試験概要

  • 警察官・消防官とは?

  • 試験情報

警察官や消防官は、管轄する地域住民を犯罪・事故・災害などから守ることを使命としている公安系公務員です。警察官は都道府県の公安職員として、消防官は市町村職員(東京都は東京消防庁)として、活躍しています。他の職業では得られない独特の使命感とやりがいがあり、誇りを持って働ける一生の仕事です。

警察官・消防官の仕事内容

  • 警察官

    警察官とは ~犯罪から市民を守る頼れる存在~

    警察官は、強盗・殺人・放火・詐欺など、市民生活を脅かす犯罪に立ち向かい、社会の平和を守ることを使命とする都道府県の公安系職員です。警察の組織は、東京都の警察本部として「警視庁」、道府県警察の本部として「警察本部」が置かれており、一般市民を犯罪から守るための、幅広い業務に従事しています。

  • 消防官

    消防官とは ~火災・救助のプロフェッショナル~

    市民の生命と身体をあらゆる災害から守ること。それが消防官(消防士・消防吏員)の職務です。市町村の消防職員として、住宅街、高層ビル群、山間部など、様々な環境で発生する災害や救助要請に、高度な専門スキルを持って対応しています。また、あらゆる角度から火災防止の取り組みも積極的に行っており、幅広い業務に従事しています。

警察官・消防官の仕事内容

警察官

警察官の仕事内容

地域部

交番勤務を中心に、道案内・遺失物の受付/管理・パトロールなど、地域限定で警察業務の全領域の仕事に取り組みます。地域に密着した存在として住民の生活の安全を守っています。

刑事部

殺人・強盗・誘拐・放火などの凶悪犯罪、詐欺・横領などの知能犯罪、暴力団犯罪などの捜査や、取調べを担当します。よくドラマなどでも目にする仕事です。

生活安全部

麻薬・覚せい剤・銃器の取締り、青少年の非行防止、風俗認可/取締りなど、幅広い分野に従事し、事件・事故の予防・防止に取り組んでいます。身近で起こる犯罪から市民を守る仕事です。

交通部

交通違反の取締りや交通事故多発道路の環境改善などの交通事故を防止するための取り組みや、事故が発生した際の捜査など、交通事故から市民の命を守る幅広い業務を担当します。

警備部

国内外の要人(皇室関係者・政府要人など)の身の安全を守る身辺警護や、災害時の救助活動などを主な任務としています。

女性警察官の仕事

女性警察官は、男性と同様の仕事以外に、女性犯罪の捜査・警察広報活動など、女性に適した仕事に任用されるケースがあります。

(参考)警察事務

警察事務は、警察本部や警察署、警察学校などに配属となり、会計事務・広報・福利厚生事務などの業務に従事します。警察官採用試験とは別枠で採用試験を実施しており、多くの自治体で専門試験が課され、地方上級試験と同内容となります。
※警察事務志望の方は、地方上級・国家一般職講座をご受講ください。

採用後の教育制度・研修・待遇

警察官に採用されると、全員が警察学校(全寮制)に入校し、約6か月の初任教育を受け、その後に警察官として警察署に配属されます。研修では、職務に必要な一般教養の他、警察官として必要な法学、捜査、交通等の警察実務、逮捕術、救急法、けん銃操作法など、充実した研修制度が設けられています。

【待遇】※平成27年度警視庁警察官採用試験案内より抜粋
●給与(初任給) Ⅰ類採用者
給与 247,000円
期末・勤勉手当 年間を通じ給料月額の4.2ヵ月分支給

※この初任給は、平成27年1月1日現在の給料月額に地域手当を加えたものです(1,000円未満切り捨て)。
※扶養手当、住居手当、通勤手当、また勤務に応じた特殊勤務手当等が支給されます。
※採用前に一定の職務経歴のある人には、上記の額に所定額が加算される場合があります。

●休日・休暇等
4週8休、祝日休、年末年始休、年次有給休暇(20日)、特別休暇(夏季、結婚、出産、ボランティア等)、介護休暇、育児休業等があります。

●単身寮・家族住宅
単身寮が完備されています。また、都内各地に家族住宅があり、希望者は入居することができます。

警察官の昇任制度 ~公正かつ厳正な2つの制度~

●昇任試験
大学卒業程度採用者は、採用後2年で巡査部長昇任試験の受験資格が得られます。警部までは、試験に合格することで昇任が決定します。

●選抜選考
勤務成績や勤続年数などに基づく昇任制度です。実績が認められた警察官、あるいは経験年数が少なくても知識・技能に優れている警察官が、性別や学歴に関係なく本人の努力と実力に応じて承認する能力主義の昇任制度です。

