受験経験者の方

あらゆる受験生のニーズに応える7つの本科生を用意しました!

最後の一年!合格を勝ち取るための
TACの合格コンテンツをご紹介!

POINT1

2016年の短答本試験を振り返る。
差がついた問題はこれだった!!

~正答率一覧、合格者と不合格者の決定的な違い、どの問題をとらなければいけなかったのか?~
平成28年度の短答本試験が終了し、合格基準点が39点、今年度より新しく導入された科目別の合格基準点も40%と発表されました。
TACでは、データリサーチにご登録いただいた各受験生の皆様の解答状況を分析し、平成28年度の短答式試験全60問の正答率一覧や差がついた問題をまとめました。どの問題が基本問題だったのか、どの問題で差がついたのかを確認し、難易度分析にお役立てください。


平成28年度 短答式試験分析

特許・実用新案

特許・実用新案 分析

~特・実は難易度があがった!~

特・実は、ほぼ標準的な問題が多く出題形式は、単純正誤が8問、個数問題が9問、組み合わせや穴埋め問題が3問とバラエティに富んでいた(昨年は単純正誤が10問、個数問題が11問)。
合格者正答率60%を超えた問題が16問あり、これらの問題をいかに取りこぼさないかで点数が大きく左右されると思われる。まずは、しっかりと得点できたかを復習の際に、確認していただきたい。
また、合格者正答率が80%以上のAランクの問題は、20問中6問であり、合格者正答率50%以上80%未満のBランク問題が10問、合格者正答率50%未満のCランク問題が4問と昨年(Aランク9問、Bランク9問、Cランク3問)に比べて、難易度が上がっていたことも今年の特徴といえる。


各データ一覧

・合格者平均正答率・・・・71.4%

・不合格者平均正答率・・・53.2%

・全体正答率・・・・・・・58.4%

 

・Aランク(合格者が80%以上の正答率)・・・・・・・6問(9問)

・Bランク(合格者が50%以上80%未満の正答率)・・・10問(9問)

・Cランク(合格者が50%未満の正答率)・・・・・・・4問(3問)
※( )は昨年度


では、合格者と不合格者で大きく差がついた問題を見ていく。まずは、問題8である。
問題8は、組み合わせの問題であり、合格者と不合格者の合格率の差が約37%と極めて顕著に出ている。本問では正しい枝を2つ選ぶ問題であったが、そのうちの一つの枝(イ)については、重要判例からの出題であり基本問題であったため、迷わず選択できたと思われる。二つ目についてどの枝を選択したかで合否が分かれたと想定できる。正解の枝(ホ)については受験生が見落としがちな特193条2項(特許公報)からの出題であり、さらにかっこ書きの内容まで踏み込んでいた。また、その他の枝においても、例えば枝(ロ)については、細かい条文が数多く列挙されている特65条5項(補償金請求権の消滅)についての内容であり、かつ、かっこ書きの知識を問われている。条文の知識があいまいであれば、特193条や特65条5項のような読みにくい条文のかっこ書きの内容から出題されていると、迷わず正解枝を選択することは困難である。
本問は、あらゆる条文について、かっこ書きの内容も含めて、正確にインプットできているかが問われており、ここで合否を分けている。
合格レベルの実力への到達は、軽重つけることなく条文に記載されている要件と効果を読み込み、正確な知識の蓄積により成し遂げることができるといえる。
さらに、枝(ホ)については、平成24年に切り口を変えて同じ条文が出題されている。過去問題の演習とは、問題と解答をそのまま丸暗記することではなく、出題された問題から条文の理解に繋げ発展的な知識として定着させるような有意義な活用によりなされるべきものである。
本問は、受験生誰もがやっている「条文読み込み」と「過去問演習」のあるべき姿、本質を示している。

問題13は、単純正誤の問題であったが、合格者と不合格者の合格率の差が極めて顕著に出ている。本問は、直近の改正事項についての出題があり、また決め枝となった枝4は条文の文言のみからは結論をダイレクトに導くことは困難な問題ではあった。しかしながら、改正事項の問題以外は出願や特許要件に関する頻出の重要な条文の問題である。ここで、枝4を正解枝と選ぶ実力を養成するには、条文を漫然と読むのでなく、例えば外国語書面出願において翻訳文提出が要件となるものか否かを仕分け、条文の情報を整理し、体系的に条文を読み進める形で勉強をしていていなければ対応できないものである。試験対策として、あらゆる角度から多面的に条文の情報を処理しながら読み込むことは短答式試験合格に不可欠と言える。

