FP(ファイナンシャルプランナー)1級の難易度は?合格をつかむための効果的な学習方法も紹介!

FP(ファイナンシャルプランナー)1級の難易度は?合格をつかむための効果的な学習方法も紹介!

FP(ファイナンシャルプランナー)1級の難易度は、かなり高めに設定されています。そのため、独学では一発合格が難しいとされている資格でもあります。

本記事では、FP1級試験に合格する難易度を説明したうえで、学習方法についても解説します。これから受験を考えている方は、ぜひ参考にしてください。

1分でわかる! FP1級(学科)の難易度

FP1級(学科)は「FP資格の最高峰」と呼ばれているほどの難関資格です。その難しさの原因は何か、そして、合格するためには何が必要なのでしょうか。
動画ではFP1級(学科)の合格率、受験するにあたってのポイントを簡潔にお伝えします。FP1級の合格を目指すなら、ぜひTACをご検討ください。

FP(ファイナンシャルプランナー)1級とは?

FP(ファイナンシャルプランナー)1級とは?

FP(ファイナンシャルプランナー)1級を取得することで、「専門的な仕事に就ける」「収入アップが望める」といったメリットがあります。では、そもそもFP1級という資格はどのようなものなのでしょうか。

本章では、FP1級という資格試験について、その概要や出題内容、受験資格などを解説していきます。

資格の概要

FP1級(正式名称は「FP(ファイナンシャルプランナー)技能士」)は、ファイナンシャルプランナーという職業に従事するうえで欠かせない国家資格となります。同資格は3~1級の3段階に分かれており、階級が上がれば上がるほど、社会でも優位に活かせます。

なかでも1級は最高難易度の資格であり、就職や転職において大きな武器となります。また保険や金融といった、FPと関連の深い業界においては、資格を取得しているか否かで労働条件が全く異なります。

試験の出題内容

FP1級は、学科試験(きんざいのみ実施)と実技試験(きんざい、日本FP協会)とがあります。また学科試験は「基礎編」と「応用編」から構成されており、丸1日を使って実施されます。

具体的に学科試験で出題される科目としては、以下の通りです。

・ライフプランニングと資金計画
・リスク管理
・金融資産運用
・タックスプランニング
・不動産
・相続・事業承継

「基礎編」においては、マークシート形式の問題が全50問、それに加えて全5問の計算・記述問題が「応用編」として出題されます。

受験資格

FP1級は、誰も受験できる資格ではありません。以下の受験資格をクリアしている場合のみ、FP1級を受験できます。

・FP2級合格者で、かつ1年以上の実務経験がある
・5年以上のFP実務経験がある
・厚生労働省から認定された「金融渉外技能審査2級」を合格しており、かつ1年以上の実務経験がある

もちろん実技試験にも、以下のような受験資格があります。

・FP1級学科試験に合格している者
・日本FP協会の「CFP認定者」
・日本FP協会の「CFP資格審査試験の合格者」
・きんざいの「FP養成コース」修了者、かつ実務経験が1年以上ある者

学科と実技、どちらの場合でもいずれか一つでも満たしていれば受験できます。

FP(ファイナンシャルプランナー)1級の難易度は?

FP(ファイナンシャルプランナー)1級の難易度は?

FP1級は、どれほど難しい試験なのでしょうか。難易度を考えるうえで、基準となるのは「勉強時間」と「合格率」の2つです。

本章では上記2つの観点から、FP1級の難易度を解説していきます。高難易度な資格ですが、その分信用度の高い資格でもあるため、ぜひ前向きに検討してみてください。

勉強時間で考える難易度

FP1級の合格に必要な勉強時間は、400~600時間ほどとされています。1日2時間を勉強に充てるとして、200~300日ほどの期間が必要となります。

しかし、働きながら資格取得を目指している方などは、十分な勉強時間を確保することが難しいかもしれません。そんな方は、受験指導校などを活用してみると良いでしょう。より効率的に学習を進めることができます。

合格率から判断する難易度

次に、合格率からFP1級の難易度を見ていきます。

FP1級の学科試験における合格率は10%前後。実技試験の合格率はきんざい実施は80%台、日本FP協会実施は90%台です。

学科試験さえ突破すればFP1級への道は開かれたものになります。学科試験をいかに攻略するかがカギと言えます。

学科試験

実施時期 合格率
2023年1月 10.38%
2022年9月 12.28%
2022年5月 9.39%
2022年1月 6.67%
2021年9月 13.03%

実技試験(きんざい)

実施時期 合格率
2023年2月 86.07%
2022年10月 84.59%
2022年6月 85.98%
2022年2月 85.88%
2021年10月 85.16%