消防官

消防官の仕事内容

消防業務

ポンプ隊・救急隊・特別救助隊など、災害の最前線に立ち、人命救助に挑む部隊です。消防学校の初任教育を修了すると、まずは原点であるポンプ隊に配属されます。

防災業務

防火指導や防火防災に関する消防情報の提供などを通じて、住民の災害発生時の対応力向上や防災意識を高めていくための業務を行います。

予防業務

建物の設計段階から安全性・消防用設備などの設置に関する審査・検査・指導・防火管理指導や火災原因調査を通じ、災害の未然防止に取組みます。

特別部隊

大規模災害に挑むハイパーレスキューやNBC災害時に活動する化学機動中隊など、特殊な知識と技術を武器に、困難な消防活動に挑む、消防隊員の精鋭です。

本庁業務

各部隊の効率的運用、最新技術・装備の導入・管理、人材の育成、消防の将来像など、組織全体を見渡しながら各部隊を支え、施策を考え実行していきます。

女性消防官の仕事

女性消防官は、毒劇物等に係る災害活動を除き、仕事面において男女差はありません。全ての業務に従事することが可能です。

(参考)消防組織の単位

東京消防庁は、東京都の内部機関として、本来的な管轄である東京23区に加え、委託された東京都内の市町村の消防業務を担当していきます。また、小規模な市町村の場合、複数の自治体が共同で一部事務組合や広域連合を組織して運営している場合もあります。

採用後の教育制度・研修・待遇

東京消防庁の場合、入庁すると全員が全寮制の消防学校に入校し、約6か月間の初任基礎教育課程で、消防官の職務上必要な基礎知識や技術を身に付けます。また、専門的な知識や技術の習得のためにかなり充実した研修制度が設けられているのも、東京消防庁の特徴のひとつであるといえます。

【待遇】】※平成27年度東京消防庁消防官採用試験案内より抜粋
●給与(初任給) Ⅰ類採用者
給与 約247,000円

※この初任給は、平成27年1月1日現在の給料月額に地域手当を加えたものです。
※上記のほか、扶養手当、住居手当、通勤手当、期末・勤勉手当等の制度があります。
※学歴及び職歴に応じて、一定の基準により加算される場合があります。

●休日・休暇等
毎日勤務の場合、原則として土日が休みとなり、週休2日制になります。交替制勤務の場合は、勤務時間は朝8時30分から翌朝8時40分までとなり、原則として4週間に8日の休みがあります。また、1年間に20日の年次有給休暇が付与され、この他にも、慶弔休暇、夏季休暇、ボランティア休暇、長期勤続休暇などの休暇制度があります。

●職員待機宿舎
単身職員が入居する単身待機宿舎は都内約70か所あり、消防学校修了後は原則として入居することが義務付けられています。その他、家族を有する職員が入居する家族待機宿舎は都内約160か所に整備されています。

消防官の昇任制度 ~厳正・公平な競争試験~

東京消防庁の場合、一般企業の役職にあたる階級制度は10段階あります。必要な勤続年数が満たされると、誰でも昇任試験にチャレンジすることができ、全ての職員に公平にチャンスが与えられています。

警察官・消防官採用試験は、筆記試験と人物試験の2段階で実施されます。1次試験と2次試験の総合評価で合否が決まる公平な就職試験です。

警察官・消防官試験

  • 警察官

    警察官採用試験とは

    警察官の組織単位は、都道府県単位(東京都は警視庁)となっており、警察官採用試験は、都道府県の公安系職員採用試験として、都道府県ごとに実施されます。また、採用区分の名称は試験によってまちまちですが、学歴によってはっきりと分類されている試験が多い傾向にあります。
    【採用区分例】
    大卒程度試験  :警察官A・警察官 I 類 など
    短大卒程度試験 :警察官 II 類 など
    高卒程度試験  :警察官B・警察官 III 類 など

  • 消防官

    消防官採用試験とは

    消防官(消防士・消防吏員)採用試験は、市町村の消防職員採用試験として、各市町村に設置されている消防本部ごとに実施しており、採用されると、各市町村の職員となります。但し、東京消防庁は採用されると東京都の職員となります。また、試験区分は、学歴により分類されている試験が多い傾向にあります。
    【採用区分例】
    大卒程度試験  :消防官A・消防官 I 類 など
    短大卒程度試験 :消防官 II 類 など
    高卒程度試験  :消防官B・消防官 III 類 など

