CFP®試験の勉強時間の目安は?独学でも大丈夫?難易度や勉強方法を解説

CFP®試験の勉強時間の目安は?独学でも大丈夫?難易度や勉強方法を解説

CFP®は、難易度の高い資格試験です。合格に向けた勉強時間を短縮するためには、出題傾向や問題文のポイントの理解など、適切な試験対策が大切です。

今回は、CFP®試験の概要や合格に必要な勉強時間の目安、勉強時間を短縮する方法などを解説します。ぜひ参考にしてください。

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CFP®資格とは?試験の概要

CFP®資格とは?試験の概要

CFP®への理解を深めるために、まずは資格の内容や試験概要を確認しておきましょう。

CFP®とは、FP(ファイナンシャルプランナー)に関する資格です。日本にはFP(ファイナンシャルプランナー)に関する資格が複数あります。そのなかでも、CFP®はとくに難易度が高く、世界中で導入されている国際的な権威のある資格です。

それでは、CFP®資格とはどのようなものかを解説していきます。

CFP®は国際的なFP(ファイナンシャルプランナー) 資格

CFP®とは、「Certified Financial Planner(サーティファイド ファイナンシャル プランナー)」の頭文字をとった名称です。FP(ファイナンシャルプランナー)に関連する資格であり、北米やアジア、ヨーロッパ、オセアニアを中心として世界中の国や地域で導入されています。

日本でCFP®の資格認定を実施しているのは「日本FP協会」です。CFP®の資格を取得すれば「CFP®認定者検索システム」に掲載できるため、労力をかけずに顧客を開拓できます。また、顧客からの信頼を得やすくなること、就職や転職の際に有利になることなども資格を取得するメリットです。

CFP®と他のFP(ファイナンシャルプランナー)資格との違い

CFP®と似た資格に、FP(ファイナンシャル・プラニング)技能士やAFPがあります。これらはすべて、FP(ファイナンシャルプランナー)に関連する資格です。

CFP®やFP(ファイナンシャル・プランニング)技能士、AFPの特徴は以下のとおりです。

・CFP®…FPSBが認定する国際的な民間資格。世界的な価値が高い。
・FP(ファイナンシャル・プランニング)技能士…日本の国家資格。
・AFP…日本国内のみで通用する民間資格。難易度は標準レベル。

それでは、CFP®とFP(ファイナンシャル・プランニング)技能士やAFPとの違いをさらに詳しく確認しましょう。

CFP®とFP(ファイナンシャル・プランニング)技能士との違い

FP(ファイナンシャルプランナー)に関する日本の国家資格に、FP(ファイナンシャル・プランニング)技能士があります。日本国内では、FP(ファイナンシャルプランナー)に関する資格といえば、FP(ファイナンシャル・プランニング)技能士1~3級がよく知られています。FP(ファイナンシャルプランナー)を認定する試験を実施しているのは、「金融財政事情研究会(きんざい)」と「日本FP協会」の2つの機関です。

一方、CFP®はFPSBが認定する民間資格です。日本では「日本FP協会」が試験を実施しています。

CFP®は導入済みの27の国と地域(2024年3月現在)で使える資格で、日本国内に限らず世界中で活躍できます。また、CFP®の資格を取得した後は2年ごとに更新が必要となり、研修の受講が必要なため、定期的に知識をアップデートすることが可能です。

CFP®とAFPとの違い

AFPは、CFP®を受験する条件のひとつとされる試験です。CFP®はFP(ファイナンシャルプランナー)1級と並ぶ難関資格であり、AFPの上位資格として位置付けられています。

AFPは、CFP®と同じく「日本FP協会」が認定する民間資格です。FP協会が認定する「AFP認定研修(基本課程)」を修了し、FP(ファイナンシャルプランナー)2級試験に合格すると、AFPを取得できます。また、FP(ファイナンシャルプランナー)2級試験に合格してから、FP協会が認定する「AFP認定研修(技能士課程)」を修了しても、AFPを取得できます。AFPは、その資格自体を目的として、というよりも、CFPの受験資格を得る目的で取得するケースが多いようです。

