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TOEICの勉強法は?事前準備や効率的な時間の使い方、レベル別対策を紹介!

中小企業診断士勉強法や対策を解説

学生から社会人まで約210万人(2021年度)が受験している「TOEIC® Listening&ReadingTest(以下TOEIC)」。就職やキャリアアップのために受験しなければならなくなったので、早く効率よく高得点を取れる勉強法を知りたい!という方も多いはず。そこでこの記事ではTOEICの受験前に必要な事前準備や時間活用法、そしてレベル別の対策についてご紹介します。

1.TOEIC®を勉強するメリット

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TOEICを勉強するメリットとして、以下の2点が挙げられます。

1

就職活動に役立つ

TOEICは日常およびビジネスシーンでの英語によるコミュニケーション能力を測るテストです。

以前は、外資系の企業に就職しない限り、TOEICを受験する必要はないと言われていました。しかしグローバル化が進んだことにより、外資系以外の国内の企業でも英語力が求められるケースが増えています。

現在日本の上場企業の多くが採用、昇格、昇進要件等にTOEICを活用しており、TOEICのスコアは就職活動で有利に働く可能性があります。実際、多くの企業がエントリーシートにTOEICのスコアを書く欄を設けています。

TOEICを実施しているIIBC国際ビジネスコミュニケーション協会(以下、IIBC)の調査によると、人材採用時に一定の英語力が求められると回答した企業は、2022年には36.7%となる見通しです。職種を問わず日本国内の多くの社会人に英語力が求められるようになっています。

2

転職やその後にキャリアアップにも役立つ

配置部署の決定や異動時にも一定のTOEICのスコアが求めている企業もあり、TOEICのスコアは入社後のキャリアアップにも繋がります。

IIBCによると、一般社員の平均スコアが631点なのに対して、役員クラスの平均スコアは673点と若干高め。実際、TOEICを受験するための資格手当、報奨金を出す企業もあります。

また、転職する際にもTOEICで高スコアを取ることが役立つでしょう。

求人サイト「Daijob.com」によると、英語力の違いによって、50代男性で1.3倍、40〜50代女性で1.6倍の年収差があることが判明しています。また、転職時の年収800万円以上は中級の英語力が必要だといいます。

2.TOEICを受験する前に知っておきたい3つの準備

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TOEICを受験するための事前準備として、知っておいていただきたいこと3点について順番に解説します。

2-1 TOEICについて知る

TOEICは、知識や教養としての英語力を問うテストではなくオフィスや日常生活での英語によるコミュニケーションの能力を測定するテストです。

TOEIC® Programには「TOEIC® Listening & Reading Test」、「TOEIC® Speaking & Writing Tests」、「TOEIC® Speaking Test」そしてより日常的で身近な題材を取り扱う「TOEIC Bridge® LIstening & Reading Tests」、「TOEIC Bridge® Speaking & Writing Tests」の5種類のテストがあります。

通常TOEICと呼ぶ時には、TOEIC® Listening & Reading Testを指すのが一般的です。

TOEIC® Listening & Reading Testは、リスニングが約45分、リーディングが75分のテストです。合格・不合格があるテストではなく、リスニング5~495点、リーディング5~495点、合計、10〜990点のスコアが5点刻みで出るテストです。

2-2 自分の英語レベルを知る

TOEICを受験する前に、自分の英語レベルを知っておきましょう。TOEICのスコアとその評価との関係は、以下のようになっています。

TOEIC® L&R TESTスコアとできることの目安

スコア できること
900-990 Timeなど英語の雑誌の記事の内容を理解できる。英語で書かれた高度な専門書を理解できる。
800-895 英語で書かれたインターネットのページから、必要な情報を収集できる。英語の契約書類を理解できる。
700-795 業務に関するレポートを理解できる。会議用・プレゼンテーション用の配布資料を理解できる。
600-695 仕事のメモを理解できる。商品のカタログやパンフレットを理解できる。
500-595 交通機関の時刻表を理解できる。
400-495 看板からどういう店かを理解できる。