実技試験(日本FP協会)

実施時期 合格率
2022年9月 99.0%
2021年9月 93.8%
2020年9月 97.7%
2019年9月 93.0%
2018年9月 71.3%

FP(ファイナンシャルプランナー)1級の学習方法

FP(ファイナンシャルプランナー)1級の学習方法

FP1級に合格するためには、しっかりと試験へ向けた学習をしなければなりません。その際、どのような方法で学習を進めていくのかが最初の悩みどころではないでしょうか。

独学なのか受験指導校・スクールへ通うのか、それぞれメリットやデメリットがあります。本章では、それぞれの学習方法について解説していきます。

独学

勉強方法を決める際、その方法のメリットはもちろんですが、デメリットも考慮して検討しなければなりません。独学で学習を進めることのメリットは、以下の通りです。

・費用を抑えられる
・自分に合ったペースで学習できる
・自分にとってやりやすい方法を採用できる

全体的に低コストでかつ、自由度の高い「独学」ですが、以下のようなデメリットもあります。

・不明点があっても、自ら解決しなければならない
・出題傾向などを、すべて自分で分析しなければならない
・市販テキストは種類が多く、自分に合ったものを選ぶのが大変

難関資格なだけあって、FP1級に独学で合格するのは少々ハードルが高いといわざる得ません。もちろん不可能ではないため、自由なスタイルで学習したい方には独学がおすすめです。

受験指導校

手厚いサポートを受け、安心して試験に臨みたいという方は、資格の学校TACのような実績のある受験指導校に通うという方法もおすすめです。受験生が学習しやすいカリキュラムが組まれ、専任の講師によるサポートが受けられたり、スマホやパソコンでいつでもどこでも学習できる環境も整っているため、独学より圧倒的に効率よく合格を目指せます。

また法改正を始めとした、試験に関する最新情報をいち早く入手できることもポイントです。

受験指導校に通学して、学習することのメリットは以下のようなことが挙げられます。

・蓄積された合格ノウハウが得られる
・過去の出題傾向を分析した教材が使える
・講師から、講義を直接受けられる
・疑問点をすぐに解決できる

その反面、受験指導校に通うことで入学金や受講料がかかってしまうことや、通学に時間をとられてしまうといったデメリットもあります。

試験合格を目指した学習のポイント

試験合格を目指した学習のポイント

独学はもちろんのこと、受験指導校での学習方法を採用した場合でも、予習・復習といった「自宅学習」の時間は必要です。またその他にも、より確実に試験合格を目指すためには、いくつかのポイントをおさえて学習を進めることも重要になってきます。

本章では、参考書を用いたインプット以外にも、気軽にできる学習について解説していきます。

新聞や雑誌、テレビ、インターネットで専門用語に慣れる

FPの学習に関連した知識を手軽に取り入れることができる方法として、新聞や雑誌、テレビ、インターネットを活用するというものがあります。新聞や雑誌、テレビ、インターネットには、FPの試験で出題されるような、専門用語が多数登場します。

新聞や雑誌、テレビ、インターネットに毎日触れることで、専門用語に慣れることができます。身近にあるものを活用できる方法なのでおすすめです。

過去問を繰り返し解く

参考書を読み込む、専門用語を暗記するといった「インプット」も重要ですが、実際に問題を解く「アウトプット」も非常に大切な学習法です。FP1級は、過去問による対策が通用しにくい試験とされています。

かといって、過去問を解かなくても良いというわけではありません。やはり似た出題傾向になる可能性もあるうえに、問題全体の雰囲気をつかむという意味でも、過去問は非常に役立つツールです。

法改正への対策をする

FPは直近で実施された法改正に関する内容も、頻繁に出題されます。法改正を知らなければ太刀打ちできないため、最新情報には常に目を光らせておく必要があります。

独学においてテキストを選ぶ際も、最新のものを選んでください。常に情報をキャッチするのが大変という方は、受験指導校の受講を検討すると良いでしょう。

高難易度なFP(ファイナンシャルプランナー)1級に合格しよう!

高難易度なFP(ファイナンシャルプランナー)1級に合格しよう!

FP(ファイナンシャルプランナー)1級の試験は、学科試験の合格率が10%前後と非常に低く、難易度の高い試験です。そのため、しっかりと対策をすることはもちろん、新聞などを活用して日頃から用語に慣れておくといった努力が必要です。

勉強期間も長期に及ぶため、モチベーションを維持するのも簡単ではありません。それらを踏まえて、不安に感じる方は、長年の受験ノウハウが蓄積され、合格実績のあるTACのような受験指導校を積極的に活用することをおすすめします。

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