警察官・消防官 合格体験記2023年度

因幡　颯太さん

DATA BANK

警察官・消防官を目指した理由

　小学生の頃に、少年消防クラブに所属していたことがきっかけです。実際に、ロープ結索や放水といった消防の職務を体験をしたり、現役職員から仕事のやりがいや魅力についてお話を伺うことで、私も消防官として働いていきたいと思うようになりました。

TACを選んだ理由

　教養試験の基礎から応用まで、わかりやすく指導してくださる講義と教材が整っていたことや、教養試験対策だけではなく、論文の添削を何度もしていただくことができ、面接対策もしっかりとできるため、TACを選びました。実際に受講して良かった点は、講義や教材の質の高さはもちろん、質問メールで、いつでも疑問に思ったことを聞ける点です。

通信講座について

　通信講座は、自分の好きな時間に講座を受講することができるので、スケジュールに左右されない点が良かったです。また、講師の方の講義がとてもわかりやすかったため、確実に理解を深めることができました。学んでいる中で疑問に思ったことは、質問メールで聞くことができ、返信もすぐに返ってくるため、通信講座だからといって、不便だと思うことはありませんでした。しかし、対面講座よりも、自主性が求められると思うので、周りの誘惑に惑わされず、自分を律して、学習に励むことが重要だと思います。

教養試験対策

　数的処理が苦手な人も多いと思いますが、私は、数的処理こそ得点源にすべきだと考えています。学習を開始した当初は、数的処理のA問題すら解くことができませんでしたが、講義を受け、テキストや問題集の基本的な問題を何度も解くことによって、試験本番では、7割から8割を安定して取れるようになりました。知識科目は、範囲が広く、また出題数が少ないことが多いですが、知能科目は、ある程度解き方が決まっており、出題数もとても多いので、数的処理を得点源にすることによって、安定して合格ラインに達することができると思います。

論文試験対策

　まずは、講義や模範解答を読み、論文の書き方や構成を覚えることが重要だと思います。書く内容は、抽象的なことだけでなく、過去のデータや、受験する自治体の特徴などの具体的な内容を書くことが、評価アップの秘訣だと思います。私は、消防白書や受験する自治体のホームページ・資料を熟読することで、どんなテーマが出題されても、具体例を挙げて書くことができるようにしていました。

面接試験対策

　面接試験対策は、1次試験合格後から始め、想定問答の作成から開始しました。想定問答をノートにまとめる人が多いと思いますが、私は、ノートにまとめると回答の修正がしにくいと思ったので、ワードを使って作成しました。結果的に、ノートに書く時間を短縮したり、きれいにかつすぐに修正をすることができたので良かったです。想定問答を作成した後は、友人やTACの模擬面接を利用して、計50回は模擬面接をしました。面接練習を始めた当初は、自分が伝えたいことを思うように話すことができませんでしたが、何度も練習を重ねることで、すらすらと話せるようになりました。また、友人と面接練習をする際に、受験生役をするだけでなく、面接官役をすることによって、どのように話すとわかりやすいかを、面接官の立場になって考えることができ、より話す内容や話し方を改善することができました。

これから受験する人へ

　公務員試験は、短期間で合格を勝ち取る人もいますが、ほとんどの人は約1年学習して、合格を勝ち取っていると思います。学習を開始した直後は、モチベーションも高く、学習に励むことができると思いますが、途中で、モチベーションが低下したり、本当に合格できるのだろうかという不安で、学習が捗らないときもあると思います。辛い時は、リフレッシュをすることも大事ですが、私は、そのようなときに頑張れるか頑張れないかで、合否が決まると思います。辛い時こそ、合格した時の自分を想像して、学習することで、明るい未来が待っているのではないかと思います。