※出典:『TOEIC® L&Rスコア別できること一覧』IIBC国際ビジネスコミュニケーション協会より

自分の英語力を知るためのツールの数々が用意されています。TOEICの問題を制作しているETSが作った問題を収録している『公式TOEIC Listening &Reading 問題集 8』を解いてみて、現在のスコアを知るのもいいでしょう。

2-3 スケジュールを立てる

現状の英語力を測ることで、自分の課題を理解できます。そこで、目標とするスコアを設定して、TOEICの試験を受けるまでの学習スケジュールを立てましょう。 1ヶ月単位で学習目標を立てて、1週間、1日単位でノルマを決めると1日ごとにやるべきことが見えてくるでしょう。

TOEICスコア 勉強時間との相関関係

現在のTOEICのスコアと目標スコアから、何時間勉強すればいいのかについて研究報告があります。学習スケジュールを立てるときの参考になるでしょう。

現在のスコア850点
  • 目標スコア950点

    325時間

現在のスコア750点
  • 目標スコア950点

    600時間

  • 目標スコア850点

    275時間

現在のスコア650点
  • 目標スコア950点

    825時間

  • 目標スコア850点

    500時間

  • 目標スコア750点

    225時間

現在のスコア550点
  • 目標スコア950点

    1050時間

  • 目標スコア850点

    725時間

  • 目標スコア750点

    450時間

  • 目標スコア650点

    225時間

現在のスコア450点
  • 目標スコア950点

    1300時間

  • 目標スコア850点

    925時間

  • 目標スコア750点

    700時間

  • 目標スコア650点

    450時間

  • 目標スコア550点

    225時間

現在のスコア350点
  • 目標スコア950点

    1550時間

  • 目標スコア850点

    1225時間

  • 目標スコア750点

    950時間

  • 目標スコア650点

    700時間

  • 目標スコア550点

    450時間

  • 目標スコア450点

    225時間

現在のスコア250点
  • 目標スコア950点

    1750時間

  • 目標スコア850点

    1450時間

  • 目標スコア750点

    1150時間

  • 目標スコア650点

    950時間

  • 目標スコア550点

    700時間

  • 目標スコア450点

    425時間

  • 目標スコア350点

    200時間

※(Table adapted from Saegusa 1985)

3.有限な時間を効率よく活用する方法

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社会人にとって、TOEICの勉強時間を確保するのは難しいかもしれません。しかし、工夫次第で勉強時間を確保することが可能です。そこで、効率の良い勉強時間の活用方法を2つ紹介します。

3-1 毎日少しずつで記憶が定着する

英単語に限らず、せっかく何かを覚えても時間が経てば忘れてしまうものです。記憶した20分後には42%を忘却し、1時間後には56%、1日後には74%、1ヶ月後には79%を忘却するといいます。英単語は繰り返し接することで、記憶を定着させることが可能です。

上記2-3の表で示したように、1、2ヶ月勉強した程度ではTOEICのスコアを大幅に伸ばすのは難しいでしょう。そのため、起床後や就寝前、通勤時間など、スキマ時間を活用するなど、TOEICの勉強を毎日少しずつでも継続して行うようにしましょう。

3-2 アプリや動画で習慣化

それでも、TOEICの勉強を少しずつ行うのは難しいと感じる社会人の方もいるでしょう。長期的に勉強を継続させるためには、頑張ってやるのではなくTOEICの勉強を日常生活の一部にしてしまってはいかがでしょうか。

通勤中のスキマ時間を使ってTOEICの勉強をを日常化させましょう。 たとえば、電車やバスに乗っている時間や駅での待ち時間に、TOEIC対策の書籍やアプリで英単語を勉強したり、リスニング問題の音声を聞いたりするのもいいかもしれません。また、昼休みに1問でも2問でも問題集を解いてみるのもよいでしょう。

4.レベル別TOEIC対策

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目標とするTOEICのスコアによって、おすすめの勉強法は変わってきます。ここでは、入門レベル・初級者・中級者・上級者の4つのレベルに分けて、おすすめのTOEIC勉強法をご紹介します。

4-1 入門レベルの方(スコア400点未満の方)向け勉強法

TOEIC400点未満の初級者は
・英語の勉強そのものが嫌い
・英語が苦手
・英文法が意味不明
 といった方が多いのではないでしょうか?

