEW!]

3級FP技能検定CBT化 Q&A(日本FP協会実施分)2023/07/11 現在

学科試験が120分から90分に短縮されますが、出題形式・出題数も変更されますか?
現行のペーパー試験と同様の出題形式・出題数です。試験時間のみ短縮されます。
一部合格と試験免除申請制度(いわゆる「科目合格制度」)に変更はありますか。
科目合格制度自体に変更はありませんが、有効期間に気を付ける必要があります。有効期間は「一部合格した試験の実施日が属する年度の翌々年度末まで」ですが、2025年3月は休止期間にあたるため、ご注意願います。
Web サイトから受検申請するにあたって、注意すべき点はありますか?
受検申請は、日本FP協会のホームページ経由等で㈱シー・ビー・ティ・ソリューションズ(以下、CBTS)のWeb サイトから申請いただけますが、その際、CBTSのWebサイト内にマイページを登録する必要があります。一つのメールアドレスに一つのIDが発番されます。マイページにて受検履歴が登録されていきますので、お一人で複数のマイページを設定されないようご注意ください。
試験日時は自由に選ぶことができますか?
休止期間を除く期間であれば、申請日の3日後から最長で当月を含まない3ヵ月後の末日までの間から選ぶことができます。ただし、同じ試験を再度受検する場合は、申請は前回試験日翌日以降となり、受検日は前回試験日の合格発表日翌日以降となります。よって、受検は最大で月1回までとなり、1年につき最大で11回受検することができます。
過去の本試験問題を見ることができますか?
毎年1回、過去の本試験問題(一部)を日本FP協会のホームページにアップする予定です。
試験の際、何か持ち込むことができますか?
携帯電話、筆記用具、計算機、参考書、六法等を含め、自席(パソコンブース)への私物の持込みは認められていません。テストセンターに設置されている鍵付きのロッカー等に保管していただきます。メモ用紙・筆記用具はテストセンターで貸し出されます。計算問題については、試験画面上に表示される電卓を利用することができます。

受験のスケジュールや受験料

FP(ファイナンシャルプランナー)の資格試験は、5月・9月・翌1月の年に3回の頻度で実施されています。2023年度の場合は、5月28日(日)と9月10日(日)、翌年の1月28日(日)が受験日となっています。

FP(ファイナンシャルプランナー)の資格試験の受験料は、受ける試験によって異なります。3級受験であれば学科と実技あわせて8,000円、学科のみや実技のみの場合にはそれぞれ4,000円です。

試験の内容や出題形式

FP(ファイナンシャルプランナー)3級を受験する場合は、学科試験と実技試験の2種類の試験があって、それぞれを同日に受験可能です。実技試験は「日本FP協会」と「きんざい」とで違いがありますが、その詳細は後述します。

試験では、「ライフプランニングと資金計画」「リスク管理」「金融資産運用」「タックスプランニング」「不動産」「相続・事業承継」の6分野から出題されます。

FP3級の試験時間は学科試験が120分で、実技試験が60分です。出題形式は3級ならば学科試験と実技試験ともにマークシート形式で解答します。

FP(ファイナンシャルプランナー)3級の合格基準点

FP(ファイナンシャルプランナー)3級の試験では、学科試験と実技試験のそれぞれで合格判定があり、両方合格した場合に合格書が渡されます。

学科試験の合格基準点は、60点満点中36点以上です。一方、実技試験は「日本FP協会」ならば100点満点中60点以上を、「きんざい」ならば50点満点で30点以上をとれば合格できます。

もしも一度に両方とも合格できなくても、再受験をおこなった場合には一部合格者としてそれぞれの該当する試験が免除可能です。一部合格者として試験の免除を受ける場合には、受験を申し込む際にあわせて申請をしましょう。

FP(ファイナンシャルプランナー)3級の難易度

FP(ファイナンシャルプランナー)3級は入門編ともいえる試験で、基礎知識を中心に出題されます。出題される傾向も毎年あまり変わらないため、難易度は低く合格しやすい試験です。FPに関する知識がない方でも取り組みやすい試験だといえます。

FP(ファイナンシャルプランナー)の2つの受験機関

FP(ファイナンシャルプランナー)の2つの受験機関

FP(ファイナンシャルプランナー)の試験は、「日本FP協会」と「きんざい」の2つの受験機関で受験可能です。もともとは日本FP協会ときんざいのそれぞれで、異なる資格試験として実施していたことがあり、現在でも2つの受験機関には違いがあります。

