歩き続けた3年間｜電験二種合格体験記

佐藤 和司 さん

DATA BANK

電験二種取得を目指した理由・きっかけ

私は、今まで電気の勉強をしたことも、電気の業界にいたこともありませんでしたが、電験3種持っていると転職に有利という情報を目にし、今の仕事の業界が今後不安だったので、毎日こつこつと仕事終わりに図書館へ通い（悪夢の法規に当たり）2年で電験3種を取得しました。2種に挑戦した理由は、単純に、2種を持っているともっと転職に有利と、今まで勉強を続けていたペースを崩すのがもったいなかったという理由だったと思います。

学習時の環境、仕事との両立の方法

私の場合は、電験3種からの勉強の時間や習慣を崩さないようにしました。勉強をしないと気持ち悪い感じがしました。
夜、講義を聞いて理解したところを、朝、通勤途中でもう1回、耳で聞き流します。これで昨日の講義がイメージ出来れば、しっかり覚えているということでしょうか。動画の講義の良いところは繰り返し自分のスキマ時間のタイミングで観て聴けることですね。先生の、ピアノの上に猫が…ピアノ売ってくださいのＣＭのように、意識しなくても繰り返し聞くことでいつのまにか覚える。それを実践できたと思います。

学習において苦労した点、工夫した点

●1次試験
いろいろな媒体で、電験2種の1次試験は、簡単で勉強しなくても突破出来た、3種と併願して2種の１次科目も取れたという話がありますが、鵜呑みにしないでください。ふわふわした理解で受けると、１次がうまくいっても2次で確実に落ちます。
私の場合は電験3種をしっかりマスターしてから、そこから1次試験用に、深くそして、幅広い知識を勉強しました。同時にエネ管の勉強もしていて、勉強時間不足で機械科目を落としたと思っていたのですが、エネ管で得た知識もあり、全体的に高得点で、１次を突破出来ました。どこから何が出るかわからないので、幅広く学習するのが大事ですね。
●2次試験
1次試験が終わるころには、2次試験の知識問題は解けるようになっていた(ここ大事です）ので、1次試験の自己採点で突破したところから2次の計算の学習を始めました。なにせ2次試験までの時間がない。とにかく講義の動画をみて、計算する。それを繰り返しました。電験3種のとき、短絡、地絡、高調波の計算、エネ管での誘導機・自動制御等の計算の知識が残っていたことが短縮につながったと思います。得意分野を作る。苦手なものは、ズバット切るのも作戦だと思います。試験終わってみると、自己採点で160点、電験3種からの積み上げたものが、2種の2次試験までずっとつながっていると実感しました。

今後の電験二種資格の活かし方

現在、実務未経験ではありますが、転職を考えています。電験2種を取得後、たくさんのエージェントさんからオファーをいただきました。多少年を取っていても電験2種は強いです。実務経験があれば、完璧らしいです。電験2種を取れたことが今後の人生で大きな自信につながると思います！

これから受験する人へ

学校を卒業してから15年、勉強を一切してきませんでした。いままで電気のことは一切学んできていません。オームの法則から勉強しました。それでも、自分のペースで勉強を始めてから3年で、電験3種、エネ管、電験2種を取得しました。自分のペースで勉強を継続することが大事です。それでも道は長いでしょう。他人から教えてもらう、講義を見ることは、非常に時短になります。理解が早くなります。1年で一発合格できたTAC電験2種講座は、おすすめです。他の方より早く一気に駆け抜けてください。