現役官僚インタビュー 法務省
「誰一人取り残さない」共生社会の実現を目指して

藤井 景子さん
Keiko Fujii 保護局総務課補佐官
入省後の略歴と職務内容
・2004年 前橋保護観察所 保護観察官業務
・2007年 内閣府犯罪被害者等施策推進室 犯罪被害者等支援のための調査、マニュアル作成等
・2009年 愛光女子学園 女子少年院における矯正処遇
・2012年 育休取得
・2015年 関東地方更生保護委員会 仮釈放等審査事務、人事事務等
・2020年 人事院試験専門官室 採用試験の問題作成
・2023年 法務総合研究所 調査研究業務
・2025年 法務省保護局総務課 人事事務
Q1 国家総合職(入省先)を志した理由を教えてください。
大学で心理学を勉強する中で、何か仕事にならないかと探していたところ、法務省に辿り着きました。もちろん他にも仕事はあったわけですが、医療や障害福祉などと異なり一般には支援の必要性が理解されづらく、だからこそ目を向ける必要があると思ったのが、犯罪や非行からの立ち直りを支援する法務省の仕事だったのだと思います。
Q2 今まで経験されたお仕事で、最も心に残っていることはなんですか?
保護観察官業務に携わる中で、保護司さんを始めとした民間ボランティアの方々の優しさやあたたかさに触れたことです。こんなに素晴らしい人たちがいるんだと、私自身も心が洗われましたし、誇りに思いました。他部局の職員からは、保護局職員の人柄をお褒めいただくことが多いのですが、紛れもなく保護司さんたちに育てられた結果だと思っています。
また、少年院に配属された際に、先輩が、収容中の少年に対して、「周りは変えられない、変えられるのは自分だけ」と話していたことも印象に残っています。もちろん、少年院でも生活環境に働きかけますが、本人に対しては、周囲の環境を嘆くのではなく、自分がどう変わっていくかを教え、どんな環境でも生きていく強さを身につけさせているのだろうと私は理解し、処遇はもちろんのこと、その後の私自身の生き方の指針にもなっています。
Q3 これから取り組みたいお仕事はどんなことですか?
しばらく保護観察官業務を離れてしまったので、また保護観察官業務に就きたいです。採用当時は自分も若く、うまくいかないことも多かったので、それなりに人生経験を積んだ今、自分がどれだけできるか試してみたい気持ちもありますし、何より、一人ひとりに直接関わって、更生保護が目指すものを実感したいという思いがあります。
Q4 キャリアをめざす受験生へ熱いメッセージをお願いします。
同じ公務員の中でも、選択肢がたくさんある、というのが総合職のよいところだと思います。私のように他省庁や他部局に出向して多様な経験を積むこともできますし、保護観察所や地方更生保護委員会で保護観察官経験を積み、専門性を高めることもできます。転勤や管理職業務は避けたいという方もいらっしゃるかもしれませんが、新しい職場や役割には新しい発見が常にあり、生涯にわたって成長し続けられるのが魅力だと思っています。特に、変化が激しく、流動的な現代において、環境に適応できる柔軟さを培っておくことは、人生を生き抜く上でも重要な要素なのではないかと個人的には考えています。
皆さんも、犯罪や非行からの立ち直りを支援しながら、自分自身も成長を続け、一緒に「誰一人取り残さない」共生社会の実現を目指しませんか。
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