米国公認管理会計士[USCMA]について
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米国公認管理会計士とは?
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試験情報
USCMAは、US Certified Management Accountantの略で、日本語では”米国公認管理会計士”と訳されます。
米国ではUSCPA(米国公認会計士)と並び二大会計資格の一つに数えられ、資格取得後は主にコンサルティング業務や企業内の会計・財務・企画部門で活かすことができます。
USCMAでは会計・監査・様々な数値の分析・リスクマネジメントなど、経営に関する幅広い知識を学習しますので、ビジネスパーソンとしての価値をさらに高めることが可能です。就職・転職・キャリアアップにも有効な資格です。
米国公認管理会計士(USCMA)の
魅力は?
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就職活動
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転職活動
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コンサルティング
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FP&A
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USCPA
就職・転職活動に活かせる
・米国公認管理会計士試験(USCMA)は、4年生大学の学位があれば受験が可能です。就職・転職を考えた場合、企業から英語力(TOEIC®のスコア等)も求められる時代に突入しました。急速にグローバル化が進んでおり、英語力だけでは差別化が難しくなっているのが現状です。そこで、お勧めしたいのが国際資格で比較的短期合格を狙える米国公認管理会計士(USCMA)です。
学習開始から6ヵ月〜9ヵ月で全2科目合格を目指せます。ビジネスパーソンが知っておくべき知識を英語で学習しますので、就職・転職後の実務でも活かせます。初学者の方は、基礎知識部分をUSCPA(米国公認会計士)講座のBECコースで学習していただきますので、次の資格としてUSCPAも狙いやすくなっています。
英語力・会計知識の証明になる
・米国公認管理会計士(USCMA)試験は全て英語で行われますので、試験に合格することにより経営・財務・企業統治等の知識が身に付くことはもちろん、ご自身の英語力の証明にもなります。
・登録後は「米国公認管理会計士(USCMA)」と名刺に記載できますので、ステータスアップや転職・就職でのアピール等にも有効です(上記参照)。
経営コンサルティング・企業内で知識を活かせる
・グローバル化が進む世の中において、英語力とビジネスパーソンとして備えておくべき知識を有している人材が近年、ますます求められる傾向にあります。多くの業界で規制緩和が行われ競争が激しくなる状況の中で経営者の経営判断がより一層シビアな形で求められています。この厳しい経済環境の中、企業が生き残っていくためには経営コンサルティングや企業内診断の重要性が今後より高まっていくと予想され、米国公認管理会計士(USCMA)の存在価値もますます高まっていくと予想されます。
・中小企業診断士の方や中小企業診断士の学習経験者の方にもお勧めです。現在お持ちの知識に英語をプラスすることにより、日米のコンサルティングに関する資格を取得できます。今後は国内だけではなく、海外企業との取引や交渉も増加すると考えられます。英語力を身につけるということは、コンサルティングの生命線とも言える情報収集を英語で行えるという事を意味しますので、他者との差別化ができ、ご自身の希少価値を高められます。
試験概要
1 受験資格
4年制大学卒業の学位が必要です。学部は特に問われません。
※この要件は受験時には問われず, 登録時(合格後7年以内)に証明書を提出すればよいことになっています。
2 試験科目・合格率
USCMA試験は2科目から構成され、科目合格制です。どちらの科目から受験してもかまいません。
Part1/Financial Planning, Parformance and analytics (財務計画、業績管理と分析)
出題範囲 | 割合 | |
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External Financial Reporting Decisions | 財務諸表報告の決定 | 15% |
Planning, Budgeting and Forecasting | 予算の計画、編成 | 20% |
Performance Management | 業績管理 | 20% |
Cost Management | 原価管理 | 15% |
Internal Controls | 内部統制 | 15% |
Technology and analytics | テクノロジーと分析 | 15% |
External Financial Reporting Decisions が2015年より、新たな試験範囲に! USCPAのFARやBATICの知識が活かせます‼︎
Part2/Strategic Financial Management (戦略的財務管理)
出題範囲 | 割合 | |
---|---|---|
Financial Statement Analysis | 財務諸表の分析 | 20% |
Corporate Finance | 企業財務 | 20% |
Decision Analysis | 意思決定分析 | 25% |
Risk Management | リスクマネジネント | 10% |
Investment Decisions | 投資意思決定 | 10% |
Professional Ethics | 倫理 | 15% |
合格率
Part1 | Part2 | |
---|---|---|
世界平均 | 40% | 50% |
※米国公認管理会計士協会公表データ
3 試験方式
・ コンピュータ試験
・ 各科目「四肢択一問題(Multiple choice)100題」+「記述問題2題」
4 試験時間
各Part 4時間(四肢択一問題3時間、記述問題1時間)
※エッセイ問題に進むためには、四肢択一問題で半分以上の正答が必要です。
※四肢択一問題を3時間以内に終わらせた後、残った時間を記述式問題に繰り越すことができます。
5 受験料
各科目415ドル(2020年12月現在)
6 受験可能時間
毎年3つのテストウィンドウがあります。
「1月2月」、「5月6月」、「9月10月」で受験が可能です。
7 試験会場
日本では、東京・大阪のプロメトリックセンター会場で受験できます。
受験時にパスポートが必要となります。
試験地 | 試験会場名 | 所在地・電話番号 |
---|---|---|
東京 | 御茶ノ水ソラシティ | 〒101-0062 東京都千代田区神田駿河台御茶ノ水ソラシティ アカデミア5F TEL.03-3258-9151 |
大阪 | 大阪中津試験会場 | 〒531-0071 大阪市北区中津1-11-1 中津センタービル7F TEL.06-6376-5811 |
8 試験結果
試験の結果は、受験された月の月末から6週間後に通知されます。
採点は科目ごとに行われ、得点は0から500ポイントのスケールドスコア※に換算されます。合格ラインは各科目360ポイント以上です。
※スケールドスコアとは、得点した点数に対して問題の難易度等を考慮し補正した点数のことです。
9 科目合格の有効期限
申込登録を行ってから3年以内に2科目合格する必要があります。
※試験を受験された日ではなく、申込登録を行った日から3年以内。
協会への登録〜合格〜継続教育までの流れ
1 | IMA(Institute of management Accountants)管理会計士協会への登録:$245 |
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2 | 受験申請(CMA Certification Entrance feeの支払い):$250 |
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3 | 試験料金の支払い:$415/1科目 |
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4 | 試験日の設定▶︎受験▶︎合格 |
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5 | 2年以上の実務経験(財務会計・管理会計・財務分析・予算編成・経営コンサルティング・監査など幅広く認められる可能性があります) |
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6 | USCMAとして登録(費用負担はありません) |
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7 | 以後、毎年上記1の登録の更新と毎年継続教育が30CPE必要 |
※上記記載の費用は、2020年12月現在の内容です。
※受験申込に関するお手続きの際は、必ずご自身で最新の試験情報をご確認ください。

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