警察官・消防官 合格体験記2023年度

田中　壮さん

DATA BANK

警察官・消防官を目指した理由

　大学時代から国のために働き、平和を守りたいという志があり、海上自衛隊に幹部候補生として入隊しました。しかし、体質的な問題から、志半ばで止むなく退職することになりました。その悔しい想いや初志貫徹の気持ちから再就職するにあたり、国民の象徴であられる天皇陛下をはじめとする皇室の方々や財産をお護りするという職務を通じて、国民の平和を守ることに携われる皇宮護衛官になりたいと思うようになりました。

TACを選んだ理由

　TACの警消コースの髙橋勇樹先生の紹介に「皇宮・警察官のエキスパート」とあり、他の公務員予備校にはない皇宮のプロの方がいらっしゃるところに魅力を感じたためです。TACを選んで良かった点は、論文の添削や模擬面接の回数が無制限であるところ、Web講座で繰り返し視聴できるところ、担任講師との相談のしやすさが良かったところです。

担任講師・講師について

　髙橋勇樹先生が担任講師をされている校舎で皇宮合格を勝ち取るために横浜校にしました。皇宮合格ができたのは髙橋勇樹先生の手厚いサポートとご指導のおかげだと思っています。時期を問わず、常に親身になって私の合格のために心血を注いでいただけたことが本当に有難く、感謝してもしきれません。本当に恵まれた環境で取り組めたと思っています。

教養試験対策

　とにかく問題集を百発百中で解けるようになるまで繰り返し演習しました。皇宮は国税や労基と同じ教養試験なので、警察消防の教養試験より難易度が高いため、警視庁や東消のレベルの問題はできて当たり前、という意識で取り組みました。問題集を覚え込むまでやった後は市販の問題集を1冊決めて繰り返し演習しました。

論文試験対策

　論文の講義は一言一句漏らさず聞き取り、ポイントを意識しながら作文することを心がけました。また実践編テキストの過去の出題を皇宮に置き換えて対策したりもしました。実際の皇宮の過去問では最初はテキスト記載の模範解答を書き写すことで高水準の一文を体で覚え込むことを意識しました。直前期は実際の時間より15分短い時間で過去問演習に取り組むことで本番では余裕をもって解くことができました。

面接試験対策

　志望動機、希望職種、自己ＰＲなど面接における王道の質問は受験前年の12月までに大枠を完成させるように意識していました。試験対策ゼミでは特に上記のような質問を受講生同士で交わす機会があったので、各回のゼミで試行錯誤しながら完成させていきました。面接対策テキストや面接復元シート等で記載されている質問は特に年明けから考えるようにしていました。

これから受験する人へ

　皆さん各々が様々な理由や想い、きっかけがあって警察官や消防官を目指していると思います。その初心を絶対に忘れないでください。次に数多ある職業の中で、公安職を選択した自分自身に自信や誇りをもってください。
公安職試験は人物重視の長期戦です。長い期間の中では、演習や模擬試験等で勿論上手くいっていることに越したことはないですが、上手くいかずに悔しい思いやもどかしい思いをする方が多いです。しかし決して自分だけがそういう思いをしているわけではありません。
目の前の壁を乗り越えるためにどうしたらいいかを考え、行動することの方が公安職を志す者として最重要な適性だと思います。そのためには挑戦し続ける気概や姿勢を常にもち、今を大事に生きていくことを自身の軸として学習に取り組んで欲しいです。
未来の自分の姿を常に念頭におき、目標達成のため頑張ってください。そして私と一緒に国民の安心と安全な社会を守りましょう。