おすすめの勉強法は

  • 無理をしない(途中で勉強をお休みしてもいいです。とにかく継続しましょう)
  • 自分のレベルに合うアプリや教材で学習しましょう。
  • まずはTOEICに特化した勉強をしましょう(スコアを上げる一番の近道です)

自分のベースでコツコツ勉強を続けてまずは400点の壁を乗り越えましょう。

4-2 初級者(400点以上600点未満の方)向け勉強法

TOEICのスコアが400点以上600点未満の初級者は
・各Partの問題形式と攻略法が理解できていない
・とにかくリーディング問題は時間が足りない
・英文法で理解があやふやな項目がある
・単語力が足りない
といった課題を抱えている方が多いのではないでしょうか?

おすすめの勉強法は

  • 各Partの問題形式を理解し、攻略法を知ることから始めましょう
  • 問題集を解いてみて、わからない単語や文法事項を1つずつ確認しましょう
  • TOEICで出る英文法を整理しましょう
  • スキマ時間を使ってTOEIC対策のアプリをやってみましょう

なかなか600点の壁が越えられず伸び悩む方も少なくありません。このレベルの方はあやふやなままになっている知識を整理する必要があります。各Partでどのような問題が出るのか、覚えていた英文法の理解が正しいか、間違えた問題がなぜ間違えているかなど、しっかり復習して600点の壁を乗り越えましょう。

4-3 中級者(600点以上800点未満の方)向け勉強法

TOEICのスコアが600点以上の中級者は
・長文読解問題が弱い
・少し難しい言い回し、単語、文法でわからないところがある
・基本的なレベルの問題は解けるが、発展問題対策がまだ不十分
といった課題を抱えているのではないでしょうか?

おすすめの勉強法は

  • 公式問題集をやり込みましょう。解いてみてわからなかったところを確実に克服しておきましょう
  • Part 7の長文読解問題を、時間をかけて全文が理解できるまで読み込みましょう
  • 公式問題集のリスニング問題を繰り返し聴きましょう
  • まだまだ単語力が不足しています。スキマ時間を使って単語力を強化しましょう。アプリの利用がおすすめ

わからないことをそのままにせず、読解問題を解くスピードを上げて全問解き切ることも意識して800点越えを目指しましょう。

4-4 上級者(800点以上900点未満の方)向け勉強法

TOEICのスコアが800点以上900点未満の上級者は
・まだ文法や語彙に不安なところがある
・ひっかけ問題にひっかかてしまう
・クロス問題やNOT問題にまだ時間がかかり過ぎている
といった課題を抱えているのではないでしょうか?

おすすめの勉強法は

  • TOEIC対策の勉強は散々やってきた!という方は少しTOEIC教材から距離をおくのもおススメです。テスト対策ならTOEIC Speaking & Writing Testや英検の問題を解いてみたり、様々な分野の生の英語を多読多聴し、英語で要約してみるといった勉強も有効です。半年ほど続けるとリーディング問題を解くのが相当ラクになるはずです
  • 900点を超えるためには総合的な英語力が必要です。文法力、語彙力、読解力、すべてを高める努力を継続しましょう

5.短期間で対策したいならコーチングをしてもらおう

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TOEICは1979年の開始から40年以上の歴史をもつテストです。スコアを上げるために有効な勉強法や解答についてのノウハウを持っている専門学校もたくさんあります。独学で勉強するよりもこうした専門学校や通信教育の講座を利用してコーチングしてもらうこともおすすめです。

毎日忙しい方やTOEIC対策の勉強にあまり時間をかけられない、かけたくないという方はこTOEIC用の通信教育や専門学校の中から自分にあった講座を選んで短期間でのスコアアップにつなげましょう!

6.まとめ

いかがでしたか?最後に記事の内容を振り返りましょう。

・TOEICを勉強するメリット
・受験する前に知っておきたいこと
・有限な時間を効率よく活用する方法
・レベル別TOEIC対策 

についてご紹介し、最後に通信講座や専門学校の中から自分にあった講座を選んでみることもご紹介しました。多くの大学生や社会人が受験しているTOEIC。受けたことがないという方からもっとスコアを伸ばしたいという方までこの記事がお役に立てれば幸いです。

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