1. USCPA試験 合格体験記|大野 晋作 さん

一度は挫折。数年後に明確な目的をもって再挑戦・合格

大野晋作さん
大野 晋作 さん
California State University, Fullerton(学部:International Business)卒業
ご職業:米国の会計事務所でAccountant

DATA BANK

 
合格実績 USCPA試験合格(アラスカ州)
合格年月

2026年4月 合格

FAR 86点(2025年9月/3回目)
AUD 76点(2026年3月/3回目)
REG 85点(2024年9月/1回目)
TCP

87点(2026年4月/1回目)

USCPA試験にチャレンジしようと思われた理由やきっかけ

最初に挑戦したきっかけは、留学経験があり、会計分野の会社に転職したことから、USCPAを取得すれば仕事の幅が広がるのではないかと思ったことです。
ただ、当時は「持っていれば役に立つだろう」という程度の気持ちだったため、一度は学習を始めたものの、途中で諦めてしまいました。
その後、米国に再び移住したものの、会計業務から長いブランクがあり、実務経験も日本での会計業務が中心だったため、再就職に苦労しました。
そこで、今後米国で会計・税務の仕事をしていくためにUSCPAが必要だと考え、再度挑戦することを決めました。

学習開始時の英語力・会計知識
〇1回目の挑戦時

英語知識:TOEIC® L&R TEST 905点
会計知識:日商簿記検定3級


〇2回目の挑戦時

英語知識:英語での業務や学習に大きな支障はないレベル
会計知識:日本での会計実務経験5年

TACをお選びいただいた理由

1回目は東京に住んでいたため、TACの説明会に参加したことと、教育訓練給付制度を利用できたことがきっかけです。
2回目は、Becker Online演習ソフトを科目ごとに購入でき、また、ライセンス取得に必要な大学の追加単位をブラッドリー大学を通じて取得できることが決め手でした。

TACの講座でよかったところ(講師、教材、カリキュラムなど)

特によかったと感じているのは、受験からライセンス取得まで含めたサポート体制です。
1回目の挑戦後に一度学習を中断しましたが、TACを通じてアラスカ州の受験要件を満たすための大学単位を取得していたため、2回目は受験要件を満たした状態からスムーズに学習を再開できました。
また、受験手続きやライセンス取得について質問した際にも丁寧に回答していただき、不足していた単位も追加で取得することができました。
一度諦めてしまっても、再び挑戦できるということは非常に助かりました。

受講形態 学習期間

受講形態 : Web通信講座

学習期間 : 合計約2年6ヵ月(2回目の挑戦時)
2026年4月 全科目合格

学習情報 :
・総合学習時間 :約3550時間程度(2回目合計)

1回目はTACの通学・通信講座を利用し、約2年間学習しました。
・FAR:約200時間
・REG:約50時間
・AUD:約30時間

2回目はBeckerのオンライン教材を中心に約2年半学習しました。
・FAR:約1,000時間
・REG:約350時間
・TCP:約200時間
・AUD:約2,000時間

・各科目の学習割合(※総合学習時間=100%とした場合)
  ⇒ FAR:28% 、TCP:6% 、REG:10% 、AUD:56%

合格までの学習法(全般的なこと/科目別)

FAR、REG、TCPは、Becker Online演習ソフトの問題をすべて解き、理解が曖昧な問題には印を付けて繰り返し解きました。
一方、AUDは単純に問題を繰り返すだけではなかなか対応できませんでした。
似たような問題でも、質問の文言が少し違うだけで問われている内容や正解が変わることがあり、「最も適切な答え」を選ぶ判断力が必要でした。
そのため、AUDでは「なぜこの選択肢が正しく、他が間違っているのか」を説明できることを意識しました。
また、難しい問題だけでなく、Becker Online演習ソフト問題の約2,000問から毎日10~20問をランダムに解き、安定して90%程度正解できる状態を目指しました。

受験手続・受験時のエピソードなど

私は一度挑戦を諦めましたが、約7年後に再び挑戦しました。
二度目の挑戦でも、最初はFARから始めましたが、1年以上勉強しても合格できませんでした。
結果を待つ間に REGやAUDへ移ったり、また、AUDに嫌気がさしている間にFARに戻ったりで、FAR、AUD の知識を取り戻すのにかなり苦労しました。
特にAUDは一番苦戦し、約1,000時間勉強して72点、さらに500時間勉強して74点で不合格となりました。
その時は再び諦めることも頭をよぎりましたが、1週間ほど勉強から離れて頭を冷やし、勉強方法を見直しました。
その後、さらに500時間学習を続け、最終的に76点で合格することができました。
この経験から、USCPAの学習は、自分の弱点を把握し勉強方法を修正し続けることが重要だと感じました。

勉強した中で役立っていること 今後役立てようと思っていること 

現在米国に住んでいるため、自分自身の米国税務や確定申告について理解するうえでも役立っています。
今後も、米国での会計・税務の仕事をしていく中で、USCPAで学んだ知識を直接業務に活かしていきたいと考えています。

これから合格を目指す方へのアドバイス

率直に言うと、USCPAは決して簡単な試験ではありません。
試験範囲も広く、日本の会計実務だけでは馴染みのない内容も多いため、まず「なぜUSCPAを取得するのか」を明確にしておくことをおすすめします。
私自身、1回目は「持っていれば役に立つだろう」という程度の気持ちだったため、勉強が大変になったり、日本に住んでいる限りでは必要でない内容が出てきたりした時に途中で諦めてしまいました。
一方2回目は、米国に移住していた事と会計業務から長いブランクがあった事、日本の実務経験だけでは再就職に苦労した事もあって、USCPAを合格する以外に選択肢がないと迫られた状態で取り組みました。この違いは非常に大きかったと思います。
また、ネット上の「平均学習時間」や「○○時間で合格した」という情報は、あまり気にしすぎない方がよいと思います。得意・不得意は人によって大きく異なり、私自身もAUDには約2,000時間かかりました。時間がかかっているからといって、自分には無理だと考える必要はありません。
ただし、勉強時間を増やしても結果が出ない場合は、勉強方法を見直すことも大切です。
科目の順番も、人によって合う方法は違うと思います。私はFARから始めましたが、今の自分が最初からやり直すのであれば、REGとTCPから始めて、まず1科目合格して勢いをつける方法を選ぶと思います。
一方で、ある科目が難しいからといって、次々と別の科目へ移ることはおすすめしません。離れている間に知識を忘れてしまい、元のレベルに戻るだけでもかなりの時間がかかります。私自身、FARとAUDでこれを経験し、かなり遠回りをしました。
最後に、Beckerには科目別のFacebookコミュニティがあります。Beckerのアクセス権があれば参加できるので、ぜひ活用してみてください。英語を母語とする受験生でも苦労していることが分かるので、「自分だけができない」と思わずに済むと思います。
USCPAは短期間で合格できる人もいれば、私のように長い時間がかかる人もいます。他人と比較するのではなく、自分に合った勉強方法を探しながら、諦めずに続けることが大切だと思います。
英語が母語でなくても、目的を明確にして継続して勉強すれば、十分合格できる試験だと思います。

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