合格者が語る!企業経営アドバイザーの魅力
末永 直也 さん
★資格取得者★

末永 直也 さん
キヤノンシステムアンドサポート株式会社勤務
企業経営アドバイザー
Web通信講座|知識・実践パックコース受講
2024年検定試験合格
中小企業診断士学習経験を活かし、経営層への支援力向上へ
企業経営アドバイザーを受講された理由は?
会社の推奨資格であったこと、そして並行して学習していた中小企業診断士の学習内容と類似していることから、インターネット検索でこの資格を知りました。
中小企業診断士試験は2024年5月から学習を開始し、同年一次試験科目合格という結果でした。1年後の試験に向けて、特に緊張感への対応や初見問題への対応力を鍛えたいと思い、企業経営アドバイザー資格の取得を検討しました。
学習を進める中で、実践科目におけるローカルベンチマークや経営デザインシートを活用した現状分析、ステークホルダーとの情報共有、そして理想像からの逆算に基づく経営計画立案といった内容が、自分の目指す方向性と合致していると感じ、受験を決意しました。
選択したコースと受講した感想をお聞かせください。
Web通信講座の知識・実践パックコースを受講しました。事業性評価の講義は非常に興味深く、特に知識財産という考え方や、社長への気づきを促す内容、そして会話形式での講義は理解しやすかったです。一方で、板書の文字が見づらい点が少し気になりました。
教材は薄くて持ち運びやすく、電車内でも学習できました。個人的には、iPadで学習することが多いため、PDF形式での教材提供があればさらに便利だと感じました。
教材の内容を事前に確認できれば、講座選択の際にさらに役立ったと感じます。今回は、事前に内容が分からなかったため知識・実践パックコースを受講しましたが、中小企業診断士を学習中の私の場合は、知識科目は教材のみで十分学習可能でした。
1日の平均学習時間、学習の際に工夫した点がありましたら教えてください。
平日・休日ともに約1時間の学習時間を確保しました。私は並行して中小企業診断士の学習も毎日行っていたため、知識科目は重複する範囲が多く、中小企業診断士の学習がそのまま企業経営アドバイザーの学習にもなっていました。そのため、知識科目の学習にはほとんど時間を割きませんでした。
実践科目では、「社長はどのような人物か」「どのように伝えれば受け入れてもらえるか」を意識しながら事例問題に取り組みました。試験1カ月前からは、毎日1時間、事例問題を中心に学習しました。協会ホームページに掲載されているサンプル問題を最終確認として活用し、自分の解答との相違点を確認しました。
CBT試験では、PC画面上の問題に直接書き込みができないため、普段問題文にチェックをつけながら解答する習慣があった私にとって、財務の問題で読み間違いやメモへの転記ミスが発生し、初回の知識科目の試験は2点足りずに不合格となってしまいました。4日後に再受験し、今度は面倒でもPC画面を指で追いながら問題を解くことで、2回目の財務の正答率は92%まで向上しました。
CBT受験について、感想と受験のコツや注意点を教えてください。
CBT試験の中には問題文にマーキングできるものもありますが、この試験ではそれができませんでした。そのため、問題文中で重要な箇所に印をつけることができず、注意深く読む必要があり、少し苦労しました。受験する際は、面倒でもメモを積極的に活用し、重要な点や思考プロセスを整理することをお勧めします。
対話力向上講習について
実際の経営者の話を交えた講義で、大変勉強になりました。
私は法人向け営業の業務で経営層の方々と話す機会があるため、そこで得た知見を自社のサービス紹介に繋げ、ビジネスパーソンとしての信頼を高め、ビジネスチャンス拡大に活かしたいと考えています。
これから資格をどのように活かしていこうとお考えですか?
法人向け営業の業務で経営層の方々と話す機会があるため、そこで得た知見を自社のサー ビス紹介に繋げ、ビジネスパーソンとしての信頼を高め、ビジネスチャンス拡大に活かしたいと考えています。
これから受講を検討されている方に、メッセージをお願いいたします。
経営者は孤独だと感じることが多く、共感してくれる存在が必要だと感じています。その上で、ビジネスについて客観的なアドバイスをくれる相談相手は、AIでは代替できません。
この資格を通して、人間にしかできない付加価値の高いスキルを身につけることができると思います。