気になる情報はここに! 【警察官】警視庁の「日程・倍率・試験内容」を解説!

警視庁を目指す

 警視庁の採用試験について、試験内容日程気になる倍率についてご説明します。また、警視庁を受験する場合に、知っておくべき警視庁の取り組みやキーワードについてご紹介します。

関東圏に位置し、日本最大の組織規模を誇る警視庁は、受験される方が非常に多い自治体です。その分、競争率も高くなり最終合格のためには万全の対策が求められるでしょう。警視庁の採用情報をいち早くキャッチして、早速対策に取り掛かりましょう。

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1.令和7年度 採用試験日程

Check! 令和7年からの大きな変更点

・第1回試験の類別に、Ⅲ類(高卒既卒者及び高校卒業程度の学力を有する人が対象)を追加し、第3回試験が廃止に。
・筆記試験にSPI3導入、教養試験との選択制に。
・教養試験の出題数が削減され、試験時間も短縮。
・国語試験は廃止に。

試験日程

警視庁(Ⅰ類)では、合計2回の試験が実施されています。

〈第1回〉

1次試験 4月13日(日)
1次試験合格発表 第1次試験終了後概ね2週間後
2次試験 適性・体力検査
面接・身体検査
男性:5月10日(土),17日(土),18(日),31(土)のいずれか1日
女性:5月24日(土),25(日)のいずれか1日
最終合格発表 第2次試験終了後概ね70日後

〈第2回〉


1次試験 9月15日(月・祝)
1次試験合格発表 第1次試験終了後概ね2週間後
2次試験 適性・体力検査
面接・身体検査
男性:10月4日(土),5日(日)のいずれか1日
女性:10月11日(土)
最終合格発表 第2次試験終了後概ね70日後

 例年、警視庁の採用試験は4月・9月の計2回の試験日程で実施されます。採用試験の日程が他の自治体と被っていない場合、他の道府県警との併願が可能であるため、併願の際は自治体ごとの採用案内を比較しながらご確認ください。

※受験年度の日程は最新の採用案内をご確認ください。

Check! 警視庁 併願のモデル

 警視庁を第一志望の受験先として、併願スケジュールを組む場合の例をご紹介します。下記はあくまで一例ですので、お住まいの地域や他の試験種への受験を加味して検討くださいますようお願い致します。

日程 試験種
4月 13日(日) 警視庁警察官Ⅰ類①
5月 11日(日) 警察官(5月試験)
5月 11日(日) 東京消防庁消防官Ⅰ類①
6月 15日(日) 政令市消防・市役所消防職A日程
7月 13日(日) 警察官(7月試験)・市役所消防職B日程
9月 15日(日・祝) 警視庁警察官Ⅰ類②
9月 21日(日) 警察官(9月試験)・市役所消防職C日程

 警察官・消防官試験は、自治体ごとに試験を実施しており、試験日が異なっていれば、警察官・消防官試験を問わず何種類でも受験することが可能です。警察官を第一志望としている場合であっても、消防官を併願するパターンもありえるのです。

警察官を受験される方の中には、消防官を併願されるケースが見られます。それは、試験科目が重複していることも大きな理由です。学習の成果を様々な試験種で活かすというのが公務員試験のスタンダードと言えるでしょう。リスクを回避するためにも「併願」という選択肢を皆様の受験スケジュールに組み込まれることをおすすめします。

2.採用試験の特徴

警視庁では、1次試験と2次試験の2段階で実施されています。

1次試験 教養試験またはSPI3・論文試験・適性検査
2次試験 面接試験・身体検査・体力検査・適性検査

受験申込時に 1次試験「教養試験」または「SPI3(基礎能力検査)」のどちらかを選択

 1次試験では教養試験またはSPI論文試験が課されます。教養試験またはSPIについては出願時に選択することになっております。

試験内容
  • 第1次試験
    教養試験

    択一式で大きく分けると①一般知識、②一般知能から出題されます。一般知識は、法律・政治・経済・社会・時事・国語・英語等の科目で構成されます。一般知能は、文章理解・数的処理等の出題があります。公務員試験全般に言えることですが、深入りしすぎず万遍なく学習することが重要です。

  • 第1次試験
    SPI3

    言語的理解力や数量的処理力、論理的思考力等についての択一式の検査です。
    GAT-U(ペーパーテスティング方式)択一式、70題、1時間10分

  • 第1次試験
    論文試験

    1題・1時間となっており、800字程度の記述式問題を解答する形式です。専門性を問うというより、課題文に対して適切に応答することが求められ、加えて文章作法に気をつけながら書き上げることが重要です。

  • 第2次試験
    身体検査

    身長・体重測定・レントゲン検査・血液検査・尿検査・視力・聴力等の医学的検査を実施します。

  • 第2次試験
    体力検査

    警察官として必要な体力(腕立て伏せ、バーピーテスト、上体起こし、反復横とび)について検査されます。

  • 第2次試験
    人物試験

    いわゆる人物試験と言われコミュニケーション能力や人柄について評価されます。志望動機はもちろん、希望する仕事や警察業務について知っていること、警視庁の取り組みなどが質問される傾向にあります。人物試験は、「1次試験のあとから対策…」では間に合わないという受験生の例が多く見られますので、筆記試験の対策と並行して取り組む必要があります。面接練習を繰り返して、合格レベルまで引き上げましょう。