警察官・消防官の試験制度

受験資格

年齢要件

大卒程度試験の年齢要件を見ると、自治体や年度により異なりますが、概ね受験する年の4月1日現在で21~30歳程度・大学卒業(卒業見込み)となっており、他の公務員試験に比べ、比較的年齢上限が高い傾向にあります。
※受験の際は、必ず最新の試験案内をご確認ください。

身体要件

警察官・消防官採用試験(大卒程度)では、身長・体重・胸囲・視力などの身体基準が定められています。多くの試験では各基準に「おおむね」と記載されており、比較的緩やかな傾向にありますが、本格的な学習開始前に各人事委員会に確認しておくことをおすすめします。

【警察官】 概ね男女それぞれに
■ 身長 男性 160cm以上/女性 155cm以上
■ 体重 男性 47kg以上/女性 45kg以上
■ 胸囲 男性 78cm以上/女性 -
■ 視力 両目とも裸眼視力で0.6以上or矯正視力1.0以上
■ 色覚 正常であること
■ その他 警察官としての職務執行に支障のない身体的状態であること

【消防官】 概ね男女それぞれに
■ 身長 男性 160cm以上/女性 155cm以上
■ 体重 男性 50kg以上/女性 45kg以上
■ 胸囲 身長の2分の1以上
■ 視力 裸眼または矯正視力が一眼でそれぞれ0.3以上、両目で0.7以上
■ 色覚 正常であること
■ 聴力 正常であること
■ 肺活量 男性 3,000cc以上/女性 2,500cc以上

※上記の情報は、TACが独自に調査した平成27年度の試験情報です。

※受験の際は、必ず最新の試験案内をご確認ください。

試験の概要

1次試験(教養試験・論作文試験・適性検査)

1次試験では、教養試験(択一式)・論作文・適性検査などの、主に筆記試験が実施されます。1次試験合格者のみが2次試験に進むことができるため、まずはこの1次試験の対策を万全にすることが求められます。

●教養試験(五肢択一マークシート式)
【一般知能分野】
数的処理(数学的パズルや資料の読み取り問題)・文章理解(現代文・英文・古文の読解力を試す問題)が出題されます。

・数的処理
〔傾向〕 数的処理は、どの試験でも全体の3割程度を占める、教養試験の中で最も出題数の多い科目です。従って、教養試験突破のカギは数的処理の攻略と言っても過言ではありません。公務員受験対策予備校の受験生と独学の受験生との差がつき易い科目です。
〔対策〕 過去問分析を基に頻出問題の解法パターンを学び、繰り返し問題練習を行うことが大切です。公務員受験対策予備校を利用することで問題が解けるだけでなく、1問あたりに掛ける時間を短縮することができます。

・文章理解
〔傾向〕 文章理解は、現代文・英文・古文で構成されており、問題のレベルは大学のセンター試験レベルです。多くの受験生が得意科目としている傾向にありますので、確実な得点力が求められます。
〔対策〕 文章理解は、読解のテクニック・選択のテクニック、即ち「コツ」を体得することで、確実な得点源とすることができる科目です。繰り返しの問題練習はもちろんですが、普段から新聞や小説などを読み、文章を読むことに慣れておくことも、有効な学習法のひとつです。

【一般知識分野】
中学・高校時代までに学習した内容(歴史・地理・生物・化学など)や時事が中心に出題されます。科目ごとの出題数は1~5問程度です。

・社会科学
〔傾向と対策〕
社会科学は、政治・経済・社会・法律といった科目で構成されている、一般知識科目の中で出題数が最も多い分野です。頻出テーマを中心に、万遍なく学習することが求められます。

・人文科学
〔傾向と対策〕
人文科学は、世界史・日本史・地理・思想・文学芸術といった主に文系科目で構成されています。どの科目も1~3問程度の出題ですが、各科目の学習量が膨大なため、頻出テーマに絞った効率的な学習をすることが大切です。

・自然科学
〔傾向と対策〕
自然科学は、数学・物理・化学・生物・地学といった主に理系科目で構成されています。文系の受験生を中心に苦手としやすい分野ですが、基礎的な事項からの出題も多いので、頻出テーマを中心にひととおりの学習をしておくことが大切です。特に東京消防庁では、出題数が他の消防官採用試験に比べて多い傾向にあります。

●論作文試験(字数:800字~1,200字程度/時間:60分~90分程度)
警察官の論作文試験は、警察官としての理想像や近年の犯罪に対する知識や意見など、警察官採用試験独自の課題が課される傾向にあります。
消防官の論作文試験は、ほぼ全ての自治体で実施されており、1次試験で実施する自治体と2次試験で実施する自治体があります。また、出題テーマは、同日に実施される行政事務職と共通の場合がありますので、過去の出題傾向を確認し、万全の対策を行うことが求められます。
まずは文章の書き方の基礎を学び、論作文の予想テーマや今までの出題テーマを実際に自分の手で書くだけでなく、書いた答案を第三者に見てもらい、評価・添削をしてもらうことが、上達のコツです。