CFP®資格試験の概要

CFP®試験は、6月と11月の年2回実施されます。試験課目は全6課目です。6課目まとめてでも、1課目ずつでも受験できます。

2024年度 第1回の試験は、第1日目が6月9日(日)、第2日目が6月16日(日)に実施される予定です。第2回の試験は、第1日目が11月10日(日)、第2日目が11月17日(日)に実施される予定です。試験1日目に「金融資産運用設計」「不動産運用設計」「ライフプランニング・リタイアメントプランニング」、2日目に「リスクと保険」「タックスプランニング」「相続・事業承継設計」の試験が実施されます。試験時間は1課目につき120分ずつです。

CFP®資格試験の合格率と難易度

CFP®資格試験の合格率と難易度

続いて、CFP®資格試験の合格率や難易度も確認しましょう。

2023年第2回の試験では、受験者総数に対する合格者の割合が約7.3%でした。また、前回の合格者の割合は6.6%です。

全6課目を一括で受験した方の数は153名で、そのうちの15名が6課目すべてに合格しました。全6課目を一括で受験した方のみでの合格率は、9.8%でした。

以上の数字を見ても、CFP®資格は合格者の割合が低く、難易度の高い資格であることがわかります。

CFP®資格試験の受験生はFP2級試験の合格者でもあるため、もともとFP(ファイナンシャルプランナー)に関するさまざまな知識を有しています。それでもなかなか合格できないほど、CFP®資格試験は難しいといえるでしょう。

CFP®合格のための勉強時間

CFP®合格のための勉強時間

資格の学校TACの想定では、CFP®の合格のためにはTACの講義時間を除いて1課目につき40~50時間程度の勉強時間が必要だと考えています。課目によっては、難易度が高くて50時間以上(TACの講義時間は除く)の時間を要するものもあるでしょう。

一方で、必要な知識を有している場合には学習時間を短縮できる可能性があります。課目横断的な出題が見られ、内容が重複するものもあるため、うまく学習すればさらに時間を短縮することができます。

独学でも大丈夫?CFP®の勉強時間を短縮する方法

独学でも大丈夫?CFP®の勉強時間を短縮する方法

CFP®の合格を目指す場合、独学でも大丈夫なのかが気になるところです。

実際に、独学でも合格できなくはありません。しかし、全6課目を一発合格とはいきにくく、時間がかかる可能性が高いため、独学の場合は継続して勉強する習慣がないと挫折してしまいやすい点に注意しましょう。

CFP®の勉強時間を短縮するには、複数課目を同時に学習することや通信講座やスクールで学ぶことなどがポイントです。このほか、FP(ファイナンシャルプランナー)2級やAFP知識の復習、問題文のポイントをつかむこと、実務的な出題への対策なども大切です。

それでは、学習をより効率的に進め、勉強時間を短縮するためのポイントを解説します。

複数課目を同時に学習する

CFP®の6課目は、互いに関連する内容が多いことが特徴です。たとえば、「タックスプランニング」で問われるような問題が「不動産」で出題されるなど、複数の課目で「税金」に関する論点が絡んできます。

複数課目をうまく学習すれば、1課目ずつ勉強するよりも理解が深まりやすくなり、時間・労力をかけずに効率よく学習できます。関連性の高い課目を組み合わせて、勉強する順番などを工夫し、効率よく学習を進めてCFP®合格のための勉強時間を短くしましょう。

通信講座やスクールで学ぶ

独学で合格できないわけではないものの、より効率的にCFP®の合格を目指すのであれば、スクールや通信講座の利用がおすすめです。

長年の受験指導を行ってきたTACであれば、効率よく学習できるようにカリキュラムを組んでいるため、少ない時間でも効果的に学習できます。課目相互間の関連性や「タックスプランニング」の優先順位、受験するなら6課目一括がおすすめであることなど、今までのノウハウが豊富です。うまく通信講座やスクールを活用して、効率よく合格をつかみましょう。

CFP®の勉強時間は工夫しながら短縮を図ろう

CFP®の勉強時間は工夫しながら短縮を図ろう

CFP®は国際的な価値のある資格であり、取得すると日本国内に限らず活躍できるようになります。

TACの想定によると、CFP®の合格のためには、TACの講義時間を除いても1課目につき40~50時間程度の勉強時間が必要です。ただし、課目の難易度や必要な知識の有無、内容が重複するものへの対応によって、必要な勉強時間は変化します。

カリキュラムや教材など様々な点で効率よく学習できるように工夫されているTACなどを活用することで、今までのノウハウにもとづいて効果的に合格へと近付けます。教材を選ぶ時間や無駄な勉強時間を減らして効率よくCFP®の合格をつかみましょう。

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