Check! 警視庁 論文試験

 後掲の課題文は警視庁の論文試験で実際に出題された課題文です。読んでいただければわかる通り、前段では「人との関わり」にまつわるエピソードが求められ、後段では「そこから学んだことが警察官の仕事にどう活かされるか」という展望を問われています。理想とする警察官像や、警察官になるにあたって活かされる経験について事前に整理しておけば解答できる問題です。

 令和7年度実施(1回目) 警視庁 【論文試験】 課題文

課題 あなたの個性や能力等に触れながら、理想とする警察官になるために、あなたが今後取組むべきことについて述べなさい。

最終合格後は警察学校へ

  • 採用されると、警察学校(全寮制)で、一般教養のほか、警察官として必要な憲法・刑法等の法学、捜査・交通等の警察実務、柔道又は剣道(女性はこのほか合気道)のうち1種目・逮捕術・救急法・拳銃操法等の術科に ついて研修(初任教養)を受けます。この研修を修了した後、警察署に配属されます。

3.採用倍率

令和7年度 警視庁 採用倍率

 受験者数からもわかる通り、警察官の中でも1番人気の高い自治体であることが見て取れます。第一志望としている受験生が多いことに加えて、併願先として受験している例も多くみられます。筆記試験~人物試験の対策を入念に行う必要があります。

- 受験者 1次試験合格者 最終合格者 倍率
令和7年
(男性)
第1回教養 2,659 2,121 935 2.8
第1回SPI 333 219 81 4.1
第2回教養 709 387 170 4.2
第2回SPI 188 122 49 3.8
令和7年
(女性)
第1回教養 997 841 388 2.6
第1回SPI 147 105 41 3.6
第2回教養 281 184 86 3.3
第2回SPI 106 72 32 3.3

Check! 直近4年間の倍率

 これまで男性は約6倍,女性は6〜7倍で推移していましたが、令和6年度は4倍を切る結果となりました。1次試験合格者は公表されていませんが、以下の点に注意が必要です。それは2次試験の倍率の考え方です。2次試験は1次試験を突破した受験生との競争です。2倍とは言えども、レベル感としては一次試験のそれと比べると高い水準であることが予想されます。したがって、一次試験日に実施される論文を含めて人物試験には力を入れて臨む必要があります。

- 申込者 受験者 1次試験合格者 最終合格者 倍率
令和6年
(男性)
- 4,196 - 1,128 3.7
令和6年
(女性)
- 1,469 - 338 3.8
- 申込者 受験者 1次試験合格者 最終合格者 倍率
令和5年
(男性)
- 4,978 - 824 6.0
令和5年
(女性)
- 1,737 - 304 5.7
- 申込者 受験者 1次試験合格者 最終合格者 倍率
令和4年
(男性)
- 5,379 - 886 6.1
令和4年
(女性)
- 1,942 - 261 7.4
- 申込者 受験者 1次試験合格者 最終合格者 倍率
令和3年
(男性)
- 5,845 - 1027 5.7
令和3年
(女性)
- 1,874 - 303 6.2

4.警視庁の取り組み

警視庁音楽隊

  • 警視庁音楽隊は、昭和23年に発足し、都民と警察を結ぶ「音の架け橋」として幅広い演奏活動を行っています。都民の音楽隊として交通安全、地域安全運動での演奏、小・中学校での音楽鑑賞会、その他の各種行事を通じて、警視庁音楽隊カラーガード(通称MEC)警視庁鼓隊とともに警察広報の担い手として活躍しています。(参考:警視庁ホームページ)

若者世代の防犯ボランテイア「ピーポーズ」

  • 若者の防犯意識の向上防犯ボランティアを担う次世代の人材育成を目的として、警視庁の呼びかけによって平成22年より結成されました。現在では、大学生が中心となって、都心各地で若者ならではの防犯ボランティア活動を展開しています。(参考:警視庁ホームページ)

人身安全対策課 発足

  • 警視庁では、特殊詐欺や人身安全関連事案の対策を強化するため、令和6年4月1日付けで、犯罪抑止対策本部を閉鎖して特殊詐欺対策本部及び特殊詐欺連合捜査班を新設するとともに、人身安全関連事案総合対策本部を閉鎖して生活安全部内に人身安全対策課を新設し、同日、発足式を行いました。(参考:警視庁ホームページ)

押さえておきたいキーワード!

  • 「さくらポリス」

    「さくらポリス」とは、性犯罪の前兆となる子供や女性を狙った声かけ、つきまとい、公然わいせつなどを専門に取り締まるチームです。 子供に対して露出した下半身を見せつける犯人、女性の跡をつけて暗闇でわいせつ行為に及ぶ犯人、自転車で追越しざまに体を触る痴漢など、多数検挙しているほか、犯罪には至らない声掛けやつきまとい行為等を行う者に対する指導・警告にも力を入れています。(参考:警視庁ホームページ)

TAC警察官・消防官講座担任 安達講師

この記事の著者 TAC警察官・消防官 担任 安達 圭亮 講師

 前職は公務員であり、専門の理系科目の指導と自身の受験経験をもとに、受講生への指導を行っています。
毎年100人以上の面接練習を対応している警察官・消防官試験対策のプロフェッショナルです。

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