それぞれの特徴や、どちらで受験するか選択する際のポイントについて、詳しくチェックしていきましょう。

1.日本FP協会

「日本FP協会」と「きんざい」の学科試験には共通する問題が出題されます。また、どちらで受験しても資格の価値は変わりません。

違いがあるのは実技試験です。日本FP協会の実技試験は「資産設計提案業務」に関する問題が出題されます。

2.きんざい

一方「きんざい」では「個人資産相談業務」か「保険顧客資産相談業務」のどちらかを選択可能です。このうち、「個人資産相談業務」については日本FP協会が実施する「資産設計提案業務」とあまり内容は変わりません(「個人資産相談業務」では「リスク管理」が出題されません)。

どちらで受験するか、選択のポイントは?

2つの受験機関で出題範囲は多少違いますが、難易度は同じです。どちらで受験するかを選択する際は、実際に実技試験の過去問を解いてみて、やりやすいと感じたほうにすればいいでしょう。

参考までに、実技試験は日本FP協会のほうが出題範囲が少し広いものの、きんざいのほうがその分難易度が少々高めの傾向があるといわれているようです。

[参照]日本FP協会

FP(ファイナンシャルプランナー)3級の受験資格

FP(ファイナンシャルプランナー)3級の受験資格

FP(ファイナンシャルプランナー)3級に合格すると、自分や家族の生活に密接に関係しているお金のことへの理解が深まります。相続や生命保険などを考える際に適切な対応が理解でき、個人資産を管理する際に役立つでしょう。

しかし、一般的に就職や転職の際に有利になったり、実務に役立てられたりするのはFP2級からだといわれています。3級に合格することだけを目標にするのではなく、続けて2級取得も目指しましょう。

それでは、FP3級の受験資格と、あわせて2級の受験資格についてもチェックしていきましょう。

3級の受験資格は実質的に誰でも可

3級の受験資格を有する者として指定されている条件は、「FP業務に従事している者または従事しようとしている者」です。これは実際に「従事している者」だけではなく「従事しようとしている者」にも受験資格があるため、実質的に誰でも受験できます。

3級合格で2級の受験資格が満たせる

一方、就職や転職の際に有利になるといわれるFP(ファイナンシャルプランナー)2級は受験資格の該当者を絞っています。4つの条件(後述)のいずれかを満たす必要があるものの、3級に合格した場合にはこのうちの1つの条件を満たせ、2級の受験資格が得られるのです。

FP2級の受験資格の条件のうち、とくにクリアしやすくて該当者が多いものが3級合格だといわれています。そのため、まずは3級に合格してから2級を狙う方が多いです。

3級合格以外の2級の受験資格の条件は?

2級の受験資格についての4つの条件は、以下のとおりです。

・FP業務に関し2年以上の実務経験を有する者
・日本FP協会が認定するAFP認定研修を修了した者
・厚生労働省認定金融渉外技能審査3級の合格者
・3級FP技能検定の合格者

いずれの条件についても、受験申請締切日までに受験資格の条件をクリアしている場合に限るため注意しましょう。

FP(ファイナンシャルプランナー)を受験しよう!

FP(ファイナンシャルプランナー)を受験しよう!

FP(ファイナンシャルプランナー)の資格試験は、5月・9月・翌1月の年に3回の頻度で実施されています。2023年度の場合には、5月28日(日)と9月10日(日)、翌年の1月28日(日)が受験日となっています。

試験では、ライフプランニングと資金計画、リスク管理、金融資産運用、タックスプランニング、不動産、相続・事業承継の6分野から出題されます。FPの試験は、「日本FP協会」と「きんざい」の2つの受験機関で受験可能です。どちらで受験するかを選択する際は、実際に実技試験の過去問を解いてみて、やりやすいと感じたほうにすればいいでしょう。

FP3級に合格すると、相続の際などの個人資産を管理する際に役立ちます。しかし、一般的に就職や転職の際に有利で実務に役立てられるといわれているのは2級からです。

3級合格だけを目標にするのではなく、続けて2級取得も目指しましょう。効率よく合格をつかみたい方は、TACのような受験指導校の活用をおすすめします。

FPデジタルパンフレット

デジタルパンフレットを閲覧する

資格の最新情報やTACのコースを掲載したパンフレットを、お使いのデバイスでいますぐご覧いただけます。

お申込いただいた場合、個人情報の取り扱いにご同意いただいたものとして取り扱わせていただきます。

FP(ファイナンシャルプランナー)3級についてもっと知ろう!