【出題テーマ例(平成26年度】
・警視庁第1回
警察が社会秩序の維持の為にすべきこととは何か、あなた自身がルールを守る必要性を感じた具体的経験から述べなさい。

・東京消防庁第1回
都市における国際化の進展が社会に及ぼす影響をあげ、それに対する消防行政の取組みについて、あなたの考えを述べなさい。

●適性検査
警察官・消防官としての適性を見極めるために、クレペリン検査・YG性格検査などが課されます(自治体によっては2次試験で実施の場合もあります)

2次試験(人物試験)

2次試験では、すべての自治体で口述試験(個別面接)や体力検査など主に人物試験が課されます。2次試験の配点比率は、どの自治体でも高まる傾向にあり、決して最後まで気を抜くことができません。

●口述試験(個別面接) *20分~30分程度
口述試験(個別面接)は、全ての警察官・消防官採用試験で課されています。面接の質問は、質問カードを中心に行われ、志望動機や自己PRについて、色々な角度から質問がなされます。また、自治体によっては、その日の新聞の一面の記事について意見を求められることもあるため、自己分析・仕事研究はもちろんですが、日々の生活の中で新聞やニュースにも気を配り、自分の意見をまとめておくことも、有効な面接対策の方法です。

【面接の質問例】
・志望理由
・自己PR
・大学生活(ゼミ・サークル活動など)
・趣味
・併願状況 など

●体力検査
体力試験は、2次試験または1次試験でどの自治体でも課されます。体力検査の内容は自治体によりまちまちですが、腕立て伏せ・反復横跳び・バーピーテストなどが実施され、受験者の体力をチェックします。勉強はもちろん大切ですが、勉強の合間などに、リフレッシュの一環として、ある程度の筋力トレーニングを行うなどしておくことをおすすめします。

【体力検査例】
・腕立て伏せ
・腹筋
・バーピーテスト(直立と腹ばいを繰り返す)
・シャトルラン(20m程度の往復持久走)など

警察官・消防官採用試験(大卒程度)の攻略法

教養試験は、6~7割程度を目指して学習する!

教養試験のボーダーラインは概ね、6~7割程度です。決して満点が求められる試験ではありません。出題数が多い科目を優先的に、最低限どの科目も苦手ではないといえる程度のレベルを目指して学習することが大切です。

配点比率を意識した学習を!

近年、多くの公務員試験では、配点比率が公開されています。公務員試験の配点比率を最新の試験案内で確認し、配点比率を意識した学習を行うことで、ムダなく効率的な学習を行いましょう。

TACへ行こう!無料ガイダンス・無料体験入学のご案内

  • 無料ガイダンス

    TAC校舎で実施中 ゼロから教えて!警察官・消防官!

    警察官・消防官の受験を決めた方も迷っている方も、大学生の方も既卒者・社会人の方も、まずはTAC校舎で実施中の警察官・消防官ガイダンスにご参加ください。警察官・消防官の仕事内容、試験制度、最近の試験動向、TACの講座案内など、受験や進路に役立つ情報をご提供します。

  • 無料体験入学

    3回の講義でTACをじっくり体感! 3回連続無料体験入学

    TACでは、お申込み前に講義を無料で受講することができます。体験入学は3回連続出席OK!学習方法や攻略法をお話するオリエンテーション、そして各科目の講義2回を受講して、じっくりとTAC公務員講座のコンテンツを確かめてください。

公務員(警察官・消防官)への第一歩はココからスタート!

資料請求

この講座のパンフレットを無料でお届けいたします。

無料でお送りします!

資料請求

無料講座説明会

まずは「知る」ことから始めましょう! 無料セミナーを毎月実施しています。

お気軽にご参加ください!

無料講座説明会

公務員(警察官・消防官)講座のお申込み

申込み方法は4種類

申込み方法は4つ

TAC受付窓口/インターネット/郵送/大学生協等代理店よりお選びください。

申し込み方法をご紹介します!

詳細を見る

インターネットから申込む

インターネットで
すぐに申込む

インターネットで、スムーズ・簡単に申し込みいただけます。

スムーズ・簡単!

申し込む

電話やメールで、受講相談を受け付けています。

TACの受講相談で疑問や不安を解消して、資格取得の一歩を踏み出してみませんか?

TAC受講相談

>TAC受講相談