まとめ
特実については、昨年に比べて難易度が上がっているが、合格者の平均データを見ると14点以上は確保しており、不合格者とは3問から4問ほど差がついた結果となった。 
全体正答率の高い問題やAランクの問題を間違えてしまった方は、基本的な知識が不足していると思われるので、今すぐ学習をスタートし、知識を固めるべきである。また、Bランクの問題を落としてしまった方は、最後の最後で正解枝まで絞込みがかけられなかったものと思われる。現在開講している上級本科生などには、解法テクニックの講義や答練などのアウトプットも豊富に盛り込まれているので、受講をぜひ検討してほしい。

意匠

意匠 分析

~意匠は得点源にすべき科目であった!~

意匠は、平易な問題が多く、出題形式もすべて単純正誤問題であり、昨年2問あった個数問題等が皆無であった(昨年は単純正誤8問、個数問題2問)。
合格者正答率が60%を超えた問題が8問もあり、取りこぼしが許されない科目であった。
また、合格者が80%以上正答していたAランクの問題は、10問中7問、合格者正答率50%以上80%未満のBランク問題が2問、合格者正答率50%未満のCランク問題が1問と昨年(Aランク4問、Bランク5問、Cランク0問)に比べて、難易度は下がり、合格者の多くが得点源としていた科目であった。


各データ一覧

・合格者平均正答率・・・・79.3%

・不合格者平均正答率・・・54.8%

・全体正答率・・・・・・・61.7%

 

・Aランク(合格者が80%以上の正答率)・・・・・・・7問(4問)

・Bランク(合格者が50%以上80%未満の正答率)・・・2問(5問)

・Cランク(合格者が50%未満の正答率)・・・・・・・1問(0問)
※( )は昨年度


問題を見ていこう。問題8は出題テーマが損害賠償であり、基本的な論点からの出題である。合格者であれば80.8%という高い確率で正解しているにもかかわらず、不合格者正答率は34.8%と極めて顕著な差が生じている。本文はまず問題文の冒頭において「意匠法上誤りとはいえないものはどれか」という新しい問い方をしているため、緊張状態で本試験を受験している受験生を惑わす問題であったといえる。しかしながら、問われていた内容は極めて基本的な問題で、効力や実施権の問題は頻出で基本条文についての内容を聞かれており、意匠法で特105条の7が不準用である旨の問題である枝4も平成24年に出題されている。決め枝となった枝5も、37条3項について、条文の正確な知識が問われていたが、条文通りの基本問題である。この問題に対し、何が原因で正解できなかったかの自己分析は重要であるが、例えば、個々の枝がどの条文のことを問われているのか、もしくはどの記載が誤りといえるのか。などの知識が不足していることにより正解を導くことができなかったのであれば、基本事項の理解と条文の正確な読み込みを同時並行で進めて基礎を固めていく必要がある。
個々の枝の根拠条文や内容についてわかっていたが、問題文の問い方に揺さぶられ冷静に対応できなかったことが正解を導くことができなかった要因であれば、今後、問題演習を積み上げていくことも必要である。

問題4は、全体正答率は62.6%と低くはないが、合格者であれば83.6%という高い確率で正解している一方、不合格者正答率は54.3%と極めて顕著な差が生じている。条文としては3条の2や9条などの短答式試験で頻出条文からの出題であったが、従来の問題に比べ、短答式試験としては異例の出願間の関係や時系列が複雑な論文式試験レベルに近い事例問題からの出題であった。問題文柱書きに各設問の前提条件の記載があり、冷静かつ迅速に情報処理し結論を導く力が問われていた。近年、短答式試験は難化傾向にあり、短答式試験突破のみを目標に掲げて短答式試験の勉強に特化する受験生が増加傾向にある。しかしながら、本問は、論文式試験の勉強を通して事例問題で条文の理解力を深め、思考力を鍛えていくことで合格に繋げる実力を形成し、結論までのプロセスを論理的に考える力を養うことが求められている。

まとめ
意匠については、昨年に比べて難易度も下がり、また出題形式もすべて単純正誤問題であったことから得点源にしなくてはいけない科目であった。しかしながら平均で合格者と不合格者で2問ほど差がついた結果となった。結論としては、合格者の平均正答率やAランク問題の数から7問から8問は必ず確保しなくてはいけない。大きく差が開いた問3問8の他にも問1問4問9といった問題もかなり差が開いた。合格者がしっかりと確保しているそれらの問題をご自身が取りこぼしていないかをもう一度確認し、基本知識を習得すべきである。

