講師からの激励メッセージ

本試験も近づいてきました。以下、これからの過ごし方について述べいきます。
（１）答練を有効に活用する。
直前期に実施される答練を是非、有効活用してください。分かったつもりでは意味がありません。限られた時間内で合格に必要な答案を作成する力が必要です。「練習は本番のつもりで！」「本番は練習のつもりで！」
（２）学習の進め方について
この時期は、細かい内容に目を奪われがちですが、決して基本事項を蔑ろにしないことです。「基本」を確実に押さえることが、合格の絶対条件です。
時間のある人、無い人さまざまだと思いますが、寸暇を惜しんで学習しきってください！

直前期に入っても基礎期トレーニングや演習等を繰り返しましょう。正答率の高い基本的な部分が確実に取れないとそのまま合否に直結し、メンタル的にもその後に悪影響を及ぼします。そして、合格された方は１回１回の答練テストを実に大事にされていてそこで実力を伸ばしたという印象を受けました。時間配分などの感覚や戦略を各自答練で養っておきましょう。また、細部にまでいちいち突っ込んだりしないこともコスパ的に大事です。自分の消化出来た部分だけで勝負もありです。とにかく、最後の最後まで粘りましょう。

受験生の皆さん、いよいよあと少しで本試験ですね。私が学習していた頃を思い出すと、今のように学習範囲は広くなく、それほど大変ではありませんでした。それに比べて今は非常に学習範囲が広がっていて大変苦労している方がほとんどだと思います。
ただ、１位になる必要はないのです。ギリギリでも合格は合格です。ギリギリの合格を目指して頑張りましょう。本試験でのご健闘をお祈りしております。

「早起きは三文の徳」の言葉はよく知られているが、当初は早起きしても三文程度しかならないという意味だったとの説もある。
成程、三文とは僅少な金額の例えで「三文芝居」「二束三文」とも言うから尤もである。また「得」ではなく「徳」と言っていることから、利益ではなく功徳という観点ともとれるため、積み上げが大事なのだとも推測できる。
畢竟するに、単なる早起きに大した価値はなく、その時間をいかに活用するか、さらに一度きりでなく継続して積み上げることが大事なのだという先人の教えなのだろう。