通関士講座 合格体験記｜竹内　綾真さん

竹内　綾真さん

通関士を目指したきっかけ

コロナ禍により自宅で過ごすことが多くなった時間を有効活用したいと考えていた際に、貿易の最前線を根底から支える通関士の存在を知り、英語が好きだった自分は直感で「勉強するならこれだ！」と感じました。

独学ではなく受験指導予備校を利用することに決めた理由

貿易に関しては全くの初学であったため、プロの手を借りてゼロから学習を進めたいと思ったからです。各々の目標に向かって頑張る人たちに囲まれながら自習室で勉強できるというメリットも大きかったです。

ＴＡＣを選んだ理由・決め手

講師の質の良さです。以前通関士とは別の講座をTACで受講した経験があり、その際講師の分かりやすい講義展開に魅了され、今回の通関士講座受講にも期待が高まったのがきっかけです。

効果的な学習方法

校舎での講義受講後に小貫講師担当のwebフォロー動画を講義ごとに毎回視聴することで、復習代わりにしていました。小貫講師は、初学者目線に立った丁寧な解説とコミカルで楽しい講義展開が特徴なので、個人的には大変おすすめです。毎回小貫講師の天性の語呂合わせセンスと滑りを恐れないギャグシーンには脱帽していました。
直前期には法令科目対策として通勤電車内でこの動画を何度も再生し、貨物分類も語呂合わせを活用し記憶に定着させました。多くの受講生が苦手とする実務科目については、解説の論点を全て覚えきるまで反復してほぼ毎日解き直しました。申告書と計算問題は、過去問５年分と答練・模試の徹底的な復習が有効でした。　　　　　　　　

受験時代の苦労・失敗談、勝因と敗因

直前期で本番が近づくにつれ、特に申告書と計算問題は初見の問題での得点率に伸び悩みました。この時期はとにかく復習をと力みすぎて体調も崩しがちだったので、適度な息抜きも取り入れるべきだったなと思います。

仕事や大学などの講義と通関士試験勉強の両立法

平日は仕事の疲れもあるので負担の少ない勉強法に留めました。具体的には、流して見るだけでも復習になる小貫講師のweb動画を横になりながら視聴したり、貨物分類暗記ノートの気になる箇所を軽く眺めていました。

ＴＡＣを受講して良かった点

堅くて読みづらい条文を分かりやすくかみ砕いて説明してくださったので、初学者の自分でも単なる暗記ではなく、イメージを掴みながらポイントを理解できました。細々と板書されないので、講師の話に集中できました。
教材については、重要ポイントがコンパクトにまとまっており、持ち運びにも便利なサイズでした。本試験に出題されるコンテンツが体系的に網羅されていたので、あとは講師のメモをきちんと書き込んでおけば他社の参考書は不要でした。

直前答練・全国公開模試の活用方法や受験して良かった点

答練・模試こそ直前期は復習の要にすべきです。自分は間違えた問題や特に苦手だった実務科目（申告書、計算）の問題は何度も解き直し、問題ごとテキストにのり付けしました。いくつかの類題が必ず本番でも出ます。

オプションの活用方法

通関実務解法テクニック講座
時間が勝負の実務科目において、効率よく解答に導くノウハウが結集された講義でした。特に、関税率表に印をつけて選択肢を絞るやり方が、その後の答練等で大変有効に活かされました。

好きな講師と、その講師へのメッセージ

井下先生です。初学の身で不安が多かった自分に様々な学習アドバイスをしていただき、ありがとうございました。講義最終日に「竹内君なら大丈夫、心配いりませんよ」とエールをくださったことで、本番当日も勇気づけられました。　

これから受講する方への応援メッセージ

講義が進むにつれて、太刀打ちできない分野の壁に当たることがあるかもしれませんが、講師に納得いくまで相談するなど、どうか諦めず突破口を探ってください。勝負は試験当日の止めの合図があるまで分かりません。