商標

商標 分析

~商標は昨年並みの難易度で得点源にできた!~

商標は、平易な問題が多く、出題形式は単純正誤が7問と個数問題が3問であった。昨年は、単純正誤が5問、個数問題が5問であったので、出題形式からは取り組みやすかったかもしれない。
合格者正答率が60%を超えた問題が8問あり、合格者は意匠同様に得点源にしていた科目であった。
合格者が80%以上正答していたAランクの問題は、10問中6問、Bランクの問題が3問、Cランクの問題が1問であり、昨年(Aランク5問、Bランク3問、Cランク2問)に比べて難易度はほぼ、同水準であった。


各データ一覧

・合格者平均正答率・・・・66.3%

・不合格者平均正答率・・・54.7%

・全体正答率・・・・・・・57.9%

 

・Aランク(合格者が80%以上の正答率)・・・・・・・6問(5問)

・Bランク(合格者が50%以上80%未満の正答率)・・・3問(3問)

・Cランク(合格者が50%未満の正答率)・・・・・・・1問(2問)
※( )は昨年度


特徴的な問題を見ていく。まずは、問題5、7の単純正誤の問題である。不合格者正解率は約60%であるが、合格者は90%以上の正解率である。本問は確実に点を獲得するべき問題である。テーマについても問題5は侵害・効力、問題7は更新・移転であり、メジャーなテーマを取り扱っていた問題である。
問題5の決め枝は直近の平成26年改正事項であるが、条文通りの内容をそのまま具体的な事例に置き換えて出題されており、必ず獲得すべき問題である。
問題7に関しても決め枝は頻出条文の問題であり、青本の記載事項を踏まえた条文の解釈までの知識が問われているが、TACの短答逐条講義のテキストにおいても記載されている内容であり、TACの本科生として短答式試験対策を十分にしていれば、この問題も確実に点をとることができたと言える。
問題5問題7のような問題の対策としては、条文の正確なインプットはもちろん、条文の文言を変え、見せ方を変えても柔軟に対応できるよう、問題演習を積み上げ理解力を深める訓練、また、条文の解釈として受験レベルで必要な知識を無駄なく合理的に習得して必要がある。

まとめ
商標については、昨年に比べて難易度は同水準であったことから、7点前後は確保したい科目であった。平均の正答率は合格者と不合格者で1問ほどと他の科目に比べ大きな差がつくことはなかったが、個々の問題別にみると3問(問5、7、9)ほど大きな差がついており、これらの基本問題の取りこぼしは禁物である。

条約

条約 分析

~昨年に比べて、難易度は下がったが、もっとも差がついた科目であった~

条約は、合格者と不合格者で最も差がついた科目となった。出題形式は単純正誤が7問と個数問題が2問、穴埋め問題が1問であり、昨年(単純正誤が2問、個数問題が7問)に比べ、出題形式の面からは取り組みやすかったものと思われる。
合格者正答率が60%を超えた問題が7問あったが、問5、8、9以外は正答率でも高い数字ではなく、合格者も点数が確保しづらい科目であった。
合格者が80%以上正答していたAランクの問題は、10問中3問、Bランクは、6問、Cランクは1問であり、昨年(Aランク1問、Bランク1問、Cランク7問)に比べれば、難易度は下がったが、高得点を確保するのは、厳しい科目であった。


各データ一覧

・合格者平均正答率・・・・70.0%

・不合格者平均正答率・・・47.6%

・全体正答率・・・・・・・53.9%

 

・Aランク(合格者が80%以上の正答率)・・・・・・・3問(1問)

・Bランク(合格者が50%以上80%未満の正答率)・・・6問(1問)