FP3級の年収や取得のメリットは?FPの仕事内容や働き方までわかりやすく解説

FP3級_年収

FP3級の年収や取得のメリットは?FPの仕事内容や働き方までわかりやすく解説

FP(ファイナンシャルプランナー)3級は、FP資格の入門編ともいわれているものです。 この記事は、FP3級の資格取得者の年収に関する内容を解説します。資格の概要、年収の目安、取得するメリットなどを詳しくチェックしましょう。 続きを読む »

FP3級の難易度は?他資格との比較も交えてわかりやすく解説します!

FP3級_難易度

FP3級の難易度は?他資格との比較も交えてわかりやすく解説します!

FP(ファイナンシャルプランナー)3級は入門資格ともいわれており、FP試験のなかでも難易度はそう高くなくチャレンジしやすい資格です。この記事では、そんなFP3級試験の難易度について解説します。ほかの資格試験との難易度比較も紹介するため、あわせてチェックしましょう。 続きを読む »

FP3級の合格率は?合格率をアップさせるコツも解説

FP3級_合格率

FP3級の合格率は?合格率をアップさせるコツも解説

FP(ファイナンシャルプランナー)3級は受験者が多く、人気の資格のひとつです。この記事では、そんなFP3級の合格率について解説します。試験の種類の違いや合格率をアップさせるコツも紹介しますので、あわせてチェックしましょう。 続きを読む »

FP3級は独学で合格できる?勉強時間の目安や勉強方法を解説

FP3級_独学

FP3級は独学で合格できる?勉強時間の目安や勉強方法を解説

FP(ファイナンシャルプランナー)3級は合格率が高い資格のひとつで独学でも十分合格を狙えます。ポイントを押さえて勉強すれば1ヵ月での合格も可能です。本記事では、FP3級試験に独学で挑戦する場合の勉強時間目安や勉強方法について解説します。 続きを読む »

FP3級の勉強時間はどのくらい?試験の難易度や効果的な勉強方法もご紹介

FP3級_勉強時間

FP3級の勉強時間はどのくらい?試験の難易度や効果的な勉強方法もご紹介

FP(ファイナンシャルプランナー)3級は、どのくらいの勉強時間が必要なのでしょうか?また勉強方法は、受験指導校と独学、どちらが良いのでしょう。本記事では、FP3級の勉強時間について解説します。 続きを読む »

FP3級試験で導入されるCBT方式とは?特徴や注意点をわかりやすく解説

FP3級_CBT

FP3級試験で導入されるCBT方式とは?特徴や注意点をわかりやすく解説

ペーパー方式の会場試験で実施されていたFP(ファイナンシャルプランナー)3級試験が、CBT(Computer Based Testing)方式に完全移行します。従来と試験方法が変わるため、概要を理解して試験に挑むことが大切です。この記事では、CBT方式の特徴や注意点について解説します。続きを読む »

第一歩を踏み出しましょう!

受験対策を始める

第1歩を踏み出しましょう!

FP試験の合格を目指すなら「安心と信頼」のTACです。毎年多くの合格者を送り出しているTACで合格を目指しましょう!

FP全般・FP2級・FP1級・CFPについても詳しく知りたい方はこちら!

FP(ファイナンシャルプランナー)への第一歩はココからスタート!

資料請求

この講座のパンフレットを無料でお届けいたします。

無料でお送りします!

資料請求

無料講座説明会

まずは「知る」ことから始めましょう! 無料セミナーを毎月実施しています。

お気軽にご参加ください!

無料講座説明会

FP(ファイナンシャルプランナー)講座のお申込み

申込み方法は4種類

申込み方法は4つ

TAC受付窓口/インターネット/郵送/大学生協等代理店よりお選びください。

申し込み方法をご紹介します!

詳細を見る

インターネットから申込む

インターネットで
すぐに申込む

インターネットで、スムーズ・簡単に申し込みいただけます。

スムーズ・簡単!

申し込む

電話やメールで、受講相談を受け付けています。

TACの受講相談で疑問や不安を解消して、資格取得の一歩を踏み出してみませんか?

TAC受講相談

>TAC受講相談