・Cランク(合格者が50%未満の正答率)・・・・・・・1問(7問)
※( )は昨年度


それでは、個々に見ていく。受験生の大半の方が、かなり苦戦していたことが想定されたが、それでもきちんと学習していれば、点数を確保できる問題もあった。例えば、PCTの問題5は条約での出題であるが、実質は国内特許法からの出題、また、パリ条約の問題7、8、TRIPSの問題9、10は条文レベルの基本問題から出題であった。
問題5においては、合格者は90.4%の正解率であり、不合格者は70.1%である。しかもこの問題は単純個数問題で決め枝は、条文通りの出題であり、確実に獲得すべき問題である。
問題7、8は、合格者と不合格者の正解率の差が30%以上開いており、特に問題8は単純正誤問題であり、合格者は89%の正解率である。パリ条約は、条約の理解のベースとなるものであり条分数も少ないため、手堅く点数を取るべきである。
条約の科目では近年問題の難問化やPCTの規則からの出題の多さにばかりクローズアップされていたため、確実に点を取れるはずであったパリ条約やTRIPSの基本問題を落とした受験生が多かった。
昨年に比べると、PCTはマニアックな規則ばかりが出題されたのではなく、国願法や国内特許法から出題もあり、またパリ条約やTRIPSにおいても基本問題の出題である。
今後は、各条約の条文については頻出のものだけでなく満遍なく基礎を固めて着実に点を獲得する姿勢で学習していく必要がある。
条約は基礎を固め、手堅く点を獲得することで確実に合格に繋げることができ、苦手な方は、TACの「短答得点力アップ講義」などの受講により、基礎から短答式試験レベルまでの知識を積み上げ、弱点を徹底的に強化していくとよい。

まとめ
条約は、短答本試験以降学習する必要のない科目となることから学習時間の比重が低くなりがちな科目であるが、今年度の試験制度改正により、各科目にも合格基準点が設けられ、しっかりと学習しなくてはいけない科目になった。
合格者の中でも、4点、5点と合格基準点近辺の方が20%弱いたことから、条約は基本事項をしっかりと確保して、合格基準点をきちんとクリアすることをまず第一に考えるべき科目である。

著作権法・不当競争防止法

著作権法・不当競争防止法 分析

~著作権法・不正競争防止法は難易度が共にUP。ただし不正競争防止法で点数を稼ぐ必要があった!~

著作権法は、合格者正答率が60%を超えた問題が2問しかなく、出題形式は、昨年同様すべて単純正誤問題であったが、難易度の高い科目であった。
合格者が80%以上正答していたAランクの問題は、5問中1問、Bランクの問題が3問、Cランクの問題が1問であり、昨年(Aランク2問、Bランク2問、Cランク1問)に比べて難易度は上がった。
不正競争防止法は、合格者正答率が60%を超えた問題が4問あり、出題形式は、こちらも昨年同様すべて単純正誤問題であった。合格者はこの科目で得点を重ねた結果となった。
ただし、合格者が80%以上正答していたAランクの問題は、5問中1問、Bランクの問題が4問、Cランクの問題が0問であり、昨年(Aランク3問、Bランク1問、Cランク1問)に比べて合格者が簡単に点数を確保できる問題は減ったものと思われる。


著作各データ一覧

・合格者平均正答率・・・・61.3%

・不合格者平均正答率・・・43.6%

・全体正答率・・・・・・・48.6%

 

・Aランク(合格者が80%以上の正答率)・・・・・・・1問(2問)

・Bランク(合格者が50%以上80%未満の正答率)・・・3問(2問)

・Cランク(合格者が50%未満の正答率)・・・・・・・1問(1問)
※( )は昨年度


不競各データ一覧

・合格者平均正答率・・・・73.4%

・不合格者平均正答率・・・50.1%

・全体正答率・・・・・・・56.7%

 

・Aランク(合格者が80%以上の正答率)・・・・・・・1問(3問)

・Bランク(合格者が50%以上80%未満の正答率)・・・4問(1問)

・Cランク(合格者が50%未満の正答率)・・・・・・・0問(1問)
※( )は昨年度


それでは、個々に見ていく。著作・不競法では昨年に比べ難問が多かった。合格者が確実に正解していると思われる問題が2問しかなく、著作の問題5は合格者でも正解率35.6%であり、かなり苦戦していたことが想定できる。
問題7は不2条1項3号の条文であり、合格者は91.8%の正解率であるが、不合格者正解率は56.5%であり、点数差が顕著に表れている。
ここで、決め枝1は頻出事項であり、またTACの短答逐条講義のテキストにも記載され、講義においても取り上げている極めて重要事項である。ここは確実に獲得すべき問題である。
その他の不正競争の問題においても、不正競争の定義2条や頻出判例からの出題であり、罰則などの細かい問題の出題はなく、確実に点数が取れる問題が多かった。
一方、著作権法は、具体的な事例での出題が多く、難問も多かった。しかしながら、例えば正解率24.9%の問題5は近年の出題はなかったが決め枝となった枝4は、条文通りの基本問題での出題である。
つまり、全体的な正解率は低いが、基本事項の理解を着実に積み上げていくことで点数に結びつけることができる問題もあり、条約と同様、出題頻度などの情報を元にムラのある勉強をするのではなく、基本条文や有名な判例などヤマを張ることなく、着実に基礎を固める学習を積み上げていくことで、真の実力を養成することが求められていると言え、例えば今年は四法の勉強に注力し、著作などの対策ができていない方は、TACの「短答得点力アップ講義」の受講により、弱点を徹底的に強化する必要があると思われる。

まとめ
著作権法・不正競争防止法も条約同様、学習に手が回っていない方が多い印象を受けた。今年度は特に著作権法の点数が獲りづらく、合格者正答率も平均で61%と科目別で一番低い数値となった。一方不正競争防止法は、合格者正答率が73%と大きく上がったため、合格者は、不正競争防止法で点数を稼いで、合格基準点不足を回避したことがわかる。
特に問7、問8は、合格者の多くが正解しており、この2問がきちんと獲ることができたかは、極めて大事であった。
ただし合格者の中でもこの2科目で4点、5点だった方は、条約とほぼ同じく22%弱で、短答本試験の合計得点が39点を超えていたにもかかわらず、著作権法・不正競争防止法で3点以下だった方は、30%もいたことから、今年は、この2科目が合格基準点不足を回避する最大の障害となった科目であった。


平成28年度の短答本試験 総括

1.論文式試験レベルの情報処理能力等が問われていた。
今年の問題の特徴として論文式試験レベルに近い事例問題の出題が目立った。具体的には、特許法第20問、意匠法第4問、6問等である。これらの問題は全て、合格者と不合格者の正解率が約25%の差がでており、短答式試験において合格レベルの実力に到達するには、論文式試験で問われるような条文の多面的理解力、思考力、情報処理能力、結論までのプロセスを論理的に考える力を養うことが求められていると言える。

2.基本事項を確実に固めることの重要性
条約の科目では確実に点を取れるはずであったパリ条約やTRIPSの基本問題を落とした受験生が多かった。
また、著作権法・不正競争防止法の科目については、正解率が低い問題が多かったものの、決め枝となっていたものは条文レベルの問題であった。
出題頻度や傾向という点のみの情報を元にムラのある勉強をするのではなく、着実に基礎を固める学習を積み上げていくことで、真の実力を養成することが求められていると言える。

3. 直近の改正事項を押さえることは必須
今年は直近の平成27年改正の内容が出題された。しかも条文レベルだけでなく改正本の内容からの出題もあり、今回は特許法において問題10、問題13におい出題され、合格者と不合格者の差はそれぞれ20%以上、30%以上の差が生じている。
さらに問題10のような特許法35条などのメジャーな条文では、改正本に記載されていることなど条文の理解まで要求されている。
昨年においても、意匠法・商標法で直近の改正の内容は多く出題されており、今後もこの傾向は続くことが想定され、直近の改正事項について内容をきちんと把握しているかがは合否を分けるポイントと言える。

4. 合格基準点不足について
今年度から導入された合格基準点だが、総合得点39点以上で不合格者は、データリサーチ上5名おり、すべての方が、条約か著作権法・不正競争防止法で3点以下だった。特・実、意匠法、商標法の4法では、十分合格点を確保できているが、4法以外の科目で不合格になってしまったということになる。条約・著作権法・不正競争防止法にもしっかりと学習時間を費やし、合格基準点をクリアできるような基礎力を身につける必要がある。

5.データから見えた合格者と不合格者の傾向
   合格者の平均点   不合格者の平均点
   特・実(14.29点) (10.65点)
   意 匠(7.93点)  (5.52点)
   商 標(7.47点)  (5.5点)
   条 約(7.00点)  (4.79点)
   不 著(6.73点)  (4.71点)
   全 体(43.42点)  (31.17点)
大きく差がついた科目としては、意匠と条約・不著であった。意匠は、合格者の平均が8点弱あったことから、総合得点39点以上を目指すうえで得点源の科目であった。また、条約や不著は不合格者の平均点が一気に4点台になってしまっていることから学習時間が4法に比べて、確保できずに合格者と差がついてしまったものと思われる。

さいごに
TACでは、総括に挙げた特徴に対応するべくカリキュラムを改定しました。短答+論文対策、短答対策、論文対策において、それぞれの学習時期・ニーズに合うよう7つの本科生を用意しています。詳細はPOINT2をご覧ください。

POINT2

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